日刊IWJガイド・非会員版「雇用を守り抜き、市民ジャーナリスト魂育成のためにIWJにご支援を!」2021.03.29号~No.3119号


日刊IWJガイド・非会員版「雇用を守り抜き、市民ジャーナリスト魂育成のためにIWJにご支援を!」2021.03.29号~No.3119号

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~雇用を守り抜き、市民ジャーナリスト魂育成のためにIWJにご支援を!
■またしても日本のマスコミの情報操作!! ナチス由来の「聖火リレーという見世物で公衆衛生が犠牲にされる」という論説がNBCニュースサイトに掲載されるも、日本経済新聞など日本のマスコミはこのNBCの論説を報じながら、ナチスの「ナ」の字も触れず!
■【中継番組表】
■バイデン大統領の認知症疑惑が再燃! カマラ・ハリス副大統領を「ハリス大統領」と呼び、エアフォースワンに搭乗するために3回転倒? 史上最高齢の米国大統領への不安は、米国と米国が築いてきた世界秩序への不安そのもの!
■緊急事態宣言での時短要請を拒否し、「命令」を受けたグローバルダイニング社が東京都を提訴! 時短要請に従わない飲食店2000施設のうち、「命令」が出された27施設中26施設がGD社店舗! 権力者の要請に従わないことを表明した長谷川社長への「狙い撃ち・見せしめ」命令は営業の自由、表現の自由、法の下の平等の侵害と主張!
■<本日のタイムリー再配信>「岩上安身によるインタビュー 第103回 ゲスト 猪狩利衛氏(福島県富岡町議会議長)・三瓶博文氏(富岡町副町長)(3月20日収録)」は20時から、「百人百話『第十一話』志田守さん」は21時から再配信します!
■<お知らせ>2021年3月31日をもって「ニコニコチャンネル」内「岩上安身のIWJチャンネル」を終了いたします。これまでお世話になりました。ありがとうございました。
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■はじめに~雇用を守り抜き、市民ジャーナリスト魂育成のためにIWJにご支援を!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 日本各地で桜満開のニュースが報じられる中、どのような週末を過ごされたでしょうか。不要不急の外出自粛が求められる中、人込みを避け遠くから桜を愛でている方、強風で舞い散らんとする花びらに想いを馳せる方、コロナ禍不況で花見どころではないという方などなど、おひとりおひとり、様々な日々をお過ごしのことと想像します。

 厚生労働省は3月1日、新型コロナウイルスの影響による解雇・雇い止めの人数が見込みも含め、2月26日時点の累計で、9万人を超えたと発表しました。昨年秋にいったんは減少したコロナ関係の解雇が、再び増加傾向に転じ始めたとのこと。感染再拡大と緊急事態宣言の再発令が影響したと見ているそうです。

※コロナ解雇、9万人超え 宣言再発令で再び増勢に(時事通信社、2021年3月1日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030100880&g=eco

 IWJを取り巻く環境も、大変厳しいものがあります。

 連日のお知らせとなりますが、IWJ代表の岩上安身は、少なくとも今期末となる7月末まで自らへの報酬をゼロ円にすることを発表しました。多くの中小企業の経営者にも、経営が危機に陥った時には、報酬を得るどころか自らの財産を投入し、不眠不休で事業に専念し、命がけで経営に取り組む人は少なくないのかもしれません。

 他方、岩上安身が経営において、こだわり続けているのは、自社の雇用を守るという姿勢です。自らを無報酬と宣言する一方で、自社のスタッフには次のように語っています。

 「僕の報酬カットなど、支出を削れるものは削っていますが、一番大きな費目は、やはり人件費です。人件費は、前期とほぼ変わらず、ここはなかなか切れません。

 業務委託の方などで、働き方や働く量を変えたいという申し出があった時、話に応じて、条件の変更はしていますが、社員やアルバイトの常用雇用については、今まで、誰も解雇もしていませんし、労働の内容が変わらないまま、賃金(時給)を下げることもしていません。残業は減らす努力をしていますが。

