8月22日、午後2時より、横浜市の林文子市長が定例会見を行い、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を誘致する方針を発表した。
林市長は立地場所として山下埠頭を想定していると発表。記者からの「住民投票は想定しているか?」との質問に「国によって、IRを実施する場合は都道府県等との協議や同意、公聴会の実施、議会の議決など、民意の反映方法が規定されている」とはぐらかすように述べ、住民投票は考えていないことを明らかにした。
林市長は3期目をめざした2017年7月の市長選で、「IRは白紙」という公約を掲げて当選した経緯がある。記者会見の終了後には、IR反対の署名を持って、市長に直接渡したいと市役所に詰め掛けた市民たちと、それを阻止する市職員との間で一時騒然とする場面もあった。
他方、今年6月に日本への参入を大阪夢洲に一本化する方針が報じられていた、米国ユダヤ系資本のラスベガス・サンズが、林市長の会見と同じ22日、大阪の入札に参加しない方針を表明し、横浜あるいは東京への参入に意欲を示した。
ラスベガス・サンズのシェルドン・アデルソン会長は「東京と横浜への投資が有機的な成長を進めるための最善の機会だと考えている」と説明したと、日経が報じている。
- 米サンズ、大阪IRの入札参加を見送り 横浜・東京に注力(日本経済新聞、2019年8月22日)
リコール運動の始まりを告げた背信行為。嘘つきは政治家にいらない。
横浜市長がIR誘致を正式表明! 会見直後に多くの市民が市役所に詰め掛け反対の意思表明!~林文子・横浜市長 定例記者会見 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455766 … @iwakamiyasumi
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