日刊IWJガイド・土曜版「政府・自民党が1世帯あたり30万円の現金支給で合意! 東京の感染者は89人! IWJへ『緊急カンパ』をお願いします!! 」2020.4.4日号~No.2760号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに〜政府・自民党が1世帯あたり30万円の現金支給で合意! なぜ個人支給ではないのか!? 東京では昨日新たな感染者が89人!
┠■【中継番組表】
┠■「緊急カンパ」のお願い!! 3月のご寄付・カンパは78%の達成率で、4月からは1か月の目標額が約632万円となります! 創業以来使い続けているPCの買い替えも必要です! 改めて緊急カンパのお願いを申し上げます!! どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します! 
┠■IWJのYouTubeチャンネルMovie Iwj への登録をぜひ、お願いします!目標は10万人突破! 登録の呼びかけ・拡散もお願いします!
┠■国連人権報告者たちが新型コロナウイルス対策を口実とした権力者による人権抑圧を懸念する声明を発表! 英エセックス大学人権センターフェローの藤田早苗氏が翻訳!
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠【1】尖閣の警備に大型ヘリとサブマシンガン装備の「国境離島警備隊」発足! 隊長も予算も国から
┠【2】コロナ危機が世界的な食料不足を招く!! 国連食糧農業機関・世界保健機関・世界貿易機関の事務局長が連名で警告!! 食料品のサプライチェーン破壊が人類の生存の危機に直結するなか、日本の食糧自給率はわずか37%!!
┠【3】政府が大企業に1000億円出資、投資総額は4000億円に! 一方、中小企業には5000億円規模の支援で、1件3億円の実質無利子・無担保の融資! 速やかな適用を!
┠■米軍内で広がる新型コロナウイルス! 日米地位協定にもとづく米軍人の日本国内への自由な出入りを懸念するIWJ記者の質問に河野太郎防衛大臣は「米側が日本の検疫と同様の措置をとっている」と、やはり米任せであることが明らかに!
┠■<本日の再配信>新型コロナウイルスによる歴史的大暴落の影響と震源地・中国の現状~岩上安身によるインタビュー 第989回 ゲスト エコノミスト田代秀敏氏(前編)前半
┠■留学生も日本人も苦学生! 大半の大学は財政難! 東大のように、全授業を即オンライン授業は実現できない! 元UNHCR職員のIWJ会員米川正子氏よりメッセージをいただきました!
┠■【スタッフ募集・在宅テレワーク、地方在住者には都内で借り上げ社宅も!】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します! 地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能。コロナ感染リスクが高い東京の「通勤ラッシュ」も避けられます!! ぜひご応募ください!
┠■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!
┠■【スタッフ募集・動画班・ウェブ班】動画班・ウェブ班の柱となる撮影・編集の経験者を募集します! 時給1400円~にアップしました! 映像編集ソフト(Premiere, Aftereffect)やhtml、cssの知識、WordPressの実務経験ある方を歓迎します!
┠■【スタッフ募集・テキスト班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~
┠■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~
┠■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~
┠■【スタッフ募集・その他条件】IWJなら通勤ラッシュは避けられます! 残業代未払一切なし! 無駄な朝礼、会議なし! 在宅テレワークもあり! 地方出身者のための借り上げ社宅あり! 週休2日、「裁量労働制」「みなし残業」「固定残業」を排し、深夜の残業代割増できちんと支払われます! 契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!
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■はじめに〜政府・自民党が1世帯あたり30万円の現金支給で合意! なぜ個人支給ではないのか!? 東京では昨日新たな感染者が89人!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 安倍総理は昨日3日、自民党の岸田文雄政調会長と会談し、新型コロナウイルスの感染拡大に対する緊急経済対策として、収入が落ち込んだ世帯に対し、1世帯あたり30万円の現金を支給する方針で合意しました。

 政府は7日にも現金給付を盛り込んだ経済対策を決定する予定です。

※現金給付、1世帯30万円 所得減が条件、自己申告制―新型コロナで経済対策(時事ドットコム、2020年4月3日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040300729&g=pol

