日刊IWJガイド・非会員版「廃案ではない!先送りになっただけ!? 岩上安身による2連続インタビュー報告!『検察庁法改定案』海渡雄一弁護士と『種苗法改定案』山田正彦元農林水産大臣!」2020.5.25日号 ~No.2811号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~<昨日の岩上安身によるインタビュー報告>廃案ではない! 先送りになっただけ!? 岩上安身による2連続インタビュー報告!『検察庁法改定案』海渡雄一弁護士と『種苗法改定案』山田正彦元農林水産大臣!
┠【インタビュー報告その1】検察庁法改定案の問題点を明解に解説!「法務大臣と検事総長の間には火花が散るような関係がある!」「それが検察による政府の監視とを成り立たせるのだ!」岩上安身による海渡雄一弁護士インタビュー
┠【インタビュー報告その2】国民の声が日本の農家と食卓を守る! 「種苗法」改定を廃案へ 多国籍企業に日本の種を支配させるな!! 岩上安身による「日本の種子を守る会」元農林水産大臣 山田正彦氏インタビュー後編

┠■【中継番組表】
┠■<新記事紹介>黒川弘務・東京高検検事長辞任で明らかになった記者クラブメディアと官庁とのズブズブの関係! 常習賭博による収賄に関与への口を閉ざす大手メディア! 書かれるのは「ヨイショ記事」ばかり!
┠■黒川弘務前検事長の「テンピン」麻雀問題続報! 鈴木宗男・元自民党衆院議員の質問主意書を受けて第1次安倍政権は「賭け麻雀は賭博に該当」と閣議決定済! 第2次安倍政権と極めつけの自己矛盾!?
┠■今国会3大悪法の一つ通称「スーパーシティ法案」が27日参議院本会議で可決成立か!? SNS上で拡散される「誰でも10秒でわかる『国家戦略特区・スーパー構想』の仕組み」の図
┠■Choose Life Project(チューズライフプロジェクト)さんからの映像をお借りして、本日午後2時から「Choose Life Project主催 緊急記者会見!今国会で見送りか? 各党幹部に聞く、#揺れる検察庁法改正案」を録画配信します。IWJでは、Choose Life Projectさんからお借りした映像を、3日連続3本配信、本日は最終日です。
┠■【もう一度観たい!IWJ蔵出し傑作選!シリーズ特集】本日午後7時より「今の日本は『もうファシズムの玄関に来ている』!? 道徳の教科書からは『国体思想』の影もちらついている!? ~岩上安身によるインタビュー 第845回 ゲスト 前文科省事務次官・前川喜平氏」を再配信します!
┠■改憲による緊急事態条項導入が実現したら「安倍独裁」は不可避!! にもかかわらず、御用マスメディアによる世論調査では、51%が緊急事態条項に賛成と回答! 改憲による緊急事態条項の危険性を御用メディアは伝えません! 正確な情報が今こそ必要です! 全力で「安倍独裁」阻止のために戦うIWJをご支援ください! 5月のご寄付・カンパの目標額は3分の2以上を過ぎた22日の段階で22%にとどまっています! ピンチです!ぜひ皆さまのご支援をよろしくお願いします!
┠■【編集雑記 5月25日 第19回 千浦僚】~映画関係のほうから流れてきました
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■はじめに~<昨日の岩上安身によるインタビュー報告>廃案ではない! 先送りになっただけ!? 岩上安身による2連続インタビュー報告!『検察庁法改定案』海渡雄一弁護士と『種苗法改定案』山田正彦元農林水産大臣!

【インタビュー報告その1】検察庁法改定案の問題点を明解に解説!「法務大臣と検事総長の間には火花が散るような関係がある!」「それが検察による政府の監視とを成り立たせるのだ!」岩上安身による海渡雄一弁護士インタビュー
 IWJ代表・岩上安身の怒涛のインタビュー2連発! お一人目はIWJではおなじみ海渡雄一弁護士でした。オンライン会議アプリZOOMでつながり、「黒川弘務東京高検検事長辞職で終わらせてはいけない! 検察庁法案採決阻止後の課題 『違法な閣議決定を行った安倍内閣の総辞職』を!!」と題して、お話をお聞きしました。

 2020年5月18日、政府は検察庁法改定案と国家公務員法改定案をまとめて審議する「たばね法案」の今国会での成立を断念し、秋の臨時国会での継続審議とすることを決めました。

