日刊IWJガイド・非会員版「24日の岸田総理会見での岩上安身の質問が『スプートニク』の記事に!『岸田首相、米国の立場に追従』と報道!!」2023.2.28号~No.3820号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~24日の岸田総理会見での岩上安身の質問が『スプートニク』の記事に!「岸田首相、米国の立場に追従」と報道! 一方、国内のマスメディアで、「ノルドストリームを爆破したのは米国」というシーモア・ハーシュ氏のスクープ自体に言及したメディアはゼロ!

■IWJは最大の経済的危機です! 2月最終日、月間目標額まであと209万7500円必要です!「新たな戦争前夜」にあって、偏向メディアにかわって、正確な情報をお届けすべく、IWJは精いっぱい頑張りますので、緊急のご支援のほど、よろしくお願いします!

■「seymour hershの貴報記事はとても大切です」「ウクライナでの戦争をめぐるIWJの報道姿勢にはいつも敬服いたします」ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます!

■【中継番組表】

■元米海兵隊将校スコット・リッター氏が「ウクライナ軍は文字通りのナチス。それがわからないなら盲目」と批判! 英独で西側戦車の訓練中のウクライナ兵を「みんなナチス」と指摘、第二次大戦でナチスドイツ壊滅に貢献したアメリカが、ウクライナのナチス政権を支援していると糾弾!

■元外交官の佐藤優氏、鈴木宗男事務所が主催する「東京大地塾」で、「アメリカによって管理された戦争において、ウクライナがロシア軍に奪われた失地のすべてを回復することはできません」と断言、何よりも停戦を求めるべきだとIWJと同じ主張! 米国・バイデン大統領に要請されたウクライナへの武器供与を「戦争に参加するのではなく、戦争を終わらせたい」と断ったブラジルのルラ大統領と「日本はブラジルと共同歩調を取っていいんじゃないだろうか」と提言!

■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その40)>第二部 蒼ざめた異族「第七章 シェワルナゼかく語りき ―一九九二年一月―」(part2)
┗━━━━━

■はじめに~24日の岸田総理会見での岩上安身の質問が『スプートニク』の記事に!「岸田首相、米国の立場に追従」と報道! 一方、国内のマスメディアで、「ノルドストリームを爆破したのは米国」というシーモア・ハーシュ氏のスクープ自体に言及したメディアはゼロ!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 2月24日に行われた岸田文雄総理記者会見での、岩上安身による質問と岸田総理の答弁が、ロシア『スプートニク』で報じられました。

 24日の総理会見で岩上安身は、ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が2月8日に「天然ガスパイプライン、ノルドストリームの爆破を行なったのは、米国とノルウェー」だというスクープ記事を発表したことをあげ、「事実であれば、米国の同盟国ドイツに対する重大な背信行為」だと指摘して、「日本政府は、このノルドストリーム爆破疑惑について、独自に検証や調査を行なっているのでしょうか?」と質問しました。

※はじめに~岩上安身が岸田総理に対して会見で質問!「ノルドストリームの爆破を行なったのは、米国のバイデン政権とノルウェーというスクープ記事が事実なら、同盟国ドイツへの重大な背信行為! 米国は誠実な同盟国なのか!? 自衛隊の指揮権まで渡していいのか!?」との質問に対し、岸田総理は「多くの国々が関与を明確に否定している」と、独立した国際調査を要求するロシアを無視する一方的な欧米支持! さらに「自衛隊と米軍は独立した指揮系統に従って行動をする」と主張! 本当だろうか!?(日刊IWJガイド、2023年2月25日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51926#idx-1

 2月24日付け(午後8時16分)『スプートニク』の記事は、「スクープ記事についての質問に対し、『多くの国で記事に関しては否定的な評価がされている』と述べ、関与を否定する米国の立場に追従する姿勢を示した」と報じた上で、「記事については、米政府は完全なるフィクションであると評価し、ノルウェー外務省もナンセンスとしている。多くの国が関与を明確に否定している。調査している国もあれば見守りたいが、多くの国で記事に関しては否定的な評価がされていると承知している」と、岸田総理の答えの概要を紹介しています。

※岸田首相、米国の立場に追従「ノルドストリーム爆破に米関与」報道に言及(スプートニク日本、2023年2月24日)
https://sputniknews.jp/20230224/15072396.html