 政府・自民党は現金給付に関してあくまで「世帯」にこだわっています。

 これに対して立憲民主党の枝野幸男代表は、記者会見で次のように語りました。

「金額が大きくなることは、困窮の度が大きな皆さんを考えた時には歓迎すべきことではあるが、具体的にはいつまでに払えるのか、そしてどういう対象にお支払いをするのか。そして世帯当たりということになっているが、単身世帯もいらっしゃるでしょうし、お子さん等扶養されている家族が4人も5人もいらっしゃる方もいらっしゃる。収入が大幅に減ったというような要件を厳格に審査しようとすれば、相当な時間がかかることになる。

 が、まず、3月の月末を越えられなかった方がたくさんいる。また、これが4月の月末、5月の月末となれば、たとえば小規模事業者であれば、家賃、地代の発生がその都度出ているわけだし、そうした皆さんが支払えないということになれば、雇用の場を失う方がその都度大量に出てくる状況である。4月の給与や地代の支払いに先立つような、迅速な対応が必要であると思っている。

 念のため、皆さんご承知と思うが、我々は迅速な対応をするためには、1国民あたり、1住民あたりいくらで配ってしまうしかない、と。それを課税対象所得にすることで、所得の大きな方には、いずれ所得税で一定程度戻していただくというようなことで、迅速にやらなきゃならないということで申し上げてきた。

 さらに言うと、自粛要請によって、大幅に客足の落ちて、経営が成り立たない皆さんに対して、補償をすると。こちらについては、事業者なので、一定の保証の方針、指針が示されれば、たとえば地代の支払いなどについて、猶予をお願いするとか、雇用を一定程度抱え続けるとかできるが、補償をしないということを繰り返せば繰り返すほど、経営を維持できないという方が大幅に出てきて、これは大量の失業者を生むということになっていく」

※2020年4月3日 #枝野会見(立憲民主党)
https://www.youtube.com/watch?v=utfQsC2Z_cc&feature=youtu.be

 また、同じく立憲民主党の蓮舫参議院議員は、次のようにツイートしています。

 「所得減少をどうやって証明するのか確認をしたい。フリーランスの方など所得が安定しない場合は何を基準に『減少』とするのか。その証明を書類準備など含めてどうやって本人にさせるのか。
確認したいことしかない。

やはり、一律現金給付がまず先」

※蓮舫議員のツイート(2020年4月3日)
https://twitter.com/renho_sha/status/1245964029668933632

 東京都では昨日3日、新たに89人が新型コロナウイルスに感染したことが明らかになりました。これは、2日の97人よりは少ないものの、これに次ぐ2番目の多さです。東京では累計の感染者が773人となりました。

※東京都 新たに89人感染 新型コロナ(毎日新聞、2020年4月3日)
https://mainichi.jp/articles/20200403/k00/00m/040/121000c

 また、この89人のうち55人は今のところ感染経路が不明だとのことです。

 国内では、昨日までの累計で、最も多いのが東京都の773人、次いで大阪府の311人、千葉県の206人、神奈川県の205人、北海道と愛知県の190人、兵庫県170人、埼玉県119人、福岡県118人、京都府106人となっており、首都圏の1都3県だけで1303人と、全国2989人の4割以上となり、感染の拡大が際立っています。

 こうしてざっと見渡すと、感染者数は人口に比例していることがわかります。首都圏の1都3県の人口はおよそ4千万人近く。日本の総人口の3分の1に相当します。とはいえ首都圏の感染者数が多いことは間違いありません。首都圏にお住いの方、通勤・通学している方は、用心が必要です。

※新型コロナ 国内感染者2989人(3日午後6時半)(NHK、2020年4月3日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200403/k10012365921000.html

