日刊IWJガイド・非会員版「4月も半ば近くですが、ご寄付・カンパは14.7%の達成率、66万円どまり! 原発マネーに汚染されていない真の独立メディアIWJにご支援をお願いします!」2021.04.14号~No.3135号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~原発広告メディアは報じない真実! トリチウム水海洋放出は風評被害ではなく実害! 第11期の期末まであと4ヶ月弱。4月も半ば近くですが、4月12日の時点で、ご寄付、カンパは月間目標額の450万円に対して14.7%の達成率、66万円どまり! 原発マネーに汚染されていない真の独立メディアIWJにご支援をお願いします!
■3月は今期始まって以来、8ヶ月目でようやく初めてご寄付・カンパの目標額を達成することができました! 本当にありがとうございます! 3月のご寄付者様に感謝のしるしとして、お名前を順次掲載させていただきます。今後ともよろしくお願いします!
■【中継番組表】
■<本日の岩上安身によるインタビュー>本日午後4時半から「東海第2原発運転差止訴訟に勝訴! 他方、政府はトリチウム汚染水の海洋放出を決定! 自然災害、戦争、エネルギー危機のリスクがある中、日本の選択肢は「原発ゼロ」のみ!岩上安身による 東海第2原発運転差止訴訟・弁護団長 河合弘之弁護士インタビュー」を生配信します!
■政府が福島第一原発の汚染水(トリチウム水)海洋放出を決定!「アルプス処理水は浄化された水」との欺瞞も「明確化」!! 全漁連は「『関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない』との回答を覆し漁業者の思いを踏みにじる行為」と抗議声明!
■<本日のタイムリー再配信>3夜連続、西尾正道氏インタビュー第1弾! 本日午後8時から、「福島原発事故『汚染水』を政府が『海洋放出』する根拠『トリチウム安全神話』は『インチキ』だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(前編)」を再配信します!
■<IWJ取材報告 1>政府が福島第一原発の汚染水海洋放出を決定! IWJ記者が「トリチウム海洋放出を止めるには自公議員らを選挙で落選させるしかない、大臣はその覚悟ができているのか? ファイナルアンサーでお答えを」と梶山経産大臣に直球質問!大臣の答えは!? ~4.13梶山弘志 経済産業大臣定例会見
■<IWJ取材報告 2>「閣議決定を反対運動で正常化する、始まりの集会!」~放射能汚染水を海へ流すな!緊急抗議行動 ―発言:鎌田慧氏(さようなら原発呼びかけ人)ほか
■原発×戦争リスクを省みない懲りない面々! 原発の新増設を求める自民党議連が発足! 顧問に安倍前総理! コロナ禍で原発事故が起きたら安全な避難ができない! コロナ×原発の複合リスクからも目をそらすべきではない!
■13日の新型コロナ新規感染者が大阪府で1000人を突破し、1099人と過去最多を記録! 兵庫県でも過去最多を更新、391人! 愛知県は「まん延防止」を要請へ! 他方、吉村洋文大阪府知事は「トリチウム水」は大阪湾へ放出すると発言!! 本気か、無責任な放言か!?
■お知らせ! インタビュー番組とは別に、岩上安身の単独YouTube番組をスタートします! その準備のためにスタッフを募集!! IWJのテキスト班の新メンバーを1名、事務ハドル班の新メンバーを1名、緊急募集します! どうぞご応募ください。
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■はじめに~原発広告メディアは報じない真実! トリチウム水海洋放出は風評被害ではなく実害! 第11期の期末まであと4ヶ月弱。4月も半ば近くですが、4月12日の時点で、ご寄付、カンパは月間目標額の450万円に対して14.7%の達成率、66万円どまり! 原発マネーに汚染されていない真の独立メディアIWJにご支援をお願いします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 後段でお伝えするように、昨日13日、政府は福島第一原発汚染水(トリチウム水)の海洋放出を決定しました。IWJは3月11日に北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏の講演を再配信し、その後もトリチウムの人体への危険性を訴える西尾氏の動画を再配信してきました。

 これに対して、IWJ会員の「埼玉の無辜の民1号」様から、ご感想のメッセージをいただきましたので、ここにご紹介させていただきます。

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(IWJが12月23日に録画配信した)西尾正道さんの講演には、ほんと驚きました。

1.ICRPは、国連などに属しているちゃんとした国際機関とばかり思い込んでいました。「民間」の原発推進組織に過ぎないと言う指摘には驚きです。どこから運営費が出ているのでしょうか?もしかして世界の原発製造企業や米の軍産複合体でしょうか?

2.シーベルト値が意味のないものだと言う指摘にも驚き、ビックリです。厚生省の食品安全委員会を開いてシーベルトの計算方法を見たら、ベクレル値を薄める計算のように見えます。

3.しかも、米軍が広島への原爆投下直後に実施した調査結果を前提としている事、つまり爆心から3キロm内だけを対象にした調査結果を、いまだに使っているという事。それ以上の範囲は調査してないので不明と言うべきところを「安全である」かのように主張している。これは詐欺的な安全基準値の設定であり、瞠目すべきご指摘でした。早速西尾さんの本『被曝インフォデミック』を入手今読んでいます。

 IWJさんにしかできない情報提供ですね、ほんとに感謝してます。
今聞いたニュースでは、トリチウム放出を決めたとこのこと、今こそ西尾説をもっともっと全国に広めてください。私もICRPのシーベルトに騙されていました。

匿名「埼玉の無辜の民1号」様

※IWJの灯を消すな!!!

