2012年7月17日(火)、東京電力本社と経産省別館資源エネルギー庁で、「関ジョニー氏による「灰の行進」 東電本社・経産省への申し入れ(最終日)」が行われた。
(IWJ 遠田)
2012年7月17日(火)、東京電力本社と経産省別館資源エネルギー庁で、「関ジョニー氏による「灰の行進」 東電本社・経産省への申し入れ(最終日)」が行われた。
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NPO法人職員の関ジョニー氏(本名・関久雄氏)は17日、「この汚染土の中で暮らさざるを得ない者の声に耳を傾けて下さい」と、福島第1原発事故の影響で放射能に汚染された自宅庭の土を、東京電力と経済産業省資源エネルギー庁に届けた。
東電の担当者は汚染された土について「他からもたくさんの要望があり、全てを受け取ることはできないが、預かる」とし、資源エネ庁の担当者は「意見を庁内に伝える」と土を受け取った。
関氏は6月12日、福島県二本松市にある自宅を出発。休日を利用し、東京までの約200キロメートルを10日間かけて歩いた。道中、支援の申し出や励ましの声を受けたという。この行動を目にすることで、「被害を受けた人が立ち上がるきっかけになればいい」と語った。
今後については、「里山の暮らしを体験させるNPO法人の仕事に励みたい」としつつも、「土を持って再稼働が行われる原発への行進を考えている」と話した。