┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに～黒川弘務前東京高検検事長への処分について共同に続き朝日も「『懲戒処分が相当』との法務省の判断を官邸が『訓告』にしたと複数の政府関係者の証言」とダメ押し報道！ 国会では共産党藤野保史衆院議員が「誰が黒川氏を懲戒処分にしないという決定を行ったのか？」と追及！ さらに黒川氏の退職金が「訓告で減額された」という安倍総理の答弁が虚偽であることも発覚！
┠■【中継番組表】
┠■＜ニュース・フラッシュ＞
┠【1】黒川弘務氏後任の東京高検検事長に黒川氏の影で官邸に排除され続けてきた林真琴氏が就任！ 法務・検察対官邸の緊張はよみがえるのか!?
┠【2】高市早苗総務相がネット上の発信者特定の制度改正案取りまとめ方針を表明！ 映画評論家の町山智浩氏は「ツイッターのハッシュタグによって検察庁法改正が阻止されたことと無縁ではないでしょう」と警鐘を鳴らす！
┠【3】宇都宮健児氏が都知事選出馬を表明！ 本日11時から記者会見を生配信します！
┠■緊急事態宣言解除で安倍総理が自賛する「日本モデル」に、コロナ対策優等生・台湾から、国内から、厳しい視線!!
┠■＜昨日の大臣会見報告＞
┠【1】IWJ視聴者の皆さまの期待に沿えず、衆院内からの法務大臣会見中継を果たせず。ことの顛末。～5.26撮影できなかった森雅子法務大臣定例会見
┠【2】6月中旬には利用可能となる新型コロナウイルス感染拡大防止のための「接触確認アプリ」とは? コロナに乗じて監視社会に突入か!? ～5.26 西村康稔（やすとし）新型コロナ対策担当大臣定例会見
┠【3】アビガン、5月中の薬事承認はならず！ 評価委員会は「科学的に評価するには時期尚早」と。IWJはいまだ配布が終わらぬ布マスクと、災害時の避難所における新型コロナ感染対策について聞くが…～5.26加藤勝信厚生労働大臣 定例会見
┠■＜本日の再配信＞本日午後9時より「官邸が法務省を通じて検察にまで介入!? 『安倍総理は否定はしなかった！』～森友疑惑・ザクザク出てくる新文書！ ～岩上安身によるインタビュー 第882回 ゲスト 日本共産党・辰巳孝太郎参議院議員 前編」を再配信します！
┠■改憲による緊急事態条項導入が実現したら「安倍独裁」は不可避!! にもかかわらず、御用マスメディアによる世論調査では、51%が緊急事態条項に賛成と回答！ 改憲による緊急事態条項の危険性を御用メディアは伝えません！ 正確な情報が今こそ必要です！ 全力で「安倍独裁」阻止のために戦うIWJをご支援ください！ 5月のご寄付・カンパの目標額は3分の2以上を過ぎた22日の段階で22%にとどまっています！ ピンチです！ ぜひ皆さまのご支援をよろしくお願いします！
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┠■＜IWJ書店のご案内 2＞山田正彦元農水相の直筆サイン入り著書『売り渡される食の安全』と『タネはどうなる?!～種子法廃止と種苗法運用で』をIWJ書店で販売中です！
┠■【編集雑記 第21回 5月27日 山内美穂】～安倍政権の過ちをただすことなら縁の下の力持ち的な分野で、才のないわたしでもエネルギーを放出できるはず！
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■はじめに～黒川弘務前東京高検検事長への処分について共同に続き朝日も「『懲戒処分が相当』との法務省の判断を官邸が『訓告』にしたと複数の政府関係者の証言」とダメ押し報道！ 国会では共産党藤野保史衆院議員が「誰が黒川氏を懲戒処分にしないという決定を行ったのか？」と追及！ さらに黒川氏の退職金が「訓告で減額された」という安倍総理の答弁が虚偽であることも発覚！
おはようございます。IWJ編集部です。
賭け麻雀で辞職した黒川弘務前東京高検検事長の訓告処分をめぐり、法務省が事前に官邸に対して、懲戒処分が相当と意見していたことを複数の政府関係者が証言したと、昨日26日、朝日新聞が報じました。
朝日の記事は、次のように伝えています。
「複数の政府関係者によると、法務省は調査結果などを踏まえ、黒川氏の処分は国家公務員法の懲戒処分の一つである『戒告』が相当と判断。検事長の懲戒処分は任命権を持つ内閣が行うため、官邸側と事前に処分を検討・調整する場で、同省幹部が戒告相当とする意見を伝えた。調整の結果、最終的に同省の内規に定める訓告処分と決まった」
※法務省「黒川氏は懲戒相当」 官邸側と調整後、訓告に（朝日新聞デジタル、2020年5月26日）
https://www.asahi.com/articles/ASN5V00CCN5TUTIL03N.html
これは、昨日のこの日刊IWJガイドでお伝えした25日の共同通信の記事とも内容がぴったり一致します。共同は「複数の法務・検察関係者の証言」として「事実関係を調査し、首相官邸に報告した法務省は、国家公務員法に基づく懲戒が相当と判断していたが、官邸が懲戒にはしないと結論付け、法務省の内規にもとづく『訓告』となった」と報じています。朝日の報道は、この共同のスクープの真実性を強化するダメ押し報道と言えるでしょう。
※黒川氏処分、首相官邸が実質決定 法務省は懲戒と判断、軽い訓告に（共同通信、2020年5月25日）
https://this.kiji.is/637395138254734433
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◆中継番組表◆
＊＊2020.5.27 Wed.＊＊
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch6】11：00～「東京都知事選挙 宇都宮健児氏 出馬会見」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_ch6
東京都知事選挙 宇都宮健児氏 出馬会見を中継します。これまでIWJが報じてきた宇都宮健児氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ae%87%e9%83%bd%e5%ae%ae%e5%81%a5%e5%85%90
