日刊IWJガイド・非会員版「ウクライナが民主主義!? 2014年の『ユーロマイダン・クーデター』のときから暴力による反対派の排除と事実の隠蔽が行われていた!」2023.7.20号~No.3962号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ウクライナが自由民主主義国家であり、法治国家であるというのは虚偽である!! 2014年の「ユーロマイダン・クーデター」のときから暴力による反対派の排除と事実の隠蔽が行われていた! 多くの目撃証言や証拠があるにもかかわらず、「マイダン大虐殺」を捜査しなかったウクライナ政権! 実際には100人が虐殺された! この事実を明らかにする調査論文が、ウクライナ系カナダ人の研究者によって発表された!!

■7月も後半に入り、IWJの今期第13期も、期末まであと残り12日となりました! 7月に入ってからのご寄付は73件、81万2000円、月間目標額の21%でした! この11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円となってしまいました!! 7月こそは月間目標額390万円を達成し、さらに累積した赤字幅をも、皆さまのお力をお借りして、少しでも減らしたいと願っています! 今月末の期末まで緊急のご支援・ご寄付・カンパを、どうぞよろしくお願いいたします!!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃!】

■【第1弾! 自分の倒錯した性欲処理のためにジャニーズという<帝国>を創設した!?】ジャニー喜多川氏(1931年生まれ、2019年に87歳で死去)の異常な性加害事件の原点! 俳優の服部吉次氏がジャニー喜多川氏からの70年前の性被害を告白! 小学生だった服部氏を弱冠20歳そこそこの若きジャニー喜多川氏が100回近く強姦!(Arc Times、2023年7月16日)

■米政府高官が続々と北京訪問するなか、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官が18日、非公式に北京を訪問し、中国国防大臣、外交トップ・王毅氏と会談! 王毅氏「米国の対中政策にはキッシンジャーの外交的知恵とニクソンの政治的勇気が必要だ」、キッシンジャー氏「米中関係の安定維持は世界の平和、安定、人類の幸福に関わる」、「『一つの中国』と『上海コミュニケ』が揺らぐことも放棄されることもないと信じている」。しかし、キッシンジャー氏の米中友好と平和への願いも虚しく、米国政府は着々と「対中戦争」へ布石を打つ! 19日、米軍はパプアニューギニアの海軍基地など6カ所を米軍が使う防衛協定を結んだことが明らかに!

■<新記事紹介>東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? IWJの独自調査により、住民に愛されてきた多摩地域の私設の井戸水から、現在米独で検討されている基準値超えの1リットル当たり25.6ナノグラムのPFASを検出!

■<インタビュー決定>7月24日(月)午後4時から、国際政治学者、六辻彰二氏への、岩上安身によるZoomインタビューが決定しました! ウクライナのネオナチを支援したことで、ブーメランのように、ヨーロッパ各地に極右過激派が出現してしまうリスクについて、国際政治学者、六辻彰二氏にお話をうかがいます!

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!
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■はじめに~ウクライナが自由民主主義国家であり、法治国家であるというのは虚偽である!! 2014年の「ユーロマイダン・クーデター」のときから暴力による反対派の排除と事実の隠蔽が行われていた! 多くの目撃証言や証拠があるにもかかわらず、「マイダン大虐殺」を捜査しなかったウクライナ政権! 実際には100人が虐殺された! この事実を明らかにする調査論文が、ウクライナ系カナダ人の研究者によって発表された!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 2014年2月20日のユーロマイダン・クーデターのときに、キエフで市民と警官の合わせて100人以上が大虐殺された事実について、優れた調査研究が出ました!

