日刊IWJガイド・非会員版「グローバル・サウスの声を聴け!! 第2弾! 南アのラマポーザ大統領! 日本メディアがほとんど報じない一般討論演説をIWJが独占紹介」2023.10.7号~No.4038号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~グローバル・サウスの声を聴け!! 日本のメディアがほとんど報じないグローバル・サウスの国々の国連総会の刺激的な一般討論演説をIWJが独りじめ紹介! 第2弾!「富める者と貧しい者の間の溝を埋めるために協力と連帯が不可」と主張し「紛争の予防と平和構築への投資」を提言する南アフリカのラマポーザ大統領に対して、ウクライナに武器支援し続けている、南アの旧宗主国英国のオリバー・ドーデン副首相は「プーチンは明日にでもこの戦争を止めることができる」と言行不一致!! さらに「地球の諸問題」は「AI革命が解決する」!? 同じ英国人でもジョージ・オーウェルの洞察力に富んだ言葉「現在を支配する者は、過去を支配する」「過去を支配する者は、未来を支配する」を、ドーデン英副首相はかみしめるべきでは!?

■IWJは消滅の危機に直面! 前期の第13期は、外部の経済環境の急激な変化についていけず、2200万円を超える赤字に! 岩上安身は、難病の次女の存在についてカムアウトし、自らが背負っている責任と使命についての思いを告白! 今期は徹底的な支出カットをしても、なお赤字ならばIWJをたたむ不退転の覚悟で経営再建に臨みます! IWJが金融機関から受けたつなぎ融資2500万円もわずか7年で完済しなければならず、その連帯保証人は岩上安身個人! 岩上個人がIWJに私財を投じた金とあわせ、約5000万円を完済し、IWJの経営再建ができなければ、IWJも岩上安身も破産ですし、娘も守れません! 必ずやサバイバルします! どうか、IWJへの会員登録と、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJのサバイバル戦をご支援ください!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! トランプ支持の共和党マッカーシー下院議長に対し、トランプ支持の「保守強硬派」ゲーツ議員が解任動議を提出! ウクライナ支援予算を通したいはずの民主党が「共和党の混乱を楽しんで」解任動議に賛成したため、マッカーシー氏解任が可決! 11月17日期限の予算案成立の見通しが不透明に!】国際政治学者の六辻彰二氏は、米国の混迷が「ウクライナ戦争を含めて世界情勢を大きく左右する」と指摘!(『ロイター』2023年10月4日ほか)

■【第2弾! 米国務省は晩夏にウクライナに対して「さまざまな汚職防止や財政の透明化に関する努力を継続せよ」との正式な外交文書を送付!】ウクライナが世界最悪レベルの汚職大国であることは、紛争勃発以前から世界に知られていたのに、何を今さら!?(『CNN』、2023年10月4日)
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■はじめに~グローバル・サウスの声を聴け!! 日本のメディアがほとんど報じないグローバル・サウスの国々の国連総会の刺激的な一般討論演説をIWJが独りじめ紹介! 第2弾!「富める者と貧しい者の間の溝を埋めるために協力と連帯が不可」と主張し「紛争の予防と平和構築への投資」を提言する南アフリカのラマポーザ大統領に対して、ウクライナに武器支援し続けている、南アの旧宗主国英国のオリバー・ドーデン副首相は「プーチンは明日にでもこの戦争を止めることができる」と言行不一致!! さらに「地球の諸問題」は「AI革命が解決する」!? 同じ英国人でもジョージ・オーウェルの洞察力に富んだ言葉「現在を支配する者は、過去を支配する」「過去を支配する者は、未来を支配する」を、ドーデン英副首相はかみしめるべきでは!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日もお伝えしましたが、9月5日から始まった第78回国連総会(全国連加盟国193ヵ国で構成)で、9月19日から26日まで、一般討論演説が行われました。

※はじめに~日本のメディアがほとんど報じないグローバル・サウスの国々の国連総会の刺激的な一般討論演説をIWJが独りじめ紹介! ブラジルのルラ大統領「武力紛争は人間の理性を傷つける」! これに対してバイデン大統領「ウクライナが切り刻まれるのを許せば、どの国の独立も安泰なのか!?」と反論! しかし、そのような緊張を作り出した「主犯」はNATO東方拡大を進めた米国である! さらに国連総会の一般討論演説で、朝日は「ボンクラ日本的新聞文体」で報じたが、「ゼレンスキー大統領の演説への関心が高い」実際には議場はガラガラ!(『UN NEWS』2023年9月19日ほか)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231006#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52813#idx-1

 国連総会の一般討論演説とは、国連事務総長と総会議長に続いて、国連加盟国(現在193か国)等の代表が、当該総会会期に重視する課題(今年のテーマは、「信頼を再構築し、国際的な連帯を活性化する」)について問題提起し、それぞれの立場を表明するものです。

 この一般討論演説が始まる前に、日本の大手メディアがこぞって、最大の注目点としてあげたのが、ゼレンスキー大統領がロシアの侵攻以降初めて国連で対面の演説を行う点でした。6月4日から始まったウクライナの「反転攻勢」が3ヶ月半過ぎたというタイミングも注目する理由として持ち出されました。実際、日本のメディアは、国連総会関連のニュースとして、このゼレンスキー演説と、ウクライナ支援のトピックがほとんどを占めていました。