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【IWJ_YouTube Live】14：00～「日本外国特派員協会主催 『日本におけるパロディ』岡邦俊氏（弁護士）オンライン記者ブリーフィング」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
「日本外国特派員協会（FCCJ）」主催のオンライン記者ブリーフィングを中継します。これまでIWJが報じてきた表現の自由関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%a1%a8%e7%8f%be%e3%81%ae%e8%87%aa%e7%94%b1
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【IWJ・Ch5】17：00～「安倍9条改憲NO!ウィメンズアクション」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「戦争させない・９条壊すな！総がかり行動実行委員会」主催のスタンディングを中継します。これまでIWJが報じてきたデモ・抗議行動関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/demonstration-protest-behavior
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【IWJ・Ch7】18：00～「学習会『食べ物が劣化する日本』―命をつむぐ食と安心な食を次世代へ―講演：安田節子氏（食政策センター ビジョン21 主宰、NPO法人日本有機農業研究会理事）」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_ch7
「たんぽぽ舎」主催の学習会を中継します。これまでIWJが報じてきた安田節子氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ae%89%e7%94%b0%e7%af%80%e5%ad%90
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【タイムリー再配信 662・IWJ_YouTube Live】21：00～「官邸が法務省を通じて検察にまで介入!?『安倍総理は否定はしなかった！』～森友疑惑・ザクザク出てくる新文書！～岩上安身によるインタビュー 第882回 ゲスト 日本共産党・辰巳孝太郎参議院議員 前編」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2018年6月に収録した、岩上安身による日本共産党・辰巳孝太郎参議院議員インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた辰巳孝太郎氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%be%b0%e5%b7%b3%e5%ad%9d%e5%a4%aa%e9%83%8e
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/425716
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◆中継番組表◆
＊＊2020.5.28 Thu.＊＊
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【タイムリー再配信 663・IWJ_YouTube Live】21：00～「官邸が法務省を通じて検察にまで介入!?『安倍総理は否定はしなかった！』～森友疑惑・ザクザク出てくる新文書！～岩上安身によるインタビュー 第882回 ゲスト 日本共産党・辰巳孝太郎参議院議員 後編」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2018年6月に収録した、岩上安身による日本共産党・辰巳孝太郎参議院議員インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた辰巳孝太郎氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%be%b0%e5%b7%b3%e5%ad%9d%e5%a4%aa%e9%83%8e
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/425716
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
黒川弘務東京高検検事長辞職で 終わらせてはいけない！ 検察庁法案採決阻止後の課題 「違法な閣議決定を行った安倍内閣の総辞職」を!! 岩上安身による 海渡雄一弁護士インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/475175
【特別寄稿】コロナ危機はまだ去っていない！都民の命をこのまま小池都知事に任せておいていいのか!? 小池都政のもと、クラスター感染した「都立墨東病院」の惨状を渾身レポート!! 2020.5.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/475289
子ども食堂は学校給食の補完機能!? 学校給食用政府備蓄米を子ども食堂に無償供与！～5.26江藤拓 農林水産大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/475253
◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆
6月中旬には利用可能となる新型コロナウイルス感染拡大防止のための「接触確認アプリ」とは？コロナに乗じて監視社会に突入か!? ～5.26 西村康稔 新型コロナ対策担当大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/475261
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■＜ニュース・フラッシュ＞
【1】黒川弘務氏後任の東京高検検事長に黒川氏の影で官邸に排除され続けてきた林真琴氏が就任！ 法務・検察対官邸の緊張はよみがえるのか!?