 その2日後の20日、週刊文春は東京高検検事長の黒川弘務氏が、産経新聞社会部記者や朝日新聞の元検察担当記者らと「賭けマージャン」をしていたと報道。黒川氏は法務省の事情聴取にその麻雀賭博の事実を認め、官邸に辞意を表明。22日政府はこれを承認。しかし、黒川氏に対する処分は6700万円もの退職金も全額支給される「訓告」という「矯正措置」。このあまりにも軽すぎる処分に、国民の怒りが沸騰しつつあります。

 そもそも1月からのこの数か月、何が起こっていたのでしょうか。

 政府は2020年1月31日の閣議において、2月7日付けで定年退官する予定だった黒川氏について、国家公務員法第81条の3第1項を根拠に、その勤務を6か月延長することを閣議で決定。この人事は、2020年7月31日に任期2年を迎え、慣例により退任が予定されていた(定年退官期限は65歳となる2021年8月14日)稲田伸夫検事総長の後任に、黒川氏をあてることが目的なのだ、との報道がなされました。
 海渡弁護士は、すべての発端はこの「黒川検事長の定年延長だ」と指摘しました。

 他方、「首相に近いような言論人が、『検事総長というのは内閣が任命することになっている。内閣に人事権があるのに何を文句を言っているんだ』などと発言している」ことにも言及。その上で、「考えてもらいたい。検察というのは、時に首相をも逮捕しなければならない。大臣をも逮捕しなければいけない。そのような職務を担うものに、政権の言いなりの人を任命してはいけない」と、海渡弁護士は明快に論破しました。

 また海渡弁護士は、検察OBである松尾邦弘元検事総長、清水勇男元最高検察庁検事らが、5月15日に法務省に対し提出した「検察官の定年延長を可能とする検察庁法改正案に反対する意見書」について触れました。

※【特別全文公開】安倍晋三は「朕は国家なり」と言ったルイ14世の再来!? ジョン・ロックは「法が終わるところ、暴政が始まる」と警告!元検事総長松尾邦弘氏ら検察トップOBが検察庁法改正案反対の意見書を法務省に提出! 2020.5.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/474172

 それに関連して海渡弁護士は、「法務大臣と検事総長の(緊張感のある)微妙な関係」について解説。例としてあげたのが、法務大臣の「指揮権発動」という権限でした。

 海渡弁護士は、「法務大臣は検察庁に対する『指揮』は、個別の事件に対して行っていけない。つまり、個別の事件の捜査には関与してはいけない」と説明。他方、「造船疑獄(ぞうせんぎごく)」において、法務大臣の指揮権が発動され、当時与党自由党幹事長であった佐藤栄作氏に対する逮捕がストップされた事件について紹介。このことにより、「検察は20年もの間、国民からの信頼を失う結果になった」という清水元最高検察庁検事の言葉を紹介しました。

 造船疑獄とは、第二次世界大戦後の日本における計画造船における利子軽減のための「外航船建造利子補給法」制定請願をめぐる贈収賄事件。強制捜査は1954年1月に開始。同年4月20日に、検察庁は当時与党自由党幹事長であった佐藤栄作氏を第三者収賄罪容疑により逮捕する方針を決定しました。

 しかし、翌日4月21日に、犬養健法務大臣は重要法案(防衛庁設置法と自衛隊法)の審議中を理由に検察庁法第14条による指揮権を発動し、佐藤藤佐(さとうとうすけ)検事総長に逮捕中止と任意捜査を指示し、直後に大臣を辞任しました。

 海渡弁護士は、「簡単にいうと、当時の佐藤検事総長のように、(法務大臣の)言うことを聞いてしまうか。それとも、拒否して辞職してしまうか、という選択を迫られることになる」「それほど政治的にダイナミックな問題だ」と強調しました。

 「法務大臣と検事総長の間には、火花が散るような関係がある。それが検察による政府の監視というものを成り立たせるのだ」。しかし、「森雅子法務大臣と、もし実現していたとしたらだけれども黒川検事総長との間に、火花が散るような緊張関係はない。そのことだけ考えても今回の人事がおかしいということがわかる」と、解説しました。

 海渡弁護士のインタビューは、準備ができ次第IWJのアーカイブにアップされます。昨日の配信を見逃したかたは、ぜひIWJ会員になっていただき、海渡弁護士のこのわかりやすい解説をご覧いただければと思います。

【インタビュー報告その2】国民の声が日本の農家と食卓を守る! 「種苗法」改定を廃案へ 多国籍企業に日本の種を支配させるな!! 岩上安身による「日本の種子を守る会」元農林水産大臣 山田正彦氏インタビュー後編

 昨日のインタビューのお二人目は、元農林水産大臣で「日本の種子を守る会」の山田正彦氏をお招きしてお話をうかがいました。先週5月17日に配信したインタビューの続編です。