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 「埼玉の無辜の民1号」様、激励のメッセージをありがとうございます。

 IWJでは、西尾正道先生の講演だけではなく、独自の岩上安身によるインタビューも行っています。本日から3夜連続でタイムリー再配信します。詳しくは後段を御覧ください。

 日本の大新聞、テレビ局などの大手メディアは、電力会社から多額の広告出稿を受けています。原発事業者から広告費をもらって「買収」されている「原発宣伝媒体」である既存メディアに、根本的な原発批判や真実の報道はできません。原発マネーによって大メディアが飼いならされていく過程は、岩上安身による本間龍氏のインタビューをぜひ、御覧ください。サポート会員の方ならアーカイブでいつでも御覧になれます。

※40年間で2兆4000億円もの「電気代」が原発プロパガンダに消えた!? 日本のメディアを牛耳る巨大広告代理店「電通」の実態に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第677回 ゲスト 『原発プロパガンダ』著者・本間龍氏 2016.10.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/338266

※原発広告を全国紙に先駆けて始めたのは朝日新聞だった!東奥日報はいまだに原発礼賛で年数億円の収入を得ている!? 岩上安身によるインタビュー 第697回 ゲスト『原発プロパガンダ』著者・本間龍氏 第三弾! 2016.12.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/353088

 大手メディアがこのような惨状であるからこそ、原発マネーに汚染されていないIWJのような独立メディアが必要なのです。これは「手前味噌」に聞こえるかもしれませんが、偽りのない事実です。

 IWJは会員の皆さまの会費と、ご寄付・カンパで活動を行なっているので、政府や電力会社に対しても、真っ当な批判が展開できるのです。その批判は「批判のための批判」などではなく、私たち日本国民全員の生存がかかった死活的に重要な情報です。その点をご理解いただき、これからもどうか、IWJへのご支援をよろしくお願いいたします。

 3月のご寄付の合計は1094万円となり、今期8ヶ月目にして初めて月間目標の450万円を達成することができました。これまでお伝えしてきた通り、2月末までに累積したご寄付の不足額は「1141万円」でしたが、今回3月にいただいたご寄付のうち、3月の目標額の450万円を超えた644万円を充当した結果、累積不足額を497万円にまで減らすことができました。

 コロナ禍で皆さまも苦しい中、心からの応援をいただいていると感謝しております。本当にありがとうございます。

 それでも、ご寄付の過去の累積の不足分だけでもまだ497万円が残っています。

 しかも、4月に入ってからのご寄付は、ペースダウンし、4月12日現在で66万200円(58件)と、目標金額450万円の14.7%にとどまっています。今月は月刊目標額の450万円まで、あと383万9800円が必要です。非常に厳しい状況です。このままですと、今月、また不足額を増やしてしまい、7月末の期末は大幅な赤字転落となってしまう可能性があります。

 即、倒産には至らなくても、赤字が重なれば、IWJ代表の岩上安身が私財を投じてその赤字を穴埋めすることがもはやできない以上、現状のような活動を維持して存続させていくことはできなくなります。

 岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで無給のまま、体調不良にも抗いながら、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況は、長続きできません。

 IWJは、岩上安身個人からこれまで993万5000円借り入れており、まったく返済できておりません。

 前期の第10期の期末の2020年7月末まで、岩上安身からの借入金残高は、233万5000円でした。

 その後、2度に分けて40万円を返済し、2020年9月末には岩上安身からの借り入れは193万5000円にまで借入金残高を減らしていました。

 しかし、コロナ禍の深まりとともに、資金繰りが非常に厳しくなり、2020年10月末と、明けて2021年1月20日にそれぞれ400万円ずつ岩上安身から借り入れを行い、残高は993万5000円にまでのぼりました。

 その後、IWJは岩上安身に返済できず、借入金残高は現時点まで、そのままとなっています。岩上安身が、IWJの危機に直面しても、これ以上私財を投入できないというのは、すでに1000万円近い金額をIWJに貸しており、これ以上は、貯金が底をついてしまうからです。

 先月3月に、多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、それらはすべてIWJの運営にあて、岩上安身への返済には1円も回していないのが現状です。

 IWJが赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

 岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。

 経理が、現時点で様々な要素(岩上安身の報酬をカットしたことなどもふくめて)を考慮に入れ、試算し直したところ、今後、今月4月から第11期の最後となる、7月末までの4ヶ月の間に、今期の収支がプラスマイナスゼロとなるには、ご寄付・カンパがあと1800万円必要であり、その金額を、残り4ヶ月で割ると、毎月のご寄付目標額は450万円となります。

 期首に立てた月間の目標額と同じではないのか、と思う方もいると思いますが、すでにご寄付の累積のマイナス分が498万円、会費の減少も1672万円となっているため、支出を徹底的に切りつめ、さらに岩上安身の報酬をカットしたことで、たまたま期首の目標額と同じ額となりました。

 岩上安身の報酬を期首の時のまま支払っていたり、様々なコストカットをしていなかったら、残りの4ヶ月の目標額は1800万円ではすまず、2000万円以上になっていたことは確実です。その場合1ヶ月あたり、500万円以上の目標額になっただろうと思われます。

