┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~フランス国民議会選挙の結果、左派連合の新人民戦線が182議席で、最大勢力に! 続いてマクロン大統領の中道連合が168議席、国民連合は143議席で第3位に! しかし、3つの勢力とも過半数を確保できず、フランス政局は、少なくとも2025年夏まで不安定なままになる!?
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┠■IWJの第14期も最後の1ヶ月です! 7月は4日までの4日間で、ご寄付・カンパが10万8000円と、目標額の3%にとどまっています! 今期第14期は、8ヶ月連続で目標金額に届かず、累積の赤字額は約1260万円になっています。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、日々、増えてきています! そのIWJを支えるのは、皆さまからいただく会費とご寄付・カンパだけです。有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!
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┠■【中継番組表】
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┠■<新記事・動画紹介>「情報戦」の時代をどう生き抜くか? 巨大組織メディア報道の罠を検証!【第2部】新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機(第9回)~岩上安身によるインタビュー第1164回ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏
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┠■『ウィキリークス』がXで、昨年10月7日のハマスらパレスチナ抵抗勢力による奇襲攻撃直後に、イスラエル情報省が治安部門に配布した、ガザ地区住民のシナイ半島への強制永久移住に関するリーク文書を報じた、イスラエルの市民メディアの昨年10月の記事を紹介! ガザ住民永久追放のためには、偽のアッラーのメッセージを作成! 米国にはアラブ諸国への圧力をかけさせる! 他方でイスラエルが非難されないため、「人道的措置」だと主張する、詳細な手口のほとんどが実現されている!!
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┠■<IWJ取材報告>国民の健康と生命を守るべき厚労行政の長が、この秋に迫るレプリコンワクチンの接種開始を前に懸念される「シェディング(ワクチン接種により産生されたmRNAやスパイクタンパク質が、接種者の吐息などから非接種者に拡散される現象)」のリスクを完全無視!! mRNAワクチン政策は本当に大丈夫なのか!?~7.5 武見敬三厚生労働大臣定例会見
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■はじめに~フランス国民議会選挙の結果、左派連合の新人民戦線が182議席で、最大勢力に! 続いてマクロン大統領の中道連合が168議席、国民連合は143議席で第3位に! しかし、3つの勢力とも過半数を確保できず、フランス政局は、少なくとも2025年夏まで不安定なままになる!?
おはようございます。IWJ編集部です。
6月7日に行われたフランス国民議会(下院)の2回目の総選挙の結果が判明しました。
第2回の投票では、マクロン大統領の中道連合が、148議席を獲得してトップ、次いで、左派連合の新人民戦線が、146議席で第2位、そして、ルペン氏が率いる国民連合が、88議席で第3位に終わりました。
※Publication des candidatures et des resultats aux elections Legislatives 2024(フランス内務省、2024年7月8日閲覧)
https://www.resultats-elections.interieur.gouv.fr/legislatives2024/ensemble_geographique/index.html
この結果、国民議会の新勢力は、新人民戦線が182議席で最大勢力に、マクロン大統領の中道連合が168議席で第2位の勢力、ルペン氏の国民連合が、143議席(共和党右派を含む)で第3勢力となりました。第1ラウンドの結果と、第2ラウンドで、急進左派が、急進右派を逆転したわけです。
※Composition de l’Assemblee nationale(ルモンド、2024年7月8日閲覧)
https://www.lemonde.fr/resultats-elections/
フランス国内外で、「極右」を抑えて新人民戦線が勝利したという文脈で、あたかも、最終的に、国民の良識が勝ったすばらしい選挙のように語られています。ジャン=リュック・メランション新人民戦線代表は、8日に以下のようにX(旧ツイッター)にポストしています。
「私たちは今夜の結果に大いに安堵している。今夜、私たちはこれまで以上にこの国を愛している。国民は常に苦しんでいる。しかし、そのたびに国民は立ち上がる。#ElectionsLegislatives2024」。
※ジャン=リュック・メランション新人民戦線代表の8日のXへのポスト
https://x.com/JLMelenchon/status/1810035128833306763
「共和国大統領は新人民戦線の首相を任命しなければならない。そうすれば、フランスを統治不能にしないことは、反対派の責任となる。#ElectionsLegislatives2024 #VictoireNFP」。