 日本でノルドストリーム爆破の疑惑についての岩上安身の質問をピックアップして報じた日本の国内メディアは、会見の全編動画以外にはひとつも見当たりません。

■IWJは最大の経済的危機です! 2月最終日、月間目標額まであと209万7500円必要です!「新たな戦争前夜」にあって、偏向メディアにかわって、正確な情報をお届けすべく、IWJは精いっぱい頑張りますので、緊急のご支援のほど、よろしくお願いします!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJの第13期も半期の折り返しを過ぎ、この2月で7ヶ月目に入りました。

 2月1日から27日までの27日間でいただいたご寄付は、128件、180万2500円です。これは、単独月間目標額390万円の46%に相当します。2月は本日が最終日、月間目標額には残り54%、あと209万7500円必要です! ぜひ、皆さまからの緊急のご支援をお願いしたいと思います!

 IWJの内部留保も底を尽き、12月は、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、500万円をIWJにつなぎ融資することでしのぎました。そして、今年に入り、1月も私が、さらに500万円をIWJにつなぎ融資することを決めました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けてまだ未返済の残高は約600万円。この12月と1月の2ヶ月間の500万円ずつのつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 2023年、「新たな戦争前夜」を迎えて、私、岩上安身とIWJは、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるように、その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために全力で頑張ってゆきたいと思います。

 2月に入って、最も特筆すべきエポックメイキングな出来事は、ピューリッツァー賞を受賞した経歴をもつ、米国屈指の独立調査報道ジャーナリストであるシーモア・ハーシュ氏が、米国が、ノルウェーと協力し、ドイツとロシアを直接つなぐ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したという驚愕のスクープを出したことでしょう。

 IWJは、全文の仮訳を進め、全4回を号外でお送りしました。

※【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!(その1~4)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%a2%e3%82%a2%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a5

 岩上安身は、ロシア軍がウクライナに侵攻して1年となる2月24日の岸田総理会見で、ハーシュ氏のスクープについて質問しました。

 岩上が「日本政府は、このノルドストリーム爆破疑惑について、独自に検証や調査を行なっているのでしょうか?」と問うたのに対し、岸田総理は、「米政府は完全なるフィクションであるという評価をしております」「多くの国においてこうした記事に関しては、否定的な評価がされている」とはぐらかし、日本政府・日本国総理としての判断を示しませんでした。

※【IWJ代表:岩上安身質問】ノルドストリーム爆破疑惑について、日本は独自に検証や調査を行なっているのか?岸田内閣総理大臣記者会見ー令和5年2月24日(Movie IWJ)
https://www.youtube.com/watch?v=9uUrTxr_Mss

※はじめに~岩上安身が岸田総理に対して会見で質問!「ノルドストリームの爆破を行なったのは、米国のバイデン政権とノルウェーというスクープ記事が事実なら、同盟国ドイツへの重大な背信行為! 米国は誠実な同盟国なのか!? 自衛隊の指揮権まで渡していいのか!?」との質問に対し、岸田総理は「多くの国々が関与を明確に否定している」と、独立した国際調査を要求するロシアを無視する一方的な欧米支持! さらに「自衛隊と米軍は独立した指揮系統に従って行動をする」と主張! 本当だろうか!?(日刊IWJガイド、2023年2月25日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51926#idx-1

 この紛争は、米国主導の戦争です。

 ハーシュ氏のスクープが事実であれば、米国は、同盟国のドイツも多額の出資をしたノルドストリーム・パイプラインを爆破し、ドイツとロシアの仲を引き裂き、ウクライナを戦場にして、欧州とロシアの友好的な関係を完全に破壊し、欧州に天然ガスと石油を高値で売りつけて市場を奪い取ったということになります。

 米国は、邪悪な国家テロを起こして、他国を都合よく操作する、帝国主義国家である、という疑惑が急浮上してきました。こんな「帝国」によって、日本はウクライナ同様に、次に米国が仕掛ける対中戦争の「代理戦争」のコマとされるかもしれないことに、日本国民は真剣な危機感を抱く必要があります。

 岸田文雄総理は、1月早々に昨年末閣議決定した「改定版安保3文書」を携えて訪米、バイデン大統領と会談し、日本の軍拡をバイデン大統領から賞賛されて岸田総理は鼻高々でした。