 ゼレンスキー演説の際、米国の「同盟国」ならぬ「従属国」の欧米日は出席していましたが、グローバル・サウスの国々の欠席が目立ちました。こうした国々の「言い分」をも聞いて、報じなければ、ジャーナリズムだの、報道機関だのと名乗れないはずです。

 ウクライナ紛争の早期停戦を主張し、ロシアの制裁には加わっていない「グローバル・サウス」の指導者たちが、何を思って、ゼレンスキー演説を欠席したのか。また自身の演説機会で、具体的に何を話したのか、国際社会の変化を知るためには、これほど大事な「ニュース」はないはずですが、日本のマスメディアでは、詳しい報道はありません。

 IWJは、国連のホームページで、中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ、サウジアラビアが、何を話したのか、確認しました。昨日の日刊IWJガイドでは、第1弾として、ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領の演説を紹介しました。

 第2弾では、ブラジルと同じくBRICSのオリジナルメンバーの1国である南アフリカのラマポーザ大統領の演説と、南アフリカの旧宗主国英国のオリバー・ドーデン副首相の演説をひき比べてみます。何が見えてくるでしょうか。

 南アフリカのラマポーザ大統領は、9月19日に一般討論演説を行いました。

※We have a duty to leave no one behind, South African President tells world leaders(UN NEWS、2023年9月19日)
https://news.un.org/en/story/2023/09/1141052

 冒頭、ラマポーザ大統領は、こう述べます。

 「何千年もの間、人類は回復力、適応力、革新性、思いやり、連帯感といった巨大な能力を発揮してきた。(中略)こうした資質は、戦争と紛争を終わらせるために、国際社会として、また世界各国として、どのように協力し合うかにおいて発揮されなければならない」。

 そして、ウクライナ紛争に言及してアパルトヘイトの経験に触れながら、次のように、紛争解決の原則を述べています。

 「私たち自身のアパルトヘイトから民主主義への道のりの経験から、私たちは、平和的で公正かつ永続的な解決を達成するために、すべての紛争当事者に関与してもらうことの重要性を重視している」。

 ウクライナ紛争が、米露代理戦争であることを見抜いた上で、米NATOを始めとした、ウクライナを自らの代理戦争の駒として消耗しつくしている勢力に、紛争解決への関与を呼びかけていることは明らかです。

 続けて、ラマポーザ大統領は、戦争準備に投資するのではなく、紛争予防と平和構築に投資するべきだという非常に重要な提言を行っています。

 「アフリカ大陸を始め、世界のさまざまな地域で紛争に直面している今、私たちは、紛争の予防と平和構築に投資しなければなりません」。

 米国NATOは、2014年に、ユーロマイダン・クーデターで、正統に選挙で選ばれたヤヌコヴィッチ政権を、銃撃による暴力的クーデターで倒して以降、ウクライナ国内で軍事訓練や武器の供与などを通じて、紛争の激化と戦争準備を、ひたすら、8年間行ってきました。ラマポーザ大統領の提言は、こうした米軍の関与と、NATOの拡大を、暗に、批判したものと受け取れます。

 さらに、地球上の格差問題については、ラマポーザ大統領は、こう述べています。

 「世界中の多くの人々が飢えと欠乏に直面している中、富める者と貧しい者の間の溝を埋めるために、私たちが取る行動には、協力と連帯という人間として不可欠の資質が現れていなければなりません」。

 さらに、明らかに、米国の総額1130億ドル(約16兆8360億円)にも及ぶウクライナへの武器支援を念頭に、ラマポーザ大統領は、こう強く批判します。

 「戦争に多額の費用を費やすことはできても、何十億もの人々の基本的なニーズを満たす行動を支援できないというのは、国際社会に対する重大な告発です」。

 そして、15世紀の大西洋奴隷貿易から植民地支配を経て、現代の新植民地主義まで、延々と、アフリカ大陸の資源と人を搾取し続けてきた欧米に対して、ラマポーザ大統領は、現在、気候変動問題で、アフリカ大陸は欧米の代償を払わされていると批判します。

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■IWJは消滅の危機に直面! 前期の第13期は、外部の経済環境の急激な変化についていけず、2200万円を超える赤字に! 岩上安身は、難病の次女の存在についてカムアウトし、自らが背負っている責任と使命についての思いを告白! 今期は徹底的な支出カットをしても、なお赤字ならばIWJをたたむ不退転の覚悟で経営再建に臨みます! IWJが金融機関から受けたつなぎ融資2500万円もわずか7年で完済しなければならず、その連帯保証人は岩上安身個人! 岩上個人がIWJに私財を投じた金とあわせ、約5000万円を完済し、IWJの経営再建ができなければ、IWJも岩上安身も破産ですし、娘も守れません! 必ずやサバイバルします! どうか、IWJへの会員登録と、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJのサバイバル戦をご支援ください!