※ジャン=リュック・メランション新人民戦線代表の8日のXへのポスト
https://x.com/JLMelenchon/status/1810040992705257875
「新人民戦線の首相が誕生し、さまざまなことを決定することができるようになる。国際的には、パレスチナ国家を承認することに同意しなければならないだろう。#VictoireNFP」。
※ジャン=リュック・メランション新人民戦線代表の8日のXへのポスト
https://x.com/JLMelenchon/status/1810041739039723810
しかし、新人民戦線は、パレスチナ問題については、まっとうな見識を持っていますが、繰り返しお伝えしているように、ウクライナ紛争の停戦・恒久平和という観点で見ると、ロシアを過剰に敵対視し、停戦よりも戦争の拡大・継続を望む好戦的なマクロン大統領と代わりません。
フランスの長距離兵器や軍をウクライナへ送り、ウクライナ紛争を継続し、ロシアとの直接対決も辞さない構えなのです。このあたりのバイアスのかかり方は、日本国内の、特にフランスの「現代思想」が表している左翼・リベラル層に与えている影響は小さなものではなさそうです。
逆に、「極右」とさげすまされ、危険視されてきた国民連合のルペン氏は、4日の『CNN』のインタビューの中で、「マリーヌ・ルペン氏は、自党から首相が誕生した場合は、ウクライナ政府に対し、仏供与の長距離兵器でロシア領内を攻撃するのを容認しないことになると明言した。またマクロン大統領が示唆する仏軍のウクライナ派兵も阻止すると約束した」と述べているのです。どちらが「平和主義者」なのでしょうか? これまでの先入観にとらわれず、今、現在の現実を直視して、是々非々で判断すべきです。
国民連合のイスラム教徒への差別的政策は、もちろん批判されるべきですが、それとこれとはまた別です。
フランスの左派はウクライナ紛争の見方、対応の姿勢から、ことごとく批判されてしかるべきです。
※フランスのウクライナ支援、極右政党から首相誕生なら抑制 ルペン氏が明言(CNN、2024年7月6日)
https://www.cnn.co.jp/world/35221139.html
同日付『CNN』は、ルペン氏の非常に興味深い移民に関する発言も伝えています。
それは、次のような発言です。
「ルペン氏はこの他、サッカー仏代表のスターであるキリアン・エムバぺ選手を厳しく批判した。同選手はこの数週間、他の多くの著名人に加わる形でコメントを発し、極右に権力を渡さないための投票行動を呼び掛けている。
ルペン氏はこうしたコメントに反論。『エムバペ選手は移民の背景を持つフランス国民を代表してはいない。なぜならそうした人々の大半は最低賃金で暮らし、住宅も暖房も手にする余裕がないからだ。彼らはエムバぺ氏のような人々よりも格段に数が多い』と語った」。
これは、同じフランス国籍をもつ移民とはいっても、大きな経済格差が存在する、という点では、本来、左派の新人民戦線が語るべきことではないでしょうか。
第2ラウンドでの逆転劇は、作戦なき偶然の産物ではありません。第2回目の投票では、中道連合と新人民戦線が、「極右の過半数阻止」を旗印に選挙協力し、候補者を一人に絞って、国民連合と直接対決する選挙区を数多く作り出しました。
2日付『RT』は、「エマニュエル・マクロン大統領のルネッサンス党と左派連合から200人もの候補者がフランス議会選挙の決選投票から離脱したと、AFP通信が独自の推計を引用して火曜日に報じた。この動きは、右派の国民連合(RN)とその同盟政党が議会で過半数を占めるのを阻止するのが目的だという」と報じています。
※Hundreds of candidates withdraw from French runoff ― media(RT、2024年7月2日)
https://www.rt.com/news/600343-hundreds-candidates-withdraw-french-runoff/
マクロン大統領のルネサンスと新人民戦線は、あわない政策も多々あり、緊張関係にあるとは言うものの、現実に、この選挙協力は奏功し、国民議会において、新人民戦線が最大勢力に、中道連合が第2勢力になりました。
これは、新人民戦線が、ウクライナ紛争の拡大・継続を望み、国内の農家や産業よりも、グローバル資本と、EU・NATOなどの超国家機関の利益を優先する、マクロン大統領に明確に協力したという意味で、反戦平和を志向し、労働者の利益を実現するという、本来の左派連合の「左翼性」を自ら放棄したことをも意味します。
これが、今後のフランスの国家運営にどういう影響をもたらすか、否、フランスが独立した国家主義をかざすのを控えて、グローバリズムと超国家組織の中に溶けてゆくのか、注目に値します。
もう一つの問題は、国民議会の過半数は289議席(全577議席)ですが、新人民戦線(182議席)も、マクロン大統領の中道連合(168議席)も、ルペン氏の国民連合(143議席)も、いずれも単独での絶対過半数には遠く及ばないという点です。
今後のフランス政局は、どうなるのでしょうか。
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■IWJの第14期も最後の1ヶ月です! 7月は4日までの4日間で、ご寄付・カンパが10万8000円と、目標額の3%にとどまっています! 今期第14期は、8ヶ月連続で目標金額に届かず、累積の赤字額は約1260万円になっています。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、日々、増えてきています! そのIWJを支えるのは、皆さまからいただく会費とご寄付・カンパだけです。有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!
いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。
7月に入り、IWJの第14期も、最後の1ヶ月となりました。
7月は1日から4日までの4日間で、11件、10万8000円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。これは、月間の目標額400万円の3%という達成率です。
6月のご寄付・カンパが目標額に到達できなかったことで、今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から6月まで、8ヶ月連続で目標金額に到達しませんでした。この8ヶ月間の不足額の合計は、1260万8589円です。零細な企業であるIWJにとって、非常に厳しい赤字額です! 財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、独立メディアとして活動できなくなってしまう可能性が出てきました。
第13期は、2000万円を超える赤字でした。この時は、私、岩上安身が、老後の蓄えを崩してピンチを切り抜けました。しかし、2年連続大幅な赤字となると、私、岩上安身個人にも、もうこれ以上、投じる私財はありません!
以前にも書きましたが、私には、進行性の難病の線維筋痛症で、ほぼ寝たきりに近い次女がいます。
ですので、私は、残念ながらIWJとともに心中することはできません。倒産する一歩手前で、未払いの給与や売掛、債務がないように始末して会社を自分の手で解散しますし、人様に迷惑のかかるような最後にはしない、と覚悟を定めています。
ただ、余力ある限り、自らのジャーナリストとしての使命・天命から逃げ出すようなことはいたしません!
皆さまのご支援のある限り、全力で前進を続けます!
今月こそ、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、積み重なっている今期の1000万円を超える目標不足分を、期末の7月末までに削ってしまい、収支がマイナスにならないよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!
6月末現在、IWJ会員の総数は2329人、このうちサポート会員の方は869人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!
よろしくお願いします!
岩上安身拝
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◆中継番組表◆
**2024.7.9 Tue.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】10:45~「木原稔 防衛大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
木原稔防衛大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた防衛大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%98%b2%e8%a1%9b%e5%a4%a7%e8%87%a3
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【IWJ・エリアCh2・福島】18:00~「『ALPS処理汚染水』と廃炉等についての国・東電と住民との説明意見交換会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach2
「住民説明会県北実行委員会」主催の説明意見交換会を中継します。これまでIWJが報じてきた汚染水問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b1%9a%e6%9f%93%e6%b0%b4%e5%95%8f%e9%a1%8c
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◆中継番組表◆
**2024.7.10 Wed.**
調整中
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◆「2024年7月11日」まで、フルオープン!◆
※「ワシントンはウクライナ人が最後の1人となるまでロシアと戦う」!! 米国のレーガン政権で外交アドバイザーを務めた保守の論客・ダグ・バンドゥ氏が強烈にバイデン政権を批判する論文を発表! この戦争の主語は「ワシントン」であり、最後の1人まで戦わされるのは「ウクライナ」! これは「正義」の戦争なのか!? 2022.4.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505301
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※ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
国民の健康と生命を守るべき厚労行政の長が、この秋に迫るレプリコンワクチンの接種開始を前に懸念される「シェディング(ワクチン接種により産生されたmRNAやスパイクタンパク質が、接種者の吐息などから非接種者に拡散される現象)」のリスクを完全無視!! mRNAワクチン政策は本当に大丈夫なのか!?~7.5 武見敬三厚生労働大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523759
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■<新記事・動画紹介>「情報戦」の時代をどう生き抜くか? 巨大組織メディア報道の罠を検証!【第2部】新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機(第9回)~岩上安身によるインタビュー第1164回ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏
岩上安身は2024年7月1日、『ウクライナ・コロナワクチン報道にみるメディア危機』の著者で、新進気鋭の若手在野研究者である嶋崎史崇氏に、連続インタビューの通算9回目であり、第2部の5回目となるインタビューを行いました。