賭け麻雀で辞任した黒川弘務前東京高検検事長の後任に、林真琴名古屋高検検事長が就任することが発表されました。
※法務大臣記者会見の概要（法務省、2020年5月26日）
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00082.html
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【2】高市早苗総務相がネット上の発信者特定の制度改正案取りまとめ方針を表明！ 映画評論家の町山智浩氏は「ツイッターのハッシュタグによって検察庁法改正が阻止されたことと無縁ではないでしょう」と警鐘を鳴らす！
昨日26日の記者会見で、高市早苗総務相が、ネット上の発信者の特定を容易にするため制度改正案を年内に取りまとめる方針を表明。「スピード感を持ってやっていきたい」と発言しました。
※ネット中傷「制度改正で対応」 高市総務相、「テラハ」木村さん死亡で（時事ドットコム、2020年5月26日）
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052600293&g=soc
高市総務相の発言は、フジテレビ系の恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラーの木村花さんが、23日未明に死亡したことを受けたものです。
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【3】元日弁連会長の宇都宮健児氏が25日夜、ツイッターで7月の東京都知事選への立候補を表明しました。
「これまで多くの都民・市民の方々から都知事選への立候補の要請を受け、徐々に出馬に向けた決意を固めて参りましたが、緊急事態宣言が解除された後に出馬の意思表明をしようと思っていました。今日東京都も緊急事態宣言が解除されることになりましたので、都知事選への出馬を表明させていただきます」
※宇都宮健児氏のツイート（2020年5月25日）
https://twitter.com/utsunomiyakenji/status/1264846913775398912
IWJは本日11時から都庁で行われる出馬会見を生配信します！
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【IWJ・Ch6】11：00～「東京都知事選挙 宇都宮健児氏 出馬会見」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_ch6
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■緊急事態宣言解除で安倍総理が自賛する「日本モデル」に、コロナ対策優等生・台湾から、国内から、厳しい視線!!
5月25日の記者会見で安倍晋三総理は、緊急事態宣言を全国で解除することを発表。「わずか１か月半で、今回の流行をほぼ収束」させたとして、「日本モデルの力を示した」と誇らしげに語りました。
※新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見（首相官邸HP、2020年5月25日）
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0525kaiken.html
総理のいう「日本モデル」とは、緊急事態宣言を出しても、罰則を伴う強制的な外出規制を行わず、国民に「自粛」を要請するやり方です。
この安倍総理の自画自賛的コメントについて産経新聞などは、見出しで大きく「日本モデルの力示した」と持ち上げています。
※安倍首相「１カ月半でコロナ収束。日本モデルの力示した」（産経新聞、2020年5月25日）
https://www.sankei.com/politics/news/200525/plt2005250029-n1.html
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■＜昨日の大臣会見報告＞
【1】IWJ視聴者の皆さまの期待に沿えず、衆院内からの法務大臣会見中継を果たせず。ことの顛末。～5.26撮影できなかった森雅子法務大臣 定例会見
5月26日、午前8時40分より中継予定としてガイド、ホームページなどに告知していた森雅子法務大臣記者会見は中継できず、のちに配信するための撮影も果たせませんでした。ご期待いただいていた皆さまには誠に申し訳なく、ここに深くお詫びいたします。
ただ、そこには電波状況や機材トラブルとも異なる事情があるため、その一端をご説明ご説明いたします。
通常、大臣の定例会見は各省庁内の会見室や講堂で行われ、IWJはそのときどきの追求すべき取材テーマに従って、何々省の某大臣の報告なりこちらからの質問への回答を狙って中継、撮影に赴きますが「記者クラブ」に属していないIWJは、記者クラブの加盟社がまわりもちでやっている幹事社に毎回申請をし、会見前にその場にいるメディア全社の了承を得てから参加しています。IWJがいつも中継、再配信している各省の大臣会見はテレビのニュースとは違って、そのような手間をかけて取材されています。
