┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~IWJは市民の皆様に支えられたメディアです! 第11期の期末まであと4ヶ月弱。4月も半ば近くですが、4月14日の時点で、ご寄付、カンパは月間目標額の450万円に対して29%の達成率、128万円どまり! 真の独立メディアIWJにご支援をお願いします!
┠■3月は今期始まって以来、8ヶ月目でようやく初めてご寄付・カンパの目標額を達成することができました! 本当にありがとうございます! 3月のご寄付者様に感謝のしるしとして、お名前を順次掲載させていただきます。今後ともよろしくお願いします!
┠■【中継番組表】
┠■<インタビュー報告>岩上安身による河合弘之弁護士インタビューを生中継しました! 途中電波障害で映像をお届けできず申し訳ありませんでした。土曜日午後7時半から再配信いたしますので、ぜひ御覧ください! 東海第2原発運転差止訴訟の勝訴をもたらした「歴史的判決」から、政府はトリチウム汚染水の海洋放出の問題、原発×戦争リスクまで!
┠■大新聞にテレビ! 原発広告メディアによる3つの情報操作! 「処理水」「風評被害」「安全なトリチウム」!IWJが原発広告メディアの報じない真実を伝えられるのは市民の皆様に支えられているからです!
┠■トリチウムは生体濃縮しないから安全!? 貯蔵タンクの7割に存在する基準値以上の放射性物質残留水は「汚染水」ではない!? 新定義は「タンクに保管された水」!? IWJは、資源エネルギー庁へ直撃取材!
┠■ゆるキャラではない、イラスト!? トリチウムの安全性をPRする動画・チラシを作成した復興庁にもIWJは直撃取材!
┠■<タイムリー再配信>3夜連続、西尾正道氏インタビュー第2弾! 本日午後8時から、「福島原発事故「汚染水」を政府が「海洋放出」する根拠「トリチウム安全神話」は「インチキ」だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(後編)」を再配信します!
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■はじめに~IWJは市民の皆様に支えられたメディアです! 第11期の期末まであと4ヶ月弱。4月も半ば近くですが、4月14日の時点で、ご寄付、カンパは月間目標額の450万円に対して29%の達成率、128万円どまり! 真の独立メディアIWJにご支援をお願いします!
おはようございます。IWJ編集部です。
日本の大新聞、テレビ局などの大手メディアには大口のスポンサーが存在し、そのスポンサーの不利になる報道をしない。これは記者クラブ制度と二本柱で日本のメディアと民主主義を蝕んでいる病理です。
IWJを応援してくださる視聴者の方々は、みなさん、このことを危惧しています。
ここで、皆様から寄せられた最新のメッセージをご紹介します。
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何とか続けて頂きたい・・些少ながら、いつもの郵貯に入れておきました。(匿名希望)
IWJさんは今の日本にとっても、未来の日本にとってもなくてはならないメディアであり、ここで消滅されては大変な不幸です。些少ですが寄付いたしますのでご活用ください。(徳山匡様)
IWJ存続を願うのでカンパをします。岩上さん、スタッフの皆さんもしんどい思いで過ごされているかと思います。私が資産家ならそれなりには拠出するのですが・・・・・・・。主流マスコミには期待できないので応援しています。(チハラタカフミ 様)
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皆様、応援メッセージ、ありがとうございます! 皆様の声にお応えすべく全力で頑張ります!
皆様の危機感が強く伝わってきます。日本の民主主義はいったい誰のためのものなのでしょうか。
日本の大新聞、テレビ局などの大手メディアは、電力会社から多額の広告出稿を受けています。原発事業者から広告費をもらって「買収」されている「原発宣伝媒体」である既存メディアに、根本的な原発批判や真実の報道はできません。原発マネーによって大メディアが飼いならされていく過程は、岩上安身による本間龍氏のインタビューをぜひ、御覧ください。サポート会員の方ならアーカイブでいつでも御覧になれます。
※40年間で2兆4000億円もの「電気代」が原発プロパガンダに消えた!? 日本のメディアを牛耳る巨大広告代理店「電通」の実態に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第677回 ゲスト 『原発プロパガンダ』著者・本間龍氏 2016.10.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/338266
※原発広告を全国紙に先駆けて始めたのは朝日新聞だった!東奥日報はいまだに原発礼賛で年数億円の収入を得ている!? 岩上安身によるインタビュー 第697回 ゲスト『原発プロパガンダ』著者・本間龍氏 第三弾! 2016.12.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/353088
大手メディアがこのような惨状であるからこそ、原発マネーに汚染されていないIWJのような独立メディアが必要なのです。これは「手前味噌」に聞こえるかもしれませんが、偽りのない事実です。
IWJは会員の皆さまの会費と、ご寄付・カンパで活動を行なっているので、政府や電力会社に対しても、真っ当な批判を展開することができます。その批判は「批判のための批判」などではなく、私たち日本国民全員の生存がかかった死活的に重要な情報です。その点をご理解いただき、これからもどうか、IWJへのご支援をよろしくお願いいたします。
3月のご寄付の合計は1094万円となり、今期8ヶ月目にして初めて月間目標の450万円を達成することができました。2月末までに累積したご寄付の不足額は「1141万円」でしたが、今回3月にいただいたご寄付のうち、3月の目標額の450万円を超えた644万円を充当した結果、累積不足額を497万円にまで減らすことができました。
コロナ禍で皆さまも苦しい中、心からの応援をいただいていると感謝しております。本当にありがとうございます。
それでも、ご寄付の過去の累積の不足分だけでもまだ497万円が残っています。
しかも、4月に入ってからのご寄付は、ペースダウンし、月半ばの4月14日現在で128万5200円(70件)と、目標金額450万円の29%にとどまっています。今月は月刊目標額の450万円まで、あと321万4800円が必要です。非常に厳しい状況です。このままですと、今月、また不足額を増やしてしまい、7月末の期末は大幅な赤字転落となってしまう可能性があります。
赤字が重なれば、IWJ代表の岩上安身が私財を投じてその赤字を穴埋めすることがもはやできない以上、現状のような活動を維持して存続させていくことはできなくなります。
岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで無給のまま、体調不良にも抗いながら、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況は、長続きできません。
IWJは、岩上安身個人からこれまで993万5000円借り入れており、まったく返済できておりません。
前期の第10期の期末の2020年7月末までは、岩上安身からの借入金残高は、233万5000円でした。
その後、2度に分けて40万円を返済し、2020年9月末には岩上安身からの借り入れは193万5000円にまで借入金残高を減らしていました。
しかし、コロナ禍の深まりとともに、資金繰りが非常に厳しくなり、2020年10月末と、明けて2021年1月20日にそれぞれ400万円ずつ岩上安身から借り入れを行い、残高は993万5000円にまでのぼりました。
その後、IWJは岩上安身に返済できず、借入金残高は現時点まで、そのままとなっています。岩上安身が、IWJの危機に直面しても、これ以上私財を投入できないというのは、すでに1000万円近い金額をIWJに貸しており、これ以上は、貯金が底をついてしまうからです。
先月3月に、多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、それらはすべてIWJの運営にあて、岩上安身への返済には1円も回していないのが現状です。
IWJが赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。
岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。
経理が、現時点で様々な要素(岩上安身の報酬をカットしたことなどもふくめて)を考慮に入れ、試算し直したところ、今後、今月4月から第11期の最後となる、7月末までの4ヶ月の間に、今期の収支がプラスマイナスゼロとなるには、ご寄付・カンパがあと1800万円必要であり、その金額を、残り4ヶ月で割ると、毎月のご寄付目標額は450万円となります。
期首に立てた月間の目標額と同じではないのか、と思う方もいると思いますが、すでにご寄付の累積のマイナス分が498万円、会費の減少も1672万円となっているため、支出を徹底的に切りつめ、さらに岩上安身の報酬をカットしたことで、たまたま期首の目標額と同じ額となりました。
岩上安身の報酬を期首の時のまま支払っていたり、様々なコストカットをしていなかったら、残りの4ヶ月の目標額は1800万円ではすまず、2000万円以上になっていたことは確実です。
4月も半ばに差しかかりましたが、月間目標額450万円の3割に満たないという状況に焦りと不安を覚えています。
コロナ禍で皆さまも苦しい中、重ねてのお願いで心苦しいのですが、今期、大幅に赤字転落してしまい、IWJの運営が行き詰まってしまわないために、ご寄付・カンパでのご支援をお願いしたいと存じます。
会費収入については、会員の減少に伴い、前期比20%減の予想となっています。前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。これは、現状で会員数が下げ止まり、維持されると仮定した予測です。会員数の減少に伴う会費の減少によりなおさら、ご寄付・カンパでのご支援が本当に重要になってきています。
収支の予測値は、事後の支払いなどの支出が確定していくことでまた変わっていきます。また会員の数も、考えたくないことですが現状より減ることがあるかもしれません。そうなるとこの目標額もまた変わっていきます。経理がその都度、計算をして、随時、お知らせいたしますので、どうぞご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
IWJの運営費は、この会費とご寄付・カンパとで成り立っています。IWJが特定のスポンサーや権力に対して、顔色をうかがうことなく、独立した自由な報道と言論を展開できているのは、市民の皆さまのご支援があってのことです。
私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待を、忘れたことはありません。独立メディアとして使命を果たすことで、そのご期待にこたえたいと思っています。
IWJは、岩上安身以下、スタッフ一同、IWJを必要としてくださる皆さまのご期待に沿えるように、これからも懸命に頑張ります!そのためにもIWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!
ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いいたします!
※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。
※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
またIWJでは、会員の皆さまの会費と、ご寄付・カンパの両方を支えとして、運営しています。皆さまからのご寄付・カンパとともに、会員の方々の会費収入がとても重要になってきます。
ぜひ、皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします! また、お知り合いの方にぜひIWJの活動を広めていただけるようにお願いいたします!
一般会員にご登録いただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1100円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万1000円と2ヶ月分お得になっています!
そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。
さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。
サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。
どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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IWJでは、月払いをお選びいただいた会員の方の会費納入期限を、毎月15日に設定させていただいています。そのため、15日を過ぎた段階で、会費をお納めいただけなかった方に対し、やむをえず、会員の資格を一時停止する手続きを取らせていただいています。
会員の皆さん、お忘れなきように! 本日が15日です!
まだ会費をお納めいただけていない方は、引き続き会費をお納めいただき、IWJ定額会員をぜひとも継続していただきたいと存じます。
現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方は、ぜひこの機会に再開をご検討ください! 会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます!
