日刊IWJガイド・非会員版「イスラエルとハマスの停戦協議は10日までに進展なく合意せず! ガザではすでに死者が3万人を超え、脱水症状や飢餓で20人が死亡!」2024.3.11号~No.4171


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~イスラエルはラマダン(断食月)が始まる3月10日までに人質解放がなければ、ラファに侵攻すると明言! しかしイスラエルとハマスの停戦協議は進展なく合意せず! 避難民が集まり、ニューヨークの2倍の人口密度のラファをイスラエルが攻撃すれば、大惨事に!! ガザではすでに死者が3万人を超え、脱水症状や飢餓で20人が死亡! バイデン米大統領は、ラファ攻撃を「レッドライン」だと警告しておきながら、同時に「イスラエルから離れることは決してない」と明言! イスラエルによるガザ支援妨害を止めないバイデン大統領の偽善!? 米主導の援助物資のエアドロップで、落下した物資の直撃を受け、5人が死亡!

■IWJへのご寄付・カンパの11月の達成率は41%、12月は68%、1月は48%、2月は60%と、4ヶ月連続で目標額に達していません! この4ヶ月間の不足額は合計734万6300円になります。今月も同様の赤字傾向が続くと今期で、IWJは立ち行かなくなります! 今月3月こそ、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! ローマ教皇フランシスコ、ウクライナ紛争について「白旗をあげる勇気を持って交渉する人が最も強い」と、ウクライナに交渉を勧める発言!】フランシスコ教皇は、「自分達が敗北している、物事がうまくいっていないとわかったときは、交渉する勇気が必要」とウクライナの敗北を示唆!「今日、ウクライナの戦争では、仲介者を務めたいと望む国がたくさんあります。トルコは自ら名乗りをあげています。事態が悪化する前に交渉することを恥じてはなりません」と和平交渉に期待! フランシスコ教皇の言葉は、カトリック教徒であるバイデン大統領の耳に届くのか?(『RSI』、『バチカン・ニュース』、2024年3月9日ほか)

■<IWJ取材報告>大きな地震に遭遇すると、原発の変圧器は火を噴く! 運転延長が認可された東海第二原発は、何が起きてもおかしくない! 断層の中に埋まっているのが日本列島!!~2.24 能登半島大地震から考える 東海第二原発(日本原電)―登壇:山崎久隆氏(たんぽぽ舎共同代表)
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■はじめに~イスラエルはラマダン(断食月)が始まる3月10日までに人質解放がなければ、ラファに侵攻すると明言! しかしイスラエルとハマスの停戦協議は進展なく合意せず! 避難民が集まり、ニューヨークの2倍の人口密度のラファをイスラエルが攻撃すれば、大惨事に!! ガザではすでに死者が3万人を超え、脱水症状や飢餓で20人が死亡! バイデン米大統領は、ラファ攻撃を「レッドライン」だと警告しておきながら、同時に「イスラエルから離れることは決してない」と明言! イスラエルによるガザ支援妨害を止めないバイデン大統領の偽善!? 米主導の援助物資のエアドロップで、落下した物資の直撃を受け、5人が死亡!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 シオニストは、人間がどれだけ残酷に人をいたぶりつづけられるかに、挑戦しています。

 そのシオニストを、金も軍も使って支持し続けられる米国の政治家は、何に魂を売ってしまったのでしょうか。

 そして、私達を含む当事者以外の人間は、この惨劇を傍観していろと言われ、それに唯々諾々と従うのでしょうか?

 パレスチナ自治区のガザ地区で、破壊と殺戮を繰り広げるイスラエルと、ガザ地区の正当な政権であるハマスとの停戦が実現しないまま、イスラエルがガザ地区最南部のラファへの地上軍の侵攻作戦を開始する、と表明した期限の3月10日を迎えました。

 イスラム教世界では、預言者ムハンマドがアッラー(神)から啓示を受けたとされる、最も神聖な月をラマダン(断食月)と呼び、イスラム教徒は日中の飲食を断つなど、特に宗教心が高まります。

 今年はこのラマダンが、3月10日から始まりますが、イスラエルの戦時内閣に参加しているベニー・ガンツ前国防相は、2月18日、「もしラマダンまでに我々の人質が帰還していなければ、戦闘はあらゆる場所で続く。ラファ地区もこれに含まれる」と、ラファへの侵攻作戦を、3月10日に、開始する考えを表明しました。

