日刊IWJガイド・非会員版「日向灘で再び大きな地震を誘発する可能性があることを専門家が指摘! 宮崎県の想定では、最大震度6強、津波は最大6メートル!」2024.8.14号~No.4301


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~8日の日向灘の地震が、日向灘で再び大きな地震を誘発する可能性があることを、2人の専門家が指摘! 宮崎県の想定では、「最大震度は宮崎市、延岡市など6市8町で6強、津波の高さは、最大6メートル」!

■8月、IWJの第15期が始まりました! 8月は1日から13日までの13日間で、23件、52万8000円のご寄付・カンパをいただきました! 第14期最後の月である7月のご寄付・カンパは390万9700円で目標達成率は98%でした! 前期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! ザポリージャ原発をロシア軍が攻撃? またウクライナ善玉・ロシア悪玉説の偏見から、でっちあげ情報を流す西側メディア!】しかし、こうしたプロパガンダにはほころびが!(『朝日新聞』、2024年8月12日ほか)

■【第2弾! パレスチナ人の避難所となっているガザの学校を、イスラエル軍が、朝の礼拝中に3発の爆弾で爆撃! 100人以上が死亡!】鬼のような所業! イスラエル軍による給水遮断で消火活動もできず、パレスチナ人の遺族ですら身元確認ができないほど、遺体が損壊! シオニスト・イスラエルが学校を爆撃するのは、避難民を大量虐殺するとともに、パレスチナ人の教育による抵抗の精神を潰すため!(『アルジャジーラ』、2024年8月10日)
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■はじめに~8日の日向灘の地震が、日向灘で再び大きな地震を誘発する可能性があることを、2人の専門家が指摘! 宮崎県の想定では、「最大震度は宮崎市、延岡市など6市8町で6強、津波の高さは、最大6メートル」!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 8月8日に発生した日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震に伴い、「南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっている」として、気象庁が発表した南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)について、気象庁は13日、「8日から13日までに南海トラフ地震の想定震源域で発生した震度1以上の地震は23回」と発表しました。

 気象庁は、「ひずみ観測点では、マグニチュード7.1の地震に伴うステップ状の変化が観測されていますが、地震後に通常みられる変化以外は今のところ観測されていません」「8日の地震の発生後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていません」と、「無難」を強調するような説明をしています。

 この1週間程度という警戒は、そもそも科学的な見解ではなく、社会的な受忍限度として内閣府が決めた、というだけのことで、特に科学的根拠もなく、この一両日中にも、警戒は解除されそうです。人々の警戒心も、一挙に緩むことでしょう。

※令和6年8月8日16時43分頃の日向灘の地震について(第6報)及び南海トラフ地震関連解説情報(第5号)について(気象庁、2024年8月13日)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2408/13b/202408131530.html

※はじめに~南海トラフ地震が想定されているエリアの南西の端、日向灘でM7.1の大地震! 宮崎県で震度6弱!気象庁は「巨大地震注意」を発表! この1週間以内に、M8から9の本震が来る可能性もあると警告! M8はM7と比べるとエネルギーが約30倍!M9はM7の約千倍! さらに神奈川西部を震源とする震度5弱の地震も! 東海・東南海・南海トラフ地震のエリアの原発はどうなるのか!? 危ないのは、静岡の浜岡原発と、四国の伊方原発! しかし政府やNHKなどマスメディアは、原発事故の可能性についてはまったく言及せず、注意喚起もしていない!(日刊IWJガイド、2024年8月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240810#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53777#idx-1

 一方、「中央」の気象庁とは、日向灘地震に襲われた「現場」である宮崎県からは、明らかに「危機感」の温度差が違う発信がされています。今回の大地震の「割れ残り」があり、同程度の大地震が起こる可能性がある、というのです。8月12日付『MRT宮崎放送』は、8日の地震の分析を進めた京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教が、「日向灘に割れ残りの領域があり、今後もマグニチュード7程度の地震が発生する可能性が高い」と、注意を呼びかけたと報じています。

※「日向灘に割れ残りの領域」「今後もマグニチュード7程度の地震が発生の可能性」震度6弱の地震受け専門家「日向灘は30年に一度のことが起こっている」(MRT宮崎放送、2024年8月12日)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/1355453?display=1