 4月も半ば近くなりましたが、月間目標額450万円の2割にも満たない状況である、という状況に焦りと不安を覚えています。

 コロナ禍で皆さまも苦しい中、重ねてのお願いで心苦しいのですが、今期、赤字転落しないために、ご寄付・カンパでのご支援をお願いしたいと存じます。

 会費収入については、会員の減少に伴い、前期比20%減の予想となっています。前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。これは、現状で会員数が下げ止まり、維持されると仮定した予測です。会員数の減少に伴う会費の減少によりなおさら、ご寄付・カンパでのご支援が本当に重要になってきています。

 収支の予測値は、事後の支払いなどの支出が確定していくことでまた変わっていきます。また会員の数も、考えたくないことですが現状より減ることがあるかもしれません。そうなるとこの目標額もまた変わっていきます。経理がその都度、計算をして、随時、お知らせいたしますので、どうぞご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 IWJの運営費は、この会費とご寄付・カンパとで成り立っています。IWJが特定のスポンサーや権力に対して、顔色をうかがうことなく、独立した自由な報道と言論を展開できているのは、市民の皆さまのご支援があってのことです。

 私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待を、忘れたことはありません。独立メディアとして使命を果たすことで、そのご期待にこたえたいと思っています。

 IWJは、岩上安身以下、スタッフ一同、IWJを必要としてくださる皆さまのご期待に沿えるように、これからも懸命に頑張ります!そのためにもIWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いいたします!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 またIWJでは、会員の皆さまの会費と、ご寄付・カンパの両方を支えとして、運営しています。皆さまからのご寄付・カンパとともに、会員の方々の会費収入がとても重要になってきます。

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 さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

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 まだ会費をお納めいただけていない方は、引き続き会費をお納めいただき、IWJ定額会員をぜひとも継続していただきたいと存じます。

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■3月は今期始まって以来、8ヶ月目でようやく初めてご寄付・カンパの目標額を達成することができました! 本当にありがとうございます! 3月のご寄付者様に感謝のしるしとして、お名前を順次掲載させていただきます。今後ともよろしくお願いします!

 IWJは3月もたくさんの方々に支えていただきました! IWJは市民の皆さまに支えていただいていることが誇りであり、励みです。3月のご寄付件数は194件(掲載許可のみ)でした。それぞれの想いの託されたこのお金を大切に使わせていただきます。ご寄付者様のお名前を感謝のしるしとして順次掲載させていただきます。

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T.O. 様
Y.M. 様
佐藤皇太郎 様
小田嶋義美 様
古川哲夫 様
c.m. 様
井出隆太 様
T.K. 様
齋藤信子 様
T.K. 様
K.Y. 様
YASUSHI SHIOYA 様
田原幸浩 様
柏木幸雄 様
大川真吾 様
竹内昌義 様
門口和弘 様
N.R. 様
徳山匡 様
K.O. 様

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 皆さま、誠にありがとうございました! お名前は、IWJのホームページにも掲載させていただき、感謝のしるしとさせていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします。

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◆中継番組表◆

**2021.4.14 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】16:30~「東海第2原発運転差止訴訟に勝訴! 他方、政府はトリチウム汚染水の海洋放出を決定! 自然災害、戦争、エネルギー危機のリスクがある中、日本の選択肢は「原発ゼロ」のみ!岩上安身による 東海第2原発運転差止訴訟・弁護団長 河合弘之弁護士インタビュー」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 岩上安身による河合弘之氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた河合弘之氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b2%b3%e5%90%88%e5%bc%98%e4%b9%8b
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【タイムリー再配信 921・IWJ_YouTube Live】20:00~「福島原発事故『汚染水』を政府が『海洋放出』する根拠『トリチウム安全神話』は『インチキ』だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(前編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2020年11月13日に収録した、岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた西尾正道氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A5%BF%E5%B0%BE%E6%AD%A3%E9%81%93

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◆中継番組表◆

**2021.4.15 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】19:00~「『入管法改悪に反対する緊急アクション』国会前スタンディング&リレートーク」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「入管法改悪に反対する緊急アクション」主催の抗議行動を中継します。これまでIWJが報じてきた入管法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%85%a5%e7%ae%a1%e6%b3%95
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【タイムリー再配信 922・IWJ_YouTube Live】20:00~「福島原発事故『汚染水』を政府が『海洋放出』する根拠『トリチウム安全神話』は『インチキ』だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(後編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2020年11月13日に収録した、岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた汚染水問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B1%9A%E6%9F%93%E6%B0%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

ワクチン免疫効果継続期間は不明!? 国民へのワクチン接種率の目標は設定していない!? ~4.12第2回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490967

政府が福島第一原発の汚染水海洋放出を決定! IWJ記者が梶山経産大臣を追及!「原子力市民委員会が緊急提言した代替案に答えていない!」~4.13梶山弘志 経済産業大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490995

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■<本日の岩上安身によるインタビュー>本日午後4時半から「東海第2原発運転差止訴訟に勝訴! 他方、政府はトリチウム汚染水の海洋放出を決定! 自然災害、戦争、エネルギー危機のリスクがある中、日本の選択肢は「原発ゼロ」のみ!岩上安身による 東海第2原発運転差止訴訟・弁護団長 河合弘之弁護士インタビュー」を生配信します!