 しかし、実際には、3月10日を待たずして、イスラエル軍は、ラファ各地で、無抵抗な非武装の住民に対し、武力攻撃を好きなように行い、惨殺を繰り広げています。

※イスラエル閣僚、3月10日までに人質解放なければラファ侵攻と(BBC、2024年2月19日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c72g4g2rx1wo

 米国、エジプト、カタールを仲介者として進められているのは、40日間(6週間)の休戦と、その間のイスラエル人人質の解放、それと引き換えのパレスチナ人拘束者の解放、ガザへの支援物資の搬入などです。

 この停戦協議は、2月23日にフランスのパリで行われた停戦協議に引き続き、エジプトのカイロやカタールなどで進められてきました。

 しかし、3月5日付『BBC』は、「ハマスが代表団をエジプトの首都カイロに派遣したのに対し、イスラエルの代表団はエジプト入りしていない。交渉が再び、深刻な行き詰まりをみせているようだ」とした上で、ハマス側が「一時的な停戦ではなく、完全な停戦とイスラエル軍のガザ撤退を要求し続けている」と報じています。

 バイデン大統領の一般教書演説では、さも、停戦協定を遅らせている責任は、ハマスにあり、イスラエルは何も悪くない、と弁明していました。

 「この5ヶ月間、イスラエルの人々、パレスチナの人々、そしてここアメリカの多くの人々にとって、心が張り裂けそうな日々であったと思います。

 この危機は10月7日、テロリスト集団ハマスによる大虐殺から始まりました。

 1200人の罪のない女性、少女、男性、少年が虐殺され、多くの人々が性的暴力に耐えました。

 ホロコースト以来、ユダヤ人にとって最悪の日となったのです。

 250人の人質が取られました。(中略)

 イスラエルは、ハマスを追及する権利があります。

 ハマスが人質を解放し、武器を捨て、10月7日の責任者を降伏させれば、この紛争を今日終わらせることができます」。

※はじめに~ウクライナ紛争を停戦に導く気は一切なし! バイデン大統領の一般教書演説は、米国内の内戦である南北戦争に例えて、トランプ氏との徹底対立を強調! 世界を、プーチンをヒトラーに例えて第2次世界大戦時になぞらえる!「自由と民主主義が国内外で、まさに同時に攻撃を受けている」とまで言い切り、さらに富裕層に25%課税すると、中間層以下の人々の歓心を買う! 都合よく歴史を忘却し、捏造する「バイデン史観」は健在だが、82歳という高齢による認知機能の低下は明らかに!(日刊IWJガイド、2024年3月9日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240309#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53288#idx-1

※ガザでの一時停戦交渉、ラマダンを前に期待感が失速(BBC、2024年3月5日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c8v3m51g1p1o

 この5日付け『BBC』の記事は、「イスラエル人の人質40人が解放され、引き換えに、イスラエルの刑務所に収監されているパレスチナ人約400人が釈放される」という合意案について、米国が「イスラエルとハマスの双方に圧力をかけ、合意に向けた最近の進展を強めようとしている」と報じています。

 記事によると、「ハマスにはいまも130人以上が拘束されているとみられる。イスラエル当局は、少なくとも30人の人質が死亡したとしている」とのことです。

 しかし、この記事の執筆者は、10月7日以前から、即座に殺害されたパレスチナ人とは別に、逮捕令状を示されることもなく、一方的に連行され、行方もわからないパレスチナ人が数千人もいることを伝えていません。

 さらに10月7日以降は、そうした強制連行がより激しくなり、さらに数千人以上のパレスチナ人が、問答無用でさらわれているといわれていますが、イスラエル当局は、具体的な事実についてすら、公開していません。

 彼ら彼女ら、イスラエル軍にさらわれたパレスチナ人は、裁判にもかけられず、行方もわからず、命の安全すら保障されていません。そうした人々の解放は、実は、条件交渉のテーブルにすら、あげられていません。