 おはようございます。岩上安身です。

 10月に入り、IWJの第14期も3ヶ月目となります。

 私、岩上安身の訴えにお応えいただき、9月のご寄付・カンパは、804万9400円と、月間目標額の400万円の201%に届きました! また、今期第14期が始まった8月は赤字でしたが、その不足分107万4700円と、9月の目標額400万円をあわせた507万4700円に対しても、159%に届き、2ヶ月連続で赤字をまぬがれています! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします。皆さま、本当にありがとうございます!

 10月は、6日までの6日間で、60件、110万100円のご寄付・カンパ(月間目標額の28%)をいただいております! ありがとうございます! 今月10月も、引き続きどうぞよろしくお願いします!

 しかし、これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、まだまだ5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 皆さま、どうぞ今こそ、IWJの救済のために、ご支援をよろしくお願いします!

 第13期の2200万円を超える赤字は、IWJ創業以来初めての危機です。これは私、岩上安身1人の力で乗り越えることは困難です。

 当面のキャッシュフローを確保するために、8月1日からの第14期のスタートにあたっては、新型コロナウイルスに関する港区中小企業融資制度を利用することで、金融機関から2500万円の融資を受けることになりました。

 今期、第14期からは、支出を徹底的に削り、赤字を出さないだけではなく、黒字分を累積した赤字への返済にあてて、今年は、私からの借り入れ2200万円を返済しきろうとすると、2200万円÷12ヶ月=183.3万円となり、この183.3万円の返済額と、直接の運営のための月間目標額の400万円とを合計すると、毎月583.3万円が必要になります。

 他方、金融機関からの借り入れによって、キャッシュフローの不足で倒産する、という危機は当面、まぬがれましたが、私は若くはないので、長期ローンは組めず、返済期間は7年間と短く、毎月の返済額も約30万円ずつと、決して少額ではなく、毎月の返済負担は重いものとなります。住宅ローンのように35年間、毎月少しずつ返済してゆけばいい、というものではないのです。前述の通り、毎月、583.3万円が必要であり、それに毎月30万円の銀行への返済額を合計すると、約612万円が毎月、必ず必要となります。

 IWJは個人企業ですので、代表取締役・岩上安身が借りたこの銀行の融資は、個人である岩上安身が連帯保証人となっています。したがって、IWJとしてこの融資の返済が滞れば、岩上安身個人が全額返済しなければなりません。

 できなければ、会社としてのIWJも、岩上安身も、自己破産ということになります。もちろん、私には、全額返済できるキャッシュを、現在、持ち合わせてはいません。それほどの現金があるなら、借り入れなどしません。返済のために自宅を売り払わなくてはならなくなるかもしれません。

 しかし、私、岩上安身には、実は、難病の娘がおります。そのため、自己破産して我が身ひとつで散ることはできません。

 私にはふたりの娘がいますが、次女が20代の時に、難病である線維筋痛症を発症しています。線維筋痛症は、全身が強い痛みに襲われる原因不明の難病です。次女がこの病気で10年以上も苦しんできたことは、これまで公表してきませんでした。初めて、明らかにする話です。

 次女は、健康に生まれ、明るく、快活にすくすく育ちました。子どもの頃から先天的な障害があったわけではありません。

 国立看護大学校を出て、千葉県柏市にある国立がん研究センター東病院につとめ、看護師として、末期がんの病棟を担当していました。看護師は、かなりの激務です。末期がん病棟の夜勤を担当したことによる、多大なストレスも、もしかしたら発症に影響したのかもしれません。

 発症しはじめた頃は、体全身に痛みがあるということで、仕事を休まざるを得なくなり、退職をして、療養していました。当初は短時間のアルバイト程度は可能でしたが、しかし、病状が好転してゆく、という淡い期待はかなわず、激しい全身の痛みという、次女の病状は、次第に重くなっていき、働くこともできなくなり、線維筋痛症という診断が下されました。

 自己免疫疾患である線維筋痛症は、その原因もまだ未解明であり、治療法も確立されていない難病です。米国の歌手のレディ・ガガさんや、日本テレビのアナウンサーだった大杉君枝さん(故人)、元フジテレビのアナウンサーの八木亜希子さんも発症され、闘病されており、近年になって、この難病の存在が知られるようになってきましたが、まだまだ社会的理解は進んでいないと感じられます。

 重い難病や、障害のある方やそのご家族が苦しみ、悲しみ、時に物理的に困窮している現実もあるという一方で、そうした方々への、悪意ある社会的な差別的な圧力の高まりも、日々、強く感じています。

 生産性のない生命は早く死ねばいい、死なせるべきだなどという、弱者をさらに痛めつける、まさにナチス的な思想を公言するような、知識人、政治家が、近年、次々と登場してくるたび、私は全身の毛穴から血が吹き出すような怒りと恐れ、不安、そして悲しみを感じています。

※【特集】ナチスと同じく、生命の選別をしようとする者ども! 大西つねき、大久保愉一、山本直樹、成田悠輔、松井一郎、馬場伸幸、植松聖、麻生太郎!! 彼らの思想も政策も許さない!
https://iwj.co.jp/wj/open/life-screening-special

