2013年12月18日17時30分から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。福島第一原子力発電所の5、6号機の廃炉が正式に決まり、2014年1月31日付けで廃止することが報告された。
2013年12月18日17時30分から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。福島第一原子力発電所の5、6号機の廃炉が正式に決まり、2014年1月31日付けで廃止することが報告された。
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懸案事項だった福島第一原子力発電所の5、6号機の廃炉が、正式に決定された。
12月18日の東京電力取締役会で、福島第一原子力発電所5、6号機の廃炉が決定され、経済産業大臣に変更届けを提出した。廣瀬直己社長は12月19日に福島県庁に向かい、県に報告する。地元自治体である大熊町、双葉町には、13日に既に直接説明をしている。それを受けて、本日の取締役会で正式決定したことになる。
東電によると、経産省に”電気工作物の変更届出”という書類で廃炉の届け出をした後、電気事業法九条の規定で届け出後の20日以降からしか工事ができない他、保安規定の変更などもあるため、2014年1月31日付けで廃止することにしたという。
5、6号機は今後、除染や燃料デブリ取出しの研究開発、実物大モックアップ施設として利用していくことを検討している。6号機の燃料は、全て使用済燃料プール(SFP)に移送済だが、5号機はまだ炉内にある。今後、炉内の燃料をSFPに移送する予定だが、時期は未定。全て移送しても、SFP中に保管する燃料の冷却設備は整備し、運転し続けなければならない。