┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~国連安保理における米国の立場が、トランプ政権で劇的に変化! 誰より対ロ強硬姿勢を見せていた米バイデン政権から一転して、ロシアと組んで欧州と対立! 英仏は「解決の見通しを台無しにすることを狙った、偏った政治的な声明を文書に詰め込もうとして」かなわず、投票を棄権! 結局、ウクライナ紛争の早期終結を求める米国提案の決議案が採択される! 棄権した英仏に対し、ロシアのネベンジャ国連代表は「キエフとその欧州支援国に代表される『戦争の当事者』は、外交努力を歪め、妨害する決意を固めている」と非難!
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┠■IWJの財政は大ピンチです! 昨年8月から始まった第15期は、半期が過ぎ、6ヶ月連続で月間目標を割り込み、累積のマイナス額は1175万3713円です! IWJが2月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします! IWJは、10年以上、オールドメディアからウェブメディアへのメディア変動期をリードしてきました。現在、ますますIWJしか報道しない情報が増えています! 緊急のご支援をよろしくお願いします!!
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┠■【中継番組表】
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┠■<岩上安身による最新インタビュー報告!>「戦争をやめさせる」トランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
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┠■<IWJ書店からお知らせ>昨日配信した岩上安身によるインタビューに御登壇の、現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏の最新のご著書『イスラエルの自滅 剣によって立つ者、必ず剣によって倒される』を、IWJ書店で販売しています! IWJ会員限定、サイン入り、10冊限定ですので、ぜひお早めにお求めください!
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┠■【本日のニュースの一撃!】
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┠■【第1弾 ゼレンスキー氏が、初めて「大統領辞任の用意がある」と明言!「NATO加盟と引き換えなら」と、ロシアが決して受け入れないと自明の条件付き!】ゼレンスキー氏の条件は、米国が明示する停戦・平和維持の方針と、まったく噛みあわず! トランプ政権とゼレンスキー氏の関係は、急速に悪化、トランプが「支持率4%の独裁者」と罵れば、「ロシアの偽情報を流布」とし、57%の支持率ありと反撃するゼレンスキー氏! しかし、実際は15.9%!「手札がないのに強気」で停戦交渉の「障害」と突き放すトランプ大統領! 米国による「ゼレンスキーおろし」始まる!?(『ウクラインスカ・プラウダ』、2025年2月23日ほか)
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┠■<IWJ取材報告 1>「財務省解体!」「消費税廃止!」を訴えて、財務省前に市民1000人が結集!「日本の政治家、官僚が、日本人のための仕事をしない」「日本国民のために予算を使うべき」と訴え! この日初めて地上波でテレビ東京が取材に!~2.21 財務省解体デモ
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┠■<IWJ取材報告 2>東京(21日)・大阪(22日)・福岡(23日)の3連休を連結した「財務省解体デモ」に続き、24日にも緊急で追加の財務省前でデモ! この日も1000人以上の市民が集まり、生活苦を訴えて減税を要求!「友人が貧困から闇バイトに手を出した」という若者は、「友人を犯罪者にしたのは、あなたたち(財務省)だ!」「大事だった友達を返せ!」と訴え! この日はテレ東に続いて、フジテレビ、テレビ朝日が取材! NHKはまだか!?
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■はじめに~国連安保理における米国の立場が、トランプ政権で劇的に変化! 誰より対ロ強硬姿勢を見せていた米バイデン政権から一転して、ロシアと組んで欧州と対立! 英仏は「解決の見通しを台無しにすることを狙った、偏った政治的な声明を文書に詰め込もうとして」かなわず、投票を棄権! 結局、ウクライナ紛争の早期終結を求める米国提案の決議案が採択される! 棄権した英仏に対し、ロシアのネベンジャ国連代表は「キエフとその欧州支援国に代表される『戦争の当事者』は、外交努力を歪め、妨害する決意を固めている」と非難!
IWJ編集部です。
国連安全保障理事会は2月24日、ウクライナ紛争の戦闘終結を求める決議案を採択しました!