 岩上安身は本日午後4時半から、東海第2原発運転差止訴訟・弁護団長の河合弘之弁護士にインタビューを行います。

 今年3月18日、「東海第2原発運転差止訴訟」で水戸地裁が原告側勝訴の判決を下しました。「避難が保証されていないならば、原発を稼働させてはいけない」という画期的な判決です。

 勝訴判決が出た後の報告会で、弁護団団長の河合弘之弁護士は、「避難ができないということだけで原発を動かしちゃダメだ、と言ったのは史上初めてで、歴史的な判決です。30km圏内に100万人近くいるところで、原発を動かして事故を起こしたらどうするんだと。皆さんの声が裁判所に届いた」と語り、「この判決が今後の裁判にも大きな影響を与えるだろう」と期待を寄せました。

※原告勝訴! 水戸地裁、東海第二原発の運転差し止めを命じる!! 河合弘之弁護団長「避難ができないということだけで原発を止めた最初の歴史的判決だ!」~3.18東海第2原発差し止め訴訟 判決言い渡しと記者会見および報告集会 2021.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490025

 しかしその一方で、同じ18日、広島高裁は、2020年1月17日に下した運転差し止めの仮処分決定を不服として四国電力が申し立てていた異議審で、四国電力側の言い分を認め、運転を認める決定を言い渡しました。

 広島高裁は「避難計画に実効性がないことだけでは運転を差し止めることはできない」と、水戸地裁とは正反対の判決を下したのです。

※伊方原発3号機運転差し止め決定を取り消し 広島高裁異議審(毎日新聞、2021年3月18日)
https://mainichi.jp/articles/20210318/k00/00m/040/106000c

 本日のインタビューでは、なぜ東海第2原発と伊方原発は正反対の判決になったのかということや、昨日政府が決定した福島第一原発のトリチウム水の海洋放出について、また、米中間で緊張が高まり、日本が戦争に原発を抱えたまま巻き込まれる現実的な危険性についてもお話をうかがう予定です。

 河合弁護士は2017年7月5日、「北朝鮮のミサイル攻撃を想定し高浜原発運転停止」を求め大阪地検に提訴した代理人をつとめています。

※「真の愛国者ならミサイル危機を案じ、原発停止を主張すべきだ」~北朝鮮のミサイル攻撃を想定し高浜原発運転停止を訴える!~岩上安身によるインタビュー 第792回 ゲスト 河合弘之弁護士 2017.9.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398232

※原発直撃で広島原爆千倍のセシウム放出の危険性! 北朝鮮の弾道ミサイルが発射された日、電力9社はどう対応したのか?~「真の愛国者なら『今、原発を止めろ!』と声をあげるべき」河合弘之弁護士 2017.9.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398490

 本日のインタビューは、公共性に鑑み全編フルオープンで生中継いたします。ぜひ御覧ください。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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【IWJ_YouTube Live】16:30~
岩上安身による弁護士・河合弘之氏インタビュー
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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■政府が福島第一原発の汚染水(トリチウム水)海洋放出を決定!「アルプス処理水は浄化された水」との欺瞞も「明確化」!! 全漁連は「『関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない』との回答を覆し漁業者の思いを踏みにじる行為」と抗議声明!

 政府は昨日13日、福島第一原子力発電所の敷地内にたまるトリチウム水を海洋放出する方針を、午前の関係閣僚会議で決定しました。海洋放出は2年後をめどにするとのことです。

 加藤勝信官房長官は午前の会見で、決定の理由を「これまで有識者に6年以上にわたり検討いただき、昨年2月に海洋放出がより現実的とされたこと、IAEAからも科学的な根拠にもとづくものと評価されたことを踏まえた」と述べた上で、「規制基準をはるかに上回る安全性を確保し、政府をあげて風評対策を徹底することを前提に海洋放出が現実的との判断に至った」などと主張しました。

※内閣官房長官記者会見(首相官邸、2021年4月13日午前)
https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/202104/13_a.html

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■<本日のタイムリー再配信>3夜連続、西尾正道氏インタビュー第1弾! 本日午後8時から、「福島原発事故『汚染水』を政府が『海洋放出』する根拠『トリチウム安全神話』は『インチキ』だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(前編)」を再配信します!

 昨年11月13日、岩上安身は北海道がんセンター名誉院長の西尾正道氏に、トリチウム水の海洋放出の危険性について、インタビューを行いました。

 このインタビューを本日と明日、前後編にわけて再配信し、3日目の16日金曜日には、新型コロナウイルスについて西尾正道先生に岩上安身がインタビューを行い、お話をうかがった番組を再配信します。インタビューは、公共性に鑑み全編フルオープンで配信いたします。

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【タイムリー再配信 921・IWJ_YouTube Live】20:00~
福島原発事故「汚染水」を政府が「海洋放出」する根拠「トリチウム安全神話」は「インチキ」だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(前編)
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■<IWJ取材報告 1>政府が福島第一原発の汚染水海洋放出を決定! IWJ記者が「トリチウム海洋放出を止めるには自公議員らを選挙で落選させるしかない、大臣はその覚悟ができているのか? ファイナルアンサーでお答えを」と梶山経産大臣に直球質問!大臣の答えは!? ~4.13梶山弘志 経済産業大臣定例会見

 昨日13日、午前9時30分より、東京都千代田区の経済産業省本館にて、梶山弘志経済産業大臣の定例会見が行われました。

 会見冒頭、梶山大臣より、この会見に先立ち、菅総理出席のもとで開催された、廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議において、東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所における多核種除去設備等処理水の処分に関する基本方針を決定したことについて、報告がありました。