岩上安身は【第1部】として、「ウクライナ紛争をめぐる『半ポスト真実』を見極める」と題し、嶋崎氏へ4回の連続インタビューを行ってきました。また、【第2部】として、新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機とその報じ方のバイアスについて、これまで4回の連続インタビューを行ってきました。
これまでのインタビューは、ぜひ以下のURLから御覧ください。
※「情報戦」の時代をどう生き抜くか? メディア報道危機を検証!【第1部】勃発から2年が経過! ウクライナ紛争をめぐる「半ポスト真実」を見極める!~岩上安身によるインタビュー 第1146回 ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏 2024.2.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521909
※「情報戦」の時代をどう生き抜くか? メディア報道危機を検証!【第1部】勃発から2年が経過! ウクライナ紛争をめぐる「半ポスト真実」を見極める!(第3回)~岩上安身によるインタビュー 第1147回 ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏 2024.3.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522005
※「情報戦」の時代をどう生き抜くか? メディア報道危機を検証!【第1部】勃発から2年が経過! ウクライナ紛争をめぐる「半ポスト真実」を見極める!(第4回)~岩上安身によるインタビュー 第1148回 ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏 2024.3.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522207
※「情報戦」の時代をどう生き抜くか? 巨大組織メディア報道の罠を検証!【第2部】新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機(第5回)~岩上安身によるインタビュー第1158回ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏 2024.5.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523055
※「情報戦」の時代をどう生き抜くか? 巨大組織メディア報道の罠を検証!【第2部】新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機(第6回)~岩上安身によるインタビュー第1159回ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏 2024.5.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523183
※「情報戦」の時代をどう生き抜くか? 巨大組織メディア報道の罠を検証!【第2部】新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機(第7回)~岩上安身によるインタビュー第1161回ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏 2024.5.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523269
※「情報戦」の時代をどう生き抜くか? 巨大組織メディア報道の罠を検証!【第2部】新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機(第8回)~岩上安身によるインタビュー第1163回ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏 2024.6.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523463
この日のインタビューの冒頭では、IWJ記者が、6月25日と28日の武見敬三厚生労働大臣記者会見で行った、2つの質問を取り上げました。
2022年にニュージーランドで、心臓手術を必要とする乳児が、新型コロナワクチン接種者からの輸血を拒む両親のために、手術ができないという事態になりました。この両親は、「新型コロナワクチン未接種者から提供された血液しか使わせない。ワクチン接種者の血中には、スパイクタンパク質が存在し、そのタンパク質が輸血で予想外の死をもたらす」と主張していました。
6月25日の会見でIWJ記者は、「日本国内で、コロナワクチン未接種者に、接種者の血液を輸血し、何らかの健康被害を被ったという事例は確認されているか? また、日本国内の献血の際、ワクチン接種者と未接種者の血液の区別は行われているか?」と質問しました。
これに対して武見大臣は、「ワクチン接種後の採血制限は、接種後24時間で安全性が確保されると考えられている」とした上で、「さらに安全性を高める観点から、接種後48時間としている」と答えました。
また、「献血の際にもワクチン接種者と未接種者の区別は行っていない」と述べ、「科学的にも国際的にも妥当」だと強調しました。
その上で、武見大臣は、国内でワクチン接種者の献血した血液を輸血したことによる問題事例は確認されていない、としています。
※新型コロナワクチン接種と輸血の問題についてのIWJ記者の質問に「新型コロナワクチン接種者由来の血液製剤の副作用が生じたとする報告は承知しておらず、献血の際にも、接種者とそれから未接種者の区別は行っていない」と武見大臣!!~6.25 武見敬三厚生労働大臣定例会見 2024.6.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523611
このIWJ記者の質問を切り出した動画は、YouTubeで再生回数が、即日4万回を超えました。
※新型コロナワクチン接種と輸血の問題について「新型コロナワクチン接種者由来の血液製剤の副作用が生じたとする報告は承知しておらず、献血の際にも、接種者とそれから未接種者の区別は行っていない」と武見大臣!!