※<シリーズ特集>「相模原殺傷事件から4年」今ここにある優生思想に向き合う~ 大西つねき氏「命の選別」発言から ALS患者「嘱託殺人」事件まで
https://iwj.co.jp/wj/open/eugenic_thought

※【第605号-608号】岩上安身のIWJ特報!背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」が後押し!ルフィ事件と、高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言は同根の大問題!岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー(その4)2023.8.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517607

 私の娘を含め、気の毒に、このような病いを得た方々は、何も悪いことをしていません。何の罪もありません。ひたすら、この不遇、不条理、苦しみ、悲しみに耐えているのです。

 こうした、運がたまたま悪かったというべき弱い立場の人々に対し、生命を選別せよ、などと迫り、さらなる苦痛を与えようとする、ナチスと同根の輩を、私は誰一人、黙って許すことができません。

 私は娘を守るために、娘と同じように、難病や障害のためにつらい思いをしている方々とそのご家族のために、私が生きている限り、このような悪意に満ちた弱者への攻撃のナチス的思想をまき散らす者たちに対して、言説をもって戦い続けてゆく覚悟です。

 私の娘は、全身の痛みで、今ではほぼ寝たきりです。毎日、痛みと苦しさしかなく、人生に希望を持てないため、うつ病にもなりました。コミュニケーションを取るのも難しい状況です。何とか、線維筋痛症に効く、良い薬や治療法が早く開発されてくれないだろうかと、焦る気持ちで祈っています。

 私は、自分の愛する娘に対してできるだけのことをしてやりたい、親としての最低限の責任を果たしたいと、親として当たり前の願いを強く心に願っています。自分が直接、守ってやれなくなる自分の死後も、この子が生きていけるように、雨露をしのげる部屋や、定期の収入が入る不動産など、何らかの私財をわずかでも残しておきたいと思っています。

 長女は結婚して、子どももいます。家庭があるわけですから、次女の面倒のすべてを長女にまかせ、頼るわけにはいきません。私の死後は、生活面・精神面では長女にも頼らなければならないでしょうから、せめて生活と治療のための経済的側面だけは、私が責任をもって何とか今から備えをしておかなくてはならないと思っています。

 ですから、私は無責任に借金を残して人生を終えるわけにはいかないのです。今期、IWJの第14期は、絶対に赤字を出さず、最低でも収支があうようにした上で、できれば黒字を出し、2200万円の私自身の貸付も、2500万円の金融機関からの借り入れも着実に、しかも私の年齢がかさんでいるので、なるべく早く、全額返済してしまわなければなりません。金融機関からの借り入れに対する返済は、前述したように、毎月約30万円弱で、7年間です。

 IWJの活動を続けることによって、今年、赤字がこれ以上少しでも拡大し、それを私が補填しなければならないようであれば、結局、今ある借金も返済できなくなり、我が身だけでなく、娘をも巻き込んでの身の破滅となってしまいます!

 赤字続きではIWJの活動はもう絶対に続けられない! というのは、私がそうした個人的な事情を抱えているためでもあります。私が生きて活動していられる時間には限りがあり、さらに意味のある生産活動をできる健康寿命の期間は、もっと限りがあります。

 そのためには、全力で、この3ヶ月くらいでIWJの支出を大幅に削ります!! 他方で、皆さまに評価され、その結果として、収益の上がるような、新たな情報発信もやりたいと思っています!

 会員様から最もご要望の多かった、私がソロで時事的テーマを話し、解説する動画番組(私がいわゆるYouTuberになる、と考えてもらっていいと思います)も、スタートさせる予定です!

 正直なところ、この半年が勝負です! そこでご寄付が集まらず、支出も削れなければ、現在の事務所を引き払い、現在の体制も解体して、IWJの活動規模を極限までミニマムにして収支があうようにするか、あるいは本当に会社を清算するか、本気で腹をくくらなければいけませんし、本気でそうするつもりでいます。

 時々、ウクライナ問題に力を入れているが、なぜなのか、という素朴な質問を受けることがあります。答えは簡単です。米国は、単独覇権の拡張と維持のため、思い通りに従わない、中国とロシアを強く敵視し、この両国を弱体化するためには手段を選ばないことを公式に国家戦略として掲げています。

 2014年のユーロマイダンクーデター以降、米国とNATO、ウクライナ政府による、8年間にわたるウクライナ南東部のドンバス地方でのロシア語話者に対する民族浄化は、米国の思惑通りに、ロシアがその挑発に乗って介入してしまいましたが、ロシアを弱体化するには至りませんでした。ウクライナ紛争を仕掛けた米国の思惑は、失敗に終わっています。

 ロシアと同様に、米国の単独覇権維持にとって邪魔となる中国に対する弱体化への、米国の仕掛けもこの数年続々と仕掛けられ、今後も着々と準備されています。日本における米国との集団的自衛権の行使容認も、安保法制も、改憲による緊急事態条項の導入も、日本を、米国の対中代理戦争の「道具」及び「戦場」として、便利に自由に使えるようにするための準備に他なりません。