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◆中継番組表◆

**2020.4.4 Sat.**

【タイムリー再配信597・IWJ_YouTube Live】15:00~「『災害時に、国家緊急権は役に立たない』緊急事態条項・反対派の永井幸寿弁護士との議論で、賛成派の小林節氏に『地殻変動』 ~国家緊急権を徹底討論!」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2015年10月収録の、「被災者支援に携わる有志弁護士の会」主催で開催された「災害対策を理由とする【憲法改正】についての報道及び関係者向け意見交換会 ~緊急事態条項『国家緊急権』の創設は必要か~」の模様を再配信します。これまでIWJが報じてきた緊急事態条項関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b7%8a%e6%80%a5%e4%ba%8b%e6%85%8b%e6%9d%a1%e9%a0%85

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/271317
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【タイムリー再配信 598・IWJ_YouTube Live】18:00~「小池百合子 都知事 定例記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 4月3日に収録した、小池百合子都知事定例記者会見を再配信します。これまでIWJが報じてきた東京都知事関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%83%bd%e7%9f%a5%e4%ba%8b
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【タイムリー再配信 599・IWJ_YouTube Live】20:00~「新型コロナウイルスによる歴史的大暴落の影響と震源地・中国の現状~岩上安身によるインタビュー 第989回 ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 前編(前半)」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 3月25日に収録した、岩上安身による エコノミスト田代秀敏氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた田代秀敏氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%94%B0%E4%BB%A3%E7%A7%80%E6%95%8F

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470749

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◆中継番組表◆

**2020.4.5 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 600・IWJ_YouTube Live】20:00~「新型コロナウイルスによる歴史的大暴落の影響と震源地・中国の現状~岩上安身によるインタビュー 第989回 ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 前編(後半)」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 3月25日に収録した、岩上安身による エコノミスト田代秀敏氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた田代秀敏氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%94%B0%E4%BB%A3%E7%A7%80%E6%95%8F

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470749

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

故赤木俊夫氏の手記と財務省の報告書の齟齬への追及を、財務省は捜査への関連を理由に大半回答拒否! 検察による再捜査覚悟の表れか!?~3.24 野党による「森友問題再検証チーム」通算第50回ヒアリング 2020.3.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470663

立憲民主党・川内博史衆議院議員「医師の判断でPCR検査ができるのであれば保健所が断るなどしない限り3月で検査数が0件や数件なんてありえないでしょ」!!~3.30第3回 感染実態解明野党合同ヒアリング 2020.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/471208

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■「緊急カンパ」のお願い!! 3月のご寄付・カンパは78%の達成率で、4月からは1か月の目標額が約632万円となります! 創業以来使い続けているPCの買い替えも必要です! 改めて緊急カンパのお願いを申し上げます!! どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します!  

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心から感謝申し上げます。

 3月のご寄付・カンパの金額が確定いたしましたので、ご報告いたします。

 IWJでは1年間のご寄付・カンパの目標金額を5400万円に設定し、毎月未達成の金額を残りの月数で割って、1か月のご寄付・カンパの目標額としています。

 IWJの第10期、期首の8月1日から2月末日までのご寄付・カンパの金額から割り出した、3月からの1か月のご寄付・カンパの目標額は約585万円でした。

 これに対して3月のご寄付・カンパの金額は、396万4690円でした。これは目標額の78%の達成率にとどまっています。前述の皆様の温かいお気持ちによるご寄付のおかげで、ここまで積み上げることができたのですが、全体では残念ながら目標の22%が達成できませんでした。

 8月1日から3月31日までの8か月間のご寄付・カンパの総額は、2873万1787円で、これはこの期間のご寄付・カンパの目標額の79%にとどまっています。

 これにより、4月からの今期残りの4か月のご寄付・カンパの目標額は、2526万8213円となります。

 この金額を残り4か月で割ると、1か月あたりのご寄付・カンパの目標額は、約632万円となります。

 現在、日本経済は消費税増税に加え、コロナの影響によって巨大なダメージを受けつつあります。ご支援いただいている会員の皆様も、さまざまな面で困難な状況に遭遇されているのではないかと失礼ながらご推察いたします。

 そうした中でお願いすることは、ほんとうに心苦しいのですが、IWJの財政が、あまりにも切迫した状況となっているため、あえて「緊急カンパ」のお願いをさせていただきたく存じます。