 この先も、なんとか、賃下げなどで、誰も泣かずに済むように、頑張りたいと思います」

 このような思いの背景には、IWJの大切な資産の一つは、そこで働くスタッフであるという価値観があります。そして、岩上がかねてより唱えている、ひとりひとりが市民ジャーナリストとしての視点を持ち、報じていく事ができるようにする人材育成への情熱が流れています。

 さて、3月も残り3日となりました。今一度のご支援のお願いです。先週もお伝えしている通り、会員の減少による、会費の減収が深刻です。

 第10期期首の2019年8月31日の会員数は、合計5185名(サポート1777名、一般3408名)でした。消費税が増税された月の2019年10月31日時点で、合計5118名(サポート1768名、一般3350名)で、67名減少しました。

 コロナの感染拡大が始まった2020年2月28日時点で、合計4777名(サポート1656名、一般3121名)で、341名減少しました。第10期期末の2020年7月31日の時点の会員数は、合計4595名(サポート1572名、一般3023名)となり、さらに182名減になりました。

 第11期の2021年3月15日の時点で会員数は、合計3879名(サポート1338名、一般2541名)でさらに716名も減ってしまったのです。

 第10期の会費収入実績は、8322万円でしたが、第11期の会費収入予想は、会員の減少が下げ止まって、現状維持で推移すると仮定して経理が試算したところ前年比20%減の1657万円と大幅減になるという結果が出ました。

 ご寄付の目標額の累積の不足分は、下記でご説明するように、2月末までで「1141万円」にのぼっております。これに加えて、対前期比で「約1670万円」分の不足分がのしかかります。合計「約2800万円」もの不足分と格闘しなければなりません。

 2年前の3月に比べて、1306名もの会員を失ってしまいました。コロナ禍の中、コロナ不況も厳しく、IWJにダメージを与えています。

 この不足を埋めて何とか赤字転落をさけるべく、ぜひ、今後も引き続き、ご支援、応援をよろしくお願い申し上げます!

 また、会員数の減少が続く中、ぜひ、新規会員登録および再開をお願い申し上げます。

 IWJでは、月払いをお選びいただいた会員の方の会費納入期限を、毎月15日に設定させていただいています。そのため、15日を過ぎた段階で、会費をお納めいただけなかった方に対し、やむをえず、会員の資格を一時停止する手続きを取らせていただいています。

 どうか、まだ会費をお納めいただけていない方は、引き続き会費をお納めいただき、IWJ定額会員を継続していただけないでしょうか。

 現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方は、ぜひこの機会に再開をご検討ください!会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 IWJでは、会員の皆さまの会費と、ご寄付・カンパの両方を支えとして、運営しています。会員減少に歯止めがかかり、上昇に転じてくれるならばいいのですが、なかなかそう簡単にはいきません。そこで、皆様からのご寄付・カンパがとても重要になってきます。

 IWJは第11期となる今期、皆さまからのご寄付・カンパが、毎月、450万円あれば収支のバランスが取れるように、必要最低限の予算を組んできました。

 しかし昨年8月1日から始まった第11期は、折り返しの後半最初の月となる2月のご寄付・カンパが、221件286万3200円、目標額450万円の64%の達成率にとどまりました。第11期が始まった昨年2020年8月から今年2月までの7ヶ月間、月間目標額100%に到達した月は1ヶ月もありません。

 今期前半から続く大規模な赤字状況は、後半に入ってもその傷口をふさぐことができず、まるで血が流れ出すようにIWJの体力を奪っています。第11期の赤字は、ご寄付・カンパの累積の不足分だけで2月末時点で「1141万円」になっています。ここに会員数の減少による不足分が加わっており、非常に厳しい状況が続いています。

 これまで、毎月の不足分を、岩上安身個人が自分の貯金を崩しながらIWJに貸す形で経営を続けてきました。その全額は993万5000円にのぼります。今期に入って、毎月出る赤字分を、岩上安身個人で埋めてきたことになります。

 しかし、それはもう限界にきています。3月は、岩上安身が会社にお金を貸すことはもうできません。貸す余裕が岩上安身にはもうありません。今月3月から、その月の収支が合うように、収入が下がっても借り入れに頼らず、支出を削り落として収支を合わせることに決めました。

 IWJから岩上安身への報酬は、前期、前々期は50%をカットしており、さらに今期は期首から70%をカットしてきました。しかし、これでは不十分であると岩上安身自身が責任者として判断し、100%カットしてゼロにしました。

 IWJは、岩上安身以下、スタッフ一同、IWJを必要としてくださる皆さまの期待に応えて生きのびられるように、死に物狂いで頑張りたいと思っています。

 そのためにもIWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です! ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いします!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。
「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 ぜひ、皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!また、お知り合いの方にぜひIWJの活動を広めていただけるようにお願いいたします!