 しかし国会での議論と承認がなされなくても、閣議決定し、米国からの承認があれば軍拡のアクセルを踏んでしまう岸田政権は、日本の主権を米国に丸投げしたも同然です。米国を守るために日本が代わりに犠牲となり、日本は米中の「代理戦争」の戦場とされてしまいます。

 上記の2月24日の岸田総理会見で、岩上安身は、「米国は誠実な同盟国なのかどうか、疑いの出ている中、日本の安全保障を米国に丸ごと委ねていていいのか」、「有事の際の自衛隊の指揮権まで米国に渡してしまっていいのか」と問いました。

 岸田総理は「自衛隊及び米軍は、各々独自の独立した指揮系統に従って行動をする、これはいうまでもないこと」などと、自衛隊の指揮権は独立していると述べました。しかし、従来の幕僚長を事実上廃止し、新たに米軍との「統合司令部」を設置する「安保3文書」の改定は、自衛隊を米軍の「2軍」にしてしまうものです。

 昨年12月22日に岩上安身がインタビューした、東アジア共同体研究所上級研究員である須川清司氏は、「キューバ危機当時の米国の外交・安全保障には一定の信頼があったが、今はもう米国の戦略を信頼できないものになってしまった」と述べていました。

 米国がノルドストリーム爆破を計画し、実行したというハーシュ氏のスクープが事実ならば、まさに、同盟国であるドイツに対する背信行為そのものを意味します。あたかも、「今はもう米国の戦略を信頼できない」須川氏の言葉を裏付けるかのごときスクープです。

※「国防バカ」がつくる欠陥戦略~ウクライナ戦争に学ぶ日本の防衛力整備(5)(須川清司、Alternative Viewpoint 第47号、2022年12月11日)
https://www.eaci.or.jp/archives/avp/768

※「安保3文書」改定が閣議決定!!「『国防バカ』がつくる欠陥国防戦略!」~12.22 岩上安身によるインタビュー第1108回 ゲスト 東アジア共同体研究所 須川清司上級研究員インタビュー(その1)2022.12.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513091

 米バイデン政権は、気球騒動の後もしきりと中国の脅威を強調し、中国を挑発しています。

 米議会は昨年末に成立した国防権限法案の一部として、台湾への米軍備蓄兵器の供与や兵器販売への融資を認める法案を可決しています。兵器供与を巡り5年間で最高100億ドルの融資・補助金の提供にも予算を割り振りました。

 『ウォール・ストリート・ジャーナル』は23日、「複数の米当局者によると、米国は向こう数カ月で台湾に100~200人を駐留させる予定」だと報じました。昨年の30人程度から4倍か5倍の規模になります。

 米国は「自衛に必要な能力を台湾に提供」するため、「台湾に配置する将兵を増やし、(中国を刺激しないように)国防総省が目立たないように腐心してきた訓練プログラムを強化」するとされています。

※米、台湾武装化へ新法 中国けん制へ(ウォール・ストリート・ジャーナル、2022年12月17日)
https://jp.wsj.com/articles/u-s-upgrades-ways-to-arm-taiwan-against-china-with-new-legislation-11671228625

※米、台湾軍の訓練強化へ 派遣要員大幅増(ウォール・ストリート・ジャーナル、2023年2月23日)
https://jp.wsj.com/articles/u-s-to-expand-troop-presence-in-taiwan-for-training-against-china-threat-c7318a2e

 日本が、このまま米国追従を続け、中国と米国の対決にまきこまれて、財政危機のただ中にある、敗戦する前に経済破綻する道を選ぶのか!?

 そもそも日本が全面的に依存している米国は、誠実な、信頼に値する同盟国といえるのでしょうか!?

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として、多極的な外交姿勢をめざすべきではないのでしょうか?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードを、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料会員の皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身

■「seymour hershの貴報記事はとても大切です」「ウクライナでの戦争をめぐるIWJの報道姿勢にはいつも敬服いたします」ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます!

 ご寄付者様からメッセージをいただきました。

 メッセージひとつひとつに、岩上安身が返信を書かせていただきます! ぜひ嬉しい励ましのメッセージ、あるいは、ご質問やご提案などにもお答えしますので、お寄せください! ただし、会員の方で、ご寄付者様からのメッセージのみとさせていただきます!