 先日からお伝えしている様に、現在、IWJの創業時から使い続けてきたパソコンの寿命が尽きかけており、財政状況に加えて機材の状況もピンチとなっています。

 皆様から頂いた大切なご寄付・カンパによって活動しているIWJでは、できる限り経費を節約するために、2010年12月の創業時にまとめて買い入れたパソコン(PC)をずっと大切に使い続けてきました。

 ところがこれらの古いPCに搭載されている基本ソフト(OS)のウィンドウズ7のサポートが、今年1月に終了となりました。サポートが終了すると、ウイルス対策のためのアップデートがされなくなります。

 会員の皆様の個人情報も多数扱うIWJでは、セキュリティー重視の観点から、先日、専門家の手によってこれら古いPCのOSを最新のウィンドウズ10に更新しました。

 ところがウィンドウズ10をインストールした直後から、起動や使用中の安定性などに不具合の起きるPCが続出。6台のPCは専門家から寿命と判断され、早急に買い換えなければいけなくなってしまいました。

 現在、社内で問題なく使えるPCの数が限られてしまい、通常業務にも大きな支障が起きています。

 また、「岩上安身によるインタビュー」を社外で行う場合、パワーポイントを映し出すためのモニターを持ち出しているのですが、視聴者の方から「画面が小さく、文字が読みにくい」というご意見をいただき、先日、画面の大きなモニターを1台、新たに購入いたしました。

 第10期の後半に入り、特に1月、2月、3月に入ってからの、IWJの財政はますます厳しくなりました。そのような中で、今回のPC機材の新規購入は、セキュリティー確保のために、絶対に必要な設備投資なのですが、財政上は大きな負担となってしまいます。

 改めて申し上げますが、IWJではこれまで、スタッフの人件費や各種関係先への支払いを、未払いや遅払いにしたことは一度もありません。

 これまで、こうした財政的危機に際しては、代表である岩上安身がこれまでのジャーナリスト業で得た個人の資金を、IWJにつなぎ資金として提供してきましたが、それももはや限界です。

 このため、改めて「緊急カンパ」のお願いを申し上げます!! コロナ危機と経済危機とダブルパンチで、大きな危機に見舞われているのはIWJだけではないと思いますが、今ほど、IWJが社会に必要とされている時はないと思います。独立メディアとして、安倍政権翼賛の御用大メディアとは、一線を画した真実の報道を続けていきたいと存じます。

 どうか、皆様からの温かいご支援をよろしくお願い致します!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 なお、IWJでは毎期、決算報告を日刊IWJガイド、および会員向けメールでもご報告させていただいております。また、ホームページ上にも公開しており、過去の分とあわせていつでもご覧いただけます。

 IWJホームページの上端のメニューバーにある「ガイド・お知らせ▼」をクリックしていただき、プルダウンメニューから「IWJ決算報告」をご覧ください。

https://iwj.co.jp/join/about.html#overview

 特定のスポンサーをもたないことで、真の報道の自由を目指してきた独立メディアであるIWJは、活動経費の半分を皆様からのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆様の会費で賄っています。4月2日時点の会員数は4853名様です。会員の人数が増えれば、IWJの経営はそれだけ安定します。早く5000名様に再到達したいと願っています。

 IWJの一般会員へご登録いただければ、岩上安身によるインタビューなどのIWJオリジナルコンテンツを1か月間何度でもご覧いただけます。まだIWJ会員へのご登録がお済みでない方はぜひ、この機会に会員登録をお願いいたします!

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 サポート会員にご登録いただくと、全てのIWJのコンテンツをいつでもお好きな時に何度でもご覧いただけます。また、サポート会員の比率が高まれば、その分だけIWJの経営は安定します!

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 YouTubeでは、中継現場からあがってきた映像を、短くまとめたハイライト動画や、岩上安身によるインタビューなど、過去に人気があった映像のハイライト動画などがアーカイブとしてラインナップされています。スタート画面に、大きなタイトルをつけて、皆さまにわかりやすくご案内もしています。下記のURLから、一度ご覧になってみてください。

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■国連人権報告者たちが新型コロナウイルス対策を口実とした権力者による人権抑圧を懸念する声明を発表! 英エセックス大学人権センターフェローの藤田早苗氏が翻訳!