 梶山大臣は、「3月で福島第一原発事故から10年が経過したが、福島の復興はまだ道半ばであり、引き続き、政府の最重要課題である」とし、「復興を成し遂げるには、『廃炉』を進め、周辺地域のリスク低減を図ることは不可欠だ。

 その一環であるALPS処理水の処分も、避けては通れない課題であると認識している。本件は、風評の懸念を伴うため、長年にわたる懸案事項となっていたが、復興をさらに進めるためには、前に進めなくてはならないと考える。

 こうした認識のもと、本日、ALPS処理水について、安全性を厳格に確保し、第三者の目も入れつつ、透明性高く監視することを前提に、『海洋放出する』方針を決定した」と述べました。

 続いて、大臣と各社記者との質疑応答となりましたが、質問は大臣から報告のあった「海洋放出」に集中しました。

 IWJからは、以下のとおり質問しました。

 「福一原発事故前の10倍量のトリチウム水が40年間にわたって海洋放出し続ければ、国内外からの強い批判・反対の声が上がるのは避けられないと思われます。

 原子力市民委員会は、以前より『汚染水は海洋放出すべきではなく、堅牢な大型タンクによる陸上保管の継続か、モルタル固化による処分を選択すべきである』と提言し、先日も海洋放出を中止するよう緊急提言を行いましたが、政府は今日までノーアンサーを決め込んでいます。

 自公政権にいくら提言しても聞く耳をもたないと絶望した国民の中には、トリチウム水の海洋放出という暴挙を止めさせるには、近日に予定されている北海道と長野の補選、広島の再選挙、そして来たるべき衆院選で、梶山大臣を含め、この海洋放出を決定したすべての自公議員、そして、それと足並みを揃える一部の野党議員を落選させるしかない。その上で、モルタル固化の代替案を採用すると約束する野党に政権交代させるしかないと腹をくくる人たちが数多く出てくるのではないかと思われます。

 こうしたことも覚悟の上で、海洋放出を実行されるのか。それでファイナルアンサーということでよろしいでしょうか? お答えをお願いします」

 これに対し、梶山大臣は、「選挙のことについては、コメントを差し控えさせていただく」としつつ、以下のように答えました。

 「ただ、先程も申しましたが、これは大変重い責任をともなう決断だということで、私自身はそう考えている。

 あと、モルタル固化というものが、本当に正しいものなのか、どうなのか、ということもあろうかと思われるし、トリチウムの水蒸気放出、熱を持ちますから、水蒸気放出という形につながっていきます。そういった時に、大気中にそれが拡散された時に、どうやってモニタリングをするのか、という方法についても、確実なものがないということだ。

 モニタリングの仕方も含めて、海洋放出というものが、今の時点では適切だという判断にいたっており、まあ、他に適切なものがあれば、それはそれで考えていくということ。柔軟な考えはこれからも、技術開発も含めて、持っていく。

 しかし、今あなたがおっしゃった、モルタル固化というのは、水蒸気放出、熱を持ったうえで、水蒸気放出を伴うということで、あまり適切ではないという表現がされている。それを、どう技術的に裏付けしていくか、ということが求められるのではないかと思っている」

 梶山経産大臣の記者会見、および質疑応答の一部始終については、全編動画を御覧ください。

※政府が福島第一原発の汚染水海洋放出を決定! IWJ記者が梶山経産大臣を追及!「原子力市民委員会が緊急提言した代替案に答えていない!」~4.13梶山弘志 経済産業大臣定例会見~4.13梶山弘志 経済産業大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490995

■<IWJ取材報告 2>「閣議決定を反対運動で正常化する、始まりの集会!」~放射能汚染水を海へ流すな!緊急抗議行動 ―発言:鎌田慧氏(さようなら原発呼びかけ人)ほか

 2021年4月13日、福島第一原発のトリチウム処理水の海洋放出が閣議決定されたことに抗議して、同日12時より総理官邸前で、「放射能汚染水を海へ流すな!緊急抗議行動」が、さようなら原発1000万人アクションの呼びかけで行われた。ルポライターの鎌田慧氏(さようなら原発呼びかけ人)等が緊急アピールを行い、IWJはこの模様を中継しました。

 最初にマイクを握った鎌田慧氏は、次のように語りました。

 「今朝早く、菅政権は閣議決定で、太平洋に、核汚染水を大量に廃棄することを決定しました。これは、国際的に見ても、日本世論ばかりか、国際世論に対しても、挑戦であります。この危険な廃棄物を太平洋に流す。水に流せば解決するっていうことではまったくない。むしろ東京電力でさえ、5年までは、『関係者の理解なしには、いかなる処分も行わず、多核種撤去設備にて処理した水は、発電所内タンクに保存する』と明確に言っています。

 加害者の東電が、『タンクに保存する』と言っているのに、菅内閣は、とにかく放出する方針を決めて、放出する。これは、『処理水』と言っているが、あくまでも『核汚染水』です。『核汚染水』を大量に、今、120万トン、福島原発にあります。1日120トンあたり出てきています。その120万トンを、何十年かかかるでしょうけれど、太平洋に、自然の海に流す。これだけの環境破壊はありません。