 それでも山下助教は、8日の日向灘での地震で、「南海トラフ地震が誘発される可能性は低い」との、慎重な見方も示しています。

 しかし、1996年の10月と12月に発生したマグニチュード7程度の2つの地震の例をあげ、8日の震源が、この1996年12月の震源域に近い一方、「(1996年の)10月(に起きた地震)の震源域は含まれていないため、エネルギーをため続けているおそれがある」と指摘し、「さらにこの(8日の震源地より)北から北東側ではエネルギーを貯め続けていて、地震が起こりやすい状態にあるとみています」と述べています。

 問題は、引き起こされる津波の大きさです。

 山下助教によると、「割れ残っているとされる震源域は今回よりも震源が浅いため、地震の規模が同じ程度の場合、津波がやや大きくなるおそれがある」とのことです。

 山下助教は、日向灘南部では、今後1、2ヶ月の間、「何が起こるかわからない」と、注意を呼びかけています。

 さらに山下助教は、日向灘の沖合でも、スロー地震と呼ばれる現象が活発化していると指摘しています。スロー地震とは、余効変動、アフタースリップ、ゆっくり滑りなどとも呼ばれる現象で、急激な激しい地震後に、長期間に渡って、ゆっくりと地殻が変動する現象を指します。

※スロースリップ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97

 「ちょっと大きい地震が起こったというレベルではなく、30年に一度くらいのことが今起こっている」として、マグニチュード8クラスの地震のリスクも、普段より上がっていると述べています。

 昨日の日刊IWJガイドでも指摘しましたが、M7から1段階上がってM8になるということは、地震のエネルギーが32倍になり、M9なら、M7の1000倍のエネルギーとなります。どの程度の大きさの地震の津波が、フラットな海岸線が南北に長く続く宮崎県の美しいビーチを襲うことになるのか、誰も確かなことはいえないのです。

 『MRT宮崎放送』は、宮崎県による日向灘地震の被害想定として、「最大震度は宮崎市、延岡市など6市8町で6強、津波の高さは、最大6メートル」「死者は最大約1700人、負傷者は最大約5500人」と報じています。

 M8クラスの地震だった場合、犠牲者はもっと増えるかもしれません。仮に、前回と同程度の地震規模であっても、津波が高くなることが問題です。前回の資源地より北部に震源地が移るということは、約103万人の宮崎県内で、最も人口が多い、県庁所在地の宮崎市(人口約39万人)よりで地震・津波が起こることを意味します。

 宮崎市内は平坦で起伏や高台が少なく、市内を流れる大淀川で分断されています。天神山という高台もありますが、市役所のある中心部は、大淀川をはさんで、反対に位置します。

 もし、東日本大震災の時と同様に、津波が川を遡上してきたら、市は2つに分断され、高台のないフラットな中心部は、津波にひたされてしまい、市民は避難すべき高台が近くになく、津波の犠牲を防げないかもしれません。

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■8月、IWJの第15期が始まりました! 8月は1日から13日までの13日間で、23件、52万8000円のご寄付・カンパをいただきました! 第14期最後の月である7月のご寄付・カンパは390万9700円で目標達成率は98%でした! 前期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 急激な血圧低下と、起立性のめまいと、胃腸の不調に7月はじめから襲われていた岩上安身は、7月22日に都内の病院に入院し、いったんは小康状態を得て、7月26日に退院しましたが、7月27日に再び、血圧の急低下とめまいに襲われて再入院しました。

 めまいは脱水症状によるものであり、血圧が正常化し、脱水症状も改善し、胃腸の方はひどい便秘と激しい下痢が、7月の間、1ヶ月間交互に続いていたものの、ようやく落ち着きを見せ、通常便までは戻らないものの、ひとまず、31日に退院しました。

 胃腸は、この7月の1ヶ月間に、大腸ファイバー検査と胃の内視鏡検査の両方を行い、不幸中の幸いですが、胃潰瘍は見つかったものの、胃も腸も癌は見つからずにすみました。

 ただ、胃腸は不調な原因は不明なままで、健常な状態に戻ったとは、まだまだいえず、放っておくと便秘気味となり、悪化する前に処方薬を飲むと、今度は下痢になり、空っぽになるまで待つ、という繰り返しです。便秘薬と下痢止めの両方を処方されています。