 カナダのオタワ大学のウクライナ系カナダ人政治学者、イヴァン・カチャノフスキー(Ivan Katchanovski)氏が、2023年6月21日に、1683年創業の出版社BRILL社が発行する雑誌『Russian Politics』(web版)に発表した論文「マイダン虐殺裁判と調査の暴露: ウクライナ・ロシア戦争と関係への影響(The Maidan Massacre Trial and Investigation Revelations: Implications for the Ukraine-Russia War and Relations)」がそれです。

※The Maidan Massacre Trial and Investigation Revelations: Implications for the Ukraine-Russia War and Relations(BRILL、2023年6月21日)
https://brill.com/view/journals/rupo/8/2/article-p181_5.xml

 論文の「概要」は、次のとおりです。

 「本研究は、2014年2月20日にキエフで起きた大量殺戮に関するウクライナの裁判と捜査から明らかになったことを分析する。このマイダンでのデモ参加者と警官の虐殺は、ヤヌコヴィッチ政権の転覆、ひいてはロシアによるクリミア併合、内戦とドンバスへのロシアの軍事介入、そしてロシアが2022年にウクライナに不法に侵攻してエスカレートさせたウクライナ・ロシア紛争と西ロシア紛争へとつながった。

 負傷したマイダンのデモ参加者の絶対多数、100人近い検察側と弁護側の証人、シンクロナイズしたビデオ、政府の専門家による医学的・弾道学的検査は、マイダンのデモ参加者がマイダン支配下の建物に配置されたスナイパーたちによって虐殺されたという事実を明確に指摘している。

 しかし、これらの発見と隠蔽が政治的にセンシティブであるため、今日に至るまで、この虐殺で有罪判決を受けた者はいない。本稿では、ウクライナ・ロシア戦争とロシア・ウクライナ関係の将来に対するこれらの事実の影響について論じている」。

 ここで、カチャノフスキー氏は、重要な点を3つ述べています。

 第1に、ユーロマイダン・クーデターによって、選挙で合法的に選出された親露派のヤヌコヴィッチ大統領の政権が転覆されて、親欧米派政権が樹立されたこと、その直後から、ロシア語話者の住民への差別と弾圧、ロシア語話者が多く住むドンバス地方での内戦、そして現在のウクライナ紛争に至る、一連の血なまぐさい「悲劇」の起点となったこと。この点は、IWJが繰り返し、報じ、論じてきた点とまったく重なります。

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■7月も後半に入り、IWJの今期第13期も、期末まであと残り12日となりました! 7月に入ってからのご寄付は73件、81万2000円、月間目標額の21%でした! この11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円となってしまいました!! 7月こそは月間目標額390万円を達成し、さらに累積した赤字幅をも、皆さまのお力をお借りして、少しでも減らしたいと願っています! 今月末の期末まで緊急のご支援・ご寄付・カンパを、どうぞよろしくお願いいたします!!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます!

 7月も後半に入り、昨年8月1日から始まったIWJの第13期も、いよいよ残り12日となりました!

 7月は1日から19日までの19日間で、73件、81万2000円のご寄付をいただきました。ありがとうございます! これは、月間目標額390万円の約21%にあたります。

 厳しい経済状況の中、ご寄付をお寄せくださっている皆さま、誠にありがとうございます!

 しかしながら、あと12日間で、月間目標額に到達するには、目標額の79%、308万8000円が必要です! どうぞ7月末まで緊急のご支援をよろしくお願いします!

 また、今期第13期6月末までの、11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円と、2000万円を超えてしまいました! 今月7月は第13期最後の月です! 月間目標額を達成した上で、さらに残り半月でこの2000万円の累積の赤字幅を少しでも圧縮できるように、どうぞ本当にご支援をよろしくお願いします!

 今月末の会期末まで、ぜひ、皆さま、緊急のご寄付・カンパ・会員登録・YouTube登録による、皆さまのご支援の力で、ご支援をよろしくお願いいたします!!

 また、現状の会員数をお知らせします。

 6月末時点での会員総数は2630人(前年同日比:1061人減)でした。会員の方々の会費と、ご寄付が、IWJの運営の二本柱です。ご寄付も、連日お伝えしているように、目標額を下回っていますが、会員数も会費も減少しています!

 経営は本当に赤字が連続し、厳しい運営状況が続いています。どうぞ、会員登録、あるいは元会員の方は、再開をよろしくお願いします!

 IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けて、まだ未返済の残高は約600万円。これにつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。近いうちに、また私がIWJにつなぎ融資をしなければならない見込みですが、本当にもう貯金が底を尽きます!

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます!

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、会費も減少し、ご寄付までもが急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJも支出を減らし、業務を縮小し、効率化をはかるなどしておりますが、限界もやはり、あります。

 ウクライナ紛争に続き、「台湾有事」を口実とする米国の「代理戦争」が、東アジアで画策されている今、私、岩上安身とIWJは、破滅的な戦争を回避すべく、また、ウクライナ紛争報道で明らかになった、偏向マスメディアの不誠実な「情報操作」に代わるべく、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるよう走り続けたいと存じます!

 その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために、今後も全力で頑張ってゆきたいと思います!

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない、孤立した「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な外交姿勢をめざすべきではないでしょうか!?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
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 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身

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◆中継番組表◆

**2023.7.20 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh2・福島】13:30~「第48回 福島県「県民健康調査」検討委員会と記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach2

 福島第一原発事故後に福島県がおこなっている「県民健康調査」の模様を中継します。これまでIWJが報じてきた県民健康調査関連の記事は、以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%9C%8C%E6%B0%91%E5%81%A5%E5%BA%B7%E8%AA%BF%E6%9F%BB
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【IWJ_YouTube Live】19:00~「新ちょぼゼミシリーズ『オルタナティブな日本をめざして』第88回『日本の官僚制度:内務省の戦後そして現在』―登壇:中野晃一上智大学国際教養学部教授」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「たんぽぽ舎」主催の講演を中継します。これまでIWJが報じてきた、たんぽぽ舎関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/dandelion-company

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◆中継番組表◆

**2023.7.21 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

【IWJ号外】ジョン・ミアシャイマー教授の最新論文『前途の闇:ウクライナ戦争の行方』全文仮訳! 第2回「ロシアの勝利は核戦争の脅威を大幅に減らす」! 「消耗戦の勝利は、覚悟、人口、減損数比で決まる」!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517393

東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? IWJの調査により、住民に愛されてきた多摩地域の井戸水から、現在米独で検討されている基準値超えの1リットル当たり25.6ナノグラムのPFASを検出!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517199

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■【本日のニュースの連撃!】

■【第1弾! 自分の倒錯した性欲処理のためにジャニーズという<帝国>を創設した!?】ジャニー喜多川氏(1931年生まれ、2019年に87歳で死去)の異常な性加害事件の原点! 俳優の服部吉次氏がジャニー喜多川氏からの70年前の性被害を告白! 小学生だった服部氏を弱冠20歳そこそこの若きジャニー喜多川氏が100回近く強姦!(Arc Times、2023年7月16日)

 繰り返しお伝えしているジャニーズ事務所の創設者ジャニー喜多川氏による少年への異常な性加害問題で、原点とも言うべき事件が明らかになってきました。

 7月15日に、70年前の小学生とき繰り返し被害に遭った服部吉次氏と同級生の松崎(立に可)基泰氏が、東京都内で記者会見を開いたのです。

 「東京ブギウギ」や「青い山脈」など数々の名曲を編み出し、国民栄誉賞を受賞した作曲家服部良一さんの次男である服部吉次氏と、ジャニー喜多川氏の接点は、父親同士の交流にありました。

 服部良一氏と、ジャニー喜多川氏の父親で、高野山米国別院第3代主監の布教師だった、喜多川諦道(たいどう)氏は、ともに、米国で活動を行っており、接点は米国から始まり、やがて、日本で家族ぐるみの付き合いになってゆくのです。