※コロナ禍のドサクサに検察庁法改正など悪法を次々成立させようとする安倍政権!「種苗法」改定阻止! 多国籍企業に日本の種を支配させるな!! 岩上安身による第995回 ゲスト「日本の種子を守る会」元農林水産大臣 山田正彦氏インタビュー前編(2020年5月17日)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/474250

 インタビューの冒頭、種苗法改正案について、自民党の森山国対委員長が今国会での成立見送りを示唆したことと、一転、自民党筆頭理事が農水委員会理事懇談会で「審議をさせていただきたい」と発言したことを日本共産党の田村貴昭衆院議員のツイートとともにお伝えしました。見送りと見られていた種苗法改定について、岩上安身が不意打ちで審議入りされる懸念を示すと、山田氏は「ありえます。今の与党、自民党、安倍政権は信頼できない」と同調しました。

 また、山田氏は今回のインタビューの目次紹介の途中、「食糧を支配されたら国を支配される」と述べ、今回のインタビューに臨む意気込みを明らかにしました。

 インタビュー本編ではまず、前編の種子法廃止に関連して話題に上った、TPP違憲訴訟の判決文、「とねのめぐみ」(日本モンサント)の契約書、つくばSD(住友化学)の契約書を写真で紹介。種子法廃止の背景にTPPがあること、種子企業の契約書は「災害の場合の損失は生産者の責任になる」といった具体例を交えて農業者に不利な規定が盛り込まれていることを山田氏が解説しました。

 また、江藤拓農水大臣が19日の会見で、種苗法改定の理由を「今の法制度では海外流出をとめられない」とし、自家増殖による農家への影響について「市場に流通している登録品種はない」、「種苗法が改正されても何も変わらない」と発言したことに対し、山田氏は「まったくウソ」と厳しく批判したうえで、「国民を欺いている」と述べました。

 さらに、種苗法21条4項、農業競争力強化支援法、ユポフ条約、農業競争力強化支援法など、種苗法改定に関連する法律や条例の重要な規定をひとつひとつ丁寧に紐解き、種苗法を改定しなくても海外への持ち出しは禁止されていることや、政府が行う対策の「矛盾」を明らかにしていきます。

 録画映像は編集次第、近日中に会員向けサイトに公開いたします。ぜひご期待ください。

 また、これまでの山田正彦氏インタビューは以下のURLからぜひご覧ください。

※「聖域もいずれ関税撤廃に」?! 日本農業新聞を含むほぼすべての大手メディアが取り上げないTPPの衝撃の真実!岩上安身によるインタビュー 第623回 ゲスト 山田正彦・元農水大臣 2016.3.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/290721

※日本の「食の安全」をモンサントが決める!? 日本農業新聞を含むほぼすべての大手メディアが取り上げないTPPの衝撃の真実!岩上安身によるインタビュー 第642回 ゲスト 山田正彦・元農水大臣(後編) 2016.5.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/300847

※TPP承認案が週明けにも衆院通過!? 再び「強行採決」狙う安倍政権!~「日本は遺伝子組換え食品の人体実験場になる」!? 山田正彦・元農水相が岩上安身の緊急インタビューでTPPの衝撃事実を次々暴露!岩上安身によるインタビュー 第680回 ゲスト 山田正彦氏 2016.10.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/341768

※「種子法」廃止の裏に米政府と多国籍企業の影!「TPP違憲訴訟の会」が行政訴訟へ!~岩上安身によるインタビュー 第810回 ゲスト 元農水大臣・山田正彦氏 2017.11.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/405420

※種子法廃止の次は自家採種も禁止!? 長年にわたる農家の蓄積と知見をグローバル企業にただ同然で譲り渡すのか!~岩上安身によるインタビュー 第882回 ゲスト 「日本の種子を守る会」元農水大臣・山田正彦氏! 2018.7.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/426327

※米国モンサント裁判で除草剤ラウンドアップの発がん性が認められ世界中が規制!日本だけが主成分グリホサートの残留基準を緩和し、今や中国の150倍!? 岩上安身による元農林水産相・山田正彦氏インタビュー 2019.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/444994