 一般会員にご登録いただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください!サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。

 さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

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 皆さまのお支えがあってこそのIWJです。我々もコロナ禍の「サバイバル」に向けて精いっぱい頑張りますので、どうぞ、今後とも何とぞご支援のほど、重ねてよろしくお願い申し上げます。

■またしても日本のマスコミの情報操作!! ナチス由来の「聖火リレーという見世物で公衆衛生が犠牲にされる」という論説がNBCニュースサイトに掲載されるも、日本経済新聞など日本のマスコミはこのNBCの論説を報じながら、ナチスの「ナ」の字も触れず!

 米国で東京オリンピックの独占放映権を持ち、また国際オリンピック委員会(IOC)の収益の4割近くがNBCからの放映権料であると報道されているNBC。このNBCのニュースサイトに、東京五輪の聖火リレーを批判する論説が掲載されました。

 記事を書いたのは、元プロサッカー選手であり、米パシフィック大政治学教授のジュールズ・ボイコフ氏です。記事のタイトルは「新型コロナウイルスの不安の中、東京オリンピックの聖火リレーがキックオフ。聖火は消されるべきだ」と訴え、これに「ましてやナチスによって確立された(聖火リレーという)この見世物によって、公衆衛生が犠牲にされる危険性がある」というサブタイトルが続きます。

※Amid Covid fears, Tokyo Olympic Games’ torch relay kicks off. It should be extinguished. The spectacle risks sacrificing public health on the altar of an Olympic tradition one established by the Nazis, no less.(NBC NEWS、2021年3月25日)
https://www.nbcnews.com/think/opinion/amid-covid-fears-tokyo-olympic-games-torch-relay-kicks-it-ncna1261978

 特筆すべきなのは、このNBCの論説を紹介している日本のメディアが、原文ではタイトルにも表記され、本文でも最も重要な論点となっている「ナチスによって確立された聖火リレー」という部分を、一切報じていないことです。

※「リレーの聖火消すべき」 米NBCが寄稿掲載(日本経済新聞、2021年3月26日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG263TT0W1A320C2000000/

※「聖火は消されるべきだ」 米NBCがオピニオン記事―東京五輪(時事ドットコムニュース、2021年3月26日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032600904

 ボイコフ氏は、「聖火リレーから始まる夏季オリンピックが、実際にパンデミックを悪化させる可能性がある」と指摘。「オリンピックの主催者は外国人の観戦を禁止すると発表しているが、それでも何千人もの選手、コーチ、ジャーナリストが押し寄せることが予想され、その誰もがワクチン接種の必要はない」として、日本国民の8割がオリンピックの全面中止、もしくは延期を支持していると紹介しています。

 その上で、聖火リレーが廃止されるべきであるとしたもうひとつの理由は、「1936年に開催された夏季オリンピックで、ナチスがオリンピックの炎を使って自分たちの福音(主義主張)を広めるために考案したもの」であるからとして、次のように説明しています。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

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◆中継番組表◆

**2021.3.29 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 904・IWJ_YouTube Live】20:00~「岩上安身によるインタビュー 第103回 ゲスト 猪狩利衛氏(福島県富岡町議会議長 ※収録当時)・三瓶博文氏(富岡町副町長 ※収録当時)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2011年3月20日に収録した、岩上安身による猪狩利衛氏、三瓶博文氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた福島原発事故関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%a6%8f%e5%b3%b6%e5%8e%9f%e7%99%ba%e4%ba%8b%e6%95%85

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/14883
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【タイムリー再配信 905・IWJ_YouTube Live】21:00~「百人百話『第十一話』志田守さん」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2011年9月に収録した、百人百話「第十一話」を再配信します。これまでIWJが報じてきた百人百話関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%99%be%e4%ba%ba%e7%99%be%e8%a9%b1