 この不完全な停戦案について、3月8日付け『CNN』は、「停戦をめぐる交渉に詳しい関係者は、バイデン米政権が目指すラマダン(断食月)開始日までの停戦合意は厳しいとの見通しを示した」「2人の米当局者も、イスラエルとイスラム組織ハマスが来週初めのラマダン開始前に一時停戦に同意することは望めないとの見方を示した」と報じました。

※ガザ停戦交渉、膠着状態 ラマダンまでの合意厳しく(CNN、2024年3月8日)
https://www.cnn.co.jp/world/35216243.html

 実際、この3月10日の交渉期限とはお構いなく、イスラエル軍は、ガザの、無抵抗で、非武装な、パレスチナの民衆に対するテロ攻撃を連日、行なっています。

 その模様を見ていると、彼らが上から停戦命令が出されたからといって、虐殺をやめるようには感じられません。

 3月初めにガザを訪れた世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、3月4日、X(旧ツイッター)に、悲惨な人道状況について、以下のように投稿しました。

 「WHOが、ガザ北部のアル・アウダ病院とカマル・アドワン病院を訪問した際の、悲惨な調査結果:深刻なレベルの栄養失調、餓死する子供たち、燃料、食料、医薬品の深刻な不足、破壊された病院の建物。

 ガザ北部への定期的なアクセスを増やすための我々の努力にもかかわらず、週末の訪問は、2023年10月初旬以来初めてとなりました。

 アル・アウダ病院の状況は特にひどく、建物のひとつが破壊されていました。

 カマル・アドワン病院は、ガザ北部で唯一の小児科病院で、患者が殺到しています。食料不足により、10人の子供が死亡しました。電力不足は、特に集中治療室や新生児室などの重要なエリアにおいて、患者のケアに深刻な脅威をもたらしています。

 私たちは、なんとか各病院に、9500リットルの燃料と、いくつかの必要不可欠な医薬品を届けることができました。これらは、緊急に必要な救命物資のほんの一部です。

 私たちは、イスラエルに対し、人道援助が安全かつ定期的に届けられるよう訴えます。民間人、特に子供たちと医療従事者は、ただちに大規模な支援を必要としています。しかし、これらの患者全員が必要としている、最も重要な薬は、平和です。停戦です」。

※テドロス・アダノム・ゲブレイエススWHO事務局長のXへの投稿(2024年3月4日)
https://twitter.com/DrTedros/status/1764652624492515832

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■IWJへのご寄付・カンパの11月の達成率は41%、12月は68%、1月は48%、2月は60%と、4ヶ月連続で目標額に達していません! この4ヶ月間の不足額は合計734万6300円になります。今月も同様の赤字傾向が続くと今期で、IWJは立ち行かなくなります! 今月3月こそ、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJへのご寄付・カンパは、11月は162万1900円で41%、12月は271万8500円で68%、1月は192万5400円で48%、2月は238万7900円で60%と、4ヶ月連続で目標金額に到達していません。不足額の合計は、734万6300円に達しています。これは非常に厳しい状況です!

 今月も同様の赤字傾向が続くと、今期でIWJは立ち行かなくなります! 今年3月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、また、積み重なっている赤字を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 3月は、3月1日から6日までの6日間で、14件、20万8000円のご寄付をいただきました。これは、月間目標額の5%に相当します。ありがとうございます!

 国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、厳寒の中、生活も厳しい方がいらっしゃると思います。

 特に被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その累積額は、合計で2200万円となってしまいました。

 第13期の、赤字約2000万円というこの事態は、IWJ創業以来、初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。また、現在、事務所の規模などをダウンサイズすべく、物件探しをしたりしているところです。

 以下、会員の方のメッセージに答えて、物件探しについて述べています。もし、ご協力いただければ、情報等お寄せください。

 「日常の支出カットは、できることはほぼほぼやったので、あとは、スペースを縮小することですが、資料となる書籍などが、私が長年溜めてきたものを含めて大量にあるので、それをどうにかしないと、より小さいスペースへの移動ができません。

 かなり、処分もしたのですが、知的財産というものは、我々にとっては、『製品』を生み出すための『仕入れ材料』のようなものです。どうしても、不可欠です。

 ひとつ考えているのは、今は全国的に空き家物件が増えていると言われているので、首都圏の外れにでも、そうした格安物件を見つけて、開架式の図書館状態にして、本の多くを移せないだろうか、ということです。