 思い出されるのは、4回もワクチンを接種したにもかかわらず(むしろそのゆえに?)、今年の1月、新型コロナに感染し、それ以降、2月にはインフルエンザに感染し、その後も、病原体が不明の細菌性の感染症になり、健康診断を受けたら、肺気胸が見つかって、即、入院。右肩の激痛で整形にかかり、糖尿病にもなり、血中の酸素濃度が低い(常時90~75程度)原因を探るうちに、呼吸器内科でぜん息があると判明(子供時代から、小児ぜん息などの症状があったことはありません)するなど、病気・体調不良ラッシュが続いて現在に至っていることです。

 ワクチンと新型コロナ感染の後遺症の可能性ではないかと、疑いをもたずにはいられません。「医者の不養生」とか「紺屋の白袴」などとよく言われますが、新型コロナワクチンの問題を手がけて、世に警鐘を鳴らすべきジャーナリズムでありながらも、自分自身の身は守れず、こんな状況になっても、次々と我が身に起こる病気や体調の異変・不良に対処するのに追われて、後遺症の専門家に取材したり、自身の後遺症についての診察をあと回しにしてしまっているのが現状です。

 しかし、それほどまでに日本も含め、世界情勢が急変し、混沌としている状況について、プロパガンダを覆しながら真実をお伝えするのが、日々、精いっぱいであることをご理解願えればと存じます。

 再々入院を避けるため、当面、深夜に及ぶハードワークは避けて、しばらく慣らし運転をしていきます。また、脱水症状にも、運動不足、ストレスのため込みすぎにも、十分に気を付けながら頑張ります。全力疾走まではもうしばしお待ちください。

 8月は1日から13日までの13日間で、23件、52万8000円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます。

 第14期最後の7月のご寄付・カンパの金額は、177件、390万9700円で、目標達成率は98%でした! 惜しくも目標額に達成しませんでしたが、98%という高達成率です。誠にありがとうございました!

 しかし、前期第14期の、IWJへのご寄付・カンパは、11月から6月まで、8ヶ月連続で目標金額に到達しませんでした。この8ヶ月間の不足額の合計は、1260万8589円です。零細な企業であるIWJにとっては、非常に厳しい数字です!

 支出を期の初めより、大幅に削ってきましたので、全体の収支がどうなっているか、赤字転落か、ぎりぎり赤字を免れるか、すべての計算が出そろわないとわかりませんが、出そろい次第、皆さまにご報告いたします。

 この8月1日から、新たに第15期が始まりました。今季の見通しは、7月中に立案するはずでしたが、岩上安身の体調不良と入退院を繰り返したことで、経理とのミーティングが十分にできておらず、ご寄付の月間目標額を今すぐただちにお示しすることができません。ご理解とご容赦をよろしくお願いいたします。

 とはいえ、おそらくは、ほぼ変わらない金額が必要になるものと思われます。第15期こそは、赤字にならないようにするために、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 7月末現在、IWJ会員の総数は2277人、このうちサポート会員の方は852人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

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 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.8.14 Wed.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.8.15 Thu.**

調整中

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◆「2024年8月15日」まで、フルオープン!◆

安倍総理は「ジェンタイル・シオニスト」!? 米国の「イスラエルびいき」の背後にある「ジェンタイル・シオニズム」とは!? ~岩上安身によるインタビュー 第890回 ゲスト「パレスチナの平和を考える会」事務局長・役重善洋氏 第1弾 2018.7.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428159

米国によるイスラエル「偏愛」の歴史的起源!「ユダヤ人帰還論」!? 誤解された「オスロ合意」の真実とは!?~岩上安身によるインタビュー 第909回 ゲスト『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏 第2弾 2018.8.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430069

新疑惑イスラエルゲート!? トランプ陣営が安保理で「イスラエルの入植地批判決議を行わせない」ようにロシアへ協力要請!? ~岩上安身によるインタビュー 第947回 ゲスト『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・役重善洋氏 第3弾 2018.10.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/433638

