2014年9月1日(月)17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。
福島第一原発3号機SFP(使用済燃料プール)内に約570kgのがれきが落下し、燃料集合体の上に載っている状態になった。現在、プール水質や線量に有意な変化はないという。
2014年9月1日(月)17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。
福島第一原発3号機SFP(使用済燃料プール)内に約570kgのがれきが落下し、燃料集合体の上に載っている状態になった。現在、プール水質や線量に有意な変化はないという。
記事目次
■全編動画
福島第一原発3号機SFP(使用済燃料プール)内に落下しているがれきの撤去作業を行っていた8月29日に、約570kgのがれきをプール内に落下させた。
落下したがれきは、燃料交換機の”操作卓と張出架台”部分で、それぞれ約400kg、約170kgの重量がある。がれき撤去用の冶具で一度つかみもちあげたが、がれきはケーブルと繋がっていた。ケーブルを切断する専用冶具にてケーブルを切断するため、当該がれきをもとに戻し、つかみなおそうとした際、つかみそこねて水中へすべりおちてしまったという。
SFPに収容されている燃料集合体の上には、がれき撤去時にがれき等を落下させた場合に備えて、養生板を置いてある。落下した操作卓は、いったん養生板で受けて転がり、一部分が燃料集合体の上に載っている状態だという。燃料自体は見えないが、おそらく10体程度の上に乗ってると東電は見ている。
プール水の放射能濃度や線量などに変化はない。しかし、問題が出ていないかどうか、現在継続して監視しているということだ。
4号機SFP(使用済燃料プール)の冷却設備にて、一次系の”フレキシブルチューブ”を交換するため、冷却を9月2日から最長60時間停止する。9月1日14時現在プール水温は24.8℃。冷却停止によるプール水温度の上昇は、最大60時間の停止で約16℃の上昇だと東電は試算している。したがって、最大約40℃までの上昇と見ている。
運転上の制限値は65℃であり、約25℃の余裕があることから、SFP水温の管理上、問題はないと東電は評価している。
地下バイパス水をくみあげる揚水井No.12は、8月28日採水分でトリチウム濃度が運用目標値1500Bq/Lを再び超えたため、くみ上げを停止したことが報告された。
No.12揚水井戸は、これまでにもトリチウム濃度が運用目標を超えたため、8月6日にくみ上げを停止。その後もサンプリング分析を続け、運用目標を下回ったため、8月22日にくみ上げ再開した。しかし、今回再び運用目標を超えたため、くみ上げを停止した。
2号機PCVに新設した温度計の健全性確認が終了し、”監視用”として使用することが発表された。
原子炉の状態監視のため、PCVの各部に温度計が設置されている。1号機は22箇所、2、3号機は36箇所に設置されている。福島原発事故後、多数の温度計が故障し、正常に温度を監視できる温度は、1、2、3号機それぞれで22、18、32となっていた。特に2号機は原子炉の底部で残っている温度計が1台だけになり、不安視されていた。そのため、6月6日に新設の温度計8台を設置し、健全性の確認を行っていた(6月9日発表済)。
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