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/332026

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◆中継番組表◆

**2021.3.30 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 906・IWJ_YouTube Live】20:00~「岩上安身によるインタビュー 第108回 ゲスト 宮腰吉郎氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2011年3月31日に収録した、岩上安身による宮腰吉郎氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた放射能汚染・被曝関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%94%be%e5%b0%84%e8%83%bd%e6%b1%9a%e6%9f%93%e3%83%bb%e8%a2%ab%e6%9b%9d

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/8330

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

日本の政府やメディアは国軍による市民弾圧の恐怖を認識しているのか!? 「ミャンマー国軍は『治安部隊』ではない!!」~3.26ヒューマンライツ・ナウ&在日ミャンマー市民協会による記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490359

ラジオ・フランス記者の「五輪関係者より留学生を入国させよ」との問いに、茂木大臣は「緊急性および公益性がある入国には対応していく」と回答。会見は5分で打ち切り!~3.26茂木敏充 外務大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490390

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■バイデン大統領の認知症疑惑が再燃! カマラ・ハリス副大統領を「ハリス大統領」と呼び、エアフォースワンに搭乗するために3回転倒? 史上最高齢の米国大統領への不安は、米国と米国が築いてきた世界秩序への不安そのもの!

 バイデン大統領の認知症疑惑がまた高まっています。新型コロナウイルスのワクチンの普及を促進する3月19日の演説で、バイデン大統領は、カマラ・ハリス副大統領を「President Harris」と呼び、聞いていた人々を驚かせました。

バイデン大統領「ハリス大統領と私は、少し前にアリゾナ州の予防接種センターのバーチャルツアーに参加しました。(President Harris and I took a virtual tour of a vaccination center in Arizona not long ago)」

 バイデン大統領はこの間違いを修正することもなく、そのまま演説を進めました。

※Biden calls his VP Kamala ‘President Harris’ in ANOTHER gaffe as he touts vaccine rollout(The Sun、2021年3月19日)
https://www.youtube.com/watch?v=wyCf1VNgyug

 3月16日には、ABCニュースのジョージ・ステファノポウス氏のインタビューで、バイデン大統領は、プーチン大統領が米国の大統領選挙に介入したことで「彼は代償を払うことになる」と話し、「プーチン氏は殺人者だと思うかと質問され、「うーん。そうだと思う(Uh-huh. I do.)」と答え、世界を驚かせたばかりでした。

ステファノポウス氏(以下GS)「 国家情報長官は本日、ウラジーミル・プーチンが選挙中に、あなたを誹謗中傷し、トランプ大統領を支持し、選挙を弱体化させ、社会を分裂させる作戦を許可したという報告書を発表しました。彼はどのような代償を払うべきでしょうか?」

バイデン大統領「彼は代償を払うことになるでしょう。彼のことを比較的よく知っていたときに、私と彼は、長い間話をしました。会話の冒頭で『私はあなたを知っているし、あなたも私を知っている。もし私がこの出来事を立証したときには、覚悟しておいてください』と言いました」

GS「彼には魂がないことを知っていると言いましたね」(中略)

GS「ウラジーミル・プーチンを知っているんですね。彼は殺人者だと思いますか?」

バイデン大統領「うーん。そうだと思います」

※TRANSCRIPT: ABC News’ George Stephanopoulos interviews President Joe Biden The exclusive interview with President Biden took place on March 16, 2021.(ABCニュース、2021年3月18日)
https://abcnews.go.com/Politics/transcript-abc-news-george-stephanopoulos-interviews-president-joe/story?id=76509669

 一国の大統領が、他国の大統領を殺人者だと思うかと公式に聞かれ、否定しないとなれば、その影響は全くなしというわけにはいきません。「失言」というにはあまりにも重いバイデン大統領の発言です。

 実際、このインタビューを聞いたロシア政府は、駐米大使を本国に召還しています。ロシア政府は、米国とロシアの関係の「不可逆的な悪化」は避けたいとしていますが、仮にバイデン大統領の認知能力の低下が関係しているとすれば、由々しき事態です。