=======

IWJ様

 いつもお世話になっています。

 north streamの爆破がバイデンの仕業とのseymour hershの貴報記事はとても大切です。

 英文の元の記事をみたところ、彼(記者のシーモア・ハーシュ氏)が最も言いたいことは、米国民の生活がロシアに脅かされているとマスコミに踊らされて戦争に引きずり込まれたことです。特にロシアが先にアメリカに手を出す事が、国民が戦争を容認させる条件です。

 アメリカは歴史的に攻撃をでっち上げ、戦争を仕掛けています。ハバナ湾でのメイン号の自己爆破、真珠湾事件、トンキン湾事件、アラモ砦の攻防、9.11同時多発攻撃、マレーシア機のウクライナと上空での撃墜。この一連の流れを見ないとnorth stream爆破の本質を見失うと思う。この歴史事例提示が大切です。

 孫崎さんと副島さんの共著では負けるに決まっている戦争には加わらず、屈辱を我慢しようと言ってますが、そうかもしれません。

和田太郎 様

=======

 和田太郎 様

 ありがとうございます!

 負けると分かっているケンカ(戦争)は、口論止まりにして、決して自分から手を出すことなく、殴り合いのケンカ(戦争)にならないように自制すべきです。これは一般の社会人のふるまいとしても、国家の外交安全保障を考える上でも通じることであると思います。一時的な屈辱や一部の被害があったとしても、最小限にとどめて、冷静な正常な状態に戻すのが賢明です。

 第3者であれば、ケンカ(戦争)に加勢して、武器を渡すのではなく、ケンカを止めて、落ち着けと呼びかけるのが、当然ではないでしょうか。

 ウクライナ報道で見られるメインストリームメディアと我々とのスタンスの差は、必ずや東アジアでの米中対決の場面においても、同じような落差が見られることと思います。戦争を考える際には、軍事力とか、個々の兵器とかの優劣だけではなく、国力、即ち経済力とエネルギー資源と食料の供給、一般市民の避難先の確保が最低限必要ですが、日本は海の孤島であり、エネルギー資源もなく、食料の自給自足もできず、ウクライナのように陸路で他国へ難民として逃げることもできません。

 海峡が封鎖、海上交通も遮断され、輸送用のタンカーが撃沈されるようになったら、日本は終わりです。その事実を全国民が腹の底から実感して、戦争は無理だ、と思わなくては、東アジアでの戦争を止めることはできません。ウクライナ報道のあり方は、我々日本人にとっての試金石です。

 メインストリームメディアが、東アジアでの戦争に拍車をかけるような報道に我々はブレることなく、報道と論評を続けてまいりますので、どうぞ、活動の継続のためにも、ご支援をよろしくお願いいたします!

岩上安身

======

 ウクライナでの戦争をめぐるIWJの報道姿勢にはいつも敬服いたします。活動規模を縮小せざるを得ないと聞くと、本当に残念です。少しでもお役立てください。

(M.K. 様)

======

 M.K. 様

 ありがとうございます!

 インフレでいろいろと厳しくなるばかりですが、我々の場合、会費などに価格転嫁することにためらいがあります。多くの人に知っていただきたい情報であり、単価はできるだけ抑えたいのが本音です。しかし、それでは、活動が立ちゆかないのが現実です。会費を値上げしても、会員の方々にお支払いいただけるか、会員をやめてしまう方々が多いのか、ぜひ、皆さまの、ご意見をお寄せください!

 M.K.様のおっしゃるように、本当にウクライナ報道はメディアが完璧にコントロールされていて、我々のような事実・真実を報じるメディアはごくごく少数となりました。

 ウクライナ報道のメディアコントロールの次は、東アジアで起こされるであろう戦争の際のメディアコントロールです。これは、一段も、二段も強化されるでしょう。真実を伝えるメディアはほぼ皆無となってしまうかもしれません。

 そもそも、東アジア戦争に日本が参戦したら、その時点で、今も財政危機に直面している日本は、国家財政が破綻し、重税でもって、ほころびをつくろおうとするでしょう。個々人の家計・生活は押しつぶされてしまいます。

 戦争に突入するその前の段階で、参戦を止めなくてはなりません。我々IWJの力は微力ですが、全力を尽くします! どうぞ皆さまのご協力とご支援を、よろしくお願いします!