キリスト教国家米国がなぜシオニズムを熱狂的に支持するのか!? ヨーロッパ・キリスト教国民国家の「建国」が生み出し、パレスチナに押しつけた「他者」イスラエル~6.25 岩上安身によるインタビュー 第950回 ゲスト『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏 第4弾 2019.6.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451520

イスラエルに肩入れしイランを敵視するトランプ米政権における「ネオコン復活」の象徴・ボルトン大統領補佐官が参院選翌日に来日! 日本政府は選挙直後から「改憲と戦争」に前のめり! ~岩上安身によるインタビュー 第951回 ゲスト パレスチナの平和を考える会事務局長・役重善洋氏 第5弾 2019.7.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452366

トランプ政権によるイスラエルのパレスチナ入植「合法化」!? は大統領選へ向けたシオニストへのアピール!? ~岩上安身によるインタビュー 第971回 ゲスト『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長・役重善洋氏 第6弾 2019.11.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462056

◆「2024年8月23日」まで、フルオープン!◆

【川内・玄海・伊方3原発立地周辺レポート】鹿児島県川内原発編1.「原発は事故がなくても膨大に環境破壊を推し進めている」~ウミガメの産卵地に立つ環境破壊工場 2016.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/307193

【川内・玄海・伊方3原発立地周辺レポート】愛媛県伊方原発編~再稼働直前!立地も避難計画も問題だらけ!40年の歳月をかけ地元に根を張った電力会社の影響力 2016.8.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/323450

【IWJ検証レポート】「3.11」の教訓はどこへ!?被災県でさえ再発した「避難渋滞」!原発方向へ逃げる伊方原発の避難経路!地元住民は「事故が起きたらみな諦める」と証言! 2016.12.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/351558

「中央構造線が何回も動いているのは明らかなのに、電力会社や国は原子力発電所を作り、さらに再稼働をする」――岡村眞氏講演会「南海トラフ巨大地震の最新情報と伊方原発」2015.2.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/236157

川内原発2号炉再稼働前夜! 穴だらけの運転再開!? 巨大噴火リスクに阪上氏「3ヶ月でどうやって核燃料を避難させるのか。とても不可能だ」2015.10.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/270376

「国会は戦場のリアルに追いついていない」元レンジャー隊員・井筒高雄氏――元首相菅直人氏「避難計画の最終判断はどこが決めるのか?」川内原発再稼動に懸念表明 2015.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/261906

桜島は序章に過ぎない!?「充電」された姶良カルデラの脅威! 日本全土を襲う巨大噴火と川内原発再稼働の「愚」~IWJ×FFTV第2弾!(前編) 2015.8.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/258227

問題だらけの川内原発が再稼働「免震重要棟も土台しかない。ベント施設も完成していない。住民の避難計画もない。これが原子力社会、核社会の本質だ」2000人超が抗議 2015.8.9
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【岩上安身のニュースのトリセツ】御嶽山噴火から分かった、川内原発再稼働「新たな安全神話」の7つの欺瞞 2014.10.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/174819

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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! ザポリージャ原発をロシア軍が攻撃? またウクライナ善玉・ロシア悪玉説の偏見から、でっちあげ情報を流す西側メディア!】しかし、こうしたプロパガンダにはほころびが!(『朝日新聞』、2024年8月12日ほか)

 ウクライナ軍が8月6日早朝ロシアの西部クルスク州に侵攻して以降、西側メディアは、このニュースとセットで、ザポリージャ原発へのドローン攻撃を、ロシア軍が行っているというウクライナのゼレンスキー氏の発言を検証なく垂れ流す記事を発信しています。

 このニュースを二つ重ねることで、ザポリージャ原発への攻撃は「ロシア軍がロシア領のクルスクへウクライナ軍が攻撃してきたことへの反撃あるいは牽制として行っている」というニュアンスが加わります。

 たとえば、12日付『朝日新聞』は、ゼレンスキー氏の発表を検証なしに、次のように報じています。

 「ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ロシアの支配下にあるウクライナ中南部のザポリージャ原発が攻撃され、火災が起きたと発表した。欧州最大級の原発で、現在はロシアの占領下にある。