 安全なところに、ハードでバックアップデータを残して、早めに都心から疎開させておく必要性も感じています。

 探しているのは、地震や水に強い地盤の良い台地の物件。都心から最も遠くても、車で2時間くらいまで。

 本の出し入れは、車を使うので、人気のある駅近くの物件である必要はなく、むしろ駅から遠いため、不人気ゆえに価格が安く、きちんとスペースのある空き家、もしくはビルの空室があれば、と思っています。

 そうすれば、今すぐ必要な資料、書籍だけ手元に置いておかばいいので、スペースを省けて、今よりも狭いオフィスでも、稼働可能だと思います。

 どなたか、良い物件に心当たりがある方、ぜひ、情報をお寄せください」。

※「今までに積み上げてきた、知、の財産としての、IWJ、を、何とか継続していただきたいと思います」「貴社の借金の額の埋め合わせにはほど遠いでしょうが、足しになればと送ります」「ウクライナ、ロシア戦争で優れた報道をしている」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!(日刊IWJガイド、2024.2.12号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240212#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53200#idx-3

 今期は、できれば赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!
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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2024.3.11 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh2・福島】13:30~「3・11ふくしま集会 原発事故は終わっていない ―講演:関礼子氏(立教大学社会学部教授)『福島原発事故は人々に何をもたらしたのか』ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach2

 「311原発いらない福島実行委員会」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた福島原発事故関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85
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【IWJ・Ch5】14:00~「3・11脱原発・経産省前大集会~『能登半島地震と志賀原発』の報告などを中心に」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「経産省前テントひろば」呼びかけの集会を中継します。これまでIWJが報じてきた脱原発関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/nonukes
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【IWJ_YouTube Live】19:00~「事故から13年~追悼と東電抗議『第126回東電本店合同抗議』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「経産省前テントひろば」「たんぽぽ舎」呼びかけの集会を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B

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◆中継番組表◆

**2024.3.12 Tue.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「情報戦」の時代をどう生き抜くか? メディア報道危機を検証!【第1部】勃発から2年が経過! ウクライナ紛争をめぐる「半ポスト真実」を見極める!~岩上安身によるインタビュー 第1146回 ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521909

「甲状腺がんの実態ははっきりしているのに、東京電力はそれを”あの311事故”のせいではないと言う。そのこと一つ取ってもやっぱり原発は罪深い。絶対に止めていこう」~3.8 原発反対八王子行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522048

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■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! ローマ教皇フランシスコ、ウクライナ紛争について「白旗をあげる勇気を持って交渉する人が最も強い」と、ウクライナに交渉を勧める発言!】フランシスコ教皇は、「自分達が敗北している、物事がうまくいっていないとわかったときは、交渉する勇気が必要」とウクライナの敗北を示唆!「今日、ウクライナの戦争では、仲介者を務めたいと望む国がたくさんあります。トルコは自ら名乗りをあげています。事態が悪化する前に交渉することを恥じてはなりません」と和平交渉に期待! フランシスコ教皇の言葉は、カトリック教徒であるバイデン大統領の耳に届くのか?(『RSI』、『バチカン・ニュース』、2024年3月9日ほか)

 フランシスコ教皇は、ウクライナ紛争について「交渉することを恥じるな」「交渉するという言葉は勇気のある言葉である。敗北し、物事がうまくいっていないとわかったら、交渉する勇気を持たなければならない」と述べたと、9日付『バチカン・ニュース』が報じました。

 フランシスコ教皇の発言は、ウクライナに対し、敗北が明確になった以上は、ロシアとの交渉に移行するのがよい、と勧めるものです。

 フランシスコ教皇は、2月初旬に収録された、スイスの公共放送局『RTS(Radiotelevisione svizzera)』の文化番組「クリシェ(Cliche)」のロレンツォ・ブチェラ氏によるインタビューを受け、ウクライナ紛争とパレスチナ紛争について語りました。

 つまり、インタビューは、アウディーイウカでの戦闘が続いている最中に行われました。もちろん、その後のアウディーイウカ陥落、ストテンベルグNATO事務総長による「ウクライナの自衛権にはロシア領内への攻撃を含む」といった、今後はロシア本土を直接攻撃するという、戦争拡大の「過激な発言」や、フランスのマクロン大統領による、フランスによるロシアへの宣戦布告とみなされるような、「フランス兵のウクライナ派兵」発言の前に行われたのです。