 記者会見で、服部吉次氏は、70年前にジャニー喜多川氏から受けた性被害について、なまなましく語りました。

 「だいたい土日に(ジャニー喜多川氏は)来るんですね、翌日がたぶん、休日だから。ああもう遅いな、今日泊まって行っちゃおうかな、ていう話になって、どこに泊まる、とかいう話があって、じゃあ、よっちゃんとかいいんじゃないとかって、まあ、母親気楽に言って。それで、じゃあよっちゃん一緒に寝ようよ、肩揉んであげるよとか言って。それでええ、二階の寝室にふたり(服部吉次氏とジャニー喜多川氏)は寝ました、そこで。

 それで並んで寝てはじめ、こう肩のマッサージから始まって、まあそこから全身をケアし揉んで行って、それでええとまあ、非常にこうスムーズに、こうパンツの中に手が入ってくるんですね。

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■米政府高官が続々と北京訪問するなか、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官が18日、非公式に北京を訪問し、中国国防大臣、外交トップ・王毅氏と会談! 王毅氏「米国の対中政策にはキッシンジャーの外交的知恵とニクソンの政治的勇気が必要だ」、キッシンジャー氏「米中関係の安定維持は世界の平和、安定、人類の幸福に関わる」、「『一つの中国』と『上海コミュニケ』が揺らぐことも放棄されることもないと信じている」。しかし、キッシンジャー氏の米中友好と平和への願いも虚しく、米国政府は着々と「対中戦争」へ布石を打つ! 19日、米軍はパプアニューギニアの海軍基地など6カ所を米軍が使う防衛協定を結んだことが明らかに!

 6月18日・19日に、「中国のスパイ気球問題」で訪中を4ヶ月延期していたアンソニー・ブリンケン米国務長官が北京を訪問しました。

 ちなみに、「中国のスパイ気球」という情報は嘘であったことは、ブリンケン国務長官が帰国したあと、6月30日にひっそりと米国政府によって発表されています。

※【第5弾『グローバル・タイムズ』、7月6日】ジャネット・イエレン米財務長官が北京に到着、米中関係の「雪解け」は進むのか? バイデン大統領は、またしても「習近平は独裁者だ」と言い出して、ブリンケン国務長官に続き、イエレン財務長官の訪中を台無しにするのか!?(日刊IWJガイド、2023年7月8日号)
会員 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230708#idx-13
非会員 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52502#idx-13

※中国の偵察気球、情報は収集せず=米国防総省(BBC、2023年6月30日)
https://www.bbc.com/japanese/66062670

 続いて、7月6日・7日と、ジャネット・イエレン財務長官が北京を訪問、18日・19日には、ケリー大統領特使が気候変動問題で北京を訪問し、李強首相や王毅共産党政治局員と会談しました。

※中国との気候変動巡る協議「建設的」、複雑な面も=ケリー米特使(ロイター、2023年7月19日)
https://jp.reuters.com/article/china-usa-climate-idJPKBN2YZ054

 米政府高官が次々と中国を訪問する中、100歳になったヘンリー・キッシンジャー元国務長官が、52年ぶりに非公式に北京を訪問した、と報じられました。

 『ガーディアン』が18日に報じたところによると、キッシンジャー氏は18日、北京をサプライズ訪問し、中国国防相である李尚福氏と会談しました。李尚福氏は、3月の全人代で国防相に就任しました。

 キッシンジャー氏は自分を「中国の友人」だと述べ、「米国も中国も、相手を敵対者として扱うわけにはいかない」と述べました。

 『ガーディアン』は、「当時の米国大統領リチャード・ニクソンが米中関係正常化への道を開いた1971年7月の極秘訪問から、ほぼちょうど52年となる」として、「キッシンジャーは北京の多くの人から『中国の友人』とみなされている」と説明しています。

※Henry Kissinger meets China’s defence minister in surprise visit to Beijing(The Guardian、2023年7月18日)
https://www.theguardian.com/world/2023/jul/18/henry-kissinger-meets-china-defence-minister-beijing

 中国国防省は18日、李国防相とキッシンジャー氏が会談を行ったことを明らかにしています。

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■<新記事紹介>東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? IWJの独自調査により、住民に愛されてきた多摩地域の私設の井戸水から、現在米独で検討されている基準値超えの1リットル当たり25.6ナノグラムのPFASを検出!

