2013年3月31日(日)18時30分より、東京都世田谷区の千歳烏山区民センターで「『緊急講演会! 孫崎享氏×安部芳裕氏』 どうする!? マスコミの報じない日本の崖っぷち!」が行われた。初顔合わせとなる両氏は、前半、それぞれが単独で講演し、後半では対談を行なった。TPP、原発、メディア問題、7月の参院選に向けて市民ができること、などが話し合われた。
(IWJテキストスタッフ・阿部/奥松)
2013年3月31日(日)18時30分より、東京都世田谷区の千歳烏山区民センターで「『緊急講演会! 孫崎享氏×安部芳裕氏』 どうする!? マスコミの報じない日本の崖っぷち!」が行われた。初顔合わせとなる両氏は、前半、それぞれが単独で講演し、後半では対談を行なった。TPP、原発、メディア問題、7月の参院選に向けて市民ができること、などが話し合われた。
■ハイライト
安部氏は、プロジェクト99%の活動として、普段から、タウンミーティングと称する、小規模会場での講演を数多く行っている。今回はその縮小版ともいえる内容で、原発、放射能、消費税、TPP、憲法改正などの問題を、一般市民にもわかりやすく解説した。たとえば消費税については、「1988年の日本のGDPは386兆円、2012年は475兆円と、23%上昇している。税収とは、税の制度を変えなければ、GDPに比例するはず。しかし、実際は1988年に50.8兆円あった税収が、2012年度は46兆円と、9%も下がっている。消費税の導入、ならびに法人税の減税を政府に要求してきたのは、経団連だ。1989年度比で、消費税分の増収は238兆円、法人3税(法人税、法人住民税、法人事業税)の減収は223兆円。本来、法人が払うべき税金を、消費者が肩代わりしているという構図になっている」などと、具体的なデータを示しながら説明した。
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