https://youtu.be/9iECNvKP-O8
これについて嶋崎氏は、「IWJさん、たいへん素晴らしい質問をされたと思います」と述べ、以下のように語りました。
「このスパイクタンパクというのは、コロナウイルスが人間の細胞に入り込むときに使うトゲみたいな部分なんですね。
で、そのスパイクタンパクを、この新型コロナワクチンは、抗原として用いて、それを利用して、抗体を細胞につくらせるという仕組みなんですよね。
ところが、この新型コロナワクチンにとって重要な、スパイクタンパク自体に、血管に対する毒性があるんじゃないかという、重要な研究が出てきてるんです。
だから、接種を受けた人の血液の輸血でも、血管を傷めてしまう、こういう被害というのがあっても、理論上はおかしくないんですよね。
だから、そう簡単に否定して、『あり得ない』とか『偽情報だ』とか言って片付けてはならないと思いますね」。
さらに嶋崎氏は、武見大臣の答えについて、次のように指摘しました。
「接種者の献血した血液を輸血して問題になった事例は確認されていない、というのは、それはそうかもしれないんですけど、ワクチン由来のスパイクタンパク自体に毒性があるという報告があって、しかも、スパイクタンパクは(ワクチン接種後)すぐ消えるわけではなくて、何週間、何ヶ月も(体内に)残っているという報告もあるわけです。
そういう知識がないから、輸血後に、何か症状、有害事象が起こっても、それを疑うことすらしないので、報告もないんじゃないのかと、そういう疑いはある」。
また、「ワクチン接種後の採血制限は、接種後48時間としている」という武見大臣の答えについても、嶋崎氏は「先ほど言った(ワクチン接種後)何週間、何ヶ月という単位で、スパイクタンパクが残っているという報告を鑑みると、楽観的だ」と述べ、次のように語りました。
「もし本当に輸血に有害性があるとしたら、これだけ大量に何千万人にも接種してしまったので、本当であっては困るという予断があるのではないか。
本当であっては困るから、ちゃんと調査しないというのは、ワクチン副反応問題でも、同じ構図です。本当であったら困ることは、ちゃんと調査をしない。これは、日本の悪癖になっているんじゃないかと思います。
だからこそ、徹底的に調べることが必要なんじゃないか」。
続いて岩上安身は、6月28日の厚労大臣会見での、IWJ記者の質問についても紹介しました。
JCHO東京山手メディカルセンターの呼吸器内科顧問、徳田均医師が、2024年3月25日付で、医学サイトの『メディカル・トリビューン』に『ワクチンの複数回接種がコロナリスクを招く?!』という論考を寄稿しました。
※ワクチンの複数回接種がコロナリスクを招く?! クリーブランド・クリニック研究から紐解く、日本における流行状況の”不整合”(メディカル・トリビューン、2024年3月25日)
https://medical-tribune.co.jp/rensai/2024/0325561998/
その中で徳田医師は、2022年の夏から秋、第7波・第8波を迎えた時に、日本のワクチン追加接種率は世界第1位であったにもかかわらず、新型コロナウイルスの新規感染者と死亡者数が世界最多を記録し続けた、という矛盾を指摘しています。
徳田氏は、また、米国を代表する非営利総合大学医療センターであるクリーブランド・クリニックが2022年に行った大規模追跡調査の報告の中で、『ワクチンの接種回数が増えるほどコロナに罹患しやすくなる』と結論を出したことを引用し、『日本の感染状況と接種率との不整合を考える上で参考になる』とも指摘しています。
IWJ記者は、6月28日の記者会見で、武見大臣に「厚労省はこれまで、新型コロナワクチンは『ベネフィットを踏まえると安全性は許容可能』だとして、ワクチン接種を進めてきたが、接種回数が多ければ多いほど、コロナに感染しやすくなる、というのが正しいのではないか? 安全性を主張するなら、エビデンスを示す必要があると思うが、同様の大規模調査・検証をする考えはあるか?」と問いただしました。
これに対して武見大臣は、このクリーブランド・クリニックが2022年に行った大規模追跡調査について、「私もその報告書を見た」と述べ、次のように反論しました。
「この報告書の筆者も、ワクチンの有効性そのものは認めています。
それを認めた上で、ワクチンの接種回数と感染リスクの相関関係をしたものであって、しかも、その結果に影響を与えるグループ間のさまざまな因子というものが、実際には調整されていないということから、接種回数と感染リスクの因果関係までは、明確にはまだしていない、不明であるというふうに、私は読んで受けとめました。
しかも、この筆者自身は、全体として、ワクチンの評価については肯定しておりますので、それをまずふまえた上での議論であったというのが、この論文に係る私の理解であります」。
その上で武見大臣は、「新型コロナワクチンについては、国内外の複数の報告において、重症化予防効果などの公衆衛生上のベネフィットが、繰り返し認められているほか、ワクチン接種により、感染者数や死亡者数を抑制できたとする研究結果も、国内外から複数報告されている」と、従来の答弁を繰り返しました。
※「ワクチンの接種回数が増えるほどコロナに罹患しやすくなる」との米クリーブランド・クリニックの調査結果について、「報告書を読んだが、接種回数と感染リスクの因果関係まで明確にしていないと受けとめた」と武見大臣!!~6.28 武見敬三厚生労働大臣定例会見 2024.6.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523653