 英国エセックス大学人権センターフェローで、IWJにも岩上安身によるインタビューや寄稿、講演やシンポジウムでたびたびご登場いただいている藤田早苗氏と翻訳チームが、複数の国連人権特別報告者による新型コロナウイルスに関する2つの声明を翻訳しました。

 藤田氏の活動を支える「日本の表現の自由を伝える会」のホームページに掲載されました。

※日本の表現の自由を伝える会
https://hyogen-tsutaeru.jimdofree.com/

 1つ目の声明は、3月16日に出された「新型コロナ感染症:国家は緊急対策を人権抑圧のために濫用してはならない―国連専門家」で、緊急事態宣言などの非常権限を過剰に行使しないようにと訴えたものです。

 声明は、
・非常権限の行使は公的に宣言されるべきであり、また移動や、家族生活、集会に関する基本的人権が著しく制限される場合において、関連のある条約機関への通告を要請する。
・コロナウイルスの流行にもとづく緊急事態宣言は、特定の集団やマイノリティー、個人を標的にするために行使されるべきではない。またそれは、医療という名目で弾圧的な措置を隠蔽したり、あるいは人権擁護者を沈黙させたりするために使われてはならない。
・ウイルスに対する制約は、合法的な公の医療目的であるべきであり、また少数意見を鎮圧するために行使されてはならない。

 といった、国連人権専門家の提言が紹介されています。

※新型コロナ感染症:国家は緊急対策を人権抑圧のために濫用してはならない―国連専門家
http://www.nagoya.ombudsman.jp/himitsu/200316.pdf

 また、3月26日に出された2つ目の声明は、「新型コロナウィルス感染症に関して例外はあってはならない: “すべての人は人命救助を受ける権利がある”―国連専門家」というもので、障害者や低所得者、マイノリティーなどに対しても例外なく公的な医療や支援が受けられるように求めています。

 声明では
・すべての人は、例外なく人命救助を受ける権利をもち、そしてそれは政府の責任として義務付けられている。資源や公的または民間の保険が不足していることは、特定の患者集団に対する差別を正当化する理由にしてはいけない。
・すべての人は健康への権利をもつ。それは、障害を持つ人々、高齢者、マイノリティーの集団、先住民族、国内避難民、極度の貧困状態にある人々、人口密度の高いところに住んでいる人々、居住型施設に住んでいる人々、留置所にいる人々、ホームレスの人々、移民や難民の人々、薬物依存の人々、LGBTやジェンダーの多様な人々、全てを含み、これらの人々や集団は政府からの支援を受ける必要がある。

 と訴え、「国家は、危機によって不相応に影響を受け、最もリスクにさらされている人々に支援が行き届くように、追加の社会的保護措置を講じなければならない」と、強調しています。

※新型コロナウィルス感染症に関して例外はあってはならない: “すべての人は人命救助を受ける権利がある”━国連専門家
http://www.nagoya.ombudsman.jp/himitsu/200326.pdf

 ハンガリーでは、オルバン首相が新型コロナウイルスの感染拡大に対してすでに出している非常事態宣言を無期限に引き延ばす法案が、3月30日に議会で可決されました。この法案では、新型コロナウイルスとの戦いを妨げるフェイクニュースを流した場合、最大で5年間収監されるとの項目もあり、政権批判への弾圧に使われる危険性が指摘されています。

※ハンガリーの首相権限、無期限に拡大 「独裁」か(日本経済新聞、2020年3月31日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57458480R30C20A3000000/

 また、新型コロナウイルスへの対策で首都マニラが封鎖されているフィリピンでは、ドゥテルテ大統領が4月1日、「封鎖されている地区で問題を起きた場合、あるいは人々が争い自分の命が危険にさらされる事態になった場合は、射殺するように」と、警察や軍、自治体関係者に命令しました。