※Pope on war in Ukraine: ‘Do not be ashamed to negotiate’(Vatican News、2024年3月9日)
https://www.vaticannews.va/en/pope/news/2024-03/pope-francis-swiss-tv-interview-gaza-ukraine-wars.html

 インタビューの全編は3月20日に『RTS』で放映される予定ですが、先行して、抜粋記事や動画が9日、『RTS』や『バチカンニュース』で公開され、教皇の発言は、日本の大手メディアを含む世界各国のメディアが取り上げました。

 『RTS』によるインタビュー抜粋は、ウクライナ紛争とパレスチナ紛争のふたつの戦争について、教皇の発言を記事にしていますが、このうち、ウクライナ紛争に関する部分を、ご紹介します。

ブチェラ氏(インタビュアー)「ウクライナでは、降伏する勇気、白旗を掲げる勇気を求める人々がいます。しかし、それでは強い者(※軍事力が強大な方、つまりロシア)が正当化されてしまうと言う人もいます。あなたはどう思いますか?」。

フランシスコ教皇「それはひとつの解釈ですね。

 しかし、状況を見て、国民のことを考え、白旗を揚げ、交渉する勇気を持つほうが強いと、私は信じています。

 そして今日、国際的な大国の助けを借りて交渉することが可能です。

 『交渉』という言葉は勇敢な言葉です。自分達が敗北している、物事がうまくいっていないとわかったときは、交渉する勇気が必要です。恥ずかしいというかもしれませんが、何人の死者を出せば、終わるのでしょうか。そうならないうちに、交渉し、仲介してくれる国を探してください。

 例えば、今日、ウクライナの戦争では、仲介者を務めたいと望む国がたくさんあります。トルコは自ら名乗りをあげています(IWJ注)。他にもあります。事態が悪化する前に交渉することを恥じてはなりません」。

(IWJ注)3月8日、ゼレンスキー大統領はトルコの首都イスタンブールを訪問し、エルドアン大統領と会談を行った。
 これまでも、ロシアとウクライナの和平交渉の仲介にあたってきた実績のあるエルドアン大統領は、「当初から、我々は、交渉を通じて戦争終結に向けてできる限りの貢献をしてきた。我々は、ロシアも参加する和平サミットを開催する用意がある」と述べた。
 フランシスコ教皇のインタビューは、エルドアン・ゼレンスキー会談の1ヶ月前に行われたので、この会談のことを指しているのではなく、トルコが一貫して仲介に積極的であった姿勢を取り上げたものと思われる。
・Turkey’s Erdogan offers to host a peace summit with Russia during a visit from Ukraine’s Zelenskyy(AP通信、2024年3月9日)
https://apnews.com/article/zelenskyy-amherd-russia-war-ukraine-davos-switzerland-78daef0c799a6f12e87ee4897cf74884

ブチェラ氏「あなた自身も交渉を申し出ますか?」。

フランシスコ教皇「私はここにいます。

 私はイスラエルのユダヤ人に手紙を送り、この状況を反省するように求めました。交渉は決して降伏ではありません。国を自殺に導かない勇気です。

 ウクライナ人は、彼らが持っている歴史、かわいそうなことに、スターリンの時代のウクライナ人。彼らは、どれほど苦しんだことか…」

 このあと教皇は、パレスチナ戦争については、次のように語っています。

 「イスラエルとパレスチナの間で起こっていることは戦争です。そして戦争は1人ではなく、2人で行われるのです。無責任なのは戦争をする2人ともです」。

 また、フランシスコ教皇は、軍需企業が戦争に与える影響についても言及しています。

 「(戦争を引き起こす地理的、歴史的状況は常に存在するが、戦争は)現実的な動機にもとづいているように見えます。

 すべての戦争の背後には軍需産業があり、それはお金を意味します」。

 フランシスコ教皇は、「戦争は『闇』であり、『闇の力』です」とも述べました。

※Conflitto a Gaza, “due responsabili”. Ucraina, “il coraggio della bandiera bianca”
Incontro con Papa Francesco, che ai microfoni della RSI e ospite a Cliche si esprime sulle due guerre in corso(RSI、2024年2月9日)
https://www.rsi.ch/info/mondo/Conflitto-a-Gaza-%E2%80%9Cdue-responsabili%E2%80%9D.-Ucraina-%E2%80%9Cil-coraggio-della-bandiera-bianca%E2%80%9D–2091038.html