この安保理決議の特異なことは、しれっと第3者の顔をしつつも、まず「米露代理戦争」の一方の側の米国が、決議案を提案したこと。「『戦闘の早期終結』を求める一方で、これまでの米欧の姿勢からは考えられないことに、『ロシアへの非難』は明記されていなかったこと。それにもかかわらず、米国とロシアを含む10ヶ国がこれに賛成」し、「イギリス、フランスなど5ヶ国」は「反対」に回らず「棄権」したことです。さらに、2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻(軍事介入)以来、「安保理で戦闘終結を求める決議案が採択されるのは初めて」と報じられました。異例ずくめの安保理決議でした。
この国連安保理決議について、2月24日付『RT』は、「フランス、英国、デンマーク、スロベニアが、決議文にモスクワを非難する強い文言を盛り込むよう努力したにもかかわらず、最終文書には(ロシアへの非難は)含まれなかった」と報じています。
国連安保理の常任理事国5大国がいつも分裂・対立しているとはいっても、米露が組み、中国が反対しない状態にある時、いかにパワーバランスが対立から安定に向かうか、よくわかります。
他方で、これに先立つ国連総会でも、ウクライナとヨーロッパ諸国が主導して『ウクライナの領土保全』などを盛り込んだ決議案が採択されました。これに対しても米国はロシアなどとともに反対票を投じました。これは、ロシアが併合した土地をウクライナに返還せず、ロシア領として認めるという宣言に他なりません。
※米提出のウクライナ侵略終結決議を採択 国連安保理で初(日本経済新聞、2025年2月25日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2508S0V20C25A2000000/
※UN Security Council approves US resolution on Ukraine(RT、2025年2月24日)
https://www.rt.com/news/613256-un-security-council-resolution-ukraine/
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■IWJの財政は大ピンチです! 昨年8月から始まった第15期は、半期が過ぎ、6ヶ月連続で月間目標を割り込み、累積のマイナス額は1175万3713円です! IWJが2月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします! IWJは、10年以上、オールドメディアからウェブメディアへのメディア変動期をリードしてきました。現在、ますますIWJしか報道しない情報が増えています! 緊急のご支援をよろしくお願いします!!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
財政が危機的状況です! IWJがこの2月も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
IWJの今期第15期は、8月にスタート、半期が経過し、7ヶ月目に入りました。残念ながら8月からの今期第15期は、6ヶ月連続で一度も、目標額に達していません! この不足総額は、累計で1175万3713円にもなります。
今期は月間目標額を達成するだけではなく、累計1175万円のマイナスを少しでも埋められるよう、皆さまのご支援をお願いしたいと存じます!
2月は1日から25日までの25日間で、56件、233万2211円のご寄付・カンパをいただきました。この金額は、月間目標額350万円の67%にあたります。ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます!
11月からは、より一層、支出を絞り、ご寄付・カンパの月間目標額を400万円から350万円に下げることといたしました。目標額を下げても、目標額にはまったく手が届かないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!
第15期が、赤字とならないようにするために、無料でご視聴の方は、有料会員登録と、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!
岩上安身は、コロナ後遺症と思われる体調不良から、養生しつつも、少しずつ回復しつつあります。一時期は、在宅で養生し、インタビューも1度もできない月もありました。しかし、11月、12月、1月と、連続して重要なキーパーソンへのインタビューを実現し、配信しています! また、1月27日の、お台場のフジテレビ本社で行われた約10時間半にわたるロングラン記者会見にも参加し、現場で質問もし、乗り切りました(その後、夜中の2時近くに帰社して、徹夜で『日刊IWJガイド』の作業をしたので、疲れが数日間、残りましたが)。全編視聴は、会員のみとなることが多いので、会員登録してご視聴ください!
また、インタビューを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!
サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます! 公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他 248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。
皆さま、会員登録をよろしくお願いします!
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1月末現在、IWJ会員の総数は2005人、このうちサポート会員の方は773人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします! 会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営は格段に安定します!
また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!
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同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!
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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
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IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
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どうぞ、皆さま、米国に操られたまま、無謀な戦争へと向かう日本の対米従属権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!
よろしくお願いします!