※封鎖中に問題起こす者は「射殺」を、比大統領が発言(AFPBB、2020年4月2日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3276841

 岩上安身は3月14日、安倍総理記者会見で、改正新型インフルエンザ等特別措置法で発令が可能となった緊急事態宣言について、「ひとつの布石となって、国民を慣らし、その後にこの(憲法の)緊急事態条項を導入するのではないか」と質問しました。これに対して安倍総理は改憲は「国民の皆様が決めるものだ」と回答するにとどめ、「安倍独裁」を否定しませんでした。

※総理会見で岩上安身が直撃質問!「報道、言論の自由は担保されるのか?」「非常事態宣言で国民を慣らし、改憲で緊急事態条項を導入!?」安倍総理は「安倍独裁」を否定せず「国民が選ぶこと」と回答!! 2020.3.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469996

 IWJはこれまで、自民党の改憲草案に盛り込まれた「緊急事態条項」が、無期限の独裁が可能であることを指摘し続けてきました。世界中で新型コロナウイルスの感染拡大を契機に独裁が進む中、日本も他人事ではないかもしれません。

※いつでも独裁が可能!? いつまでも独裁が可能!? 憲法で堂々と独裁を肯定!? より危険性が高まった自民党新改憲の緊急事態条項!~5.21 岩上安身によるインタビュー 第867回 ゲスト 永井幸寿弁護士インタビュー 2018.5.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421982

※自民党改憲草案の緊急事態条項は戦前の国家総動員法の起動スイッチ!? 衆院解散で「ナチスの手口」がいよいよ現実に!? ~岩上安身によるインタビュー 第788回 ゲスト 早稲田大学教授 長谷部恭男氏 2017.9.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398845

※【特別掲載!】安倍総理による「改憲隠し」にダマされるな! 参院選の真の争点は改憲と「緊急事態条項」の創設である〜岩上安身による『前夜・増補改訂版』の「まえがき」を緊急アップ! 2016.6.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/309102

※【特別掲載!】基本的人権を停止させ、国民が「公の機関」の指示に従う義務をうたう「緊急事態条項」を警戒せよ!~『前夜・増補改訂版』より抜粋第2弾!「第九章 緊急事態」をアップ! 2016.6.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/309929

 岩上安身による藤田早苗氏インタビューは以下のURLからご覧ください。

※「秘密保護法は日本自ら批准した『国際人権条約』にも違反している」~岩上安身によるインタビュー 第377回 ゲスト 藤田早苗氏(英エセックス大学人権センター講師) 2013.12.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/116997

※「情報は人権の要石」 国連・自由権規約委員会での秘密保護法審査を前に、岩上安身が英エセックス大学人権センター講師・藤田早苗氏に聞く~岩上安身によるインタビュー 第428回 ゲスト 藤田早苗氏 2014.6.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/147623

※「戦争は秘密から始まるという真実」――国連を通じて働きかけ続ける英エセックス大学人権センター・フェロー藤田早苗氏に岩上安身が聞く~ 岩上安身によるインタビュー 第498回 ゲスト 藤田早苗氏 2015.1.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/215066

※沖縄・高江での機動隊の暴力や自民党改憲草案の危険性については、国連にも伝わっている! 岩上安身によるインタビュー 第695回 ゲスト 英国エセックス大学人権センター・フェローの藤田早苗氏 2016.12.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/353898

■<ニュース・フラッシュ>
【1】尖閣の警備に大型ヘリとサブマシンガン装備の「国境離島警備隊」発足! 隊長も予算も国から

 沖縄県の尖閣諸島など離島の警備のため、沖縄県警の「国境離島警備隊」が1日、発足したことを朝日新聞ほか各紙が報じました。離島対応専門の初の警察部隊で、武装集団の不法上陸・占拠などに備えるとのことです。

※尖閣不法上陸を警戒、武装集団対応も 県警に離島警備隊(朝日新聞、2020年4月2日)https://www.asahi.com/articles/ASN417GGHN30UTIL05X.html

