「人を増やすことが規制の強化になるとは思っていない」―。
東京電力福島第一原子力発電所で保管しているタンクから、汚染水300トンが漏出した問題で、9月24日14時から行われた定例会見で、記者から規制当局としての監視体制を問われた原子力規制庁の森本次長は、「海洋モニタリングの強化や海底土の汚染状況把握に努めており、現場の作業員増が全てではない」との認識を示した。
(IWJ・石川優)
「人を増やすことが規制の強化になるとは思っていない」―。
東京電力福島第一原子力発電所で保管しているタンクから、汚染水300トンが漏出した問題で、9月24日14時から行われた定例会見で、記者から規制当局としての監視体制を問われた原子力規制庁の森本次長は、「海洋モニタリングの強化や海底土の汚染状況把握に努めており、現場の作業員増が全てではない」との認識を示した。
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また記者からは、「汚染水を保管するためのタンクを作る作業員は、東京電力が発注しているものの、タンクに関する知識も乏しく、ほぼ素人の人間が作業に当たっているのではないか」との指摘があがった。これに対し森本次長は、「そこまで詳細な検査官の仕事はわからない」と答え、規制当局側のチェック体制の甘さと知識不足を露呈した。
現在、漏れたタンクに隣接する「No.10」と呼ばれるタンクについても漏出の可能性があることから、規制委では東京電力からの状況報告を待っている状況だ。
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2013年09月24日
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