 調査した国際原子力機関(IAEA)によると、11日夜にドローン(無人機)攻撃により発電所の二つの冷却塔のうち一つで火災が発生。放射線レベルの上昇はなく、安全性への影響は報告されていないとしている。

 ゼレンスキー氏は『ロシアはザポリージャ原発をウクライナや欧州、世界を脅すためだけに利用している』と非難した」。

※ウクライナ軍、隣接州にも進軍か ザポリージャ原発にはドローン攻撃(朝日新聞、2024年8月12日)
https://digital.asahi.com/articles/ASS8D3QBLS8DSFVU5XHM.html

 12日付の『日テレNEWS』は、このザポリージャ原発の攻撃を、ゼレンスキー氏の発言をそのまま流した上で、次のように、ロシア軍の牽制だとして露骨に情報操作しています。

 「ロシア軍はザポリージャ原発の敷地内での放火で、クルスク原発に迫るウクライナ軍に対する牽制した可能性もあります」。

※【ゼレンスキー大統領】「ロシア軍がザポリージャ原発の敷地内に放火」(日テレニュース、2024年8月12日)
https://youtu.be/GvJf0sJKiy4

★しかし、11日付『RIAノーボスチ』は、「IAEA専門家、ZNPP(ザポリージャ原発)からUAV(無人機)による冷却塔攻撃に関するデータを入手」と報じ、明確に、IAEAが、ザポリージャ原発からウクライナ軍のドローン攻撃を受けたという情報を入手して、公開しているのです。日本のマスメディアの、特に日テレのような、憶測をまじえたデマ報道とは、明らかに違います。

 『RIAノーボスチ』は、このように伝えています。

 「ザポリージャ原子力発電所(ZNPP)に駐在している国際原子力機関(IAEA)の専門家たちが、ZNPPから発電所の冷却塔の一つに対するドローン攻撃の疑いについての情報を受け取ったとIAEAが発表した。

 日曜日の夜、ZNPPは、ウクライナ軍による砲撃の結果、冷却塔がある地域の近くの岸で火災が発生したと報告した。火災は発電所の運転には影響を及ぼしておらず、施設の6つのユニットすべてが『冷温停止』の状態にあるとされている」。

※ここから先は【中略】とさせていただきます。御覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して御覧ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。

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 IAEAの報告から、わかるのは、冷却塔2基のうち1基をドローンが攻撃したということです。

 このドローンは、ロシア軍ではなく、ウクライナ軍が操作したものです。

 なぜなら、ゼレンスキー氏自身が、この火災の原因を、「ロシア占領軍がザポリージャ原子力発電所の敷地内で火災を起こした(放火した)」と、事実とはまったく異なる虚偽の説明をしているからです。

※12日のゼレンスキー氏のXへのポスト
https://x.com/ZelenskyyUa/status/1822710266674684154

 このゼレンスキー氏の虚偽の説明は、火災の原因を「ドローン攻撃」と特定しているIAEAの報告と大きく矛盾し、また、日テレをはじめとしたザポリージャ原発の冷却塔から黒煙が上がる火災の映像とも矛盾します。

 どうして、これほど、すぐにわかる稚拙な大嘘をつくのでしょうか。

 ゼレンスキー氏は、単なるデマゴギーなのではなく、自分の嘘を西側のマスメディアが否定しないことを知り尽くしており、西側の軍部と共同作戦を行っていることもうかがわせます。

 それにしても、こんなデマ作戦に、足をそろえてプロパガンダを行う日本のマスメディアは、ことごとく、完全にイカれていると言わざるをえません。戦争宣伝のために、どんなデマでも垂れ流す、「大本営発表報道」の拡大版です。(IWJ)

※【IWJ号外】ウクライナ情報総局のブダノフ局長、昨年ウクライナ軍がザポリージャ原発に攻撃をかけたと認める!「ロシア軍が攻撃という主張は不合理」と指摘した岩上安身とIWJの報道は正しかった! 2023.10.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519115

■【第2弾! パレスチナ人の避難所となっているガザの学校を、イスラエル軍が、朝の礼拝中に3発の爆弾で爆撃! 100人以上が死亡!】鬼のような所業! イスラエル軍による給水遮断で消火活動もできず、パレスチナ人の遺族ですら身元確認ができないほど、遺体が損壊! シオニスト・イスラエルが学校を爆撃するのは、避難民を大量虐殺するとともに、パレスチナ人の教育による抵抗の精神を潰すため!(『アルジャジーラ』、2024年8月10日)