記者クラブ、とはジャーナリズムにおける日本独自のシステムで、政府機関や特定業界団体の継続的な報道を担うという名目で、新聞社、通信社、テレビ局などの大手メディアによって構成されている組織です。各種報道で目にする記者会見という催しは大抵この記者クラブによって仕切られています。
国会の日程によっては、大臣会見が省庁内ではなく国会の廊下やロビーで行われることがありますが、この院内会見に関してIWJは振り落とされてきました。国会内で撮影をするためには国会記者証が必要ということが国会事務局から言われています。
しかし、実は、IWJをはじめ、そのほかの国会記者証を持たないフリーランスのジャーナリストやインディペンデントなメディアはたびたび国会内で撮影をし、中継や録画をしています。国会内の議員控室で開催される各党の会見や野党によるヒアリングがそれです。情報の開示、発信を強く求めている野党などはそのようなメディアを歓迎してくれています。
奇妙なことにそのような取材のため衆院、参院の入館受付で、取材です、というと事務局は、建前上取材ということはできない、申込書には、面会と書いてくれ、と言います。そこには非常にあいまいな規制が敷かれています。
今回の森法務大臣の衆院内会見は法務省の広報部に連絡をし、国会の通行証のみを持ってIWJ記者が場に赴き、撮影を始めたところで警備員に国会記者証の提示を求められ、その不所持が確認されると暴力的ではありませんでしたが撮影の即時停止を言い渡され、ビデオカメラを押し下げられました。
森法務大臣会見終了後、付近にいた法務大臣官房秘書課広報室の係員の方に所属や目的を尋ねられましたが、IWJも認知されており、また法務省側としては取材を禁じるようなところはありませんでした（そもそも省庁においては通常取材をしています）。
後刻、このときに森法務大臣にできなかった質問を書面で行いたい旨を電話で法務省広報課に伝えると、「大臣への質問は記者会見以外では回答することはむずかしい。その内容によっては法務省の各担当部署より回答する」と述べられました。
フリーランスライター、ジャーナリストの畠山理仁氏もかつて同様の「情報差別」「排他性」を詳述しています。
※（フリーランスライター畠山理仁のブログ、2010年10月8日）
http://hatakezo.jugem.jp/?eid=5
【2】6月中旬には利用可能となる新型コロナウイルス感染拡大防止のための「接触確認アプリ」とは? コロナに乗じて監視社会に突入か!? ～5.26 西村康稔（やすとし）新型コロナ対策担当大臣定例会見
5月26日に、内閣府の西村康稔（やすとし）新型コロナ対策担当大臣の定例記者会見が行なわれました。
冒頭、西村大臣より、「接触確認アプリ」についての説明がありました。
「このアプリについては、『Code for Japan』等、民間企業による開発成果を踏まえた仕様書が本日公表され、あわせて、個人情報保護の観点からの懸念を払拭するために、仕様書について、個人情報保護やセキュリティの専門家、日本医師会の代表、保健衛生の専門家等の有識者による評価も頂いており、その評価書も本日公表されます。
アプリの開発につきましては、アップル、グーグルによるAPIが、現地時間の5月20日に公開されています。本日公表される仕様書を踏まえて、厚生労働省において、可及的速やかにリリースできるように開発を進めていきます。アップル、グーグルとの詳細の調整があり、それ次第ではありますが、6月中旬には皆さまが利用可能となるようにしたいと考えています。ドイツとエストニアも、同様のアプリを制作しており、同時期のリリースとなる模様です。
実際の使用法について：「まず、サービスに登録して、ダウンロードをします。そうすると、ブルートゥースを利用して、1メートル以内で15分以上接触した人のスマホとスマホの情報が暗号化され、記録されます。電話番号や位置情報は取りませんし、このデータは二週間後、つまり十四日後に消去されます。」
「接触確認アプリ」の説明の後、各社記者と西村大臣との質疑応答となりました。IWJの記者からは以下の質問をしました。
「昨日の総理会見で、安倍総理は緊急事態宣言の全面解除にあたって『ほぼ収束した』と発言されました。検査数が少なければ新たな感染者数が少ないのは当然だと思われます。世界と比較して格段に低い検査率で市中感染の実態を把握できていないままで出された数値を根拠に緊急事態宣言を解除することについて、西村大臣は妥当だとお考えですか？
また、昨日安倍総理は『経済再生こそが安倍政権の一丁目一番地』とおっしゃいましたが、経済再会が慎重をきすべき感染防止対策に優先されたということはないのでしょうか？」
これに対し、西村大臣は以下のとおり回答しました。
「はい。まあ、あのPCRの検査件数が低いことについて、海外からも様々な疑問を受けているところでありますし、私たちも、できるだけ、もう今の段階では迅速に、確実に受けれるように体制を整えていかなければならないということで考えています。