 私の編集方針は、IWJの設立時から一貫しています。日本が、戦前の天皇大権の国とは180度違う、国民主権の民主主義国家として、自立した国家主権を米国から取り戻し、周囲の国々と和解して平和共存するという、明治維新以来、近代日本が失敗し続けたテーマに、これからの日本は再チャレンジすべきだ、ということに尽きます。

 私としては、日本が「第2のウクライナ」にされてしまい、米国の対中代理戦争の「捨て駒」として破滅的な戦争の危機に向かいつつあることを、多くの日本国民に知らせ、それを食い止める必要があると思っています。それはジャーナリズムとしての最低限度の責務であると確信しています。

 日本のマスメディアがこの件について、すべて、ひとつの例外もなく、機能不全に陥っていて、米国のプロパガンダのたれ流しをしている状況を見て、なおさら、IWJだけは、このドロドロの濁流に、最後の最後まで抗おうと固く心に決めています!

 私自身、第4コーナーを回って、残りの人生すべてをIWJとともに、日本のサバイバルのために死力を尽くして戦い、愚かな戦争を回避し、日本国民の生命と暮らしが犠牲とならないように、米国への従属から自立し、来るべき、希望のある多極的世界へと漕ぎ出してゆけるよう、全力を尽くしたいと真剣に思っています。

 その闘志に衰えはありません! 志半ばで、IWJを閉じることになるのは、決して本望ではありません!

 繰り返しになりますが、第14期は、背水の陣で臨んでいます。毎月、毎日が、IWJが生き残れるかどうかの勝負です! ぜひ、ご支援をよろしくお願いいたします!

 どうか皆さま、IWJの経営再建に向けて、会員登録、特にサポート会員への登録、そしてご寄付・カンパ、あるいは協賛広告によるご支援をお願いいたします! また、YouTubeのチャンネル登録も、ぜひお願いいたします!

※【岩上安身より最後になるかもしれないご支援のお願い!】第13期2200万円の赤字を出し、加えて銀行から2500万円の融資を受けました。私には難病の娘がいて、この子を私の死後においても守るため、自己破産して我が身ひとつで散ることはできません。赤字を止められなければ、第14期途中でも、IWJの活動を中止するサドン・デスの決断をくだします。赤字体質が脱却できれば、活動を継続します!IWJの経営再建に向けて、最後になるかもしれない勝負の時、会員登録と、ご寄付・カンパ、協賛広告によるご支援のお願いをします!
https://youtu.be/jZv9X2ojES8

※【岩上安身より最後になるかもしれないご支援のお願い!】私には難病の娘がいて、この子を私の死後も守るため、自己破産して我が身ひとつで散ることはできません。IWJの経営再建に向け、ご支援のお願いをします!
https://youtu.be/5oOoBcOJuh0

 私たち親子にとっても、IWJにとっても、まだまだ険しい試練の道のりが続くと思われますが、試練は乗り越えるために、天から与えられているものだと私は受け止めています。

 もし自分に天命というものがあるとしたら、日本を戦禍に巻き込まれることなく、米中対立の危機の難を逃れ、同時に、米国からの隷属をやめて自立し、21世紀後半だけでなく、22世紀以降も、世界と平和共存する国として、サバイバルできるように、微力でも貢献することにあります。生きている残りの期間は、そのための一助となるべく、微力ながら力を尽くしたいと思います。

 ぜひ、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパで、ご支援をよろしくお願いいたします!!

 現状の会員数を、お知らせします。

 9月末時点での会員総数は2582人(前年同日比:431人減、前々年同日比:944人減)でした。会員の方々の会費と、ご寄付が、IWJの運営の二本柱です。その会員数と会費が減ることは、IWJにとって大きな痛手です。

 ご寄付も、連日お伝えしているように、目標額を下回っていますし、会員数も会費もこの不況のあおりを受けて著しく減少しています! コロナ禍と未曾有のインフレ下の不況の急速な進行と、細かい数字は、10月末にご報告しますが、わずか1年間で前年度の売り上げから約4割減となり、約6割となってしまったというのは、本当に大きなダメージです! 進む高齢化などが逆風として吹きつけている結果であると思われます!

 この巨大な外部環境の変化自体は、私ごときが変えられるようなものではありません。少しでも家計を楽にするように、様々な支出を減らそうとし、その結果、IWJの月額の会費も削る人々が増えた、その結果でしょう。

 現在のIWJの編集方針が不満なので会員をやめる、という内容のメールをもらうことは、最近は本当にめったにありません。今、お支えくださっている会員の方々、特にサポート会員の方々は減ることがなく、我々の編集方針を支持してくださっていると思われます。

 皆さま一人一人の会費は、積もり積もれば、大きくもなりますし、一人一人が削ってゆけば大きなマイナスともなります。皆さまに会員としてお支えいただけなければ、IWJは、存続ができません! ご寄付の負担を減らし、目標額のハードルを下げるためにも、できるだけ、新規の会員登録をお願いいたします!

 休会中の方は、再開の手続きをお願いいたします! 会費が増えれば、毎月のご寄付・カンパのお願いも、もう少し少なくてすむようになります。よろしくお願いいたします!