 『トリチウムは、希釈すれば害がない』なんて言ってるけど、全部希釈するとすると、どれだけの電力を使うかわからない。今、1リットルあたり6万ベクレルにして流せばいいと言いますけど、そこまでやらないで流す。そして、6万ベクレルでも安全かどうかはわからない。

 トリチウムによって、子どもたちが、原発周辺の子どもたちが白血病になったり、遺伝子に影響があったり、いろんな障害が出ているというのは、今、世界的にも明らかになっています。そのトリチウムを出す、他の核物質は除去したと言いながら、トリチウムあるいは他のまだ分からないような核種をいっぱい含んだ形であるのを、それを太平洋に向かって流す。それは世界の世論への挑戦です。

 そういうことを、自国の政府が、まして、加害者の東京電力が流すとはっきり言っていないのに、政府が率先して流す。これだけの横暴なことは許されない」

 鎌田氏はさらに、この海洋放出の閣議決定が、沖縄の辺野古の暴力的埋め立てと同じ構造であり、「菅内閣には、環境とともに人類が生きていくという思想がまったくない」「今だけ金儲けすればいい。メーカーを救済すればいい。しかしそれが東電の救済になるかどうか?」と疑問を投げかけました。

 さらに水俣病等1970年代の日本の公害で学ばれたはずの「廃棄物は構内に保存しなければならない」というルールが無視され、半減期が120年等の核物質を大量に流すことは「絶対に許せない」「菅首相よ、あなたはなんてことをやってるんだ」と強く訴えました。

 そのうえで鎌田氏は、「しかし皆さん、閣議決定は永遠に続くものではない」として、1969年の閣議決定での、むつ小河原開発(青森県六ケ所村を中心とする開発計画)を含む「新全総(新全国総合開発計画)」を例にあげました。

 新全総は「田中角栄の時代の日本列島改造」と言われた大計画であり、閣議決定をしたが「何の実行になっていない」「今、草ぼうぼうで、核燃料サイクル、これもまったく稼働しない、馬鹿げた工事で、もう22年間も稼働していない」と指摘。「だから、閣議決定したからといって、あきらめてはいけない。閣議決定したのを、私達は反対運動によって正常化していく、そういうふうな、今日は始まりの集会です」と訴え、「閣議決定を無効にし、閣議決定した政府を打倒する」ことを呼びかけました。

 さらに鎌田氏は、海洋放出の代替策として、「大型タンクをつくる。液体を固化して保存していく」等を訴えました。

 続いて、以下の各団体や個人から、力のこもったメッセージが発信されました。原水爆禁止日本国民会議(原水禁)、全国労働組合連絡協議会(全労協)、ふぇみん婦人民主クラブ、たんぽぽ舎、原発のない福島を県民大集会実行委員会(代読)、2014~15年に福島第一原発で働いた労働者の方、原子力資料情報室、ピースサイクル、キリスト者平和ネット、経済産業省前テント広場。その間に、参加者による「汚染水を海に流すな」とのシュプレヒコールも上げられました。

 最後に、この集会の決議文「放射能汚染水の『海洋放出』の閣議決定に断固抗議する」(さようなら原発1000万人アクション実行員会)が読み上げられました。

 この緊急抗議行動の動画は、近日中に公開予定です。ぜひ御覧ください。

■原発×戦争リスクを省みない懲りない面々! 原発の新増設を求める自民党議連が発足! 顧問に安倍前総理! コロナ禍で原発事故が起きたら安全な避難ができない! コロナ×原発の複合リスクからも目をそらすべきではない!

 4月12日、「脱炭素社会実現には原子力発電が必要」だと主張する自民党の議員連盟が発足し、安倍晋三前総理が顧問に就任しました。会長は稲田朋美元防衛大臣です。

 菅政権は「脱炭素社会、2050年カーボンニュートラル」を目指すとの政策を掲げていますが、原発を新増設するとまでは言っていません。

※グリーン社会の実現(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/tokushu/green.html

 しかし、12日付けブルームバーグの記事によると、議連は「今夏にも策定する次期エネルギー基本計画に、原発の新増設やリプレース(建て替え)推進を明記するよう政府に求める」とのことです。

 また、同記事によると「稲田朋美衆院議員は、脱炭素に向けた動きは『エネルギーコストの意味で国力低下のリスクがある』と指摘。原子力は『わが国が誇れる国産の技術として重要だ』」と主張しているということです。

 しかし原発には使用済み核燃料の処分や事故が起きた際にかかる費用が膨大で、エネルギーコスト面での優位性がないことはすでに明らかです。稲田氏の認識が「古い」のか、あるいは意図したプロパガンダなのかはわかりませんが、どちらにせよ驚かされる発言です。

※原発の新増設求める自民議連発足、脱炭素に必要と主張-会長に稲田氏(ブルームバーグ、2021年4月12日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-12/QRFERPT1UM0W01

 安倍晋三氏、稲田朋美氏といえば、北朝鮮が連日のようにミサイルを発射していた2016年から2017年当時の総理大臣と防衛大臣です。2016年8月、当時の稲田防衛大臣は、北朝鮮のミサイルに対し、自衛隊法82条の3にもとづいて、当時の安倍総理の承認を得て破壊措置命令を発令し、以後持続的に命令を出しておく「常時発令」状態を3ヶ月ごとに更新していました。

※防衛省、北朝鮮のミサイル警戒態勢を緩和 米朝対話受け 破壊措置命令は維持(産経新聞、2018年7月2日)
https://www.sankei.com/politics/news/180702/plt1807020040-n1.html