岩上安身

======


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2023.2.28 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・京都】18:15~「『2.28 京都の市民と大学人との「つどい」-平和憲法、自由・民主主義、学術会議、大学を考える-』―登壇:小松浩立命館大学教授、池内了名古屋大学名誉教授、高山佳奈子京都大学教授、駒込武京都大学教授ほか」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 「京都の市民と大学人との『つどい』実行委員会」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた安保3文書関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ae%89%e4%bf%9d3%e6%96%87%e6%9b%b8

========

◆中継番組表◆

**2023.3.1 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】16:00~「函館市大間原発建設差止等請求訴訟 第29回口頭弁論『大間原発裁判報告と講演会』―登壇:小倉志郎氏(元原発技術者)」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「大間原発反対関東の会」主催の「大間原発裁判報告と講演会」を中継します。これまでIWJが報じてきた大間原発関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a4%a7%e9%96%93%e5%8e%9f%e7%99%ba
———————-

【タイムリー再配信 1096・IWJ_YouTube Live】19:00~「『脱炭素・ウクライナ紛争を利用して脱ロシアを進める欧州のゴールは、ロシアの資源を安く買い叩くこと』~12.9 岩上安身によるインタビュー第1106回 ゲスト JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)調査課長 原田大輔氏インタビュー 第1回(前編)」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2022年12月に収録した、岩上安身による原田大輔氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた原田大輔氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e7%94%b0%e5%a4%a7%e8%bc%94

[記事URL]https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512825

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

纐纈厚氏「護憲運動とは、今ある憲法をただ守りぬくことではなく、それを世界に広めていく・実践していく・生かしていくこと」~2.23 大軍拡への暴走を許すな!共同テーブル近畿 第1回シンポジウム「9条守れ!『安保3文書』改定許すな 近畿集会」―登壇:纐纈厚氏(山口大学名誉教授)、山田和幸氏(与那国島から)、西谷文和氏(ジャーナリスト)ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514224

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■元米海兵隊将校スコット・リッター氏が「ウクライナ軍は文字通りのナチス。それがわからないなら盲目」と批判! 英独で西側戦車の訓練中のウクライナ兵を「みんなナチス」と指摘、第二次大戦でナチスドイツ壊滅に貢献したアメリカが、ウクライナのナチス政権を支援していると糾弾!

 米海兵隊元将校で、元国際連合大量破壊兵器廃棄特別委員会主任査察官でもあり、軍事評論家のスコット・リッター氏が、2月16日に公開された『Naturalist Capitalist』というYouTube番組で、インタビューに答え、「米国は2008年からウクライナでロシアを挑発してきた」と述べ、ウクライナ軍はネオナチだと非難しています。

 リッター氏はさらに、米国は第二次大戦でナチスドイツと戦ってきたのに、今ではウクライナのナチス政権を軍事的に支援していると批判しています。

 『Naturalist Capitalist』は、『LIONS OF LIBERTY』というメディアのYouTubeチャンネルで、『LIONS OF LIBERTY』は、米国のリバタリアンとして知られるロン・ポール元下院議員(共和党、リバタリアン党)を支持していることを表明しています。ロン・ポール氏とスコット・リッター氏はともに、イラク戦争に反対していました。

※LIONS OF LIBERTY
https://www.lionsofliberty.com/

 スコット・リッター氏へのインタビューは、「どのように第3次世界大戦を止めるか」というテーマの1時間あまりの番組で、終盤の50分あたりでウクライナ情勢についての話になります。

※Episode 283 – How to Stop World War 3 with Scott Ritter(Naturalist Capitalist、2023年2月16日)
https://www.youtube.com/watch?v=KqXHA07pO9U

スコット・リッター氏「ロシアはウクライナに対して、いわれのない侵略戦争を行ったと非難されています。

 でも、2008年にウクライナを(西側に)招き入れたときから、ロシアを挑発してきたのはアメリカなのです。

 現在CIA長官であるウィリアム・バーンズ駐ロシア大使が2008年4月に書いた覚書には、もしウクライナをNATOに招待すれば、ロシアが軍事的にウクライナに侵攻することになる一連の出来事を開始することになる、と率直に書かれていました。

 ビクトリア・ヌーランド(現国務次官、当時国務次官補)は、ヤヌコビッチ(元ウクライナ大統領、2014年のユーロマイダン・クーデターで、ロシアへ亡命)が逃げる前に、彼女自身が電話で後継政権を選びました。