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
■3月は今期始まって以来、8ヶ月目でようやく初めてご寄付・カンパの目標額を達成することができました! 本当にありがとうございます! 3月のご寄付者様に感謝のしるしとして、お名前を順次掲載させていただきます。今後ともよろしくお願いします!
IWJは3月もたくさんの方々に支えていただきました! IWJは市民の皆さまに支えていただいていることが誇りであり、励みです。3月のご寄付件数は209件(掲載許可のみ)でした。それぞれの想いの託されたこのお金を大切に使わせていただきます。ご寄付者様のお名前を感謝のしるしとして順次掲載させていただきます。
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志田二郎 様
M.K. 様
立川浩之 様
水島朝穂 様
I.Y. 様
竹山祐一 様
H.O. 様
永山直道 様
A.T. 様
T.T. 様
豊岡幹雄 様
H.S. 様
R.K. 様
S.T. 様
石崎俊行 様
石賀忠勝 様
K.I. 様
中島芳廣 様
HIROYUKI FUJII 様
H.O. 様
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皆様、誠にありがとうございました! お名前は、IWJのホームページにも掲載させていただき、感謝のしるしとさせていただきます。
今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします。
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◆中継番組表◆
**2021.4.15 Thu.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_YouTube Live】10:30~「調布外環道事故被害補償に関する郷原弁護団記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
「郷原弁護団」による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた都市計画道路関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%83%bd%e5%b8%82%e8%a8%88%e7%94%bb%e9%81%93%e8%b7%af
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【IWJ・Ch4】14:40~「第3回『ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム』ヒアリング ―内容:ワクチンの接種の進捗状況などについて厚生労働省より、高齢者へのワクチン接種体制などについて新潟県聖籠町より(Zoom参加)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4
第3回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきたワクチン関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%83%af%e3%82%af%e3%83%81%e3%83%b3
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【IWJ_YouTube Live】15:00~「エッセンシャルワーカーからの訴え 『最低賃金を引上げてください』記者会見 ―登壇:黒澤幸一氏(国民春闘共闘・全労連事務局長)ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
「国民春闘共闘委員会」、「全国労働組合総連合」による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた労働問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%95%8f%e9%a1%8c
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【タイムリー再配信 922・IWJ_YouTube Live】18:00~「放射能汚染水を海へ流すな!緊急抗議行動 ―発言:鎌田慧氏(さようなら原発呼びかけ人)ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
4月13日に収録した、 緊急抗議行動再配信します。これまでIWJが報じてきた海洋放出関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E6%94%BE%E5%87%BA
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【タイムリー再配信 923・IWJ_YouTube Live】20:00~「福島原発事故『汚染水』を政府が『海洋放出』する根拠『トリチウム安全神話』は『インチキ』だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(後編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
2020年11月に収録した、岩上安身による西尾正道氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきたトリチウム関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/tritium
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◆中継番組表◆
**2021.4.16 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【タイムリー再配信 924・IWJ_YouTube Live】20:00~「人類と細菌・ウイルスの戦いは永遠のテーマ!N95マスクでもコロナウイルスは完全にブロックできない!? ~2.20岩上安身によるインタビュー 第985回 ゲスト 北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
2020年2月に収録した、岩上安身による西尾正道氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた西尾正道氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%a5%bf%e5%b0%be%e6%ad%a3%e9%81%93
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468098
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■<インタビュー報告>岩上安身による河合弘之弁護士インタビューを生中継しました! 途中電波障害で映像をお届けできず申し訳ありませんでした。土曜日午後7時半から再配信いたしますので、ぜひ御覧ください! 東海第2原発運転差止訴訟の勝訴をもたらした「歴史的判決」から、政府はトリチウム汚染水の海洋放出の問題、原発×戦争リスクまで!