 IWJの独自取材によって、東京都福生市、瑞穂町、武蔵村山市、羽村市、立川市、昭島市にまたがる米軍横田基地周辺の井戸から、高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出され、多摩地域のPFASによる地下水汚染が明らかになりました。

 7月5日には、PFAS含む泡消火剤が2010~12年の間、3回にわたって横田基地で漏出していたことを在日米軍が初めて認める、という報道があったばかりです。

※【第2弾『東京新聞』、2023年7月5日】在日米軍が横田基地内での2010年と2012年の3件のみ、泡消火剤漏出事故を認める! しかし漏出量を明らかにせず、基地外へのPFAS漏出も否定! 防衛省は米側から知らされた時期を示さず!!(日刊IWJガイド、2023年7月7日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230707#idx-9
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52500#idx-9

 北関東防衛局からの報告を受け、「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」は、国に対し、漏出場所や漏出量等の詳細な情報を同会へ提供することと、国の責任で基地内の地下水への影響についての調査・分析・評価を行い、公表するなどの対応を求める要請を行いました。

※横田飛行場内における泡消火薬剤の漏出への対応について(要請)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/07/05/09.html?fbclid=IwAR31YxleepXldzfx2KUsf_7regZ6bNQcE5SQVwf5JlNoEyelAZILaTRPtcg

 PFASは自然界で分解されにくく、環境中に長く蓄積することから永遠の化学物質(forever chemicals)と言われています。ストックホルム条約(POPs条約)により、4700種類以上あるPFAS(有機フッ素化合物の総称)のうち、2009年にはPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)が、2019年にはPFOA(ペルフルオロオクタン酸)が登録され、製造・使用・輸出入が原則禁止となっています。

 PFASは、いったん、水や食物などから取り込まれると体内に長くとどまり、半減期で3年~5年とも8年ともいわれています。欧米での最新の調査・研究では、関連性を示す十分な証拠のある健康影響として、免疫力低下、脂質代謝異常(成人及び小児)、胎児や子どもの発育障害、腎がんのリスクの増加(成人)が指摘されています。

 海外では、この永遠の化学物質の危険性については広く認識され、深刻な環境汚染と健康被害を及ぼすものとして、飲料水の水質に関する関心は高まっています。

 特に米国では、汚染の実態を把握するために大規模な疫学調査などを行っています。米国環境保護庁(EPA)はこれまで1リットル当たり70ナノグラム以下だった目標値を大幅に見直し、2023年3月にPFOS、PFOAそれぞれ4ナノグラムと、新基準値を検討しはじめました。これは2023年度末までに決定される予定です。

※東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 市民団体が多摩地域住民273名分の血中PFAS濃度調査結果を第2回中間発表。全体の61%が米国指針値超え!~4.5「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」記者会見 ―報告:原田浩二 京都大学准教授 2023.4.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515193

 現在、日本では、水道水に関しては、国の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム以下)を超えている浄水施設では、地下水からの取水を停止しています。

 IWJは、これまで強い関心を持って東京都下の水道水の汚染について取材してきましたが、「水道」の枠から外れる、民間の管理する井戸も、取材することにしました。今回、小金井市にある「六地蔵のめぐみ・黄金(こがね)の水」(以下、「黄金の水」とする)の水質を独自に調査しました。

 2021年12月には、『NHK』の人気番組『ドキュメント72時間』「東京・小金井 街角の水くみ場で」でも取り上げられ、全国的にも知られるようになりました。この地域の住民に愛されてきた自慢の井戸水です。この水を利用して商品化した製品を販売する店などもあり、地域振興の一翼を担っています。

※ドキュメント72時間 「東京・小金井 街角の水くみ場で」(NHKオンデマンド、2021年12月10日放送)
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021117316SA000/

 IWJは、小金井市、「黄金の水」の所有者である商店街組合、地域の保健センター、東京都福祉保健局・環境保健衛生課などに取材を行いましたが、井戸水の水質検査に対して行政などの動きは鈍いことがわかりました。