岩上安身 拝
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◆中継番組表◆
**2025.2.26 Wed.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2025.2.27 Thu.**
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「財務省解体!」「財務省分割!」を訴えて、財務省前に市民1000人が結集!「日本の政治家、官僚が、日本人のための仕事をしない」「日本国民のために予算を使うべき」と訴え!~2.21_財務省解体デモ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526639
◆「2025年2月28日」まで、フルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
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※米国政府と多国籍企業の意向・TPP条約で成立した種子法廃止法は、国民の食料への権利の侵害だと訴えた「種子法廃止等に関する違憲確認訴訟」の控訴審が結審し、来年2月の判決へ! 最終弁論で40分の意見陳述を行った山田正彦元農水相は、「米の供給不足が完全に解消されるなど、種子法制定当初における国家的要請への対応が完了した」との国側の主張に反論! 農水省の試算によれば「日本では2040年には359万トンもの米不足に陥る」と指摘!「種子法廃止は、私達を飢えに陥れかねない、天賦の権利を侵害するもので、絶対に認めてはならない」と熱弁!!(前編)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241007#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53982#idx-6
※米国政府と多国籍企業の意向・TPP条約で成立した種子法廃止法は、国民の食料への権利の侵害だと訴えた「種子法廃止等に関する違憲確認訴訟」の控訴審が結審し、来年2月の判決へ! 最終弁論で40分の意見陳述を行った山田正彦元農水相は、「米の供給不足が完全に解消されるなど、種子法制定当初における国家的要請への対応が完了した」との国側の主張に反論! 農水省の試算によれば「日本では2040年には359万トンもの米不足に陥る」と指摘!「種子法廃止は、私達を飢えに陥れかねない、天賦の権利を侵害するもので、絶対に認めてはならない」と熱弁!!(後編)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241008#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53987#idx-7
◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆
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「『パンデミック合意』の中身は遺伝子製剤を使った儲け話の分け前。世界の保健とか、健康とか、ましてや命の話ではない! WHOは反社! 邪悪そのもの!! しかも日本はその主犯! WHOの親善大使・武見敬三氏が厚労大臣になって、バリバリ進めた!!」作られたパンデミックである「プランデミック戦争」から日本人の命を守るには!?~岩上安身によるインタビュー 第1167回ゲスト 立憲民主党・原口一博衆議院議員 2024.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524918
※マスメディア内で横行する性暴力。ぜひ、フジテレビの性スキャンダルにご関心をおもちの方は、以下の大新聞内部での性暴力の実態を御覧になってください。「女を丸め込んだのは女」という点も、そっくりなことがよくわかります。
性暴力はメディア業界にはびこっている!! 記者クラブメディアの『病んだ労働環境』が性暴力を生む!! ~岩上安身によるインタビュー第993回 ゲスト 同僚からの性暴力被害者・元大手新聞女性記者Aさん
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465919
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■<岩上安身による最新インタビュー報告!>「戦争をやめさせる」トランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
昨日2月25日午後7時から、岩上安身による現代イスラム研究センター理事長・宮田律(みやた おさむ)氏インタビューを撮りおろし初配信しました。
岩上安身による宮田氏へのインタビューは、昨年12月30日に初配信した1回目に続き、今回が2回目のインタビューとなります。
前回の1回目のインタビューは、メルマガサイト「まぐまぐ」で、詳細な注釈をつけて、今月2月と来月3月の『岩上安身のIWJ特報』としても発行する予定です。ぜひ『岩上安身のIWJ特報!』もご購読ください。
※「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058
※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810
