「消費増税に頼らない、別の道への転換を」――。
岡山4区に日本共産党から出馬した垣内雄一候補、比例代表中国ブロックに出馬した大平喜信候補が12月4日(水)13時05分から、岡山県倉敷市の倉敷駅前で街頭演説を行い、同党の山下芳生・書記局長が応援弁士として登壇、演説を行った。
特集 総選挙2014
※12月8日テキストUPしました!
「消費増税に頼らない、別の道への転換を」――。
岡山4区に日本共産党から出馬した垣内雄一候補、比例代表中国ブロックに出馬した大平喜信候補が12月4日(水)13時05分から、岡山県倉敷市の倉敷駅前で街頭演説を行い、同党の山下芳生・書記局長が応援弁士として登壇、演説を行った。
記事目次
■全編動画
※以下、発言要旨を掲載します
垣内雄一候補「いまや、『安倍政権の暴走ストップ』は合言葉となっています。もう少し選挙が早かったら、この言葉が流行語大賞に選ばれていたかもしれません。安倍首相のいう集団的自衛権とは、アメリカの戦争に参加し、殺し殺される国にしていくことです。私は、集団的自衛権の閣議決定撤回を求めて、闘っていきます。
東南アジアは、紛争を外交の力で解決する条約を締結し、平和の枠組みを作りました。この北東アジアでは、憲法9条を持つ日本が中心となって、役割を果たしていくことができます。平和外交で日本の平和を守っていきましょう」
大平喜信候補「今年(2014年)8月6日、安倍首相は、集団的自衛権の閣議決定撤回を求めた被爆者に対して、にらむような視線を投げつけて、『見解の相違だ』と切り捨てました。私は絶対に許さない思いです。来年、2015年は被爆70周年を迎える節目の年です。そんな年を、安倍首相で迎えて良いはずがありません。
私たち日本共産党は、消費税増税反対、格差是正、憲法と平和、原発問題、沖縄新基地建設反対を訴えてまいります。安倍首相は1年半後に、どんなに国民の生活が苦しくても消費税増税するんだと言っています。絶対許すわけにはいきません。
世界一高い教育費のために、夢を諦める子どもたちを、私は何人も見てきました。奨学金の返還に追われ、『卒業するのが怖い』と言う学生にも出会いました。世界で当たり前になっている給付制奨学金を導入するための予算は146億円で済むんです。
一方、悪名高い政党助成金は320億円も使われています。皆さんの税金は、政党を腐敗させるために使われるのではなく、未来ある子どもたちのために使おうではありませんか。
今、若者たちは、ノルマを達成できなければ、殴られた挙句、何時に帰れるかわからない、命も踏みにじられるブラック企業に苦しめられています。なんとかこの問題を解決したいと、『ブラック企業規制法案』を提出しました」
山下芳生書記局長「安倍政権は、消費税(増税)、原発、集団的自衛権、沖縄新基地(建設)など、国民の多くが反対していることを、数の力で強行しようとしてきました。この暴走にストップをかけるチャンスではないでしょうか。日本共産党は、政治を変える5つの転換を訴えています。
第一に、消費税増税は先送り、ではなく、きっぱり中止。『それはエエけど、財源は大丈夫か』と聞かれたなら『大丈夫です』。消費増税に頼らない、別の道への転換を訴えています。大企業と富裕層に応分の負担を求める改革で20兆円を作ります。さらに、大企業の内部留保を活用し、賃上げなど、国民の所得を増やし、景気を良くして、10年で20兆円を作ります。
第二に、経済の再建について。アベノミクスで株価は上がり、大資産家と大企業は大儲けをしております。円安の影響で、物価は上がり、一般庶民の生活は苦しくなるばかりです。安倍首相は『賃金が上がった』と言うが、物価の上昇などにより、実質賃金は16ヶ月連続でマイナスになっています。また、安倍首相は、正規社員を減らし、非正規雇用を増やす政策を続けています。
『この道しかない』と言うが、この道に先はないのではないでしょうか。派遣社員は3年まで、というルールをぶっ壊し、一生派遣というこんな事態を招く労働者派遣法の大改悪にストップをかけるため、頑張りたいと思います。
第三に、戦争と平和の問題です。安倍内閣は、憲法を勝手に読み変えて、集団的自衛権の行使容認を閣議決定しました。党を作って92年、アジアへの侵略戦争も命がけで阻止しようとした、筋金入りの反戦平和の政党、日本共産党は、閣議決定の撤回を求めています。
第四に原発ゼロを決断してこそ、再生可能エネルギーを普及することができます。ドイツでは、2000年にはたった6パーセントだった再生可能エネルギーの割合が、今や3割です。この道を進めるために、共産党を伸ばしてください。
第五に、沖縄新基地問題です。沖縄県知事選挙での翁長氏の勝利の後も、安倍首相は辺野古への新基地建設を粛々と進めると話しました。沖縄県民に日本全国が連帯して、新基地建設への『ノー』の審判を、岡山でも一緒に下そうではありませんか」