特集秘密保護法
「対外的な危機感を煽り、国民に我慢を強いる。不満や疑問はナショナリズムで押さえつける。今の時代、一人ひとりがよく考えないと、えらい所に連れて行かれる」──。
2014年3月29日、三重県津市の三重県教育文化会館で、「秘密保護法に反対する市民ネットワーク・三重」主催の集会が開催され、弁護士の中谷雄二氏が「〈憲法情勢〉と秘密保護法撤廃の闘いの展望」と題して講演を行った。
中谷氏は、安倍政権による改憲の動きと、その非民主的な進め方に危機感を表明した上で、「しかし、憲法96条の先行改正は大きな批判を受け、強引に進められなくなった。秘密保護法も、廃止を求める運動を盛り上げていくことが重要だ」と力説した。
特集 京都府知事選挙2014
2014年3月29日(土)、京都府知事選挙・尾崎望候補の応援のため山本太郎・参議院議員が京都を訪れた。京都市の阪急三院駅前で尾崎候補とともに行われた街頭演説と、四条烏丸・三条河原町での応援演説の模様を追った。
3.11直後の被災地に生じた「情報伝達」がらみの問題を議論する場合、批判の矛先は国や東電など、情報提供者にのみ向けられてきた感がある。しかし実際は、風説の流布では、その情報の真偽が確認されないまま、インパクトのある言葉のみが広がっていくという、情報を受け取った側の問題に根差していたケースが多々あったのも事実──。
2014年3月29日、福島県須賀川市のレストラン、銀河のほとりで開かれた「311後の報道・情報~あの時人々はどう動いたか?Vol.2」は、こうした観点で継続的に実施されている、市民勉強会の第2回目。中心的人物の岩田渉氏(市民放射能測定所)は、「福島第一原発が、今なお不安定である現状に鑑みると、次に非常事態が起こった場合に備え、政府やメディアからの情報提供に頼り切らない体制づくりを、市民が自らの手で行うことが急務だ」と力説する。
特集 戦争の代償と歴史認識
「青森空襲を記録する会」による青森空襲の体験を聞く会シリーズ4回目として、2014年3月28日、杉村憲子さんの話を聞いた。火だるまの人、髪の毛だけの人、死人の山、そこで長剣を振り回す警官。その光景を見た杉村さんは、教育の場で、子どもの遊び場で、敵対意識や差別意識は「作られていくもの」だと実感したという。
台湾の馬英九総統は3月25日、立法院(国会)を占拠する学生らに「総統府での対話」を呼びかけた。これに対し学生らは一旦は「公開の場での対話を望む」と回答したものの、馬総統と与党・国民党が改めてサービス貿易協定を推進する姿勢を明らかにしたことから、「対話をしても無意味」として馬総統側のの呼びかけに応じないことを決めた。
これについてネット上では、「馬総統側とメディアは『民主的な対話の呼びかけに学生らが応じなかった』という印象操作をするのではないか」という懸念の声もあがっている。
そんななか、原佑介記者は現地協力者の助力を得て26日、占拠の続く立法院内の取材に成功。学生らのリーダーの一人、陳為廷氏に単独インタビューを行った。彼らが国会を占拠し続ける理由、そして日本の人々に訴えたいこととは何か。原記者による詳細記事と映像を以下、掲載したい。
猪瀬直樹前東京都知事が医療法人徳洲会から5000万円を受け取った問題で、3月28日(金)、東京地検特捜部が公職選挙法違反(収支報告書の虚偽記載)の罪で略式起訴したことを受け、猪瀬氏は、霞が関にある司法記者クラブで、記者会見を行った。
3月28日、「第61回日本の司法を正す会」が行われた。今回は、日弁連冤罪究明第三者機関ワーキンググループ副座長の小池振一郎氏が法制審議会の問題点と取調べの可視化について、そして弁護士の金谷良氏が朝鮮総聯ビルの競売問題について語った。
2014年3月28日(金)14時から、東京都港区の原子力規制庁で、森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。東電福島第一原発の対応について、森本次長は、規制委も一歩前に出るが、「それが過ぎることによって、責任関係、リスクの管理の責任関係が曖昧になることは避けたい」との考えを示した。
3月28日(金)、首相官邸前・国会正門前で、首都圏反原発連合主催、反原発抗議行動がおこなわれた。
この日におこなわれた参院本会議で、安倍総理は、原子力規制委員会が現在審査中の九州電力・川内原発の再稼働の是非について、「できないという後ろ向きの発想ではなく、どうすれば地元の理解を得られるかが重要」と再稼働を視野に入れた発言をした。
特集 京都府知事選挙2014
2014年3月28日(金)19時15分より京都市のキャンパスプラザ京都で、「脱原発の京都府を作ろう 市民集会」が行われた。京都で脱原発デモを行っている人々が中心となって、選挙戦中の京都府知事選候補・尾崎望氏やブロガーの座間宮ガレイ氏らを招き、脱原発と府政に対する思いを口々に訴えた。
2014年3月28日(金)18時より、名古屋市東区の関西電力東海支社前で「大飯原発・高浜原発再稼働反対!関西電力支社前抗議アクション@名古屋」が行われた。
2014年3月28日(金)18時より、札幌市中央区の北海道庁前で90回目の「北海道庁北門前反原発抗議行動」が行われた。
2014年3月28日(金)18時より、愛媛県松山市の愛媛県庁前で金曜恒例の「伊方原発をとめよう!県庁前抗議行動」が行われた。
2014年3月28日(金)18時より、茨城県水戸市の日本原電茨城総合事務所前で「第80回原電いばらき抗議アクション」が行われた。
2014年3月28日(金)18時より、神戸市の関西電力神戸支店前で第91回「オキュパイ関電神戸支店前」(関電神戸支店前行動)が行われた。関西電力前での抗議行動のあと、参加者は三宮駅前までデモ行進をし原発ゼロを訴えた。
2014年3月14日(金)18時より、東京・八王子市で毎週金曜恒例の「原発反対八王子行動」(金八デモ)が行われた。4月5日(土)にはお花見デモと題し子安公園に集合する予定。
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岩上安身とIWJ記者が走り回って取材し、独自にまとめた渾身レポートをお届けする「IWJウィークリー」。今号は岩上安身の「ニュースのトリセツ」を3連弾でお送りしています。3月下旬にオランダで開かれた核安全保障サミットから見えてくる、安倍政権と米国、そして世界を巻き込む核戦略の実相。そうした世界の動きと密接に関係しているウクライナ問題も、不気味にきな臭さを増しています。それらをわかりやすく岩上安身が解説しています。