※プーチン氏は「殺人者」とバイデン氏 ロシア、駐米大使召還(AFP、2021年3月18日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3337302

 また、バイデン大統領が3月19日、大統領専用機エアフォースワンに搭乗する際に3回つまづいたことで、バイデン大統領の健康状態への懸念も高まっています。

 バイデン大統領は、メリーランド州のアンドリュース統合基地から、ジョージア州アトランタへ向かうためエアフォースワンに搭乗しました。

 タラップを小走りに駆け上がろうとしたバイデン氏は十数段上がったところで段につまづいて膝をつき、すぐに立ち上がったもののまた数段でつまづきました。そしてまたすぐに立ち上がろうとしましたが、立ち上がる途中でもう1度転倒しました。

 バイデン大統領はまた立ち上がり、1人で最上段まであがると振り返って敬礼をしましたが、ホワイトハウスは、大統領は「100%大丈夫」だと説明せざるを得ませんでした。

※バイデン米大統領、タラップでつまづくも「大丈夫」専用機搭乗の際(BBC、2021年3月20日)
https://www.bbc.com/japanese/video-56466179

 バイデン大統領の認知症疑惑については、国際情勢解説者の田中宇(さかい)氏が、以前から警鐘を鳴らしています。

 田中氏は、『ラスムッセン・リポート』が2020年6月に実施した電話調査で、米国の有権者の38%が「バイデン氏は認知症だと思う」と答えていることについて、「身近に認知症の親などがいる米国民は、バイデンも認知症でないかと疑う傾向があった」と分析しています。

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—-(中略終わり)—-

 米国大統領の年老いた姿は、米中の覇権交代の象徴のようでもあります。後をたたないバイデン大統領の健康状態と認知症疑惑はバイデン大統領1人の問題ではなく、もはや、弱い大統領を担ぎ上げながら、強硬な外交・安全保障政策で中国を押さえ込むしかなくなった(それで押さえ込めるかどうかもわからない)米国と、米国が主導する形で築いてきた世界秩序が今後も続くのか、という不安でもあります。

 詳しくはぜひ、岩上安身によるインタビューを御覧ください。

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか? 岩上安身による元外務省情報局長 孫崎享氏 連続インタビュー第3回 2021.3.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489590

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか?~岩上安身による第1030回 ゲスト 元外務省情報局長 孫崎享氏 連続インタビュー第2回 2021.2.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488829

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか? そのとき日本はもはや傍観できない~岩上安身による第1028回 ゲスト 元外務省情報局長・孫崎享氏 連続インタビュー第1回 2021.2.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488564

■緊急事態宣言での時短要請を拒否し、「命令」を受けたグローバルダイニング社が東京都を提訴! 時短要請に従わない飲食店2000施設のうち、「命令」が出された27施設中26施設がGD社店舗! 権力者の要請に従わないことを表明した長谷川社長への「狙い撃ち・見せしめ」命令は営業の自由、表現の自由、法の下の平等の侵害と主張!

 レストラン「カフェ ラ・ボエム」「モンスーン・カフェ」「権八」などを経営するグローバルダイニング社が、東京都から新型コロナウイルス特措法にもとづく営業時間短縮命令を受けたことに対し、「営業の自由を保障した憲法に反する」として、3月22日、東京地裁に都を相手取った損害賠償請求訴訟を起こしました。

 東京都は緊急事態宣言が発令中の3月18日、時短要請に従わない27施設に対して、特措法第45条第3項にもとづき、3月18日から緊急事態宣言が解除される21日まで、営業を午後8時までとするよう、施設の使用制限(営業時間短縮)の命令を行いました。特措法にもとづく命令が出されたのは全国で初めてでした。

※新型インフルエンザ等対策特別措置法第45条第3項に基づく施設の使用制限の命令を行った施設について(第1791報)(東京都、2021年3月18日)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/03/18/26.html

 東京都は3月19日にも、5施設に対して使用制限命令を行っており、特措法にもとづいて緊急事態宣言中に強制力を持つ「命令」を発した対象は、あわせて32施設ということになります。