一連の原発運転差し止め訴訟の弁護団の代表であり、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)の幹事長であり、『日本と原発』などの映画監督でもあるという、幅広いご活躍で知られる河合弘之氏の、岩上安身によるインタビューを4月14日午後6時半からフルオープンで生中継しました。
IWJ書店では、河合氏の著書『原発訴訟が社会を変える』(2015)のサイン本を会員の方限定で販売しますので、どうぞお買い求めください。
また、映画『日本と原発 4年後』は、YouTubeで全編公開されています。4月14日現在、視聴数は16万6983 回となっています。河合氏は「大ヒットです」と微笑みました。
※映画『日本と原発 4年後』全編版(シーン別の頭出しができます)(映画「日本と原発」、2018年6月6日)
http://www.nihontogenpatsu.com/
冒頭、東京新聞「この道」で2020年10月から2021年3月まで連載された、河合氏の自伝をご紹介いただきました。河合氏は満州生まれ、のちに中国残留孤児の国籍取得の仕事をして、いかに戦争のせいで悲劇が無数に起きているかを実感したということです。
最初の話題は、政府が4月13日に決定した、福島第一原発「汚染水(トリチウム水、処理水)」の海洋放出問題でした。岩上が「このコロナ禍と五輪のドサクサに紛れて、福島第一原発の『汚染水』の海洋放出を閣議決定!の愚、という話です」と切り出すと、河合氏は、今、なぜ放出する必要があるのか、全く理屈が通らないと述べました。
河合氏「この問題についてはモルタル固化による処分か、陸上保管かと。何で、今、ここで流さなきゃいけないのか全くわからない。というのは、福島第一原発の敷地の中にもまだまだ空地があるんですよ。その周りには無限大みたいに広い使えない土地があるわけですよ。放射能汚染によって。そこにタンクをもっといっぱい作って、そこに(汚染水を)入れておいて、安全になるまで様子を見ればいいんです。
そういうと、『いや、デブリを取り出してそれを保管する場所が必要だから、敷地内の空地は使えないんですよ』という。しかし、デブリを取り出して陸上に保管する時期っていつなんですか。今までデブリを1グラムぐらいしか取っていない。デブリは牛糞のように固まってあるわけではなく、ものすごい放射能を発散しながら、こういうところにへばりついているんですよね。それを全部取って、安全な形にして地上に保管するなんていうことはそもそも不可能だと思うし、やれたとしても50年、100年先ですよ。
50年、100年先のための空地を取って置くために、今、海に流すというのは、全く理屈が通っていない。見通しも立っていない(デブリ取り出しという)事業のために空地を取っておかなきゃいけないから、海に垂れ流さなきゃいけないというのは、論理的に矛盾している」
その上で、河合氏は、今回の海洋放出について、廃炉のプロセスのためにいったん決めた硬直的な方針を変えない日本独特の通弊のせいだと述べ、裁判も辞さない姿勢を示しました。
河合氏「これは福島県民全体を敵に回すような政策だと思います。僕はこの垂れ流しを止めるための裁判的な措置、司法による本訴か、仮処分をやらなければいけない時期が来るんじゃないかと思っています」
そもそも、デブリの取り出しについては、デブリを見つけて捕捉し、取り出すための一連の技術が確立されているわけでもなく、世界で成功した事例もない、「いつかできるだろうという空想」だと岩上が指摘しました。
河合氏「福島の人たちに対する心ない処置だなと思います。東京電力は自分で事故を起こしておいて、それによってできた汚染水をまだ福島の海に流し出すというのはどういう了見だと思いますね」
岩上が「気になるのは加藤官房長官は『処理水』と『汚染水』の違いを明確化したと。『汚染水』という言葉を使うなというアナウンスなんです。各メディアもそれにしたがって、『処理水』と書く。プロパガンダをやってるんですね。言葉狩りをやっているんですよ」と、日本経済新聞など「原発広告マスコミ」がやっている「言葉狩り」の実態を紹介しました。
河合氏「原発の世界は皆それですね。例えば、原発の老朽化っていうのを『高経年化』と言え、とかね。ほんとうは『核発電』なんだけど、『原子力発電』に統一したり。一事が万事で、『言葉狩り』をやっているわけです。『処理水』というのと『汚染水』というのでは人々の嫌悪感が違いますからね。
何で経団連や日経新聞が原発を擁護するのかと。自然エネルギーでグリーン革命だ、第4次産業革命だと言った方が日本の経済にとって爆発的な恩恵をもたらすと思うのに。
オール福島が怒り出すんじゃないですか。過酷事故による汚染水を大量に垂れ流すなんで、海外でも事例がないこと」
河合氏は原自連の幹事長でもありますが、原自連は、会長が城南信用金庫相談役の吉原毅氏、顧問に小泉純一郎元総理と細川護煕元総理、副会長に中川秀直氏元自民党幹事長が名前を連ねます。
河合氏「小泉さんは自民党の大ボスで、原発も推進したけどあれは悪かったと。脱原発にがんばると。『やろう』とツーカーの仲になった。汚染水も右も左もなくて、国の恥だからやめろと」
河合氏は、エネルギー問題には右派も左派もないと言います。反原発の団体も、自然エネルギーの団体も横のつながりが少ないため、みんなが集まる団体をつくったといいます。原自連には、今、400くらいの反原発や自然エネルギーを推進する団体が参加しているということです。
河合氏「僕は脱原発至上主義者だから、脱原発の人なら誰とでも手を組むんです。それが岩上さんと少し違うところだけど」
岩上「それはちょっと誤解が…。私は原発は国家安全保障上の最大の脅威だと思っていますから。愛国者なので」
河合氏「僕も愛国者です。なぜそんなに原発のことをやるんですかと、僕はよく言われるんですよ。僕は考えたんだけど、やっぱり愛国心ですね。この美しい日本、僕が生まれ育った日本だから、日本が大好きだからという郷土愛、愛国心で僕は脱原発運動やっているんだと」
次の話題は、「歴史的な判決」と河合氏が評価する、3月18日の「東海第2原発運転差止訴訟」でした。河合氏は弁護団の団長です。
