第6回発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(ストレステスト)に係る意見聴取会 2012.1.6

記事公開日:2012.1.6取材地: テキスト動画
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IWJ特集 ストレステスト意見聴取会
※議事録の一部抜粋を会員ページに掲載しました。

 2012年1月6日(金)、経済産業省本館地下2階講堂にて、第6回発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(いわゆるストレステスト)に係る意見聴取会が行われた。今回は「選定委員に利益相反の疑いがある」という1月1日付の朝日新聞報道を受け、後藤委員、井野委員から、岡本委員、山口委員に対して厳しい追及がなされる。後半(03:28:30)、不満の鬱積していた傍聴人から不規則発言がなされ、すかさず退室を促されるシーンがある。このことにより次回(2/8)以降、聴取会と傍聴席が隔離され、市民との間に軋轢を生む端緒となった。

■ハイライト

議事録より一部抜粋

 開始後2時58分後(02:58:00)、後藤委員、及び井野委員から「委員の利益相反問題」について指摘がなされる。

後藤委員 「初めに、私の方から今回質問1という形で出させていただきまして、再々質問と書いてありますけれども、利益相反の話ですね。
この問題は、最初に原子力の今回の事故を踏まえて考えたときに、今までの実際に確認する、ここでは具体的にはストレステストを実際にやる人と、それを審査する、確認する側はきちんと別れなければならないという話から始まったわけですね。当初は具体的なお話をしませんでしたけれども、ここでありますように、井野委員が前回、具体的にこういうことがあるのではないかという指摘をしていますし、私は今回、1月1日付の『朝日新聞』の記事で、福島の事故時に中立的な立場で国や電力事業者を指導する権限を持つ原子力安全委員会あるいは安全委員の非常勤の審査員だった 89 人のうち、班目春樹委員長を含む3割近くの 24 人が 2010 年度までの5年間に原子力関連の企業、業界団体から 8,500 万円の寄附を受けていたと。これは『朝日新聞』調べです。

 具体的に固有名詞も出ていまして、この中に岡本委員のお話も出ていました。勿論、新聞情報を基に、それだけをもってすべてとは申しません。ですけれども、この公的なところでそういう疑いがありましたことに関しましては、やはりきちんとお話をいただくことが必要だろうと思いますので、是非岡本委員の御見解をお聞かせ願えましたらと思います」

(…会員ページにつづく)

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