※(第1808報)新型インフルエンザ等対策特別措置法第45条第3項に基づく施設の使用制限の命令を行った施設について(東京都、2021年3月19日)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1010035/1013271/1013304.html

 新型コロナウイルス特措法にもとづく緊急事態宣言が発出されている場合、第45条2項の規定により、都道府県知事には、時短などの施設使用制限の要請を行う権限が付与されています。

 今年2月3日に成立し、2月13日に施行された改正特措法により、都道府県知事は第45条3項の規定によって、要請に応じない場合には命令を出し、命令に違反した事業者に過料30万円を課すことが可能となりました。

 都を提訴したグローバルダイニング社の長谷川耕造社長は、2回目の緊急事態宣言が首都圏に出された今年1月7日、同社ホームページで、時短要請には応じず、緊急事態宣言発令後も平常通り営業を行うと公表していました。

※はじめに~東京都で10日、日曜としては初めて新型コロナ新規感染者が1000人を突破! 緊急事態宣言でも3連休の人出はあまり減らず! グローバルダイニング社長は「今の行政からの協力金やサポートでは時短要請に応えられない」と通常営業継続を宣言!(日刊IWJガイド、2021年1月11日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48073#idx-1

※緊急事態宣言の発令に関して、グローバルダイニング代表・長谷川の考え方(2021年1月7日現在)(グローバルダイニング ホームページ、2021年3月7日)
https://www.global-dining.com/news/2021/01/07/11929/

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

—(中略終わり)—
 
 IWJは、飲食店をスケープゴートにした政府や東京都のコロナ対策を批判してきました。

※菅総理、緊急事態宣言発令を7日に決定する方針! しかし飲食店をスケープゴートにする「限定的な緊急事態宣言」には、根拠なし! 効果もまったく期待できず!! その場限りの批判逃れを繰り返す菅政権と無批判に大本営発表を垂れ流す大手メディア!(日刊IWJガイド、2021年1月6日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48058#idx-4

※はじめに~「飲食が急所」!? そこだけか!? 本日、トンチンカンな菅政権は飲食業をターゲットにした2度目になる緊急事態宣言を発令! しかし重要なのは戦略的な社会的検査の徹底である!(日刊IWJガイド、2021年1月7日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48062#idx-1

※はじめに〜菅総理が新型コロナ感染状況悪化を受け、東京、千葉、埼玉、神奈川に1月8日から2月7日まで緊急事態宣言を発令! 飲食店だけをスケープゴートに補償をケチって特措法改正で罰則を強化! PCR検査拡充にも消極的で「1ヶ月後に必ず事態を好転させる」!? 菅総理はクビを賭けろ!?(日刊IWJガイド、2021年1月8日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48066#idx-1

※はじめに〜政府が見て見ぬフリをする不都合な真実! 感染拡大の半数は「家庭内」で起きている! スケープゴードにされた飲食店における会食は10%に過ぎない! 無症状者を含めた全国民へのPCR検査の早急な実施が必要!(日刊IWJガイド、2021年1月9日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48068#idx-1

※はじめに~菅義偉総理が緊急事態宣言を7府県に追加発令! しかし、飲食店をスケープゴートにする「4つの柱」には変わりばえなし! 必要なのは医療機関への支援、家庭内感染対策、検査拡充による、検査・隔離・治療の徹底では!! 会見に参加し、あてられなかった岩上安身が官邸報道室へメールで質問を送付!(日刊IWJガイド、2021年1月14日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48090#idx-1

※昼の会食にも注意を呼びかけた西村新型コロナ大臣にサイゼリヤ社長が「ふざけんなよ」! 前年比8割減収の3ヶ月決算会見で補助金の拡充を訴え!(日刊IWJガイド、2021年1月15日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48096#idx-2

■<本日のタイムリー再配信>「岩上安身によるインタビュー 第103回 ゲスト 猪狩利衛氏(福島県富岡町議会議長)・三瓶博文氏(富岡町副町長)(3月20日収録)」は20時から、「百人百話『第十一話』志田守さん」は21時から再配信します!