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【3】アビガン、5月中の薬事承認はならず！ 評価委員会は「科学的に評価するには時期尚早」と。IWJはいまだ配布が終わらぬ布マスクと、災害時の避難所における新型コロナ感染対策について聞くが…～5.26加藤勝信厚生労働大臣 定例会見
5月26日に、厚生労働省にて、加藤勝信厚生労働大臣の定例記者会見が行われました。加藤大臣からの報告ののち、会見参加記者との質疑応答がありました。
安倍総理が5月4日に、「新型コロナウイルス感染症治療薬アビガンの5月中の薬事承認を目指す」と述べていた点に関して、「その実現が可能か」との質問に対し、加藤厚労大臣は、独立評価委員会から「科学的に評価するには時期尚早」との意見が示されたと述べました。5月中の薬事承認は事実上、困難になったものと思われます。
加藤厚労大臣の発言は、以下の通りです。
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■＜本日の再配信＞本日午後9時より「官邸が法務省を通じて検察にまで介入!?『安倍総理は否定はしなかった！』～森友疑惑・ザクザク出てくる新文書！～岩上安身によるインタビュー 第882回 ゲスト 日本共産党・辰巳孝太郎参議院議員 前編」を再配信します！
2018年6月26日に収録した「官邸が法務省を通じて検察にまで介入!?『安倍総理は否定はしなかった！』～森友疑惑・ザクザク出てくる新文書！～岩上安身によるインタビュー 第882回 ゲスト 日本共産党・辰巳孝太郎参議院議員（当時）」を、前後編2回に分け、本日午後9時より前編を再配信いたします。
ツイッターでは俳優の小泉今日子さんが代表取締役をつとめる「株式会社明後日」のツイートが話題です。アカウントは会社名ですが、プロフィールには「代表取締役の小泉今日子が呟きます」と明記されており、小泉さんの明確な意思表示であることがうかがえます。
5月25日には、東京新聞の望月衣塑子記者の署名記事「森友改ざん、終わっていない 職員自殺、妻『再調査を』 本紙に胸中語る」という、文書改竄を苦に自殺した近畿財務局職員赤木俊夫さんの奥様へのインタビューを紹介するツイートをしています。森友問題はまだ終わってはいません。
※「株式会社明後日」のツイート（2020年5月25日）
https://twitter.com/asatte2015/status/1264727617141264384
森友問題の地元大阪が地盤の辰巳孝太郎氏は、前回2019年の参院選で惜しくも次点で当選できませんでしたが、当初からこの問題を厳しく追及してきた一人です。
辰巳氏はこのインタビュー直前の2018年6月18日、独自に入手した国土交通省大阪航空局作成の2種類の内部文書を元に、安倍総理や麻生太郎財務相兼副総理、石井啓一国交相を追及しました。
辰巳氏が突きつけた文書の一つには、「官邸も早くということで、法務省に何度も巻きを入れている」などと記された文書があります。この文書の内容が事実ならば、官邸が法務省を通じて検察へ介入している有力な証拠となり、司法・立法・行政の三権分立を安倍政権が根底から突き崩していることになります。
ちなみにこの官邸に「巻き」を入れられた当時の法務事務次官が、先日賭け麻雀で辞任した黒川弘務前東京高検検事長です。
こうした現状について辰巳議員はインタビュー中で、「日本はもう法治国家じゃなくて専制国家じゃないですか」と、憤りを示していました。
詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください！
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タイムリー再配信 662・IWJ_YouTube Live】21：00～「官邸が法務省を通じて検察にまで介入!?『安倍総理は否定はしなかった！』～森友疑惑・ザクザク出てくる新文書！～岩上安身によるインタビュー 第882回 ゲスト 日本共産党・辰巳孝太郎参議院議員 前編」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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■改憲による緊急事態条項導入が実現したら「安倍独裁」は不可避!! にもかかわらず、御用マスメディアによる世論調査では、51%が緊急事態条項に賛成と回答！ 改憲による緊急事態条項の危険性を御用メディアは伝えません！ 正確な情報が今こそ必要です！ 全力で「安倍独裁」阻止のために戦うIWJをご支援ください！ 5月のご寄付・カンパの目標額は3分の2以上を過ぎた22日の段階で22%にとどまっています！ ピンチです！ぜひ皆さまのご支援をよろしくお願いします！
いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心から感謝申し上げます。
安倍総理は5月3日の憲法記念日に、櫻井よしこ氏らが主催する憲法フォーラムに、改憲を呼びかけるビデオメッセージを送りました。