武見大臣が答弁で「この報告書の筆者も、ワクチンの有効性そのものは認めています」と述べたことについて、嶋崎氏は次のように指摘しました。
「私がたびたび引用している免疫学者の荒川央(あらかわ ひろし)博士は、ワクチン副反応問題を分析する論文を解説していますが、やっぱりそういう論文も、『このワクチンは安全なんだよ』と、前提とするそうなんですよね。でも、数字を見ると、全然安全じゃない。
荒川博士は(医学界の)業界人ですから、学術雑誌のゆがみとか裏事情まで熟知している。そういうふうに、安全だとか有効だとか、それを大前提としておかないと、そもそも載せてもらえないんだと。そういう傾向が、大手学術雑誌にこそある。
だから、大臣があげ足取りみたいに、『有効と認めてますよね』と、そこだけを見て、実際の数字の方を軽視するというのは、かなり危ういんじゃないかなということですね」。
岩上安身は、武見大臣がこの報告書について、「ワクチンの接種回数と感染リスクの相関関係をしたもの」だと認めながら、「接種回数と感染リスクの因果関係までは、明確にはまだしていない、不明である」と答えたことについて、「この問題に向き合おうとしない」と批判しました。
これについて、嶋崎氏は、次のように語りました。
「厳密な因果関係だけにこだわるんじゃなくて、不都合な相関関係みたいなものが出てきたら、大量接種を中止して、徹底的に調査するとか、そうやっていかないと、人々の命を守れないと思いますね。
学問だったら因果関係が大事だというのはわかりますけど、行政でその因果関係を徹底的に追求して、完全な因果関係を確定するまで方針を変えないというと、本当に危ういことになりますよね」。
続いてインタビューは、この日のテーマである「PCR検査の不確実性の問題と新型コロナの脅威誇張という疑惑」という話題に入りました。
コロナ禍では、ワクチンと並んでPCR検査の普及も、大きな問題となりました。IWJも当初から、PCR検査を簡便に受けられるようにするべきだという論陣を張ってきました。
ところが嶋崎氏によると、PCR検査の感度について、国立感染症研究所が推奨する数値で検査を行うと、症状を発達させる力や、他者に感染を伝播させる力のない不活化された(「死んだ」)ウイルスまで拾ってしまい、大量の「無症状陽性者」が、「感染者」として発生してしまうというのです。
嶋崎氏によると、PCR検査は、技術的・メカニズム的に間違ってはいないが、イタリア在住の免疫学者、荒川央博士は、当初から日本のPCR検査の基準となる数値の高さを問題視していたとのこと。
荒川氏は著書『コロナワクチンが危険な理由』の中で、「コロナパンデミックとは、健康な無症状者を大量にスクリーニングし、意図的に(高く)設定した検査基準の結果によって陽性者が多く存在するように見せかけたもの」と指摘し、「9割以上が偽陽性者」とも推定しています。
さらにインタビューでは、2020年の段階で、日本医師会が、インフルエンザの検査を行わないよう呼びかけていたことや、インフルエンザとコロナの症状は区別が難しいことなどを指摘し、コロナ死者数が水増しされていたのではないか、という疑惑を検証しました。
その上で嶋崎氏は、新型コロナによる死者数が、2020年時点で、2018年のインフルエンザによる死者数と同程度だったことを指摘。また、致死率・重症化率も、2021年にやや上がったが、オミクロン株に置きかわった2022年以降は、インフルエンザとそれほど変わらないことを示しました。
嶋崎氏は、京都大学准教授だった宮沢孝幸氏の著書『ウイルス学者の絶望』から、「新型コロナは『新型』だが決して『未知』のウイルスではない」という言葉を引用し、「『コロナはただの風邪』論は、後遺症を考慮すると乱暴な議論であろうが、未知のリスクをはらむ遺伝子型ワクチンを、ほぼ全員に勧めるほどの病気だったか?」と、疑問を呈しました。
詳しくは、ぜひ会員登録の上、以下のURLから全編動画をご視聴ください。
※「情報戦」の時代をどう生き抜くか? 巨大組織メディア報道の罠を検証!【第2部】新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機(第9回)~岩上安身によるインタビュー第1164回ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523719
※このインタビューは、通常のYouTubeによる配信を行いません。YouTubeが検閲体制の一部を担っていると考えられるからです。特にワクチン問題は、WHOの見解を絶対視し、そこに疑義をさしはさむだけで、バンされてしまいます。
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■『ウィキリークス』がXで、昨年10月7日のハマスらパレスチナ抵抗勢力による奇襲攻撃直後に、イスラエル情報省が治安部門に配布した、ガザ地区住民のシナイ半島への強制永久移住に関するリーク文書を報じた、イスラエルの市民メディアの昨年10月の記事を紹介! ガザ住民永久追放のためには、偽のアッラーのメッセージを作成! 米国にはアラブ諸国への圧力をかけさせる! 他方でイスラエルが非難されないため、「人道的措置」だと主張する、詳細な手口のほとんどが実現されている!!
