貯水タンクからの汚染水漏れ「レベル3(重大な異常事象)」に引き上げ決定 ~第20回原子力規制委員会 2013.8.28

記事公開日:2013.8.28取材地: 動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ・阿部光平)

 福島第一原発の貯水タンクから高濃度汚染水が漏えいした問題で、原子力規制委員会はINES(国際原子力事故評価尺度)の評価を事故発覚当時のレベル1(逸脱)から、レベル3(重大な異常事象)に引き上げることを決定した。漏えい水の量は300トン、放出された放射性物質は約24兆ベクレルと換算されている。

 この日の委員会では『帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム』を設置することも決定。規制委員会の中村佳代子委員を中心に、メンバーには独立財団法人放射線医学総合研究所理事の明石真言氏をはじめとする5人の外部専門家が名を連ねた。

■全編動画

■議題

  1. 原子力災害対策特別措置法施行令の一部を改正する政令(案)及び原子力災害対策特別措置法に基づき原子力防災管理者が通報すべき事象等に関する省令の一部を改正する規則(案)について
  2. 原子力事業者防災業務計画の確認に係る視点についての改正案について
  3. 汚染水貯留タンクからの漏洩について
  4. 東京電力福島第一原子力発電所に対する保安検査基本方針について
  5. 民間規格の技術評価の実施に係る計画について
  6. 日本機械学会設計・建設規格及び材料規格に係る技術評価の実施について
  • 日時 2013年8月28日(水)
  • 場所 原子力規制委員会(東京都港区)

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です