現代イスラム政治の専門家である宮田氏は、中東情勢についても多くの著書を執筆されています。2024年4月には、ガザ紛争について『ガザ紛争の正体~暴走するイスラエル極右思想と修正シオニズム』(平凡社新書)を上梓され、2025年1月16日には、新著『イスラエルの自滅~剣によって立つ者、必ず剣によって倒される』(光文社)が発売されました。
この2冊をあわせ読むと、パレスチナ人をジェノサイドし続ける残酷な現象面だけでなく、彼らが、「神」という妄想のもとに、好き勝手やる特権的な自由が、自分達だけには、ユダヤ=キリスト教徒には、神から許されているという、深い、傲慢な確信に支えられていることがわかります。この終末論的な病い、傲慢さと非科学的な宇宙観・世界観とが相まって、終末論的妄想が世界をふり回していることが、よく見えます。
今年1月15日、トランプ大統領の就任に間に合わせるかのように、ガザでのイスラエルとハマスの戦闘の停戦が発表され、19日に停戦が発効しました。
ところがトランプ大統領は、停戦後のガザを米国が勝手に接収し、所有して、パレスチナ人を追放し、リゾート経済開発をすると表明する、と表明しました。
これについて宮田氏は、2月5日、フェイスブックへの投稿で、「新たな『民族浄化』計画」だと指摘し、その背景にトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏の発言があったことを、次のように紹介しています。
「昨年(2024年)3月にトランプの娘婿のジャレッド・クシュナーがガザ地区の海岸沿いの土地は非常に価値があるかもしれないと述べ、イスラエルはガザ地区を『浄化』するにあたり民間人を立ち退かせるべきだと提案したことによって始まった。
クシュナーはホワイトハウスを去った後、資金の大半をサウジアラビア政府の政府系ファンドから得たプライベートエクイティ会社を設立した。
彼はその資金数百万ドルを、ガザを含む占領地で使用されている軍事・安全保障装備で中心的な役割を果たしているイスラエルのハイテク企業に投資した。
クシュナーはガザでの戦争を『少し残念な状況ではあるが、イスラエルの観点に立って、私は住民を避難させ、その後一掃するために最善を尽くす』と述べた」。
このクシュナー氏の発言について、インタビューで宮田氏は、「つまり、ここにはパレスチナ人に対する思い入れとか、感情移入というのは、まったくない」と指摘し、「ナチス時代のユダヤ人の強制移住を彷彿させるもの」だと述べました。
さらに宮田氏は、フェイスブックに次のように記しています。
「24年5月にイスラエルの『エルサレム・ポスト』紙は、ネタニヤフ首相の戦後ガザ地区に関する構想『ガザ2035』を発表した。
その構想が書かれた文書には『ゼロからの再建』が強調され、この言葉にはネタニヤフ首相のガザに関する目標、つまりガザを徹底的に破壊し、その後に新しい都市をゼロから設計し、立て直すという目標が表れていた」。
これについて宮田氏は、インタビューで「つまり、クシュナーとか、あるいは今のトランプとかという人と同じ目的」だと指摘し、「おそらく彼らはどこかで、そういう構想を話しあって協議していたんじゃないかな、という気がします」との見解を示しました。
インタビューの後半では、「15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか?」と題して、宮田氏に解説していただきました。
イスラエルとハマスが1月15日に合意したガザ停戦は、第1段階として、最初の6週間で、ハマスがガザで拘束しているイスラエル人の人質33人の解放と引き換えに、イスラエルは刑務所に収監しているパレスチナ人数百人を釈放する、とされています。
停戦16日目から開始される第2段階では、残るイスラエル人の人質の解放、イスラエル軍の全面撤退、「持続可能な平穏の回復」の実現のための交渉が行われます。
最終段階の第3段階では、ガザの復興と、残された人質の遺体の返還を実現する、とされています。
インタビューで宮田氏は、「ガザ戦争は6週間の停戦合意に至ったが(その先はわからない)、恒久的な和平にはほど遠い」との見方を示しています。
宮田氏は、「ネタニヤフ首相は、6週間の停戦後に戦闘の再開とハマスへの勝利を、極右のスモトリッチ財務相に約束した」との報道があることを指摘し、「おそらくその通りだと思う。停戦が終わったら、即、ガザに攻撃を仕掛けて、トランプの構想の実現をはかっていくだろう」との見方を示しました。
岩上安身による宮田律氏インタビューの詳細は、会員向けサイトのアーカイブにて、ぜひ以下のURLから御覧ください! 会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします。
※【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531
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■<IWJ書店からお知らせ>昨日配信した岩上安身によるインタビューに御登壇の、現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏の最新のご著書『イスラエルの自滅 剣によって立つ者、必ず剣によって倒される』を、IWJ書店で販売しています! IWJ会員限定、サイン入り、10冊限定ですので、ぜひお早めにお求めください!
2月25日に撮りおろし初配信した、岩上安身による現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏インタビューにご登壇いただいた、宮田氏の最新のご著書『イスラエルの自滅 剣によって立つ者、必ず剣によって倒される』(光文社、2025年1月16日)にサインを入れていただき、IWJ書店で、IWJ会員の方に限定販売しています!