 ただ、ここにきて、嬉しいニュースも届いています。先月末、7人の方が一般会員に、9人の方がサポート会員になってくださった、ということが分かりました。嬉しくて、そして明日に希望がもてます!

 どうか、会員登録をしたことがない方は、新規で会員登録を、休会していた方は、再開をぜひ、よろしくお願いします!

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 日本は、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない、孤立した「島国」であるという「宿命」を背負わされています。その「宿命」を、日本人ならば1人として、決して忘れてはなりません。

 エネルギーと食料が確実に輸入できるようにするためには、戦争によって、他国に海上封鎖をされないようにすることが一番重要です。それには、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な平和外交の姿勢を目指し、貫くべきではないでしょうか!?

 また、米国から押しつけられた新型コロナワクチンの危険性について、報じることも、論じることもできず、国の言われるがままにワクチンを接種して、コロナから守られるどころか、死に至るまでの副反応被害を招いていることも、日本という国に主権がなく、その従属国の政府とべったりの関係を築いている記者クラブメディアが、権力から自立した報道を行うことができない、しようともしないために起きている「悲劇」ではないでしょうか。

 国民の皆さまの「知る権利」を現実に実現し、事実・真実を伝えるには、権力と癒着せず、市民の皆さまから直接支えられるIWJのような独立メディアが存在しなければ、風穴を開けることもできません。

 ジャニー喜多川氏の性加害を、何十年間もテレビ業界等、マスメディアの人間たちは皆、知りながら、見て見ぬふりをしてきました。問題視もせず、報道もせず、ジャニーズ事務所とテレビとは利益共同体として一体化し、結果、性被害を何十年にもわたり広げてきたのも、こうした癒着の構造が強固に作られており、既存マスメディアは、新聞もテレビも一体となって、ひとつ残らずがっちりとその中に組み込まれているからです。

 人権侵害が横行しているのは、芸能界だけをとっても、ジャニーズ事務所だけではありません! テレビを代表するマスメディアと、他の芸能プロダクションとの癒着は、まったく変わらずに続いています。

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうしたあらゆる問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます!

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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身


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◆中継番組表◆

**2023.10.7 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh6・大阪】13:30~「臨時国会・緊急セミナー『政治とカネの問題をどう可視化するか!』―登壇:三木由希子氏(情報公開クリアリングハウス理事長)、上脇博之 神戸学院大学教授ほか」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach6

 「公益財団法人 政治資金センター」主催のセミナーを中継します。これまでIWJが報じてきた政治とカネ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E3%81%A8%E3%82%AB%E3%83%8D

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◆中継番組表◆

**2023.10.8 Sun.**

調整中

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◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

自宅の隣に基地局が建設され、めまいで顔も動かせず、天井を向いたまま1年半寝たきりに! 転居後も続く、電磁波がもたらす壮絶で深刻な健康被害の実態!!~8.24<院内集会>行政に聞いてみよう! 4G・5G携帯電話基地局は安全か
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518088

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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! トランプ支持の共和党マッカーシー下院議長に対し、トランプ支持の「保守強硬派」ゲーツ議員が解任動議を提出! ウクライナ支援予算を通したいはずの民主党が「共和党の混乱を楽しんで」解任動議に賛成したため、マッカーシー氏解任が可決! 11月17日期限の予算案成立の見通しが不透明に!】国際政治学者の六辻彰二氏は、米国の混迷が「ウクライナ戦争を含めて世界情勢を大きく左右する」と指摘!(『ロイター』2023年10月4日ほか)

 米下院で3日、共和党のマット・ゲーツ議員が共和党のマッカーシー議長の解任動議を提出。4日付け『ロイター』は「216対210の賛成多数で可決した。下院議長の解任は史上初めて」と報じました。

※米下院でマッカーシー議長が解任、史上初 共和内紛で混乱さらに(ロイター、2023年10月4日)
https://jp.reuters.com/world/us/UBGXTGY25JITJMGOQFPI5DHRSI-2023-10-03/

 解任動議を提出したマット・ゲーツ議員は、トランプ前大統領に近い「保守強硬派」とされています。

 米議会では9月30日、「つなぎ予算案」を可決し、「政府閉鎖」が回避されたばかりでした。IWJも、以下のようにお伝えしています。

※米連邦議会は応急財源法案を可決し、土壇場で 政府閉鎖を回避! しかし、バイデン大統領が「いかなる状況でも米国のウクライナ支援が中断されることを許すことはできない」と強く求めていた60億ドルのウクライナ支援は除外! ゼレンスキー大統領が求めた連邦議会での演説を断り、「ウクライナへの支援に白紙小切手は切らない」と主張してきたマッカーシー下院議長の言葉通りに! 米国のウクライナ支援に、大きな転換点が訪れた! 米国内はこの問題で真っ二つに!(日刊IWJガイド、2023年10月3日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231003#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52796#idx-6

 米下院では、共和党221議席、民主党212議席と共和党が辛うじて多数派を握っています。ウクライナ支援の60億ドル(約9000億円)相当の軍事支援を除外した「つなぎ予算案」では、民主党はマッカーシー下院議長と手を組み、賛成多数で法案を可決しました。

