新大久保駅から徒歩5分に位置する大久保公園に、「在日特権を許さない市民の会」の呼びかけで約250人の市民が集結。予定通り14時から、「春のザイトク祭り 不逞鮮人追放キャンペーン デモ行進 in 新大久保」が行われた。
IWJでは東京1、2、3のマルチチャンネルで同時中継。
東京1では、機動隊や警察に守られる形でコリアンタウンを1時間闊歩したデモ隊に密着した。行進しながら、「在日朝鮮人を兵役に行かせよう!」、「シナ挑戦と仲良く国交断絶」などのプラカードを掲げ、沿道に向かって、「朝鮮人は帰れ、ゴキブリ」などヘイトスピーチを繰り広げた。主催者発表によれば、柏木公園での散会時、参加者の数は500人に膨れ上がったという。
東京2では、しばき隊などに密着した。人々は「NO 差別」などと書かれたプラカードや横断幕などを持って、デモに対して「差別反対」「デモの主張と大久保は関係ない」「大久保から出て行け」などの抗議の声をあげていた。デモに対する抗議の声をあげていた人は「彼らのような人々があのようなデモをすると、本当に解決しなくてはならない竹島の問題や拉致問題に対して論点がずれることになり、問題解決の邪魔をしているので、今回デモに対する抗議をしている」と話した。
東京3では、プラカード隊などに密着した。大久保通りは、在特会の主張やシュプレヒコールに異を唱える市民が集結。日本語、韓国語の両方で「仲良くしようぜ」と書かれたプラカードを掲げ、沿道は約100 mに渡って市民で埋め尽くされた。プラカード隊の呼びかけ人である木野トシキ氏は、「我々にはある意味、市民の責任がある。そういうデモを見逃してはいけない」とし、それぞれ関心がある分野などで声を上げることが大事であると語った。