その中で安倍総理は、新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が出されている状況に対して、「われわれは前例のない事態に繰り返し直面しております」と説明した上で、「今回のような未曽有の危機を経験した今、緊急事態において、国民の命や安全を何としても守るため、国家や国民がどのような役割を果たし、国難を乗り越えていくべきか。そして、そのことを憲法にどのように位置付けるかについては、極めて重く、大切な課題である」と述べて、自民党が改憲4項目にあげた緊急事態条項を議論するよう求めました。
※首相「憲法改正、必ずや成し遂げていく」 緊急事態条項創設訴え ビデオメッセージ全文（産経新聞、2020年5月3日）
https://www.sankei.com/politics/news/200503/plt2005030008-n1.html
一方、共同通信の世論調査によると、個人の権利を制限できる緊急事態条項を憲法に新設することに51%が賛成と答えています（改憲に至っては6割が賛成）。
※緊急事態条項の賛否二分 憲法改正「必要」は61％(共同通信、2020年4月29日)
https://this.kiji.is/627988163796108385
特措法にもとづく緊急事態宣言と憲法改正による緊急事態条項の新設は「全く違うもの」であるにもかかわらず、国民はあたかも災害時に政府が強権発動できるようにすると物事がスムーズに片づくかのように、巧みに世論誘導されているのではないでしょうか。
安倍総理は3月13日に新型コロナウイルス対策の改正特措法が成立したことを受け、14日に記者会見を行いました。
岩上安身は会見で、安倍総理に「今回の特措法の非常事態宣言がひとつの布石となって、国民を慣らし、その後にこの緊急事態条項を導入するのではないか、という懸念があります。これは大変強力な内容、安倍独裁を可能にするような内容を含んでおります。その点につきぜひお答え願いたいと思います」と質問。それに対して安倍総理は次のように答えています。
「これ（特措法による緊急事態宣言）とですね、自民党の改憲案とは全く別のものであると思います、そもそも憲法改正というのは、3分の2の発議があって、さらには国民の皆様の国民投票によって、過半数の皆様の賛成を得て、成立するものであります。さらに国民の皆様が決めるものであるということを、どうか理解をいただきたいと、このように思います」
※総理会見で岩上安身が直撃質問！「報道、言論の自由は担保されるのか？」「非常事態宣言で国民を慣らし、改憲で緊急事態条項を導入!?」安倍総理は「安倍独裁」を否定せず「国民が選ぶこと」と回答!! 2020.3.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469996
安倍総理は改憲について、「国民の皆様が決めるもの」と答え、「安倍独裁」を否定しなかったのです。しかし、その「民意」が、今、着々と形成されつつあります。改憲による緊急事態条項導入の危険性を訴えないマスメディアの責任も大きく問われます。
このような中で、2012年に自民党が緊急事態条項を含む改憲草案を発表した直後から、その警鐘を鳴らし続けてきた、唯一の独立メディアであるIWJが果たすべき使命は、ますます重要になってきていると責任の重さを痛感します。
コロナが感染拡大するこの間にも、国会では種苗法改正案、検察庁法改正案など、次々と悪法が通されようとしています。もちろん、改憲による緊急事態条項の導入は、すべてを根底から覆す暴挙であり、「安倍独裁」の実現は、絶対に阻止しなければなりません。
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山田正彦元農水相の著書『売り渡される食の安全』と『タネはどうなる?!～種子法廃止と種苗法運用で』に、山田氏のサインを入れていただきました！
IWJ書店にて会員の方限定で販売中です。どちらも数に限りがありますので、ぜひお早めにお買い求めください！
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【山田正彦さんサイン入り】売り渡される食の安全
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■【編集雑記 5月27日 第21回 山内美穂】～安倍政権の過ちをただすことなら縁の下の力持ち的な分野で、才のないわたしでもエネルギーを放出できるはず！
みなさん、こんにちは。事務ハドル班で取材申し込み、番組編成などを担当しております山内美穂です。
IWJの門をくぐりましたのは、昨年の8月。IWJの中ではまだまだ新参者です。
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それでは、本日も1日よろしくお願いします。
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IWJ編集部（岩上安身、千浦僚、浜本信貴、山内美穂、城石裕幸、布施絵理子、木原匡康）
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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