『ウィキリークス』が7月3日、X(旧ツイッター)に、昨年10月に、イスラエル情報省から発行された、ガザ地区住民の(エジプトの)シナイ半島への強制永久移住に関する文書を公表しました。
※WikileaksのXへの投稿(2024年7月3日)
https://x.com/wikileaks/status/1808225320983830710
Xへの投稿で示されたリンクを開くと、『ローカルカンバセーション』というヘブライ語の市民ジャーナリズムのオンラインマガジンにつながります。
そこに掲載された、ユヴァル・アブラハム氏という投稿者による、昨年2023年10月28日付の記事に、ヘブライ語で書かれた10ページのイスラエル情報省の文書が公開されています。
※情報省の完全文書:ガザ占領と住民の完全移送(ローカルカンバセーション、2023年10月28日)
https://www.mekomit.co.il/%D7%94%D7%9E%D7%A1%D7%9E%D7%9A-%D7%94%D7%9E%D7%9C%D7%90-%D7%A9%D7%9C-%D7%9E%D7%A9%D7%A8%D7%93-%D7%94%D7%9E%D7%95%D7%93%D7%99%D7%A2%D7%99%D7%9F-%D7%9B%D7%99%D7%91%D7%95%D7%A9-%D7%A2%D7%96%D7%94-%D7%95/
記事には、公開されているこの文書が、イスラエル情報省のギラ・ガムリエル大臣の署名があること、ハマスらによる奇襲攻撃への報復攻撃作戦が開始された数日後の、2023年10月13日の日付であること、情報省当局者がアブラハム氏に対し、治安部門に配布された本物の文書であり、「メディアに届くことは想定されていなかった」と認めたことなどが記されています。
記事によると、この文書は、イスラエルによるハマス掃討作戦の戦争中に、イスラエルが、ガザ住民をシナイ半島へ避難させるように行動することを提唱しています。
そこには、ガザから追放された住民を収容するための難民キャンプを、シナイ半島北部に建設し、その後、エジプト国内に数キロメートルの緩衝地帯を設けて、住民がイスラエル国境付近で活動することや、ガザの住居に戻ることを「許可しない」とされています。
さらに、こうした政策を実行するためには、「世界の国々、主に米国を活用する必要がある」と書かれています。
イスラエルにとって米国は、自国の政策遂行のための「活用」の対象なのだそうです。
本来は「驚くべきことに」と枕をつけるところでしょうが、「近年の米国・イスラエルの関係を見ていると、もはや驚きもしませんが」とつけた方が、あてはまるように感じられます。
この記事は、このイスラエル情報省の文書が、「(イスラエルにとって)戦争の望ましい結果として、ガザからの民間人(パレスチナ人)の移送(追放)を実行することを明確に推奨している」と指摘し、文書に書かれた計画について、次のように報じています。
「移転計画は、いくつかの段階に分かれている。
第1段階では、ガザ地区住民を『南へ避難』させる必要があり、空軍はガザ北部を集中的に攻撃する。
第2段階では、ガザへの地上侵攻が始まり、北から南まで、ガザ地区全域が占領され、『ハマス戦闘員の地下壕掃討』が行われることになる。
ガザ地区占領と同時に、ガザ住民はエジプト領に移動し、ガザ地区を離れ、永久にガザ地区に戻ることは許されない。
『ラファへの民間人の避難を可能にするために、南への車線を使用可能な状態にしておくことが重要である』と、文書には書かれている」。
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■<IWJ取材報告>国民の健康と生命を守るべき厚労行政の長が、この秋に迫るレプリコンワクチンの接種開始を前に懸念される「シェディング(ワクチン接種により産生されたmRNAやスパイクタンパク質が、接種者の吐息などから非接種者に拡散される現象)」のリスクを完全無視!! mRNAワクチン政策は本当に大丈夫なのか!?~7.5 武見敬三厚生労働大臣定例会見
7月5日午前10時40分頃より、東京都千代田区の厚生労働省にて、武見敬三厚生労働大臣の定例会見が行われました。
大臣と各社記者との質疑応答で、IWJ記者は、mRNAワクチン接種後の「シェディング」の問題について、以下の通り質問しました。
IWJ記者「『シェディング』の問題について質問します。
この場合の『シェディング』とは、mRNAワクチンを接種することにより産生(※)されたmRNAやスパイクタンパク質が、エクソソーム(※)によって、他者の細胞に伝播し、また、それが接種者の呼気などを介して非接種者に拡散されるという現象のことです。