 岩上安身は2011年12月に行われた茨城大学名誉教授・久保田護氏へのインタビュー以来、一貫して「原発×戦争・ミサイル」の危険性を訴え続けています。

※バンダジェフスキー論文の翻訳者が語る、「原発×戦争×健康被害」リスク~岩上安身によるインタビュー 第177回 ゲスト 茨城大学名誉教授・久保田護氏 2011.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/238804

 また、本日岩上安身がインタビューを行う河合弘之弁護士は、2017年に原発へのミサイル攻撃の危険性を指摘し、高浜原発の運転差し止めを訴える訴訟の代理人となりました。

 無防備な原発に北朝鮮からのミサイル攻撃を受ければ、広島原爆1000発分の放射性物質が放出され、日本が壊滅する恐れがあります。現に北朝鮮労働新聞は「日本領土には数多くの原子力関連施設が各所にある。日本を襲った核惨禍(広島・長崎)とは比較にならないほど酷い災難を負うことは避けられない」と言っています。

※「真の愛国者ならミサイル危機を案じ、原発停止を主張すべきだ」〜北朝鮮のミサイル攻撃を想定し高浜原発運転停止を訴える!~岩上安身によるインタビュー 第792回 ゲスト 河合弘之弁護士 2017.9.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398232

※原発直撃で広島原爆千倍のセシウム放出の危険性! 北朝鮮の弾道ミサイルが発射された日、電力9社はどう対応したのか?~「真の愛国者なら『今、原発を止めろ!』と声をあげるべき」河合弘之弁護士 2017.9.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398490

 安倍氏も稲田氏も、ミサイル攻撃の危険性を最もよく知る立場にありながら、原発の新増設を主張する、「懲りない面々」だと言えるでしょう。

 日本の安全保障、国民の命の安全を実際に担う立場にあったこの2人が、国民の生命と財産を脅かす原発の新増設を求めることは許しがたく、また、日本政府の考える安全保障がその程度の真剣味のないであることを示しています。

 一方、新型コロナウイルス感染症が拡大している現在、ひとたび原発事故が起きれば、原子力災害対策指針や地方自治体の定める避難計画通りに避難することで感染拡大を招いてしまい、安全に避難できないというリスクもあります。

 河合弁護士は、今年3月17日、関西電力の高浜原発1~4号機、大飯原発3・4号機、美浜原発3号機の運転差止めの仮処分を求めた住民訴訟で、大阪地裁が住民らの申立てを退けた際に、放射能被害からの避難とコロナを避ける対策についての判断を示さなかった判決を批判しています。

※コロナ禍の3密回避で放射能被害から避難できない現状、原発を稼働させて良い理由はない。しかし大阪地裁は原発運転差止めの申立てを却下! 大阪地裁は「逃げた」と、河合弘之弁護士は不当判決を非難! 2021.3.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489967

 岩上安身は本日、河合弘之弁護士にインタビューを行い、コロナ禍や米中間の緊張が高まる中で複雑化する原発問題についてお話をうかがいます。ぜひ午後4時30分からの生配信をご視聴ください。

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【IWJ_YouTube Live】16:30~
岩上安身による弁護士・河合弘之氏インタビュー
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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■13日の新型コロナ新規感染者が大阪府で1000人を突破し、1099人と過去最多を記録! 兵庫県でも過去最多を更新、391人! 愛知県は「まん延防止」を要請へ! 他方、吉村洋文大阪府知事は「トリチウム水」は大阪湾へ放出すると発言!! 本気か、無責任な放言か!?

 新型コロナウイルス感染の拡大が深刻な大阪府で、ついに昨日13日、1日の新たな感染者が1000人を超えました。

 大阪府の発表によると、感染者数は1099人。また、13日に判明した死者は8人だということです。

※新型コロナウイルス感染症患者の発生状況について(大阪府)
http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/happyo.html

 また、大阪府に隣接する兵庫県では、昨日13日の新規感染者が391人と発表されました。こちらも過去最多を更新しました。

※新型コロナウイルス感染症に関する情報
https://web.pref.hyogo.lg.jp/

 一方、愛知県では大村秀章県知事が臨時会見を開き「『まん延防止等重点措置』を国の方へ要請せざるをえない」と発言しました。

※愛知県臨時知事会見(2021年4月13日)
https://www.youtube.com/watch?v=BKIX5R7boj4&list=PLF64ZTuKVQUlfTikjhr9kGrexNLTr7mia&index=1

 また、東京都に隣接する埼玉県では、大野元裕県知事が、4月10日の新型感染症専門家会議後の発言で、「まん延防止等重点措置」の適用については、「今後短期間のうちに状況が変わる可能性もあるので、特に来週や、再来週をしっかりと見ていく必要がある」と発言しました。

※新型感染症専門家会議後の知事発言内容(埼玉県庁、2021年4月10日)
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0701/message20210410.html

 昨日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、政府は聖火リレーを強行し、わざわざ「密」状態を作り出している場合ではありません。「まん延防止等重点措置」は、あくまで蔓延を防止するための措置であって、すでに医療崩壊の危機に直面している関西には、緊急事態宣言の発令が必要であると思われます。

※国会答弁で「まん延防止等重点措置」と言えない菅総理の危機感のなさを立憲民主・尾辻かな子議員が徹底追及!「大阪では今、医療逼迫で助けられる命が今、助けられなくなっている!」
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48641#idx-5