 IWJが、京都大学の原田浩二准教授に「黄金の水」のPFAS検査を依頼した結果、「黄金の水」から1リットル当たり、25.6ナノグラムのPFASが検出されました。この数値は現在の日本の基準値である50ナノグラムの半分ほどです。

 一方で、「25.6ナノグラム」という数値は、米国で現在検討中の基準や(PFOS、PFOAそれぞれ4ng/L)とドイツの新基準値(PFOS、PFOA、PFNA、PFHxS合計20ng/L)を上回っており、「50ナノグラム以下だから大丈夫」と安心してはいられない状況もあります。

 さらに、同地域の給水所から供給される直近の水道水の数値は検出限界値以下の5ナノグラム以下(※1)であり、「黄金の水」の結果は、それよりも5倍以上高い数値でした。

 日本の基準は大丈夫なのでしょうか。海外の実態調査などの例を見ても、大規模な実態調査が必要です。

 今回、IWJは独自に「黄金の水」の検査を行いましたが、私たちの身の回りにある未検査の「水」はまだまだあります。在日米軍が初めて基地内の汚染を認めた今こそ、国と都、基礎自治体、そして地域の企業や商店や一般市民が一丸となって、まずは判断の基準となる全国的な実態調査をすべきではないでしょうか。

 IWJがこれまで取材したPFAS関連の記事は以下で御覧ください。

※タグ:PFAS
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/pfas

※東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? IWJの調査により、住民に愛されてきた多摩地域の井戸水から、現在米独で検討されている基準値超えの1リットル当たり25.6ナノグラムのPFASを検出!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517199

 記事目次は、以下です。

◆小金井の自慢の井戸水「黄金の水」。利用登録料500円で売られているこの井戸水は、PFASの水質検査なし! なぜなのか、都や所有者に問い合わせると…
◆民間にゆだねられる水質検査の是非と対応を行政に求める市民の声。そのはざまで揺らぐ地域。
◆IWJがPFASの水質検査を依頼!「黄金の水」から1リットル当たり、25.6ナノグラムのPFASが検出される! 米国とドイツの新基準値(予定)を上回る。
◆こぼれおちる水質検査に求められる国や都、自治体の対応は!?

■<インタビュー決定>7月24日(月)午後4時から、国際政治学者、六辻彰二氏への、岩上安身によるZoomインタビューが決定しました! ウクライナのネオナチを支援したことで、ブーメランのように、ヨーロッパ各地に極右過激派が出現してしまうリスクについて、国際政治学者、六辻彰二氏にお話をうかがいます!

 岩上安身は7月24日(月)午後4時から、国際政治学者、六辻彰二氏にインタビューを行います!

 NATOからウクライナに供与された武器の管理がきわめて杜撰であり、拡散してゆく危険性があるとの懸念が、フランスにおける暴動によって、改めてクローズアップされました。

 今後、NATOからウクライナに送られた武器を手にした極右勢力が拡大すれば、ヨーロッパは、シリアのような内乱状態になる可能性もあります。

 六辻氏は、これまでの岩上安身のインタビューに応じた際に、ウクライナのネオナチを支援することで、世界中に散在する白人至上主義者や、人種差別主義者、ネオナチらを武装化させ、活気づけてしまう懸念があると警告していました。

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!~岩上安身によるインタビュー 第1070回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503870

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!第2弾~岩上安身によるインタビュー 第1071回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504186

※ブチャ市での民間人大量殺害事件を検証! 米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く! 第3弾~岩上安身によるインタビュー 第1073回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504401

 こうした六辻氏の懸念が、今後、ブーメランのように、フランスだけでなく、ヨーロッパ各国でどのように顕在化していくか、それが政治に与える影響についてもお話をうかがう予定です。

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

 ご応募の資格は、第一に穏やかな性格で明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方。第三にPCスキルがある方です。時給は1200円から、仕事の習熟に伴って昇給していきます。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。

 雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230720

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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