岩上「東海第2原発運転差止訴訟で住民が勝訴しました。多重防護の5層目だけで止められるというのが画期的だと」
河合氏は、東海第2原発運転差止訴訟が画期的な判決である理由を5つあげました。
河合氏「あの判決は、それぞれの層が独立して判断されなければならないと。第5層の避難計画だけで『ダメだ』といったところが画期的です。避難計画を作ってる所が少なく、できてる所も実行性がないですねと。例えば、原発事故が起こるときは複合的な要因で起こることが多いんですが、大地震があったら車では逃げられないとか。
もう1つ面白いのは、この判決は『絶対的安全はない』という推進側の主張を逆手にとって、事故は起こりうるから第5層は大事だよねといったところ。
1層から4層は科学技術論争なんですが、5層目は科学技術論争はほとんどいらない。社会的な判断だから、裁判官が自信を持って、自分の頭で判断できる分野で差し止めをしたことがすごく大きい。
もう1つ、再稼働許可をするためには避難計画は入ってない。電力会社も避難計画は義務にはなっていないんですね。彼らの手の届かないところで止めたこと。だから、規制委員会や経済界、東電、政府も一切非難してない。技術的な判断じゃないから沈黙してる。
この判決は全国展開できる。ターゲットに入ってくるのは浜岡原発。柏崎刈羽、玄海など水平展開できる。歴史的な判決です。ここから流れが変わっていくだろうと思っています」
そして、河合氏は、原発の周辺地域における避難計画の難しさを指摘しました。
河合氏「本当に住居と原発が近くにある。実際に逃げられないからね。PAZ(Precautionary Action Zone=予防的防護措置を準備する区域)、半径5km圏内から最初に逃げることになっている。そして30km圏内の人たちは、その人たちが逃げるまで待ってから逃げるという基本計画になっている。しかし、周辺の人が我慢できるわけがない。避難計画には無理があるんです」
一方、コロナの問題もあると岩上が指摘しました。避難所では、現状、感染対策のために窓を開けて換気をしなければなりませんが、放射性物質が入らないように隙間をテープで目張りすることも必要だという矛盾に陥ります。
河合氏は、コロナと避難の矛盾を問い、地元住民と差し止め訴訟を行い、3月17日に大阪地裁で敗訴しています。
河合氏「コロナが去らない間は原発止めとけと仮処分を起こしたが却下になった。大阪地裁は多重防護の考え方を正面から否定してきた。その翌日に東海第2が出た」
3月18日の伊方原発の運転差し止め訴訟でも、広島高裁は住民側敗訴の判決を出しています。河合氏は反省点として「技術論争をやりすぎた。最悪な裁判官に当たった」と述べました。
この後、東海第2原発と伊方原発で正反対の判決が、わずか10分の違いで出された件について、樋口英明氏からIWJへの寄稿文を分析しながら、河合氏に解説していただきました。
樋口氏の寄稿文は、以下で読むことができます。
※「私が原発を止めた理由」著者、樋口英明元裁判官が、IWJに緊急寄稿! 「東海第2原発判決と伊方原発仮処分異議決定について」(日刊IWJガイド、2021.03.19号~No.3109号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48490#idx-8
樋口英明氏には、岩上安身が3月10日にインタビューを行っていますので、ぜひ御覧ください。
※原発推進政策に忖度する判決ばかり出る中、「理性と良識」を重んじて3.11後初となる原発の運転差止め判決を下した元裁判長が「私が原発を止めた理由」を語る! 岩上安身によるインタビュー 第1033回 ゲスト 元福井地裁裁判長 樋口英明氏 2021.3.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489677
樋口氏は裁判官として、河合氏は弁護士として法廷に臨んできたのですが、河合氏は、樋口氏の寄稿文に対して「僕は樋口さんは100%正しいと思う。僕も含め、原発差し止めに関わる弁護士は考えを変えないといけないと思う」と述べました。
多くの有能な弁護士が、原告側が主張する難解な科学技術論争に囚われて勝負を挑もうとするが、それよりも樋口元裁判官がいうように、多忙で、3年単位で異動してゆく裁判官にもわかりやすい、常識的な論点で勝負をするべきではないかと河合氏は言います。
河合氏は、「よく誤解されるのだけれど」としながら、「脱原発弁護士は皆、手弁当でやっていることを理解してほしい」と訴えました。
河合氏「脱原発弁護士はみんな手弁当でやってることを理解してほしい。損害賠償系は別だけど、差し止め系の裁判は一切お金がない。勝っても国民にとっては利益だけど運動してる人も原告もお金をくれません。僕らはお金欲しいと思ってない」
儲けにもならず、裁判官次第で敗訴にもなる原発差し止め訴訟ですが、河合氏は、もう自分たちの勝利は確実だと思うと明るい気持ちで取り組めるといいます。
河合氏「今や原発を動かす正当理由はほとんどなくなった。理由は今だけ金だけ自分だけ。東電なんか特にそう。原発の賠償のためにまた原発を動かすのは論理的に破綻している。自然エネルギーで弁償するのが人の道。世界は自然エネルギーをやらないと損だという時代に入ってきた。儲かるからやらなきゃ損という波は世界を巡ってる」
「日経新聞は自然エネルギーをやらなきゃダメだと言い出した。菅政権がグリーンデジタル革命やると言い、そこで大会社が自然エネルギーにバーッと行ってる。その流れは止まらない」
「僕らは必ず勝つんです。世界の流れはそうなってる。今や東芝にしても電力会社にしてもシフトしないと危ないと腹の底では思ってる。僕は政府が原発を買い取って原発を止めさせ、電力が自然エネルギーに向かう時代にしようじゃないかと」
最後の話題は「原発×戦争リスク」でした。
岩上「先生は自分は愛国者だと。樋口さんも保守的な人間だと。国家安全保障を考えたときにいかに原発が危険か、バカバカしいか」
河合氏「その観点から言うとミサイルの問題。1%の危険を排除するのが安全保障、防衛の原理で、防衛費を何千億と使うのに、一番危ないアキレス腱である原発を54ヵ所も作って何も議論しない。何やってるのと。