 『ロイター』は9日、「フランシスコは過去にも交渉の必要性について語ったことがあるが、ウクライナ戦争について『白旗』や『敗北』といった言葉を使ったのは初めて」だと報じました。

 降伏」とか「白旗」といった、刺激的な発言だけを切り取り、フランシスコ教皇が、軍需産業が戦争を求め、その戦争は「闇の力」であり、「悪」であると、厳しく批判したことや、他国に仲介を求めるようにと、ウクライナに助言したことは取り上げないようにカットする、日本を含む西側マスメディアの報道の仕方は、ウクライナ紛争に批判的なフランシスコ教皇の姿勢を、正しく伝えているとは到底、言えません。

※Pope says Ukraine should have ‘courage of the white flag’ of negotiations(Reuters、2024年3月9日)
https://www.reuters.com/world/europe/pope-says-ukraine-should-have-courage-white-flag-negotiations-2024-03-09/

 世論を煽るようなメディアによる発言の「切り取り」に対して、バチカンは即座に火消し記事を出しました。

 「教皇の言葉は、とりわけ、この2年間の継続的な訴えや公的声明ですでに述べられてきたことであり、すなわち、戦争という『狂気』に対抗する対話の重要性と、民間人の運命に対する第一の関心事を繰り返し述べてきたことです。

 『殉教したウクライナの人々への深い愛情を新たにし、すべての人のために、特に罪のない多くの犠牲者のために祈るとともに、公正で永続的な平和を求める外交的解決のための条件づくりを可能にする人間性が少しでも見いだされることを願います』」。

※Pope asks for the courage to negotiate for Ukraine’(Vatican News、2024年3月9日)
https://www.vaticannews.va/en/pope/news/2024-03/pope-francis-ukraine-interview-rts-holy-see-response.html

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■<IWJ取材報告>大きな地震に遭遇すると、原発の変圧器は火を噴く! 運転延長が認可された東海第二原発は、何が起きてもおかしくない! 断層の中に埋まっているのが日本列島!!~2.24 能登半島大地震から考える 東海第二原発(日本原電)―登壇:山崎久隆氏(たんぽぽ舎共同代表)

 2月24日午後1時30分より、東京都千代田区の日本教育会館にて、「とめよう! 東海第二原発首都圏連絡会」の主催により、たんぽぽ舎共同代表・山崎久隆氏を講師として迎えた学習会「能登半島大地震から考える 東海第二原発(日本原電)」が開催されました。

 山崎氏は、この学習会に先立つ2月10日、たんぽぽ舎にて、「『能登半島地震から見える日本の原発の危険・問題点』―能登半島地震と日本の『原発の危険』を検証」と題する講義を行っています。IWJは、この講義をライブ中継しました。ぜひ、以下の記事を御覧ください。

※志賀原発では能登半島地震の津波襲来時の波高計のデータが、原発の制御室に送信されなかった!!~2.10「能登半島地震から見える日本の原発の危険・問題点」―能登半島地震と日本の「原発の危険」を検証―登壇:山崎久隆氏(たんぽぽ舎共同代表) 2024.2.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521594

 この2月24日の山崎氏の講義の後には、質疑応答により参加者全員で理解と知識を深めていくという趣旨で、「学習討論」の時間が設けられました。

 山崎氏は、次のように講義を始めました。

 「2024年1月1日に起きた地震、『大地動乱』の時代に今、来ているわけですけど、その真っただ中で起きた地震ですね。

 正月早々で皆さん、だいたいどこかでくつろいでいたんじゃないかと思いますが、私もそんな中、うつらうつらと昼寝したような状態で飛び起きました。

 飛び起きたのは、緊急地震速報で起きたんですけど、『いったいどこだろう』と。すぐに頭をよぎるのは南海トラフなんですが、いやそうじゃなかったってことですね。

 私の郷里に近い、能登半島でした。で、映像が切り替わって、ライブになったんですが、ライブになった中で見えた映像というのは、家が次々と倒壊していく、まさにそのライブです。家が倒壊したり、津波で流されるというのをライブで見たのは、2011年3月11日以来ですから、ものすごいショックを受けました。

