2012年4月24日(火)、衆議院第一議員会館で行われた、「訪米時のTPP交渉参加表明に反対する議員集会」の模様。
(IWJ・遠田)
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2012年4月24日(火)、衆議院第一議員会館で行われた、「訪米時のTPP交渉参加表明に反対する議員集会」の模様。
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■ハイライト
■議員集会
集会に出席した議員らは、環太平洋経済連携協定(TPP)に関する情報開示や国民的な議論が行われていないことを理由に、首相の訪米時の交渉参加表明に反対する決議を採択した。
山田正彦議員は「一部の新聞では今回の訪米時には参加表明しないと報道されたが、18日のG8で表明するのではないか」と懸念を示し、野田佳彦首相に慎重な姿勢で臨むよう求めていく方針は変わらないとした。
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鳩山由紀夫元首相も出席し、「交渉参加には機が熟していない。TPPの本質を国民が見極めなければならない」との考えを示した。TPPの危険性については「巨大なアグリビジネスが日本に参入するきっかけになるのではないか。除草剤とそれに耐える種子を合わせて売り込んでくる時に、人間の健康が本当に守られるか心配している」と語った。
出席者は191名、代理出席を含めた賛同議員は295名にのぼる。高橋千鶴子議員は会見で「これほど多くの議員が揃って集会を成功させたことはなかった。その声を無視してアメリカに向かって約束することはあってはならない」と訴えた。
その後、反対決議を提出するため官邸へ向かう山田議員に、IWJ代表の岩上安身がインタビュー。議員は「首相に申し込んだが、官房長官の対応となった。交渉参加を断念しろと言っても、そう簡単にすると思えない。訪米時の表明に反対する」と答えた。
■その後の報告会見
■官邸申し入れ時の山田正彦議員インタビュー