原発はテロリストのターゲットになるし、ドローンが発達してる。僕はミサイルの危険を理由に高浜原発の運転差し止めをかけて、負けてしまったけど」
岩上「判決では、原発に着弾するかどうかは明らかでないという」
河合氏「PAC3は原発を全然カバーしてない。よく無防備で他の所の防衛だとやってると。国防上の観点からも原発はマズい。竹田恒泰さんも反原発で、右翼だろうが左翼だろうが日本のことを本当に心配してる奴は絶対原発反対すべき」
岩上「先生は『原発は敵国のために用意した自滅のための核弾頭』だとおっしゃっていますね。
PAC3が守っているのは米軍基地なんです。毎年開催されている日米合同演習『ヤマサクラ』ですが、2011年の演習では、若狭湾で敵を迎え撃つというシミュレーションをしています。戦場『バトルフィールド』は日本列島全体です」
この後、安倍政権が認めてしまった集団的自衛権の行使と「原発×戦争リスク」、米中覇権争いが激化している現在の状況と日本が戦争に巻き込まれるリスク、4月11日に発生したイランのウラン濃縮施設の事故を引き起こした原子力テロのリスク、サイバー攻撃やドローン攻撃などについて河合氏と岩上が議論を交わしました。
詳しくは是非、全編動画を御覧ください。
※ライブ配信【4/14 16時30分頃~】岩上安身による 東海第2原発運転差止訴訟・弁護団長 河合弘之弁護士インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=g1WdVOpAwrc
「歴史的判決」となった東海第2原発の勝訴判決の瞬間と、河合氏ら弁護団の報告会のようすはこちらで御覧になれます。
※原告勝訴! 水戸地裁、東海第二原発の運転差し止めを命じる!! 河合弘之弁護団長「避難ができないということだけで原発を止めた最初の歴史的判決だ!」~3.18東海第2原発差し止め訴訟 判決言い渡しと記者会見および報告集会 2021.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490025
北朝鮮ミサイル問題が大きく取り上げられていた時期に、岩上安身が河合氏に、原発×戦争リスクについてインタビューした動画はこちらです。
※「真の愛国者ならミサイル危機を案じ、原発停止を主張すべきだ」~北朝鮮のミサイル攻撃を想定し高浜原発運転停止を訴える!~岩上安身によるインタビュー 第792回 ゲスト 河合弘之弁護士 2017.9.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398232
また、トリチウム汚染水の健康被害について論じた西尾正道医師のご講演はこちらです。
※内部被曝の危険性!! 政府対応の「インチキ」徹底追及!! そして「海洋放出」を決めるのは誰か!? 放射能汚染水「海洋放出」の実害~トリチウムは危険~ 院内ヒアリング集会 ―講演:西尾正道氏(北海道がんセンター名誉院長) 2020.12.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/486775
さらに、本日午後6時からは、「放射能汚染水を海へ流すな!緊急抗議行動」を再配信します。ぜひこちらから御覧ください!
※放射能汚染水を海へ流すな!緊急抗議行動 ―発言:鎌田慧氏(さようなら原発呼びかけ人)ほか
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
■大新聞にテレビ! 原発広告メディアによる3つの情報操作! 「処理水」「風評被害」「安全なトリチウム」!IWJが原発広告メディアの報じない真実を伝えられるのは市民の皆様に支えられているからです!
昨日もお伝えしましたように、4月13日、政府は福島第一原発汚染水(トリチウム水)の海洋放出を決定しました。この放出決定と同時に、政府は、汚染水を処理水へと呼称変更したのです。
加藤官房長官は、13日の記者会見で次のように述べています。
「『処理水』と『汚染水』との違いを明確化いたしました。このため、本日、『廃炉・汚染水対策閣僚会議』の名称を、『廃炉・汚染水・処理水対策閣僚会議』と変更しました。今後、『ALPS処理水』の呼称は、ALPS等の装置により、トリチウム以外について規制基準以下まで浄化がされ、希釈することで放出できるようになった水を指すことといたしました」
※加藤官房長官記者会見(首相官邸、2021年4月13日)
https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/202104/13_a.html
権力がどのような言葉を使うか?メディアに使わせるかは、権力による情報操作の第一歩です。明らかに汚染されている水を処理水と呼ぶと宣言するのは、菅政権による明白な「情報操作」です。この政権の操作に大手メディアは無批判に便乗するどころか、あたかも大衆の「科学的無知」を啓蒙するかのような報道を行い、菅政権のトリチウム水の海洋放出に協力しているのです。
4月13日付けの朝日新聞は、「ほとんどの放射性物質を除去できる多核種除去設備(ALPS)で処理しているが、取り除けないのがトリチウムだ」と断言しています。朝日は「ほとんどの放射性物質をALPSによって除去できる」とさらりと言いきっているのです。
※トリチウムってどんな物質? 海洋放出後に必要なこと(朝日新聞、2021年4月13日)
https://digital.asahi.com/articles/ASP4F2SX0P4DULBJ00Q.html?fbclid=IwAR2mjCO1I-SpWZaYK2aFkRMDip-N-02QWrj09x4ZJbapzP43Ax4hjJFVNQ0
しかし、実際には、ALPSで汚染水を処理しても、トリチウムはもちろんのこと、トリチウム以外の放射性物質は除去できないと、経産省資源エネルギー庁原子力発電所事故収束対応室自身も、以下のように認めているのです。
「過去に発生した浄化装置の不具合や、汚染水が周辺地域に与える影響を急ぎ低減させるための処理量を優先した浄化処理等が原因で、現在、タンクに貯蔵されている水の約7割には、トリチウム以外にも規制基準値以上の放射性物質が残っています」