 彼女が選んだのは、『スヴォボーダ』という右翼運動の民族主義者です。ステパン・バンデラという、文字通りアドルフ・ヒトラーの手先であり、何万人ものユダヤ人、何十万人ものポーランド人、何十万人ものロシア人の血で手を汚した、文字通りナチスであった、ウクライナの民族主義者に忠実な人たちです。

 文字通りのナチスだであり、彼らは今も存在します。もしあなたが今すぐイギリスに行き、『チャレンジャー(英国戦車)』の訓練をしているウクライナ兵を見れば、あるものを目にするできるでしょう。しかし、そのニュースクリップは(削除されたので)見ることはできません。ウクライナ軍が手を振って、ジークハイルナチス(ナチス式敬礼)している映像です。彼らはみんなナチスです。

 ドイツでは、彼らは『レオパルト2』の訓練を受けています。ドイツ軍は兵舎に張り紙をしました。『親愛なるお客様。ドイツにいる間は、戦車にスワスティカ(ナチス鉤十字)やアイアンクロス(鉄十字)を描かないでください。それは、ウクライナに帰ってからにしてください』

 ナチス。文字通りのナチス。ウクライナ軍はバンデラのバラードを歌う。彼は、彼らの父であるステパン・バンデラは、ウクライナの国民的英雄です。アメリカ人は、それを理解していない。

 これは個人的なことですが、第二次世界大戦で戦った家族がいる人はたくさんいるでしょう。Dデイ(ノルマンディー上陸作戦)で海岸に上陸した人がいます。私の叔父は、Dデイの4日後に海岸に上陸しました。(中略)

 この話を持ち出したのは、私たちがナチスと戦った、私たちの国がナチスドイツの壊滅に貢献した時代があったからです。ナチスドイツの壊滅に尽力した時代があったのに、今、私たちがしていることは、ウクライナのナチス政権への軍事支援を促進しているのです。

 もしそれがわからないのなら、あなたは盲目です。

 (ウクライナ軍の)周縁でも脇役でもなく、主流で起こっていることです。ウクライナ軍の司令官は、バンデラの肖像画を背景に自撮りをしている。

 これはナチス政権でありながら、私たちがそれを支持していることになります。これは私にとっては問題です。

 しかし、プーチンは…、我々が行ったことすべてにもかかわらず、彼は交渉による解決を試みています。これが重要な部分です」

■元外交官の佐藤優氏、鈴木宗男事務所が主催する「東京大地塾」で、「アメリカによって管理された戦争において、ウクライナがロシア軍に奪われた失地のすべてを回復することはできません」と断言、何よりも停戦を求めるべきだとIWJと同じ主張! 米国・バイデン大統領に要請されたウクライナへの武器供与を「戦争に参加するのではなく、戦争を終わらせたい」と断ったブラジルのルラ大統領と「日本はブラジルと共同歩調を取っていいんじゃないだろうか」と提言!

 2023年2月22日午後4時より、東京都千代田区の参議院議員会館にて、鈴木宗男事務所の主催で、「東京大地塾」が開催されました。「ウクライナ問題」をテーマに、作家で元外交官の佐藤優氏が講演を行ないました。IWJも取材に行きました。

 佐藤氏のご講演と全体は、ぜひ以下より御覧ください。

※シーモア・ハーシュ氏の記事「ノルドストリームを爆破したのは米国」を否定した米国政府について「ジャーナリストの書いたものを捏造だという挙証責任は権力側にある」と佐藤優氏!~2.22「ウクライナ問題」東京大地塾 2023.2.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514212

 佐藤氏は、ウクライナ紛争について、米国によって管理された戦争でウクライナが失地を回復することは不可能であり、まず停戦を求めるべきだと述べました。

 「(米国・西側諸国は)ロシアと直接戦闘をすることにならない範囲でしかウクライナを支援しないんです。こういうふうにアメリカによって管理された戦争において、ウクライナがロシア軍に奪われた失地のすべてを回復することはできません。

 アメリカを中心とする西側連合は、ウクライナを勝利させるためではなくて、ウクライナ人に血を流させることによってロシアを弱体化することを狙ってるんです。

 だから私たちは犠牲者を少しでも減らすために、停戦に向けた努力をすべきと思ってるんですよ」

 佐藤氏は、ブラジルのルラ大統領が訪米し、バイデン大統領と会談した際に、『CNN』のインタビューを受け、「ウクライナへの侵攻はロシアの過ち」だと批判しながらも、米国をはじめとする西側諸国とともに、ウクライナへ武器支援をすることは拒否した、と述べました。