(※)産生とは細胞で物質が生成・合成されること。
(※)エクソソーム(Exosome:エキソソームとも呼ばれる)とは、細胞から放出される細胞外小胞の1種。タンパク質、DNA、RNAなどの生体物質を運んでおり、細胞間コミュニケーションに重要な役割を果たす。
この秋から接種開始予定の、『次世代mRNA』と呼ばれ、『自己増殖』するともいわれるレプリコンワクチンについて、SNS上などで、この『シェディング』について懸念・心配する声が非常に多く見受けられます。
そもそも、『シェディング』についての臨床試験は行われているのでしょうか? もし行われているのであれば、その臨床試験結果を公表し、『シェディング』の問題は杞憂なのかどうか、明確かつ科学的なデータをもって、国民に示すべきだと考えますが、武見大臣のお考えをお聞かせください」
この質問に対して、武見大臣は次のように答弁しました。
武見大臣「私、この、お尋ねの『シェディング』と呼ばれる現象というものが、『科学的知見』として、現在、存在するのだということについては、まったく承知をしておりませんので、お答えのしようがありません」
IWJ記者「この質問というのは。以前、武見大臣にもしたことがありまして、そのときには『ご指摘のような、ワクチンの被接種者から、当該ワクチンに含まれる物質などが、他の者に伝播するような事象は、今のところ確認されておりません』というお答えをいただいています」
武見大臣「私は少なくとも、実際にそれ以上の知見は、まったくございません」
IWJ記者「わかりました」
川田龍平参議院議員は、6月21日付で参議院議長宛に提出した「レプリコンワクチンに関する質問主意書」の中で、次のように質問しています。
「レプリコンワクチンを接種することにより産生されたmRNAやスパイクタンパク質が、エクソソームによって他の細胞へと伝播し、また、それが接種者の吐息などから非接種者に拡散され、何らかの影響を与えるシェディングと呼ばれる現象が発生する可能性を指摘する有識者もいる。
スパイクタンパク質の伝播についてこれまでどのような調査がされ、どのようなことが判明しているのか示されたい。また、他者への伝播の可能性について判明していないのであれば、判明するまでレプリコンワクチンの使用を中止するべきと考えるが政府の見解を示されたい」。
この質問主意書に対し、岸田文雄総理は7月2日付で、参院議長宛に、次のように答弁書を送付しています。
「御指摘の『スパイクタンパク質の伝播』の意味するところが必ずしも明らかではないが、ワクチンの被接種者から当該ワクチンの接種により産生された物質等が拡散されて他の者に影響を与える事象と解すれば、当該事象が生ずるとの科学的知見は現時点ではないことから、現時点で確認できる範囲では当該事象についての調査は行われていないものと承知している」。
※レプリコンワクチンに関する質問主意書(参議院)
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/213/meisai/m213203.htm
武見大臣は、「シェディング」の臨床試験が行われているのかという問いをはぐらかし、「『科学的知見』として、現在、存在するんだということについては、まったく承知をしておりませんのでお答えのしようがありません」と、無知と不勉強を盾として、「シェディング」のリスクを無視する答弁をしました。
リスクとベネフィットの評価において、都合の悪いリスクを無視すれば、当然、ベネフィットがリスクを上回るのは必定ですが、そのような態度で国民の生命・健康を守る厚労行政の長が務まるのか、はなはだ疑問です。
会見の詳細についてはぜひ、全編動画でご確認ください。
※国民の健康と生命を守るべき厚労行政の長が、この秋に迫るレプリコンワクチンの接種開始を前に懸念される「シェディング(ワクチン接種により産生されたmRNAやスパイクタンパク質が、接種者の吐息などから非接種者に拡散される現象)」のリスクを完全無視!! mRNAワクチン政策は本当に大丈夫なのか!?~7.5 武見敬三厚生労働大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523759
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
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