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◆中継番組表◆

**2020.5.25 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・IWJ_YouTube Live】14:00~「Choose Life Project主催 緊急記者会見!今国会で見送りか? 各党幹部に聞く、#揺れる検察庁法改正案(オンライン)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 5月18日に収録した、「Choose Life Project」主催の記者会見(オンライン)を録画配信します。これまでIWJが報じてきた検察庁法改正案関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E5%BA%81%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3%E6%A1%88
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【IWJ・Ch7】16:00~「首相官邸前緊急抗議行動 ~安倍政治を許さない!『桜を見る会』問題・黒川検事長問題を糾弾しよう!」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 「安倍政治に物申す会」呼びかけの首相官邸前緊急抗議行動を中継します。これまでIWJが報じてきたデモ・抗議行動関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/demonstration-protest-behavior
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【もう一度観たい!IWJ蔵出し傑作選!シリーズ特集・タイムリー再配信 10・IWJ_YouTube Live】19:00~「今の日本は『もうファシズムの玄関に来ている』!? 道徳の教科書からは『国体思想』の影もちらついている!? 岩上安身による前文科省事務次官・前川喜平氏インタビュー!」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2018年2月に収録した、岩上安身による前文科省事務次官・前川喜平氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた前川喜平氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%89%8d%e5%b7%9d%e5%96%9c%e5%b9%b3

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/412984

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◆中継番組表◆

**2020.5.26 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 661・IWJ_YouTube Live】20:00~「トークショー『国家はなぜ嘘をつくのか』―登壇:前川喜平氏(元文科省事務次官)、猿田佐世氏(弁護士)、梓澤和幸氏(弁護士)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2019年12月に収録した、「エルズバーグ実行委員会」、「NPJ(News for the People in Japan)」主催のトークショーを再配信します。これまでIWJが報じてきた報道規制関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a0%b1%e9%81%93%e8%a6%8f%e5%88%b6

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463764
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■<新記事紹介>黒川弘務・東京高検検事長辞任で明らかになった記者クラブメディアと官庁とのズブズブの関係! 常習賭博による収賄への関与に口を閉ざす大手メディア! 書かれるのは「ヨイショ記事」ばかり!

 黒川弘務前東京高検検事長の賭け麻雀の相手記者は誰だったのか? 報道されている産経新聞の2記者、朝日新聞の元記者以外に賭け麻雀に加担していた記者はいなかったのか? 司法記者クラブ内の記者たちは、違法な常習賭博を見て見ぬ振りしてきたのではないのか? 記者クラブメディアと官庁とはズブズブの関係の中、官庁側に都合のいい記事だけを報じているのではないのか?

 『週刊文春』の記事に端を発する黒川氏の賭け麻雀辞任をめぐる報道が過熱する一方、こうした疑問に答える大手メディアは全く見当たりません。

 しかし常習賭博は刑法186条一項で、三年以下の懲役に処せられる立派な犯罪です。しかも後段にあるように、第1次安倍政権自身が「賭け麻雀は賭博に該当」と閣議決定しているのです。これに対して黒川氏は懲戒免職にもならず、捜査、立件の対象にもなっていません。黒川氏とともに記者クラブも捜査されるべきではないのでしょうか?

 5月20日に文春オンラインで、黒川氏の新聞記者との賭け麻雀が報じられると、翌日21日に黒川氏は事実を認め、辞表を提出。22日の閣議で黒川氏の辞任が承認されました。

※黒川弘務東京高検検事長 ステイホーム週間中に記者宅で“3密”「接待賭けマージャン」(文春オンライン、2020年5月20日)
https://bunshun.jp/articles/-/37926

 文春に報じられた産経新聞は、22日の社説「主張」に「取材過程に不適切な行為があれば、社内規定にのっとり、厳正に処分する。取材のためと称する、不正や不当な手段は決して許されない」としながら、「ただし、取材源秘匿の原則は守る。取材源、情報源の秘匿は報道に従事する者が、どんな犠牲を払おうと、堅持しなくてはならない鉄則である。報道の側からこれを破ることはあってはならない。取材相手との接触の詳細は、秘匿の対象にあたる。鉄則が守られなくては、将来にわたって情報提供者の信用を失うことになる」と、全く関係のない「取材源秘匿」の話にすり替えています。

※【主張】賭けマージャン 自覚を欠いた行動だった(産経新聞、2020年5月22日)
https://www.sankei.com/column/news/200522/clm2005220003-n1.html

 他方、朝日新聞は21日、聞き取り調査の結果「東京本社に勤務する50歳代の元東京社会部司法担当記者の男性社員が、緊急事態宣言が出た後、計4回、金銭を賭けてマージャンしていたことを認めた」、「この3年間に月2、3回程度の頻度でマージャンをしていた」として、岡本順・朝日新聞社執行役員広報担当名で次のようにコメントを出しています。

