「あの判決文は、国の役人が書いたものではないかと言われるほど、国側の訴えを全面的に認めたもの。到底納得できるものではありません」「上告をしました。年内に最高裁の判決が出ます。しかし、もしかしたらこの上告審においても、沖縄の訴えを退けるかもしれません」
湿度85%、9月末にしては珍しく蒸し暑い天候のなか、「9.28 日本政府による沖縄への弾圧を許さない集会~翁長知事への提訴 辺野古の工事再開 高江の工事強行を許さない!」が、2016年9月28日に日比谷野外音楽堂で開催された。
(青木浩文)
「あの判決文は、国の役人が書いたものではないかと言われるほど、国側の訴えを全面的に認めたもの。到底納得できるものではありません」「上告をしました。年内に最高裁の判決が出ます。しかし、もしかしたらこの上告審においても、沖縄の訴えを退けるかもしれません」
湿度85%、9月末にしては珍しく蒸し暑い天候のなか、「9.28 日本政府による沖縄への弾圧を許さない集会~翁長知事への提訴 辺野古の工事再開 高江の工事強行を許さない!」が、2016年9月28日に日比谷野外音楽堂で開催された。
■ハイライト
登壇者は、ピースボート共同代表で同集会の主催者である野平晋作氏、沖縄平和運動センター事務局長である大城悟氏、ジュゴン保護キャンペーンセンターの三村昭彦氏、フォーラム平和・人権・環境の代表である藤本泰成氏、全国労働組合連絡協議会・東京全労協議長である大森進氏、安保破棄中央実行委員会の事務局長である東森英男氏、そして専修大学教授である白藤博行氏。
また、沖縄県選出の糸数慶子参議院議員と社民党の照屋寛徳衆議院議員も駆けつけ、力強く国と闘うべく声をあげた。
白藤氏は、高裁の判決内容に触れ、「裁判では奇妙にも、翁長知事の埋め立て取り消し処分そのものの違法性をつぶさに審査するのではなく、なぜか仲井眞前知事の処分が適法だったどうかを審査しました。『仲井眞前知事は裁量権の中で正しい判断をした。その適法な判断を取り消す翁長知事は違法だ』という言い分。子どものような言い分です。ちんけな議論です」などと、厳しく批判した。
参加者は主催者発表で2500人だった。集会後、参加者は日比谷公園から鍛冶橋駐車場前までデモ行進を行った。