※東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の定義を変更しました(経産省、2021年4月13日)
https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210413001/20210413001.html
つまり、過去、「ALPS処理水」とされたタンク貯蔵水の7割が「汚染水」なのです。朝日新聞が書いているように、ALPSで処理しても、「ほとんどの放射性物質を除去できる」などということは事実ではありません。今後、それが可能だという保証もありません。
これは朝日新聞による悪質な、情報操作です。
現在タンクに貯蔵されている、「ALPS処理水」は、この閣議決定の定義変更に伴って、逆に、「汚染水あるいはALPS一次処理水」と呼ばなければならないはずです。ところが、経産省はここを曖昧にしたままなのです。
さらに、朝日新聞は、次のように、トリチウムの安全性を強調しています。
「トリチウムが出す放射線は弱く、紙一枚で遮れると言われている。自然界でも宇宙からの放射線で日々トリチウムが作られていて、12・3年で放射能は半分になる。今回政府が決めた海洋放出による処分では、海水で薄めてトリチウムを基準を満たす濃度にして放出することになった」
そして、次のような、トリチウム安全論を展開しているのです。
「国内外の原発や、使用済み核燃料の再処理工場からも、トリチウムは濃度や量を管理して出されており、震災前は全国の原発から毎年計350兆ベクレル前後が海に放出されていた。
国の放出基準は1リットルあたり6万ベクレル。この水を70歳になるまで毎日約2リットル飲み続けても、被曝(ひばく)は年間1ミリシーベルト以下におさまるという。日本で1年間に自然界から受ける放射線による被曝量と同等かそれ以下で、国際的に許容されるレベルにとどまる」
これは、麻生太郎副総理が「飲んでもなんてことないそうですから」と述べたのとまったく同じ論法で驚くばかりです。
※麻生財務相 “処理水”「飲んでもなんてことないそうですから」(TBS NEWS、2021年4月13日)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4244923.html
昨日も、北海道がんセンター名誉院長西尾正道氏のコメントとして、お伝えしましたが、トリチウムが危険であることは、3つの観点から言えます。
1. トリチウムが「遺伝子組み換え」を引き起こすこと。
DNAを構成する4つの塩基、アデニン、グアニン、シトシン、チミンの化学構造式の中の水素に、トリチウムが置き換わってしまう。遺伝子の二重螺旋構造は、水素結合力でつながっているため、トリチウムが水素に置きかわって、ベータ線を出してヘリウムになると、二重螺旋構造の結合力がなくなる。DNAを作っている塩基の化学構造式も変わる。
2. トリチウムが人体に摂取された影響は、何世代も後に出てくる。
海洋放出されたトリチウムは、食物連鎖の循環の過程で生物濃縮して、人間の体に入っていく。コロナと違ってそれが1週間後くらいに出るわけではない。何世代も後に影響が出てくる。
3. ICRP(国際放射線防護委員会)が勧告する年間被曝1ミリシーベルト以下なら安全という基準は非常に疑わしいこと。
ICRPの考え方は、外部被曝も外部被曝も同等と考え、内部被曝の深刻さを考慮していない。ここでは線量分布は全く考慮されていない。目薬を全身投与量としているようなものである。眼薬は眼に注すから効果も副作用もある。それを口から投与して、投与量が少ないから影響はありませんと言っているようなもの。
ICRPの考え方は「放射線感受性の違いの問題」を考慮していない。人体の中で最も感受性が高く影響を受ける臓器は骨髄や小腸や精巣などであるが、それ以上に影響を受けるのは受精卵や胎児である。こうした問題を隠蔽、過小評価している。
※政府が福島第一原発の汚染水(トリチウム水)海洋放出を決定!「アルプス処理水は浄化された水」との欺瞞も「明確化」!! 全漁連は「『関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない』との回答を覆し漁業者の思いを踏みにじる行為」と抗議声明!(日刊IWJガイド、2021年4月14日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48648#idx-5
※【IWJブログ・特別寄稿】『健康被害に関するICRPの理論の問題点』(北海道がんセンター名誉院長 西尾正道) 2015.3.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/238989
トリチウムが、現実に危険な放射性物質であることは明らかなのです。しかし、政府はこれらを実体のない「風評被害」だと「情報操作」しています。そして、原発広告で潤うテレビや大新聞などの大手メディアも、トリチウムは安全で被害は実体のない「風評被害」だと連呼することで、政権の悪質な情報操作に積極的な加担を繰り返しているのです。
後段では、IWJは、トリチウム海洋放出を決めた経産省に、上記の3つの操作について問い質すとともに、トリチウムの安全性をPRする目的でトリチウムのゆるキャラを使用したチラシを作成した復興庁に直撃取材しています。ぜひ、お読みになってください。
※「トリチウム」がゆるキャラに? 復興庁「親しみやすいように」原発汚染処理水の安全PR(東京新聞、2021年4月13日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/97830?fbclid=IwAR3IAgvcFqw4jVHorujl7vmQzNw1KpDEyJ2saEfzfmp342k9SRXbAmT04YY
■トリチウムは生体濃縮しないから安全!? 貯蔵タンクの7割に存在する基準値以上の放射性物質残留水は「汚染水」ではない!? 新定義は「タンクに保管された水」!? IWJは、資源エネルギー庁へ直撃取材!