 「平和の祭典」パリ五輪が行われていた裏で、シオニスト・イスラエルによるガザでのパレスチナ人虐殺が、激しさを極めていました。

 8月10日付『アルジャジーラ』は、10日土曜日、ガザ市ダラジ地区にあるアル・タビン学校で、避難していた避難民らが朝の祈りを捧げている最中に、イスラエル軍が2000ポンド(907kg)爆弾3発を投下し、「ガザ当局者によると、100人以上が死亡、数十人が負傷した」と報じました。

 イスラエル軍は、「ハマスのテロリストと指揮官の隠れ家である指揮統制センターを攻撃した」と主張しているとのこと。イスラエル軍は、「上級司令官を含むハマスとイスラム聖戦の戦闘員20人が、学校で活動していることを示す情報を入手した」との声明を発表したものの、いつものように証拠は示していない上、パレスチナ当局が発表した死傷者数についても「不正確だ」と主張していると、この記事は報じています。

 この『アルジャジーラ』の記事は、「イスラエル軍は(学校のある)ダラジ地区への給水を遮断しているため、救助隊は(消化活動ができず)炎に閉じ込められた人々を救助できなかった」と、パレスチナ人ジャーナリストのホッサム・シャバト氏の報告を伝えています。あらかじめ給水を遮断しておいて、爆撃したと考えられます。鬼のような所業です。

 さらに、『アルジャジーラ』のハニ・マフムード記者は、「この攻撃でガザ市のアル・アハリ病院に救急搬送された負傷者の多くは、砲撃で発生した火災で重度の火傷を負ったり、破片でひどく出血したりして危篤状態にある。血まみれか、すでに死亡が確認された状態で運ばれてくる人が多い」とした上で、「病院では遺族でさえ、愛する家族の身元確認ができない場合が多い」とレポートしています。

 民間防衛隊の広報担当者マフムード・バサル氏は、この記事の中で、「学校の敷地内には、死体や体の一部が散乱している。救急隊員が、死体全体を特定するのは、非常に困難だ。ここには腕があり、あちらには足がある。死体はバラバラに引き裂かれている」と証言しています。

※Israeli strike on Gaza school kills more than 100 people(ALJAZEERA、2024年8月10日)
https://www.aljazeera.com/news/2024/8/10/israel-strike-on-gaza-school-kills-more-than-100

★この『アルジャジーラ』の記事は、殺害された避難民らの中には、「8月に入ってから、イスラエル軍が次々に行っている、ガザ各地の避難所への攻撃から逃れてきた生存者も、多く含まれていた」とした上で、「つまり、ガザ地区全域で、家族全員が次々に抹殺され、住民登録簿が抹消されているのだ」と糾弾しています。

※【イスラエル軍が避難民が集まるガザ市の学校2校を爆撃! 少なくとも30人が死亡! 16人が行方不明! 負傷者の80%は子供!! このうち1校は前日も爆撃を受け、17人が死亡! さらにイスラエル軍はガザ市の病院の避難民テントを爆撃!44人が死亡!】イスラエル軍は「建物内で武器が製造されていた」「テロリストの隠れ家だった」「ハマスが住民を人間の盾にしている」などと一方的に主張! いつもの通り、何の証拠もなし! イスラエルの日常は、毎日がジェノサイド! 避難民殺し! 国際法違反!(『ミドル・イースト・アイ』2024年8月4日ほか)(日刊IWJガイド、2024年8月6日)
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 シオニスト・イスラエルがなぜ、学校を狙い撃ちにしているのかについて、8月12日付『アルジャジーラ』は、「ガザでは教育は抵抗であり、パレスチナ人の抵抗の精神を鎮圧するためである」という、ガザ在住の作家エマン・アルハジ・アリ氏のオピニオン記事を掲載しています。

※In Gaza, education is resistance(ALJAZEERA、2024年8月12日)
https://www.aljazeera.com/opinions/2024/8/12/in-gaza-education-is-resistance

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