 「社員が社内でのヒアリングに対し、検事長とのマージャンで現金を賭けていたことを認めました。新型コロナ感染防止の緊急事態宣言中だったこととあわせて社員の行動として極めて不適切であり、皆さまに不快な思いをさせ、ご迷惑をおかけしたことを重ねておわびします。取材活動ではない、個人的な行動ではありますが、さらに調査を尽くし、社内規定に照らして適切に対応します。また、その結果を今後の社員教育に生かしてまいります」

※朝日新聞社員、賭けマージャン認める 4、5月に計4回(朝日新聞デジタル、 2020年5月21日)
https://www.asahi.com/articles/ASN5P6KFYN5PULZU018.html

 産経が「取材対象者」と認めていることに対し、朝日は「4人は、5年ほど前に黒川氏を介して付き合いが始まった」、「社員は東京社会部の司法担当記者だった2000年ごろ、黒川氏と取材を通じて知り合った」、「2017年に編集部門を離れ、翌年から管理職を務めていた。黒川氏の定年延長、検察庁法改正案など、一連の問題の取材・報道には全くかかわっていない」として、「取材活動ではない、個人的な行動」であると、ことさらに強調しています。

 文春も産経も朝日も記者名を明らかにしていませんが、いろいろな情報を組み合わせると、3人の実名が浮かび上がってきます。

 常習賭博の温床となっていた記者クラブメディアの記者は、「負けてあげないといけない」(週刊文春記事より)賭けマージャンによって、黒川氏から得た情報で、いったいどのような記事を書いていたのでしょうか?

 詳しくはぜひ、以下のURLより記事をご一読ください!

※黒川弘務・東京高検検事長辞任で明らかになった記者クラブメディアと官庁とのズブズブの関係! 常習賭博による収賄への関与に口を閉ざす大手メディア! 書かれるのは「ヨイショ記事」ばかり!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/475203

 日本のメディアが抱える問題の根源である記者クラブ問題については、今年3月27日に岩上安身が、記者クラブ問題について多数の著書のある元共同通信記者のジャーナリスト、浅野健一氏にインタビューを行っています。ぜひあわせてご覧ください。

※「咽頭がん手術で声帯を失う前にIWJで日本の記者クラブ問題を話したい!」岩上安身によるインタビュー 第989回 ゲストジャーナリスト浅野健一氏 2020.3.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470970

■黒川弘務前検事長の「テンピン」麻雀問題続報! 鈴木宗男・元自民党衆院議員の質問主意書を受けて第1次安倍政権は「賭け麻雀は賭博に該当」と閣議決定済! 第2次安倍政権と極めつけの自己矛盾!?

 第1次安倍政権下の2006年12月8日、鈴木宗男衆議院議員が衆議院に、「外務省職員による賭博に関する質問主意書」を提出しました。その中に「賭け麻雀は賭博に該当するか」という質問があります。
※外務省職員に関する質問主意書(2006年12月8日提出、質問225号)
http://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon_pdf_s.nsf/html/shitsumon/pdfS/a165225.pdf/$File/a165225.pdf

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■今国会3大悪法の一つ通称「スーパーシティ法案」が27日参議院本会議で可決成立か!? SNS上で拡散される「誰でも10秒でわかる『国家戦略特区・スーパー構想』の仕組み」の図

 2020年5月23日発行の日刊IWJガイドNo.2809号に掲載した、「コロナ禍とともに監視社会化が進む! あの竹中平蔵氏も暗躍! 国民総監視を進める危険なスーパーシティ法案が参院委員会可決! 来週参議院本会議で可決成立へ! IWJは共産党の田村智子議員へ直撃質問!」は、ご一読いただけましたでしょうか。

※コロナ禍とともに監視社会化が進む! あの竹中平蔵氏も暗躍! 国民総監視を進める危険なスーパーシティ法案が参院委員会可決! 来週参議院本会議で可決成立へ! IWJは共産党の田村智子議員へ直撃質問!(日刊IWJガイド、2020年5月23日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/40351#idx-5

 今国会の3大悪法と言われてきたのが、1. 検察庁法改正案、2. 種苗法改正案、3. 特区法改正によるスーパーシティ構想(通称スーパーシティ法案)です。

 このうち、検察庁法改正案が今国会での成立が見送られたことは、前段でも触れました。種苗法改定案は見送られるとの報道の一方、自民党筆頭理事が農水委員会理事懇談会で「審議をさせていただきたい」と発言したとの情報もあり、まだ油断できません。

 他方、第3の悪法、スーパーシティ法案は大きな注目を集めることなく、22日、参議院地方創生・消費者問題特別委員会で可決され、今週27日水曜日の参議院本会議で可決成立の見通しです。

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■Choose Life Project(チューズライフプロジェクト)さんからの映像をお借りして、本日午後2時から「Choose Life Project主催 緊急記者会見!今国会で見送りか? 各党幹部に聞く、#揺れる検察庁法改正案」を録画配信します。IWJでは、Choose Life Projectさんからお借りした映像を、3日連続3本配信、本日は最終日です。

 本日午後2時より、 Choose Life Project(チューズライフプロジェクト)さんから映像をお借りして、今月18日に行われた野党党首によるオンライン記者会見「Choose Life Project主催 緊急記者会見!今国会で見送りか? 各党幹部に聞く、#揺れる検察庁法改正案」を録画配信いたします!

