岩上安身によるインタビュー 第131回 ゲスト 矢ケ崎克馬氏琉球大名誉教授 2011.5.27

記事公開日:2011.5.27 テキスト動画独自
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 2011年5月27日、岩上安身が、琉球大名誉教授・矢ケ崎克馬(やがさき・かつま)氏にインタビューを行った。

●文科省が定めた20ミリシーベルト(mSv)の基準が1mSvに近づけるとなったのはうれしかった。どういう意味でうれしかったかというと、住民の声がやっと政治を動かすところまで届いたから。今の状態を変えるには、住民が要求を出して、(政府に)突きつけることがまず第一。

●福島県の顧問になっている長崎大の山下俊一さんは、100 mSvまで大丈夫と様々なところで言っている。住民は不安だから「安全だ」と言ってくれる人を求めている。また山下さんは、「海外から言ってくることには耳を塞げ」と住民に言っている。

●ICRP(国際放射線防護委員会)の基準「1年間の被曝限度は平常時は1mSv、緊急時には20〜100mSv」について

2つの特徴がある
・内部被曝が考えられていない
・実際に要約の14番目に「社会的経済的要因を考慮して」と記載されているように、原発を運転していくために適当なところで手を打って、あとは我慢を強要する数字である。

●1mSvがどれほどの被曝量があるかというと、人間の細胞は80兆あるが、その細胞1個1個を分子切断(*)する量。1mSvで十分、発癌の可能性はある。

*もともと分子で存在しているものが、放射線が当たると、電子をはじき飛ばして、分子が切断される。それを修復しようとするが、切断が密に行われるほどつなぎ間違える。その変性?された遺伝子がコピーされて癌になる。

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