※4月21日からの聖火リレー中止を愛媛県知事が発表!! 「人々の行動と自治体のやる気が重要」と、政府の責任を棚に上げ、国民と自治体に責任転嫁した尾身茂分科会会長発言が招いた事態!? 聖火リレー中止のドミノ倒しが始まるか!?
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48641#idx-6

 また、感染が十分に押さえ込まれる前に緊急事態宣言の解除を要請した吉村洋文大阪府知事や、要請のままに宣言を解除した菅総理の責任も、厳しく問われるべきではないでしょうか。

 そんな中、前述しました福島第一原発の汚染水(トリチウム水)海洋放出を政府が正式に閣議決定したことを受けて、大阪湾に放出することを「真摯に検討」すると発言したとのことです。

 これは、現実にトリチウム水を搬送できるかといえば、安全面でもコスト面でも無理があり、一部の右派の人気取りではないかとも思われますが、それにしてもひどすぎる発言ではないかと思われます。大阪府民だけでなく、大阪湾と瀬戸内海に面する地域一帯の住民は、真剣に怒りを表明すべきではないでしょうか。

※吉村知事、原発の処理水の大阪湾放出を「真摯に検討」(朝日新聞、2021年4月13日)
https://digital.asahi.com/articles/ASP4F5FQWP4FPTIL020.html

■お知らせ! インタビュー番組とは別に、岩上安身の単独YouTube番組をスタートします! その準備のためにスタッフを募集!! IWJのテキスト班の新メンバーを1名、事務ハドル班の新メンバーを1名、緊急募集します! どうぞご応募ください。

 IWJでは、欠員が出たため、テキスト班の新メンバーを1名、ハドル班の新メンバーを1名、緊急大募集します! また、Youtube番組制作のための動画編集・エフェクトなどが得意な人材も募集! 外注も含めて検討します。

 財政難に苦しんでいるIWJですが、これまでの支えてきてくださったサポート会員の皆さま、会員の皆さま、ご寄付カンパをいただくなど支援してくださった皆さまの期待に応じるべく、前を向いて新たな番組作りに挑んでいきます! そのために、新たな息吹をもたらしてくれる人材を求めたいと思います。

 IWJには正社員制度があり、週休2日制を徹底しており、残業時間を三六協定の範囲内(月45時間、年360時間)に抑えることに全力を注いでいます。スタッフの残業時間が過剰にならないためにも、コンテンツの質と量を向上させていくためにも、人材の確保が急務となっています。

 真に公共性、公益性のある報道を目指すIWJに共感される方、お待ちしています!

<テキスト班>
 テキスト班では新メンバーを1名募集します。正社員として週5日フルタイム勤務のできる方を最優先で募集しますが、週3日などの変則勤務にも、優秀な方の場合、できるだけ対応いたします。

 テキスト班スタッフには、日刊IWJガイドの編集、記事や特報の作成といった業務がありますが、その中で最も重要な業務は岩上安身のインタビューで使うパワーポイントの作成です。リサーチをした上で、岩上と構成やディテールを詰め、パワーポイントに落とし込むという仕事です。資料を読み込み、読解してゆく能力が必要となります。

 パワポ作成など、番組制作のアシスト作業ができる方は時給1500円からのスタートとなります。

 インタビュー用パワーポイントの作成まではできないという場合には記者としての仕事が中心となり、その場合、時給は1300円からのスタートとなりますが、今回は上記の番組制作アシスタントの方を優先して採用します。

 今回は、岩上安身によるインタビュー番組だけではなく、時事問題の分析や解説などをする、岩上安身単独のYouTube番組もスタートする予定なので、そうしたアシストをする意識を明確に持つ方を求めます。

 知的好奇心が旺盛でリサーチ力のある方、地道に粘り強く仕事のできる方、気力・体力・機動力のある方、そして、チームワークを大事にできる方、何よりも、ジャーナリストとしての岩上安身のアシスタント、サポートをしたいという気持ちのある方、歓迎いたします!

<事務ハドル班>
 事務ハドル班は、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立てて指示を出すという、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊ガイドでの番組表へ反映させる、IWJのコンテンツ構成の要ともなる部署です。

 ご応募の資格は第一に穏やかな性格で、明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方、そして第三にPCスキルがある方です。

 事務ハドル班は、時給1200円からのスタートとなります。もちろん、仕事の習熟に伴って、昇給していきます。

 皆さまのお知り合いで、ネットメディアの仕事に強い興味をお持ちの方などもおられましたら、ぜひお声をかけていただければと存じます。いずれのセクションも能力と実績によって順次昇給していきますが、2ヶ月の研修期間があり、本採用に至らないこともまれにはありますので、その点はご承知おきください。

 他の仕事と兼業したい、あくまで独立業者として関わりたい等のリクエストにも柔軟に応じて、パートタイム、兼業、業務委託、外注などの働き方もあります。お迷いの方も、ぜひご応募ください!

 ご応募は、以下のフォームからお願いいたします!

※【IWJレギュラースタッフ募集フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXmrohCgSv4wxA-iWUk227Ber03r14GPhDoJgu4xyFyxKiCA/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0&gxids=7628

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210414

IWJ編集部(岩上安身、仲川正紀、浜本信貴、城石裕幸、木原匡康、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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