佐藤氏「アメリカやヨーロッパが興奮状態であるのに対して、中南米の大国であるブラジルの対応は冷静です。

 これ、朝日新聞に小さく出てたんだって。僕だったら、もっと大きい扱いするよね」

 佐藤氏は、手にした紙をもとに、以下のように読み上げました。朝日新聞の記事だけでなく、他の媒体の記事からも引用した情報のようです。

 「『ブラジルのルラ大統領は、2月10日、ロシアのウクライナ侵攻をめぐって、戦争に参加するのではなく戦争を終わらせたいと述べ、欧米諸国によるウクライナへの兵器支援に参加しない考えを示した。

 米ホワイトハウスでのバイデン大統領から会談に先立つ、米CNNのインタビューに答えたルラ氏は、ウクライナへの侵攻はロシアによる過ちで、ウクライナには自国を守る権利があるとした。

 一方、ロシアのプーチン大統領に過ちを示して戦争を終わらせるためには、対話の必要性があることをウクライナに伝える仲介者が必要だと主張。和平交渉を進めるために、複数の国によるグループを創設することを提案した』」

 佐藤氏は、各々の情報の出典元となる記事を明示しませんでしたが、朝日と毎日と日経などを参照すると、それら複数の媒体から、ピックアップしたと分かります。

 「武器を提供するんじゃなくて、ロシアやってることは間違えてるよ、と。しかし、やめさせるためには対話が必要でしょう、と。

 武器の提供じゃなくて、対話グループをきちんと作らないといけないっていうのを、これ、ワシントンで、『CNN』で、バイデンとの会談の前で言っているわけだから、当然バイデンに言ってるわけだよね。

 これはやっぱり、ブラジルは大国であり、主権国家であるし、ブラジルの国益と世界の平和を考えて、今やるべきことを言ってるわけよ。全然、ロシアにおもねっているわけでもない。

 日本は西側連合の一員だけども、ウクライナに殺傷能力を持つ兵器を供給していないんです。これやっぱり、非常に重要なの。ウクライナへの兵器支援に参加していないブラジルと、ほぼ共通の立場に日本は立ってるんです。ならばね、ロシアとウクライナの間で対話を呼びかける資格が日本にもあるんですよ」

 『日本経済新聞』も11日、「ルラ氏はロシアによるウクライナ侵攻に関し、10日放映の米CNNテレビのインタビューで『戦争に加わりたくない』と武器供与を否定した。両首脳はこの日の共同声明でロシアの行為は『はなはだしい国際法違反』との認識で一致したものの、具体的な支援を巡ってはすれ違いをみせた」と、報じています。

※米・ブラジル、民主主義擁護で一致 ウクライナ支援は溝(日本経済新聞、2023年2月11日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1109H0R10C23A2000000/

 『CNN』は、ルラ大統領へのインタビューの抄録で、ウクライナ紛争に対するルラ氏の発言を以下のようにまとめています。

 「両者(バイデン氏とルラ氏)には多くの共通点があるが、ルラは中所得国や途上国の多くの指導者と同様、ウクライナ戦争に不干渉の方針をとっている。

 ロシアの侵略に反対して国際社会を結束させようとするバイデン氏の努力をはねつけたのだ。

 ルラは『CNN』の取材に応じ、ウクライナには自衛権があるとし、『侵攻はロシア側の過ちだったのだから』」と述べた。彼は、ウクライナに弾薬を提供することを拒否した理由を、『私は戦争に加わりたくない。戦争を終わらせたいので』と述べた。

 ルラは、ロシアとウクライナの停戦を仲介できるグローバルな政治家を求めており、1月にブラジルを訪問したドイツの首相と話すことでこの『仕事』を始めたと『CNN』に語っている。

 『ロシアのプーチン大統領と平和について話し合いたい。バイデン大統領とも平和について話し合いたいし、(中国の)習近平とも平和について話し合いたい。インドやインドネシアとも平和について話し合いたい。私にとって世界は平和でなければ発展しないのだから』と述べた」

※Lula says Brazil is no more divided than the US as he meets Biden(CNN、2023年2月11日)
https://edition.cnn.com/2023/02/10/americas/brazil-president-lula-interview-intl-latam/index.html