 この記者会見が行われた18日は、安倍総理が今国会での検察庁法改正案の見送り方針を固め、与党内で調整、与野党国対委員長会談が行われていたタイミングでした。第1部では自民党の中谷元衆議院議員が、自民党内でもこの検察庁法改正案に批判の声が上がっていたことを明らかにしました。

 また、第2部では、立憲民主・枝野幸男氏、国民民主・玉木雄一郎氏、共産・志位和夫氏、社民・福島みずほ氏の4野党党首と維新の足立康史幹事長代理による緊急記者会見が行われ、4野党党首は一様に「世論の大きなうねり、ツイッターデモの大きな成果。画期的なことだ」と評価する一方、たばね法案を政府・与党が、秋の臨時国会へと先送りにしただけである点に強い懸念を示しました。

 また、4野党党首はともに、1月31日の黒川弘務東京高検検事長の定年延長の閣議決定を問題視し、閣議決定の撤回を要求。検察庁法改正案から政府による定年延長の特例を削除した上で、公務員の定年延長については、早急に審議を進めるべきだと強調しました。

 第2部の最後では、IWJの「検察庁法改正案の採決後に種苗法改定の審議入りと見られていますが、検察庁法改正が見送りとなった場合、種苗法改正案の審議入りが前倒しになると思われます。審議への準備・対応状況、ご意見等お聞かせください」という質問に、各党党首からの回答もあります。ぜひご視聴ください!

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【録画配信・IWJ_YouTube Live】14:00~
Choose Life Project主催 緊急記者会見!今国会で見送りか? 各党幹部に聞く、#揺れる検察庁法改正案
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

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 Choose Life Projectさんは、できたばかりの新しいメディアだそうです。しかしながら、出演ゲストのブッキング力は飛びぬけていて、映像技術については、目を見張るものがあります。われわれIWJスタッフは、Choose Life Projectさんの映像や企画を目の当たりにして、もっと頑張らないといけないなと心新たにしているところです。

 他方、ツイッター上で、IWJがChoose Life Projectさんの映像を勝手に流そうとしている等々の噂が流れていましたが、まったくの誤解です。IWJはChoose Life Projectさんとは、映像をお借りして、配信させていただくことに関して、もとより同意を得ております。そもそもIWJが配信するのは、Choose Life Projectさんから提供された映像です。またChoose Life Projectさんが本日の正午から配信される番組では、IWJが提供した画像が使われる予定です。

※Choose Life ProjectさんのYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCmNMnTpz7kk_D3oGcx1XvrQ

 岩上安身は、自身のツイッターアカウントで今回の経緯を以下の様に連投ツイートしました。

 1.Choose Life Project が、YouTubeに配信した動画をIWJが明日以降、再配信することについて、「CLP側に無断でIWJが勝手に流そうとしている」という根拠のない噂が流されているので、お断りをしておきます。CLP側とは、もちろん承諾を取った上での配信です。CLPとIWJはコンタクトがあり同意があります。

 2.CLPは、事情があり、まだ運営主体のコアとなる責任者たちがカムアウトできておらず、市民運動のような、新しいネットメディアのような、ふんわりした形ですが、確かな志と高いスキルと可能性を感じさせます。僕らは最初の時点で、会見をするのかと思ってコンタクトを取りました。

 3.ところがそれは僕らの勘違いで、僕らが取材をできるようなものでなく、座談会のようなトーク番組だということがわかりました。その勘違いがもとで接点ができて、話が広がり、CLPの座談会の内容は素晴らしいものでしたから、IWJでも配信し、CLPの存在を広く知っていただこうというお話になりました。

 4.さらに今度はCLPの方から、明日配信の番組で、IWJの撮った画像を使いたいというお申し出があり、快く承諾しています。明日お昼の12時からの配信だそうです。ぜひ、ご覧になってください。

 5.IWJは、これまで様々な集会やイベントやシンポジウムなど、公開され、主催にご許可いただける限り、公共性のあるコンテンツは、貪欲に中継や録画配信してきました。今回は、コロナ時代に突入して、急速に拡がるzoomを使った座談会の試みを、多くの人にお知らせしたいと考えて、同意を得て配信します。