 同時に、すぐそばにあるはずの志賀原発はどうなったのか、ということが頭をよぎりました。珠洲の映像は入ってきましたが、志賀の映像は、当然、あんまり入ってきませんね。そうやっているうちに志賀原発は『異常がない模様』というような話の中で、林官房長官が一言、『火災が起きたようだが、消火できました(※)』と言ったんですね。

※志賀原発の変圧器に火災、消火済み…林官房長官が明らかに(読売新聞オンライン、2024年1月1日)
https://www.yomiuri.co.jp/science/20240101-OYT1T50138/

 それを後で、間違えたということで訂正されたことになっているんですけど、いまだに私は本当なのか、訂正がですよ、本当なのかと疑っているんですが、誰も中に入って第三者が見ていないのでね。

 『起動変圧器』というのは、電源を通す。発電所から送電網に電源を通す。出入りがあるところの非常に重要な機器ですから、そこが発火するというのは、2007年7月、中越沖地震によって、柏崎刈羽原発3号機が燃え上がった事件を覚えていらっしゃると思うんですね。あれと同じということになるわけです。

 もうひとつ言うなら、2011年3月11日の女川原発1号機、これがタービン建屋の中の遮断機というものがあるんですけど、それにつながっている配電盤が10台全部燃えるという事件がありました。福島第一原発事故はあまりにも衝撃的だったので、陰に隠れて、今、再稼働するなどとほざいておりますが、あの原発はあの地震で炎上してるんですよ。

 ということで、実は、大きな地震に遭遇すると、起動変圧器なり所内変圧器は『火を噴く』ものだというふうに、私も思っていますので、『またか!!』というふうに思ったんですね。そういうぐらいに衝撃的な1日を過ごしました。

 (パワポの写真を指しながら)これはタービン建屋で、この外側にある変圧器が今回故障しましたが、あとでちょっと詳しくやります。

 今日の話は、前半で『能登半島地震と志賀原発の関係』ということを、ちょっと詳しくやりますが、残りの半分で、東海第2原発(について)、この能登半島地震を受けてどう考えるべきなのか、ということを話したいと思います」。

 志賀原発は、今回の地震で外部電源を半分失いましたが、最低限必要な場所が限定されていたことで、過酷事故は起こりませんでした。

 また、志賀原発は運転を停止していたので、冷却すべき燃料体はプールにありました。しかし、「志賀原発が稼働していたら」という仮定にもとづき、山崎氏は様々な問題点を淡々と指摘していきました。

 茨城県東海村の東海第二原発(日本原電)は、現存する日本で最も古い沸騰水型軽水炉(BWR)であり、2018年11月27日(この日で運転開始から40年経過)までに再稼働が許可されなければ廃炉になるはずでしたが、2018年11月7日、その再稼働と20年の運転延長が決定されました。

 原子力規制員会は、原発の安全性よりも日本原電の存続を優先したとされていますが、それに加えて、2023年5月31日、「長期停止期間」を運転期間から除外し、その分だけ運転時間を延長できる「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素法」が成立し、これにより、14年余りの期間を追加で延長できる法的根拠が整いました。

 これまでの稼働時間に、追加可能な運転時間を加えると、60~75年近い期間の運転となりますが、これほどの長期間運転したBWRは世界中探しても存在せず、何が起きてもおかしくないと言われています。

 「要は、断層の中に埋まっているのが、日本列島です」。

 上記は、山崎氏の言ですが、そのような国に、稼働可能な原子力発電炉が33基(2023年10月末時点)もある。これがどういうことを意味するのか、あらためて考えなければなりません。

 山崎氏の講義、および質疑応答の詳細については、全編動画を御覧ください。

※大きな地震に遭遇すると、原発の変圧器は火を噴く! 運転延長が認可された東海第二原発は、何が起きてもおかしくない! 断層の中に埋まっているのが日本列島!!~2.24 能登半島大地震から考える 東海第二原発(日本原電)―登壇:山崎久隆氏(たんぽぽ舎共同代表)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521793

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、浜本信貴)

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