2012年4月16日(月)、愛媛県庁で「伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワークによる愛媛県への申し入れ」が行われた。用意された会議室は、同ネットワークに参加する約70名の人で埋められた。申し入れでは、代表者が申し入れ書と要望書を原子力安全対策課に手渡したあと、担当者に対して約1時間にわたり質問をぶつけた。
(IWJ・伊東)
2012年4月16日(月)、愛媛県庁で「伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワークによる愛媛県への申し入れ」が行われた。用意された会議室は、同ネットワークに参加する約70名の人で埋められた。申し入れでは、代表者が申し入れ書と要望書を原子力安全対策課に手渡したあと、担当者に対して約1時間にわたり質問をぶつけた。
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対応した原子力安全対策課の担当者は、伊方原発で事故が起こった場合のシミュレーションは、平時より行っているとしたものの、福島第一原発事故を受けてのシミュレーションや安全対策については、「国からの調査報告・指示が来てから対応する」と述べた。それに対し、市民からは「震災から1年以上経過しているのに、自主的な行動がないとは信じがたい」と厳しい怒りの声が上がった。
その後、参加した17の団体・個人から、それぞれ知事宛の、申し入れ・要望書・意見書・手紙が手渡され、終了となった。
対応した原子力安全対策課の6名は、いずれも名刺を持参していないとの理由で、市民側との名刺交換を拒否した。会議室の外には警備員や職員が多く待機し、申し入れ終了後も階段や曲がり角に職員が立ち、最後尾には警備員が付いて県庁外まで誘導するという厳重な警戒態勢が敷かれていた。