 6.CLPについて、もう少ししたら、お話できることもあると思います。何にせよ、清新なメディアの登場を心から歓迎します。

 7.我々と、CLPの責任者?に相当する人物(今はお名前を出せないですが、近いうちカムアウトすることになるそうです)で同意して、素材もいただいて、配信することになっていたのが、CLP内部の一部スタッフには届いていなくて、知らなかったスタッフがつぶやいてしまったのが騒ぎの発端です。

 8.ゴーサインを出してくださった方とはまた別の責任者(3人くらいの方がそのような立場にいるそうです)と、先ほど、電話で話しました。誤解をしている方々がいるので、私どもだけでなく、CLP側からも一言、説明しておいてくださいとお願いしました。SNSでの説明はたしかに饒舌ではありませんね。

 こちらは、Choose Life Projectさんのツイートです。

 こちらのIWJの配信ですが、CLPから映像を提供しております。担当者の方から、そのまま放送したいとのことでしたので、最終的に合意しました。

※Choose Life Projectさんのツイート(2020年5月22日)
https://twitter.com/ChooselifePj/status/1263846471616524290

 一昨日、昨日、本日と3日連続でお届けしたこの録画配信は、本日が最後となります。また、IWJのYouTubeアカウント上には、この配信のアーカイブは残りません。もう一度ご覧になりたいという方は、ぜひ、上記のChoose Life ProjectさんのYouTubeアカウントからご覧ください。

 Choose Life Projectスタッフならびに関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。

■【もう一度観たい!IWJ蔵出し傑作選!シリーズ特集】本日午後7時より「今の日本は『もうファシズムの玄関に来ている』!? 道徳の教科書からは『国体思想』の影もちらついている!? ~岩上安身によるインタビュー 第845回 ゲスト 前文科省事務次官・前川喜平氏」を再配信します!

 IWJでは外出自粛が続くこの時期、【もう一度観たい! IWJ蔵出し傑作選! シリーズ特集】と題して、過去の名作を再配信しています。本日は午後7時より、2018年2月23日に収録した「岩上安身による前川喜平・前文科事務次官インタビュー(第2弾)」をお送りいたします。

 今回のインタビューでは、冒頭から、前文科事務次官である前川喜平氏に加計学園問題についてお話を詳しくうかがっています。

 「加計学園問題」で出てきた「総理のご意向」文書について、自ら顔と名前を出してその存在を認めた前川氏。「加計学園」問題が猛烈な勢いでマスコミや野党の追及に火をつけたのは、前川氏の存在があったからに他なりません。

 2017年12月配信のインタビュー第1弾でも、前川氏は「総理自身の意思表示があったと考えざるを得ない」と断言しました。

※「メディアは権力を忖度し、司法権力は政治のために動いている」~加計問題の闇を告発した前川喜平・前文科事務次官に岩上安身がロングインタビュー!「独裁国家に近づいている」と危機感!(2017年12月5日)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/406799

 加計学園問題の背景には、官邸が国家機関の人事権を掌握し、権力にとって都合のいい人材配置をしているという事実があります。前川氏はそうした安倍政権の方針を、「政権の維持のために(人事権を)フル活用しているのだろう」と懸念を示しつつ、「もうファシズムの玄関に来ていると思います」と、衝撃的な言葉で、今の政治の歪みを批判します。

 2020年となった現在も、加計学園問題は解決しないままです。しかし、この問題は安倍政権による権力の私物化、政治の腐敗そのもので、現在も、黒川弘務検事長の定年延長問題や検察庁法改悪問題に通じています。

 さらに、前川氏は道徳の教科化についても警鐘を鳴らし、道徳の教科書には「国家主義的」な考え方がたくさん見受けられると指摘します。現在は道徳の教科化が実際にスタートしましたが、改めて前川氏の指摘を振り返ることで、日本の教育がいかに「後退」していこうとしているかがわかります。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください!