 2011年3月20日(日)、岩上安身は、東日本大震災で被災をした猪狩利衛氏(福島県富岡町議会議長)・三瓶博文(さんぺいひろふみ)氏(富岡町副町長)にインタビューを行い、発災当時について、お話を伺っています。

 同年3月11日14時46分に三陸沖を震源とする「東北地方太平洋沖地震」が発生。この地震とそれに伴う津波により福島第一原子力発電所で史上空前の大事故が起こりました。
 
 同発電所から半径20km内にある福島県双葉郡富岡町は、3月12日に内閣総理大臣が発した「福島第一原子力発電所から半径20km圏内からの避難指示」を受け、近隣の川内村に避難。さらに、3月15日には内閣総理大臣から新たに福島第一原子力発電所から半径20kmから30km圏内の住民に対する屋内退避の指示が出たため、3月16日、川内村の住民とともに郡山市に避難しました。

 そして、4月22日に同町は警戒区域に指定されたため、全町民が全国各地に避難を余儀なくされました。このため、震災直後に被害調査ができず、詳細な把握が不可能でした。

 富岡町は最大で21.1mの津波被災を受け、4年後の2015年に発表された「東日本大震災による被災の状況 地震・津波・原子力災害」によれば、全壊・全流失した被害戸数は約127戸、24人の方が亡くなったことがわかっています。

※「東日本大震災による被災の状況 地震・津波・原子力災害」
https://www.tomioka-town.jp/material/files/group/3/4.pdf

 本日、再配信する岩上安身によるインタビューは、津波発生からわずか1週間余りで行われたものです。猪狩氏がその鮮明な記憶を元に語る巨大津波の脅威や、隣でその言葉に何度も大きく頷く三瓶氏の姿が印象的です。

 岩上安身によるこの貴重なインタビューは、本日20時より下記の通り再配信されます。お見逃しなく!

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【タイムリー再配信 904・IWJ_YouTube Live】
岩上安身によるインタビュー 第103回 ゲスト 猪狩利衛氏(福島県富岡町議会議長)・三瓶博文氏(富岡町副町長)
[収録日時] 2011年3月20日(日)
[配信日時] 2021年3月29日(月)20:00~20:20
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/14883
[視聴URL] https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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 続けて21時からは、百人百話「第十一話」。郡山市在住で学習塾経営をされている志田守さんのお話をお届けします。志田さんは福島の子どもたちを疎開させようと、「ハーメルン・プロジェクト」を立ち上げました。

 他方ご自身は、奥様と2人のお子さんが岡山県へ避難したため家族が分断。岡山県と郡山を往復する生活を送っていました。「なんでもないことを奪われている」として、ご自身の体験を通して反原発を訴えています。

 こちらもぜひご視聴ください。

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【タイムリー再配信 905・IWJ_YouTube Live】
百人百話「第十一話」志田守さん
[収録日時] 2011年9月1日(木)
[配信日時] 2021年3月29日(月)21:00~22:03
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/332026
[配信ページURL] https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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■<お知らせ>2021年3月31日をもって「ニコニコチャンネル」内「岩上安身のIWJチャンネル」を終了いたします。これまでお世話になりました。ありがとうございました。

 IWJはこのたび、株式会社ドワンゴが運営する「ニコニコチャンネル」内での「岩上安身のIWJチャンネル」を終了することといたしました。

 「岩上安身のIWJチャンネル」は開設以来、多数の皆様よりご利用いただいてまいりましたが、2021年3月31日をもちまして、閉鎖いたします。

 これまでご利用いただきました皆さまには、改めて御礼申し上げますとともに、閉鎖まで短い期間ではございますが、引き続きご愛顧くださいますと幸いでございます。

 なお、チャンネル会員の退会手続きは、閉鎖月にシステム側で行いますので、お客様による退会手続きは不要です。

 また、2021年2月26日をもちまして、チャンネルへの新規入会を終了とさせていただきました。
 新規入会停止後は、有料コンテンツ(動画、生放送、ブロマガ等)を購入できなくなります。何卒ご了承ください。

 「ニコニコチャンネル」で御覧いただいていた方は、どうぞ、IWJの公式の会員としてご登録いただき、引き続き、ご視聴・ご購読をよろしくお願いいたします。

 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。
※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210329

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、木原匡康、六反田千恵)