「はじめに」でもお伝えしましたが、IWJは、資源エネルギー省へ「処理水の定義変更」「トリチウムの安全性」「ICRP基準」という3つの操作について直撃取材しました。
資源エネルギー庁原子力発電所事故収束対応室の回答は驚くべきものでした。以下に、このやり取りを再現します。
IWJ「ALPSの定義変更の経緯と理由、目的について教えてください」
資源エネルギー庁「プレスリリースを御覧いただくのが一番確実だと思っています」
※注)資源エネルギー庁の言うプレスリリースとは「東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の定義を変更しました」です。
https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210413001/20210413001.html
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■ゆるキャラではない、イラスト!? トリチウムの安全性をPRする動画・チラシを作成した復興庁にもIWJは直撃取材!
復興庁は、トリチウムのゆるキャラまでイラストにして、安全性をアピールしています。
※(Full ver.)ALPS処理水について知ってほしい3つのこと(復興庁、2021年4月13日)★2021/04/15現在公開停止中
https://youtu.be/O_gnpIUoywI
IWJは、トリチウムの安全性をPRする目的でトリチウムのゆるキャラを使用した動画・チラシを作成した復興庁にも直撃取材しました。
IWJ「このチラシの作成の経緯と目的について教えてください」
復興庁「チラシには3つ知っていただきたいことを載せています。トリチウムの安全性に関することをチラシにすると言っても、放射線そのものが専門性が高くわかりづらいということから、子どもさん含めて多くの国民の皆様に関心を持っていただくためです。また、新しい情報を知っていただくために、キャラクターも含めて、わかりやすいチラシを作らせていただいたということです」
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■<タイムリー再配信>3夜連続、西尾正道氏インタビュー第2弾! 本日午後8時から、「福島原発事故「汚染水」を政府が「海洋放出」する根拠「トリチウム安全神話」は「インチキ」だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(後編)」を再配信します!
政府が、福島第一原子力発電所の敷地内にたまるトリチウム水を海洋放出する方針を、13日の関係閣僚会議で決定したことと、大手メディアが報じない恐るべき問題点について、昨日の日刊IWJガイドでお伝えしました。
※政府が福島第一原発の汚染水(トリチウム水)海洋放出を決定!「アルプス処理水は浄化された水」との欺瞞も「明確化」!! 全漁連は「『関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない』との回答を覆し漁業者の思いを踏みにじる行為」と抗議声明!(日刊IWJガイド、2021.04.14号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48648#idx-5
IWJではトリチウム水の問題について以前から取り組んでおり、昨年11月13日、岩上安身は北海道がんセンター名誉院長の西尾正道氏に、トリチウム水の海洋放出の危険性について、インタビューを行いました。
このインタビューを昨日と本日、前後編にわけて再配信しています。
西尾氏は、長年、癌の放射線治療に携わってきた知見や、チェルノブイリ訪問などの豊富な経験をふまえて、インタビューの「前編」では、福島原発事故をはじめ、原発が日本人の生命・健康・生活に与える重大な影響を具体的に指摘しました。
また、政府と東京電力が進める、東京電力福島第一原発の事故によって放射能汚染された「トリチウム水」の「海洋放出」の話題の中で、西尾氏は、政府や専門家が口にする「トリチウム安全安心神話」は「嘘」であると明確に否定しました。
本日配信する「後編」では、はじめに「日本のトリチウム飲料水基準」について、お話をうかがいます。日常生活に関わる身近な話題ですが、なんと日本における飲料水中のトリチウムに関する基準値は、WHO指標の6倍、米国の81倍とのことで、この数値を紹介しながら岩上安身も驚きを隠せませんでした。
さらに、「生態系内部に蓄積!トリチウムが放つ放射線がDNAを損傷」、「癌、白血病、アルツハイマー病…原発が招く健康被害!」、「事故を起こさなくても原発は危険!通常運転だけでも健康被害が発生」、「拙速な海洋放出など不要!トリチウム除去の新技術」、「騙されてはいけない!政府や御用メディアが広める『フェイクサイエンス』」といったテーマで、たっぷり2時間、西尾氏にお話をうかがいます。
詳しくは、午後8時からの配信を、ぜひご視聴ください。
インタビューは、公共性に鑑み全編フルオープンで配信いたします。
また、明日16日金曜日には、新型コロナウイルスについて西尾正道先生に岩上安身がインタビューを行い、お話をうかがった番組を再配信します。こちらもご期待ください!
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【タイムリー再配信 923・IWJ_YouTube Live】20:00~
福島原発事故「汚染水」を政府が「海洋放出」する根拠「トリチウム安全神話」は「インチキ」だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(後編)
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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それでは、本日も1日よろしくお願いします。
※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210415
IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、木原匡康、塩澤由子)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】