数に限りがありますので、ぜひ、IWJ会員となって、お早めにご購入ください。
※【宮田律さんサイン入】イスラエルの自滅 剣によって立つ者、必ず剣によって倒されるもの(IWJ書店)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=485
■【本日のニュースの一撃!】
■【第1弾 ゼレンスキー氏が、初めて「大統領辞任の用意がある」と明言!「NATO加盟と引き換えなら」と、ロシアが決して受け入れないと自明の条件付き!】ゼレンスキー氏の条件は、米国が明示する停戦・平和維持の方針と、まったく噛みあわず! トランプ政権とゼレンスキー氏の関係は、急速に悪化、トランプが「支持率4%の独裁者」と罵れば、「ロシアの偽情報を流布」とし、57%の支持率ありと反撃するゼレンスキー氏! しかし、実際は15.9%!「手札がないのに強気」で停戦交渉の「障害」と突き放すトランプ大統領! 米国による「ゼレンスキーおろし」始まる!?(『ウクラインスカ・プラウダ』、2025年2月23日ほか)
ウクライナのゼレンスキー氏は、2月23日、キエフで開催された「ウクライナ2025年」フォーラムの記者会見で、初めて「大統領を辞任する用意がある」と明言しました。
ゼレンスキー氏の大統領任期は、昨年の5月24日に期限切れとなりましたが、「緊急事態」を理由に、大統領選挙は行われないまま、ゼレンスキー氏が大統領職に留まっています。
『ウクラインスカ・プラウダ』は2月23日付で、この記者会見でのゼレンスキー氏の発言を紹介しています。
ゼレンスキー氏は、「もし平和が実現するなら大統領職を辞任する用意があるか?」との質問を受け、「用意がある」と答えました。
ゼレンスキー氏「もしウクライナの平和のために、私が本当に辞任する必要があるなら、私には用意がある。
第2のシナリオは、そのような条件が整えばだが、NATO加盟と交換に辞任することは可能だ、というものだ。
私はすぐにこのように答えたのだから、この件について長々と話すことはない」
ゼレンスキー氏は、ウクライナの安全保障に注力しているのは「20年後ではなく今日」なのだと強調し、「何十年も権力の座に居続けるつもりはない」「だからこそ、これ(ウクライナの安全保障)が明白に私の焦点であり、私の望んでいる夢なのだ」と訴えました。
ゼレンスキー氏は、「NATO加盟がウクライナの安全を保障する最も安価な選択肢となるだろう」と、これまでの主張を繰り返しました。
ゼレンスキー氏「いずれにせよ、誰が好むか好まないか、誰がこの考えを支持するか支持しないかに関わらず、この問題は議論のテーブルにあがるだろう。
そして、この問題は、安全保障と交渉の議論のテーブルにあがるだろう。交渉がどのように終わるかはわからないが、どんな形式であれ、どのような場合であれ、いずれにせよ議論のテーブルにあがるだろう。
我々は、間違いなく同盟者らと話しあうだろう。そしてこれは、ウクライナが招待を受けた交渉のテーブルではないことを、我々全員が理解することが非常に重要だ。
なぜなら、戦争はウクライナで起きているのだから。これは我々のテーブルである。
我々は、まず第一に、欧州の指導者を招いていた。
なぜなら、戦争はウクライナで起きているからだ。我々はこの大陸、つまり欧州、欧州連合の未来の不可欠な一部なのだから」
ゼレンスキー氏は、「平和と安全の保障に関する交渉には、欧州と米国が参加する必要がある」と付け加えました。
ゼレンスキー氏「我々は戦争を終わらせたい。我々の同盟者達も同じだ。我々の同盟者達は、ロシアの参加を望んでおり、ロシアは参加するだろう。
私は本当に、トランプ米大統領がこの戦争を終わらせたいと思っており、我々がそうするのを助けてくれると信じている。
しかし、力による平和とは、何よりもまず、我々の力をロシアに向けることにある」
ゼレンスキー氏は、「ウクライナの平和」、つまり安全保障=「NATOへの加盟」と引き換えという条件であれば、「辞任する覚悟がある」と主張しています。しかし、ウクライナのNATO加盟など、この後に及んでロシア側が認めるはずもありません。平和に向けての交渉に真剣に取り組んでいるとは到底言えない、空疎な発言だとしか言いようがありません。
※Zelenskyy: I am ready to step down as president for peace or in return for NATO membership(Ukrainska Pravda、2025年2月23日)
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2025/02/23/7499710/
※(ヴォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領記者会見)(ウクライナ大統領府、2025年2月23日)
https://www.youtube.com/live/IOlNkGiQQE4
しかも、仮にNATO側が加盟に同意したとしても、トランプ政権が続いている限りでは、それは米軍指揮の欧州軍であり、それをウクライナに強引に駐留させれば、ロシア軍との衝突は避けられず、その時、米軍はどうころぶか、最後まで高みの見物に徹するのか、まったく予想できなくなります。