 しかし、今回のマッカーシー下院議長解任動議では、民主党は掌を返し、共和党強硬派に同調しました。共和党の強硬派8名と民主党208名がマッカーシー氏の解任に賛成しました。

 2日付『BBC』によると、バイデン大統領は1日、「どのような状況だろうと、ウクライナへのアメリカの支援が中断されることを、我々は容認できない」と主張、次の11月17日の期限が来る前に、「つなぎ予算案」とは別の法案で、速やかにウクライナ支援の予算を確保するよう、求めています。

バイデン大統領「侵略と残虐行為から自国を守るウクライナを支援するために必要な法案可決と援助を確保する、という約束を(下院)議長が守ることを期待する」(ロイター、2日)

 しかし、下院議長が空席のまま、別の法案を審議することはできません。バイデン大統領の要請を実現するためには、速やかに新たな下院議長を選出する必要があります。

※バイデン氏、ウクライナ支援継続を約束 支援予算除外の「つなぎ予算」成立受け(BBC、2023年10月2日)
https://www.bbc.com/japanese/66974934

※米大統領「瀬戸際政策」にうんざり、共和にウクライナ支援要求(ロイター、2023年10月2日)
https://jp.reuters.com/world/us/HXO3A2IB4JICVIHHZI5ZUE4TYA-2023-10-01/

 前述の4日付『ロイター』は、「マッカーシー氏の議長解任により下院の立法作業は停止する。議会が新たな予算案を可決しなければ、11月17日には再び政府機関閉鎖の期限が迫る」と報じています。

 新たな下院議長が選出されなければ、11月17日を期限とする次の予算案どころか、バイデン大統領が求める「ウクライナを支援するために必要な法案」の審議さえできません。新たな下院議長の選出はいつになるのでしょうか。

 上記の記事の前日、10月3日付け『ロイター』は、ゲーツ議員がマッカーシー下院議長の解任動議を提出した理由を「政府機関閉鎖の回避に向けたつなぎ予算成立を図るため、マッカーシー氏が対立する民主党の支持を得たことに反発している」と報じていました。

※米共和党保守強硬派、マッカーシー下院議長の解任動議を提出(ロイター、2023年10月3日)
https://jp.reuters.com/world/us/LODVFEPIFRLDXOQH2DJGOBNYAM-2023-10-02/

 ウクライナ支援に反対する共和党強硬派が、「つなぎ予算」を成立させるために民主党に妥協したマッカーシー氏に反発して、解任動議を提出したことは、よくわかります。

 しかし、一方の民主党の方は、マッカーシー氏の調整で、「つなぎ予算」をやっと成立させたのに、共和党強硬派の解任動議に賛成した理由がよくわかりません。バイデン大統領が求める「つなぎ予算」とは別建ての「ウクライナを支援するために必要な法案」のすみやかな可決どころか、審議にさえ入れないという「オウンゴール」状態に陥りました。

 なぜ、民主党はマッカーシー氏の解任に賛成したのでしょうか? 日本のメディアのニュースの上っ面だけの速報を聞いていても、何が起きているのか、よくわかりません。落ち着いて、解きほぐす必要があります。以下、詳しく説明します。

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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★5日付け『ニューズウィーク日本版』では、岩上安身によるインタビューでIWJでもお馴染みの国際政治学者の六辻彰二氏が、解任されたマッカーシー氏も、解任の引き金を引いたゲーツ氏も、トランプ支持者だと指摘した上で、「この解任劇はトランプ支持者同士の近親憎悪、あるいはいわゆる『同担拒否(※いわゆるオタク用語で、同じ対象を応援する他のファンと交流を持ちたくないという姿勢)』による潰し合いとみられる」として、以下のように論じています。

 「しかし、問題はそれでは済まない。

 新議長の選出が難航すれば、予算の『つなぎ法案』の期限がくる11月17日、政府機関が閉鎖されるリスクはさらに高まる。

 さらに、共和党下院議員の誰が新議長になろうとも、今回のゲーツらのやり方を見た時、その意に沿わない決定をすればマッカーシーの二の舞になりかねないという心理的ブレーキもかかりやすい。

 その一方で、今回の騒動はトランプ支持者の求心力低下を印象づけた。

 肝心のトランプは、自分の訴訟で忙しいからか、支持者同士の争いにほとんど発言さえしなかった。

 それはトランプが暗黙のうちにゲーツを支援したともいえるが、逆にマッカーシー一派にしてみれば『トランプは支援してくれなかった』となる」。

 六辻氏は、この解任劇について「アメリカがさらなる混迷に突っ込む入り口にもなりかねない」「ウクライナ戦争を含む世界情勢を大きく左右する」と指摘しています。

※史上初の米下院議長解任は「同担拒否」の結果…解任劇に見るトランプ支持者の近親憎悪(ニューズウィーク日本版、2023年10月5日)
https://www.newsweekjapan.jp/mutsuji/2023/10/post-184.php

 さて、マッカーシー氏の下院議長解任劇で、下院が事実上停止に陥りました。11月17日の次の予算案以前に、バイデン大統領が求める、予算案とは別建てのウクライナ支援のための法案は、11日に下院議長が選出されるまでお預けになりました。