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【もう一度観たい! IWJ蔵出し傑作選!シリーズ特集・タイムリー再配信 10・IWJ_YouTube Live】19:00~
「今の日本は『もうファシズムの玄関に来ている』!? 道徳の教科書からは『国体思想』の影もちらついている!? ~岩上安身によるインタビュー 第845回 ゲスト 前川喜平氏」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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■改憲による緊急事態条項導入が実現したら「安倍独裁」は不可避!! にもかかわらず、御用マスメディアによる世論調査では、51%が緊急事態条項に賛成と回答! 改憲による緊急事態条項の危険性を御用メディアは伝えません! 正確な情報が今こそ必要です! 全力で「安倍独裁」阻止のために戦うIWJをご支援ください! 5月のご寄付・カンパの目標額は3分の2以上を過ぎた22日の段階で22%にとどまっています! ピンチです!ぜひ皆さまのご支援をよろしくお願いします!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心から感謝申し上げます。

 安倍総理は5月3日の憲法記念日に、櫻井よしこ氏らが主催する憲法フォーラムに、改憲を呼びかけるビデオメッセージを送りました。

 その中で安倍総理は、新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が出されている状況に対して、「われわれは前例のない事態に繰り返し直面しております」と説明した上で、「今回のような未曽有の危機を経験した今、緊急事態において、国民の命や安全を何としても守るため、国家や国民がどのような役割を果たし、国難を乗り越えていくべきか。そして、そのことを憲法にどのように位置付けるかについては、極めて重く、大切な課題である」と述べて、自民党が改憲4項目にあげた緊急事態条項を議論するよう求めました。

※首相「憲法改正、必ずや成し遂げていく」 緊急事態条項創設訴え ビデオメッセージ全文(産経新聞、2020年5月3日)
https://www.sankei.com/politics/news/200503/plt2005030008-n1.html

 一方、共同通信の世論調査によると、個人の権利を制限できる緊急事態条項を憲法に新設することに51%が賛成と答えています(改憲に至っては6割が賛成)。

※緊急事態条項の賛否二分 憲法改正「必要」は61%(共同通信、2020年4月29日)
https://this.kiji.is/627988163796108385

 特措法にもとづく緊急事態宣言と憲法改正による緊急事態条項の新設は「全く違うもの」であるにもかかわらず、国民はあたかも災害時に政府が強権発動できるようにすると物事がスムーズに片づくかのように、巧みに世論誘導されているのではないでしょうか。

 安倍総理は3月13日に新型コロナウイルス対策の改正特措法が成立したことを受け、14日に記者会見を行いました。

 岩上安身は会見で、安倍総理に「今回の特措法の非常事態宣言がひとつの布石となって、国民を慣らし、その後にこの緊急事態条項を導入するのではないか、という懸念があります。これは大変強力な内容、安倍独裁を可能にするような内容を含んでおります。その点につきぜひお答え願いたいと思います」と質問。それに対して安倍総理は次のように答えています。

 「これ(特措法による緊急事態宣言)とですね、自民党の改憲案とは全く別のものであると思います、そもそも憲法改正というのは、3分の2の発議があって、さらには国民の皆様の国民投票によって、過半数の皆様の賛成を得て、成立するものであります。さらに国民の皆様が決めるものであるということを、どうか理解をいただきたいと、このように思います」

※総理会見で岩上安身が直撃質問!「報道、言論の自由は担保されるのか?」「非常事態宣言で国民を慣らし、改憲で緊急事態条項を導入!?」安倍総理は「安倍独裁」を否定せず「国民が選ぶこと」と回答!! 2020.3.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469996

 安倍総理は改憲について、「国民の皆様が決めるもの」と答え、「安倍独裁」を否定しなかったのです。しかし、その「民意」が、今、着々と形成されつつあります。改憲による緊急事態条項導入の危険性を訴えないマスメディアの責任も大きく問われます。

 このような中で、2012年に自民党が緊急事態条項を含む改憲草案を発表した直後から、その警鐘を鳴らし続けてきた、唯一の独立メディアであるIWJが果たすべき使命は、ますます重要になってきていると責任の重さを痛感します。

 コロナが感染拡大するこの間にも、国会では種苗法改正案、検察庁法改正案など、次々と悪法が通されようとしています。もちろん、改憲による緊急事態条項の導入は、すべてを根底から覆す暴挙であり、「安倍独裁」の実現は、絶対に阻止しなければなりません。

 IWJはこれからも全力でこれらの不正義と戦っていきます。どうか皆様のご支援をよろしくお願いいたします!

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■【編集雑記 5月25日 第19回 千浦僚】~映画関係のほうから流れてきました

 IWJ日刊ガイド読者の皆さま、はじめまして。3月よりIWJで働いております千浦僚と申します。新人、ではありますが40代半ばのおっさんです。まだ至らないところを教えていただきながら、中継をしたり記事を書いたりしております。

 今まではもっぱら映画関係の仕事をしていました。と言っても華やかな、セレブ的なハリウッド的なものではなく、十代終わりごろからの映画好きが高じて映写技師になり、映画館で働いたり、映画紹介や評を書いたりしてきました。

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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、仲川正紀、磯貝哲男、千浦僚、城石裕幸)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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