 佐藤氏は「ブラジルは殺傷能力のある兵器を外国に送ったこともあり、送る能力があるんだけども、意志を持ってやらないわけ。その方が平和に近づくとブラジルは考えてるから」と述べ、「日本は殺傷能力のある兵器を外国に送ったことはない、できるはずがない」のだから、「日本はブラジルと共同歩調を取っていいんじゃないだろうか」と提言しました。

 岸田文雄総理は、ロシアによるウクライナ侵攻から1年となった昨日24日、会見でキエフ訪問の予定についてまだ何も決まっていないと述べ、殺傷能力のある武器の供与を否定しました。しかし、日本は既に偵察用という名目でドローンを供与してはいます。ウクライナ紛争で、ドローンは、偵察、殺害、爆破と大きな役割を果たしています。武器輸出三原則は、破られる寸前のギリギリのところまできています。

 岸田総理に対し、「G7首脳でキエフに行っていないのは岸田総理だけ」などと、会見において『西日本新聞』記者が、岸田総理のキエフ行きの背中を押すような質問をしましたが、岸田総理がキエフに行けば、さらに「踏み込んだ軍事支援」を求められることは火を見るよりも明らかです。

 岸田総理がキエフを訪問する必要があるでしょうか。仮に、キエフを訪問するのであれば、佐藤氏の提言のように、「私は戦争に加わりたくない。戦争を終わらせたい」と考えるグローバルな政治家の一人として、同時にモスクワも訪問するべきです。そしてできればドンバスへも足を運び、地元のロシア語話者の声にも耳を傾けるべきです。

■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その40)>第二部 蒼ざめた異族「第七章 シェワルナゼかく語りき ―一九九二年一月―」(part2)

 岩上安身は、1989年から1994年まで、29歳から35歳まで、足かけ6年かけて、崩壊前夜のソ連から、ソ連崩壊後の「民主ロシア」誕生の裏面まで、現地で取材しました。

 現地取材をまとめた著書『あらかじめ裏切られた革命』(1996年、講談社、講談社ノンフィクション賞受賞作)は、当時のソ連・ロシアの実態を記録した貴重な資料ですが、残念ながら絶版となっており、入手困難な状況となっております。

 ウクライナ紛争の長期化、そして西欧諸国が世界を支配してきた構造、米国による一極支配構造に揺らぎが見え始めた今こそ、改めて1991年のソ連崩壊前後に戻って、歴史を振り返る必要があると思われます。日刊IWJガイドで、『あらかじめ裏切られた革命』の復刻連載を進めていきます。ぜひお読みください。

 下記URLから、初回の復刻連載(その1)をお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その1)>序文「ゴーリキーパークの世界精神」(日刊IWJガイド、2022年11月20日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51557#idx-4

 直近の復刻連載は、下記URLからお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その37)>第二部 蒼ざめた異族「第六章 ロシアの〈他者〉なるチェチェン ―一九九一年十一月―」(part9)(日刊IWJガイド、2023年2月19日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51905#idx-4

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その38)>第二部 蒼ざめた異族「第六章 ロシアの〈他者〉なるチェチェン ―一九九一年十一月―」(part10)(日刊IWJガイド、2023年2月20日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51877#idx-9

<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その39)>第二部 蒼ざめた異族「第七章 シェワルナゼかく語りき ―一九九二年一月―」(part1)(日刊IWJガイド、2023年2月23日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51922#idx-5

―――――――

◆私が必要なら喜んでグルジアへ帰る

 話題はロシアから、彼の故郷のグルジアに移った。周知の通り、グルジアは昨年(九一年)九月以降、流血をともなう激しい政治的対立にみまわれている。ガムサフルディアは昨年五月二十六日に行なわれた初の民主的普通選挙で八七パーセントという高い支持を受けて大統領に選出されたが、その後、独裁傾向を強めて国民の反発を買い、ついに今年(九二年)の一月六日、国外へ逃亡するはめとなった。ひとまずシグア元首相とキトワニ将軍が指導する反体制勢力が力を握ったものの、政情はきわめて不安定で、ガムサフルディアをかくまった隣のチェチェン共和国まで巻きこみ、本格的な内戦の様相を呈しつつあり、予断を許さない。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

―――――――

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230228

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、浜本信貴、木原匡康、六反田千恵、前田啓)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 https://iwj.co.jp/
公式ツイッターアカウント【 https://twitter.com/iwakami_staff