★ピート・ヘグセス米国防長官は、2月12日の「ウクライナ防衛コンタクトグループ」の会合で、ウクライナが2014年以前の国境に戻ることは「非現実的」であり、「米国はウクライナのNATO加盟が、交渉による解決の現実的な結論になるとは考えていない」と明言しています。
ヘグセス米国防長官は「これらの部隊(平和維持軍)がウクライナに平和維持軍として派遣される場合、それはNATOの任務の一部としてではなく、NATO条約第5条の適用外であるべきだ」とも述べています。つまり、米軍は、集団的自衛権を行使することはなく、戦争になってもかけつけて助けたりはしない、という、これ以上ない薄情な「お断り」の言葉です。
ゼレンスキー氏が示した辞任の条件は、米国が明示している停戦・平和維持の方針とも、まったく噛みあっていません。
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■<IWJ取材報告 1>「財務省解体!」「消費税廃止!」を訴えて、財務省前に市民1000人が結集!「日本の政治家、官僚が、日本人のための仕事をしない」「日本国民のために予算を使うべき」と訴え! この日初めて地上波でテレビ東京が取材に!~2.21 財務省解体デモ
2025年2月21日、東京都千代田区の財務省前で、「財務省解体デモ」が行われました。歩道を埋めつくした参加者は、およそ1000人とみられました。
会場には、「財務省は分割」「消費税廃止」などの幟(のぼり)が立ち、『ザイム真理教』著者の故・森永卓郎氏の写真が掲げられました。
デモは、参加者がマイクを握り、自由に話をするオープンマイクの形で進められました。開始予定時間の午後5時より前から、次々とマイクが回され、時折、「財務省解体!」「財務省分割!」等のシュプレヒコールが叫ばれました。
スピーチでマイクを握った参加者らは、ひとつの団体ではなく、バラバラで、「日本国民のために予算を使うべき」との主旨で、「財務省解体」のテーマは共有しながら、様々な立場から発言し、主婦や高校生の発言者も目立ちました。中には、「自国民に尽くす強いリーダーだから、トランプ支持」との発言もありました。
「高校生に言われてどんな気持ち? 今 ざあーこざあーこ」「財務省の皆さん、聞いてますか? 私知ってますよ。天下りに120兆円も浪費してるってこと。外国人の生活保護に、何億も、いや何千億も使てるってこと、全部知ってるんですよ」
※2/21財務省デモ 女子高生も参戦
https://www.youtube.com/shorts/dlybUX2aHW4
「僕馬鹿ですけど、今の世の中、今この財務省がやってることが、間違ってるっていうことは、僕でもわかります。今財務省はこっち見てください。窓、ブラインドが落ちてますね」「国民の声、聞く気ありますか! 僕達若者の未来、どうしてくれるんですか? 将来が不安で不安で仕方がないです!」
※第5回財務省解体デモ 高校生の怒りが爆発
https://www.youtube.com/shorts/ag3C4WfRHGU
「増税ばっかで、お前ら何やってんだよって感じじゃないですか! 全然仕事もしてないような財務省が、いくら大蔵省が財務省に変わったって、お前ら犯罪国家かよって話じゃないですか」「貯金が5万円しかない90代のおばあちゃんが、生活保護断られてるって、ありえないじゃないですか。今まで、この日本国のために、一生懸命働いてくださってたお年寄りを虐げるのはおかしいと思いませんか?」
※第5回財務省解体デモ お年寄りを虐げる財務省に怒りが爆発
https://www.youtube.com/shorts/dSf3PCu3UB4
そうした中で、「新党さきがけで大蔵省分割の議員立法を作った」という「財務省の天敵ナンバーワン」を自称する男性は、「(財務省は)特殊法人の基金を40も作って、そこにお金を全部、一般会計から移している」と指摘し、「貯め込んだお金を全部、自分達の天下り先に突っ込んでいる」と暴露しました。
さらに、旧民主党で「特別会計と特殊法人を全部洗い直した」というこの男性は、財務省がCIAの裏金「M(マッカーサー)資金」を、1952年の独立時に引き継ぎ、スイスの特別口座で運用し、「外為特会(外国為替資金特別会計)を利用して、CIAに毎年裏金を提供し続けている」と語りました。
この男性の発言は、X(旧ツイッター)やYouTubeで拡散されるなど、大きな注目を集めました。IWJは、この人物の発言全文を、2025年2月24日付の『日刊IWJガイド』で詳しく報じました。
※財務省の天敵ナンバー1 ~ 財務省解体デモで名演説 ~(wantonのブログ)
https://ameblo.jp/64152966/entry-12887586160.html
※はじめに~21日に財務省前で行われた「財務省解体デモ」に1000人が参加!「#財務省解体デモ」や「#財務省デモ」は、Xでもトレンドに!「新党さきがけで大蔵省分割の議員立法を作った」という「財務省の天敵ナンバーワン」を自称する男性がマイクを握り、「一般会計と特別会計の間で、お金を移し替えています」と指摘!「差し引きは、毎年黒字」だと明らかに! さらに1952年の独立以来、大蔵省・財務省がCIAに裏金を提供し続けてきた外為特会の仕組みを暴露!「岸田政権時代に、海外にバラまいた金は29兆5000億円! そのうちウクライナ支援は9兆円!?」元官僚芸人まつもと氏は「財務省解体デモは効果的」と分析!
