福島第一原発の貯水タンクから高濃度汚染水が漏えいした問題で、原子力規制委員会はINES(国際原子力事故評価尺度)の評価を事故発覚当時のレベル1(逸脱)から、レベル3(重大な異常事象)に引き上げることを決定した。漏えい水の量は300トン、放出された放射性物質は約24兆ベクレルと換算されている。
この日の委員会では『帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム』を設置することも決定。規制委員会の中村佳代子委員を中心に、メンバーには独立財団法人放射線医学総合研究所理事の明石真言氏をはじめとする5人の外部専門家が名を連ねた。