東電定例会見17:30「福島第一原発5、6号機、福島第二にも損傷燃料がある」 2013.11.20

記事公開日:2013.11.20取材地: テキスト動画
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 2013年11月20日17時30分ごろから東京電力本店で定例記者会見が開かれた。新たに福島第一原発5,6号機にそれぞれ1体、福島第二原発の2号機に1体の漏洩燃料があることが分かった。従って、福島第一、第二合わせて84体の漏洩燃料があることが明らかになった。

■全編動画

  • 日時 2013年11月20日(水)17:30~
  • 場所 東京電力(東京都千代田区)

漏洩損傷燃料は合計84体

 チャネルボックス(外装)にピンホールや、取扱の不注意で曲がってしまった”漏洩燃料集合体”があることは既に発表されている。11月13日の会見で1F(福島第一原発)4号機に3体、11月15日の会見で、3号機に4体、2号機に3体、1号機には70体もの漏洩燃料があると発表されている。  更に、1Fの5、6号機それぞれに1体づつ、2F(福島第二)では2号機に2体の漏洩燃料があることが明らかになった。1F、2F合わせて原子炉10炉で84体の漏洩燃料の存在が明らかになった。  漏洩燃料は、正常な燃料とは異なるキャスクに収容する。但し、両キャスクに性能上の違いは無く、収容する燃料集合体の状態についての”許認可”の違いだということだ。

1F4号機燃料取出しは順調に進行中

 1F4号機SFP(使用済燃料プール)からの燃料取出しについて、昨日キャスクに新燃料22体を収用した。次に除染ピットへ上げて除染を行い、ふたを閉めるなどの作業を行う予定。  キャスクを4号機建屋から、共用プール建屋まで移送する過程は、核物質セキュリティの観点から公開が禁止されているため、共用プールへ入れた段階で進捗を公開すると発表した。

ALPS B系のホット試験を明日開始

 汚染水を使用するALPS(多核種除去装置)B系のホット試験を明日から開始することが分かった。ALPS A、B、Cの3系統が同時に稼働するのは、今回が初めてになる。  セシウムなど放射能を除去する「ALPS(多核種除去装置)」は3系統を並列に稼働させ、処理能力を確保する構成になっている。設置後、原子力規制庁指示による追加の安全性試験や、テスト稼働時の腐食漏洩などのトラブルにより未だに本稼働に至っていない。日々増加する汚染水からセシウムやストロンチウムなどをとりのぞき、よりリスクの少ない状態にするための切り札とされている。

5、6号機の廃炉はまだ決まっていない

 5、6号機を廃炉にする方針を固め、月内にも地元自治体に伝えるというニュースが報道されている。東京電力は「5、6号機の対処は年内に決めると国と約束している。現時点ではまだ決まっていない」と発表した。

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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2013年11月20日

2013年11月19日

福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ

プレスリリース

2013年11月20日

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響

道関係各位一斉メール

2013年11月20日

2013年11月19日

お知らせ

2013年11月20日

2013年11月17日

2013年11月15日

2013年11月12日

2013年11月8日

2013年11月6日

写真・動画集

2013年11月20日

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