(日刊IWJガイド2025年2月24日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250224#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54445#idx-1
一方、主催者の塚口洋佑氏は、「消費税廃止・減税で、好景気になり、税収増の好循環を生む」と主張しました。
「皆さん、この目の前にあるのは、ザイム真理教の第一サティアンですよ。破防法を適用して、歳入部門と歳出部門に、今すぐ解体しないといけないんです。本当、オウム真理教と共通点が多い。オウム真理教には、ああ言えば上祐っていましたね。ザイム真理教の場合は、ああいえば増税ですよ」
※字幕98 #財務省解体デモ 奴隷システムぶっ壊そうとして立ち上がった我々の足を引っ張る奴ら ひろゆき とか 成田祐介 #塚口洋佑 2月21日
https://www.youtube.com/watch?v=efH7PBXZF5s
また、「日本の政治家、官僚が、日本人のための仕事をしない」理由は、「日本が真の意味の主権国家ではないから」であり、それは「憲法9条にもとづく安保条約、日米地位協定などによって、主権を封じ込められているから」だと指摘。「ここから脱却することで、経済グローバリズムの枠組みで利用され続ける立場から逃れ、日本人による日本人のための政治が可能になる」と訴えました。
詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。
※「財務省解体!」「財務省分割!」を訴えて、財務省前に市民1000人が結集!「日本の政治家、官僚が、日本人のための仕事をしない」「日本国民のために予算を使うべき」と訴え!~2.21 財務省解体デモ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526639
■<IWJ取材報告 2>東京(21日)・大阪(22日)・福岡(23日)の3連休を連結した「財務省解体デモ」に続き、24日にも緊急で追加の財務省前でデモ! この日も1000人以上の市民が集まり、生活苦を訴えて減税を要求!「友人が貧困から闇バイトに手を出した」という若者は、「友人を犯罪者にしたのは、あなたたち(財務省)だ!」「大事だった友達を返せ!」と訴え! この日はテレ東に続いて、フジテレビ、テレビ朝日が取材! NHKはまだか!?
2月24日のこの『日刊IWJガイド』でもお伝えしたように、物価上昇や生活苦を実感する市民の間で、「財務省解体」や「財務省分割」を訴える声が、急激に高まっています。
先週2月21日金曜日の夕方、財務省の前で行われた「財務省解体デモ」には、約1000人が集まりました。
※はじめに~21日に財務省前で行われた「財務省解体デモ」に1000人が参加!「#財務省解体デモ」や「#財務省デモ」は、Xでもトレンドに!「新党さきがけで大蔵省分割の議員立法を作った」という「財務省の天敵ナンバーワン」を自称する男性がマイクを握り、「一般会計と特別会計の間で、お金を移し替えています」と指摘!「差し引きは、毎年黒字」だと明らかに! さらに1952年の独立以来、大蔵省・財務省がCIAに裏金を提供し続けてきた外為特会の仕組みを暴露!「岸田政権時代に、海外にバラまいた金は29兆5000億円! そのうちウクライナ支援は9兆円!?」元官僚芸人まつもと氏は「財務省解体デモは効果的」と分析!