 「ウクライナに白紙小切手は切らない」と就任時から言明してきたマッカーシー氏と、共和党強硬派は、トランプ大統領への支持だけではなく、ウクライナ支援への反対も共有してします。

 マッカーシー氏と共和党強硬派は、ウクライナ支援のための法案の審議を、数日遅らせるという意味では、お互いに共通の目的を達成したのだ、ともいえます。この数日の「遅延」はどう効いてくるのでしょうか。そこはまだ未知数です。

 民主党としては、ウクライナ支援に消極的なマッカーシー氏を解任に追い込み、より弱い下院議長が選出されれば、下院における民主党の発言力を増し、ウクライナ支援法案を通しやすくなると考えて、マッカーシー氏の解任動議に賛成したのでしょう。(IWJ)

 岩上安身による六辻氏へのインタビューは、ぜひ以下のURLから御覧ください。

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!~岩上安身によるインタビュー 第1070回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503870

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!第2弾~岩上安身によるインタビュー 第1071回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504186

※ブチャ市での民間人大量殺害事件を検証! 米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く! 第3弾~岩上安身によるインタビュー 第1073回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504401

※「対露制裁で逆に自分の首が絞められた西側諸国で社会不安が増大! ウクライナへ提供した武器が世界に拡散!」~岩上安身によるインタビュー第1129回 ゲスト 国際政治学者・六辻彰二氏 2023.7.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517597

■【第2弾! 米国務省は晩夏にウクライナに対して「さまざまな汚職防止や財政の透明化に関する努力を継続せよ」との正式な外交文書を送付!】ウクライナが世界最悪レベルの汚職大国であることは、紛争勃発以前から世界に知られていたのに、何を今さら!?(『CNN』、2023年10月4日)

 4日付『CNN』は、「米議会は、バイデン政権が求めているウクライナに対する約240億ドルの追加の資金援助について、まだ承認していない。一部の共和党議員は、しっかりとした監視や条件なしに多額の資金を供与することに対して警戒を示している」と、報じました。

※「汚職対策を」、米国がウクライナへの圧力強める 一部支援の条件にも(CNN、2023年10月4日)
https://www.cnn.co.jp/world/35209858.html

 4日付『CNN』は、「ウクライナの人々へのメッセージは常に、もしこうした資金が不正流用されれば、米国からウクライナに対する全ての援助が危うくなるというものだ」という米当局者の話を伝えています。

 事情に詳しい当局者3人によると、「米国務省は晩夏にウクライナに対して正式な外交文書を送付した。米国はその中で、ウクライナが直接的な財政支援を受け取り続けるため、さまざまな汚職防止や財政の透明化に関する努力を継続することを期待していると伝えた」というのです。

★米議会が、急にウクライナに「清潔さ」を求めたのには驚きます。何を今さら、と言わずにはいられません。ウクライナ政権の汚職は、ロシア侵攻後の今に始まったわけではなく1991年の独立後から、否、それ以前のソ連時代からずっと存在する「伝統」です。歴代のウクライナ大統領は、親露・親欧米を問わず、率先して汚職を行い、ゼレンスキー大統領も、大統領就任後に不正蓄財して、海外のタックスヘイブンに莫大な資産を貯えているという疑惑がロシア侵攻前からあり、この例に漏れません。

 ウクライナという国家は、クリーンでも健全でも民主的でもなく、マフィアの横行する世界最悪レベルの汚職大国です。ウクライナは「自由」かもしれませんが、それは善良な人々にとっての「自由」ではなく、汚職と闇経済に関わる者にとっての「自由」です。NGOトランスペアレンシー・インターナショナルが、毎年発表している世界「腐敗認識指数」の2022年版では、ウクライナは33ポイントで116位です。

※2022年 腐敗認識指数(GLOBAL NOTE、2023年10月6日閲覧)
https://www.globalnote.jp/post-3913.html

 日本は18位で英国と並びます。米国は24位、ロシアは137位です。

 米国からの支援金が、横流しされるリスクなど、最初から分かっていたことです。

 二つの点が不可解です。

 第一に、なぜ、今になって、バイデン政権は、支援に汚職対策といった条件を付けたのでしょうか。

 第二に、なぜ、それが、今のタイミングで、都合よく、当局者から『CNN』へリークされたのでしょうか。

 第一の点は、当然、ウクライナの美化でしょう。米国の支援するウクライナは、支援金の横流しなどしない健全で、クリーンで、民主的で、自由で、善人ばかりの国でなくてはなりません。そうでないと、納税者の支持が得られず、憎むべき敵であるロシアと腐敗度においてたいして変わらない、という事実が伝わってしまうと、勧善懲悪のストーリーが崩れてしまい、都合が悪くなるわけです。

 このタイミングで、バイデン政権が、支援に汚職対策といった条件を付けざるを得なくなったのは、共和党下院のウクライナ支援反対議員たちと同調した民主党議員たちの力で、マッカーシー下院議長が解任されたからでしょう。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、木原匡康、浜本信貴、前田啓)

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