(日刊IWJガイド、2025年2月24日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250224#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54445#idx-1
※「財務省解体!」「財務省分割!」を訴えて、財務省前に市民1000人が結集!「日本の政治家、官僚が、日本人のための仕事をしない」「日本国民のために予算を使うべき」と訴え!~2.21 財務省解体デモ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526639
同様のデモは、22日土曜日には大阪の近畿財務局前で、23日日曜日には、福岡と香川でも行われたことがわかっています。
天皇誕生日の振替休日となった24日月曜日には、財務省前で再び、大規模なデモが行われました。
21日の財務省前のデモには、テレビ東京が取材に現れましたが、24日の財務省前では、午後4時の開始前から、フジテレビとテレビ朝日が取材を行なっていました。
IWJ記者が24日の財務省前で、デモの主催者を取材してわかったことですが、24日のデモは、政治経済評論家の男性が「消費税減税」を訴えて、昨年から財務省前で継続的に行なっているもので、この日で11回目とのことでした。
この男性は、IWJ記者の取材に、「普段は10数人しかいないのに、今日はこんなに人がいて、驚いています」と、戸惑った様子を見せました。24日のデモは、IWJ記者の見たところ、最も多い時間で1000人以上は集まっていたのは確実で、財務省前の歩道は移動するのも困難なほどでした。
つまり、人が集まりやすい休日、ということもあり、SNSやYouTubeなどでの「財務省解体」の声の高まりに共感した人達が、この日のデモを金曜日に行われた「財務省解体デモ」と同一視して、自発的に続々と集まった、ということのようです。
実際、集まった市民らは開始早々、自身の経済論を訴える主催者を中心に、マイクリレーでスピーチを行う一団と、日の丸の国旗を振りながら、拡声器でひたすら「財務省解体」を叫び続ける一団と、二手に分かれてしまいました。
IWJ記者が耳にしたスピーチの中には、「外国籍の住民に生活保護を受けさせるな」といった排外的なものや、「官僚や政治家のほとんどは中国人や帰化した外国人」といった、根拠不明の荒唐無稽な主張も複数あり、その周りを、拡声器で在日外国人を口汚く罵る人物が歩き回る、という、精神的な苦痛を後々まで引きずってしまう光景も目にしました。
その一方で、ある20歳の若者は、「友人は両親が亡くなり、親の借金もあって、1人で生きていくだけでお金がなく、限界を迎えて闇バイトに手を出した」ことを明らかにし、「限界で人が変わってしまった友人を犯罪者にしたのは、あなたたち(財務省)だ」「大事だった友達を返してください」と訴え、格差を拡大する政策を続けている財務省を非難しました。
また、「同世代が選挙に行かなくてびっくりした」という若い女性は、「自分の給与明細に納得がいかなかったら、選挙に行く資格があると思う」と叫び、「こんなに節約しているのに、なんで安い食品しか買えないのか。これだけ持って行かれているのに、仕事を休んだら、傷病手当金しかない。もっと現役世代を優遇すべきだ」と訴えました。
2月21日のデモでは、旧民主党時代に故・石井紘基氏とともに財務省の特別会計・外為特会の闇を洗い出したという男性のスピーチが注目を集めました。
岩上安身は、2012年に、当時東大東洋文化研究所の安冨歩教授(現・東京大学名誉教授)と、故・石井紘基議員の実娘で政治文化研究所代表の石井ターニャ氏と3人で、石井紘基氏が追及していた特別会計の真相と欠陥についての対談を行いました。ぜひあわせて御覧ください。
※安冨歩先生の授業「石井紘基氏と特別会計改革」 ~石井ターニャ氏、岩上安身 2012.7.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/22540
また、IWJは、石井紘基氏に関する安冨氏の講演も記事化しています。こちらも、ぜひあわせて御覧ください。
※「複雑化したシステムの中心に東大がある」石井紘基氏が調べていた特別会計の闇の源流 ~安冨歩教授の授業 2013.11.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/113657
※「石井紘基は死なない」 ~権力の闇と戦った国会議員、石井紘基氏の命日に東大・安冨歩教授が講演、「知的探求の継続が、彼を復活させる」 2015.10.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/272068
2月6日付のこの『日刊IWJガイド』では、『ザイム真理教』(2023年、三五館シンンャ)の著者である故・森永卓郎氏の2021年5月の講演についても紹介しています。ぜひ、あわせてご一読ください。
※【1月27日に逝去した経済アナリスト・森永卓郎氏が暴いてきた、日本を売り渡す財務省と外資の『ハゲタカ』の真実!「産業再生機構は官製の『ハゲタカ』!」「政府の成長戦略会議が、片っ端から中小企業を潰し、創造性の海が失われる!」「反財務省の安倍政権から菅政権に代わり、官邸が押さえ込んでいた財務省が一気に頭角を現して、日本は完全な財務省支配になってしまった!」】(原口一博衆議院議員YouTube、2025年1月29日、30日)(日刊IWJガイド、2025年2月6日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250206#idx-8
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54392#idx-8
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※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250226
IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、木原匡康)
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