 記事によれば、警備隊は151人で、隊長は警察庁キャリアの警視正、約40人は警視庁など他の都道府県警からの出向者で構成。自動小銃や機関拳銃(サブマシンガン)を装備。20数人乗り大型ヘリを那覇市の県警本部の本拠地と、支援用に福岡県警にも配備し、那覇から尖閣などに直行します。

 警備隊の発足は、尖閣諸島の魚釣島での不法上陸事件など、中国側の動きが活発化していることが背景にあると、朝日は報じています。2019年は、中国公船による接続水域の航行が延べ1097隻で過去最多、領海侵入も延べ126隻に上ったとのことです。中国公船は中国海警局に所属し、海警局は軍系統の人民武装警察部隊(武警)に編入されているとのことです。

 武装集団などの上陸への対処方法は、最初に海上保安庁が相手船舶の航行を阻止。それでも上陸を図る場合は、県警の国境離島警備隊がヘリで島に上陸して制圧や検挙にあたるとのことです。さらに相手の武力が県警の警備隊の対処能力を超えた場合は、自衛隊が「治安出動」することになります。

 県警は、自衛隊が治安出動しても、武力攻撃事態に発展するまでは制圧活動を続ける意向のようですが、陸上自衛隊では「事態が緊迫化すれば警察部隊も自衛隊による救助の対象」「その点の議論が詰まっていない」と述べているとのことで、混乱の発生も予想されます。

 警備隊の費用は全額警察庁の国費で、約71億円とのことです。もともと警察庁予算には都道府県警察予算の一部も含まれます。とはいえ国境離島警備隊は、隊長が警察庁キャリアであることも含めて、2012年に国有化された尖閣諸島を守るための、文字通り国の意志による警備隊と言えます。

【2】コロナ危機が世界的な食料不足を招く!! 国連食糧農業機関(FAD)・世界保健機関(WHO)・世界貿易機関(WTO)の事務局長が連名で警告!! 食料品のサプライチェーン破壊が食料の買い占め、奪い合い、食料価格の暴騰を招く危険性も!? 日本の食糧自給率はわずか37%!!

 コロナ危機が世界的な食料不足を招く危険性を、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)、世界貿易機関(WTO)の3機関の事務局長が1日の共同声明で警告したことをAFPが報じました。

※新型コロナに続き「世界的食料危機」の恐れ、国連とWTOが警告(AFP、2020年4月2日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3276744

 AFPの記事は、ロックダウンされた都市の住民がパニックになって買い物に走り、スーパーの棚が空になっており、これは「食料品のサプライチェーンの脆弱さ」の表れだとしています。

 そしてFAOの屈冬玉(Qu Dongyu)事務局長をはじめとする3機関の事務局長は、「食料品の入手可能性への懸念から輸出制限のうねりが起きて国際市場で食料品不足が起きかねない」と指摘しているとのことです。

 AFPは、以下のさまざまな要因が、食料不足を発生させるとしています。

(1)食料不足・暴騰への懸念から、食料品の国際貿易に深刻な影響! ロシアはすでに小麦の輸出規制を検討!

 2007年からのリーマン・ショック世界金融危機で、コメ生産国のインドとベトナムがコメの国内価格上昇を避けようとして輸出を規制したため、「コメの国際価格が急騰して一部の発展途上国で暴動が起きた」前例があるとAFPは報じてます。

 今回のコロナ危機ではすでに、「ロシアが、小麦の国内価格の上昇を防ぐためすでに備蓄の放出に踏み切り、輸出規制も検討している」とのことです。
 
(2)移動制限等による労働者不足が、農業生産から加工・流通までサプライチェーン全体に悪影響

 長期的には、都市等の封鎖と人の移動制限で「農業労働者の確保や食料品の市場への出荷が不可能」になることが指摘されています。

 日本でもすでに、コロナの影響で、農業や畜産分野の外国人技能実習生、約1000人が来日不能となっていることを、3月25日の日刊IWJガイドでお伝えしました。

※農業分野の外国人技能実習生1000人が、コロナで来日不可能に!!(日刊IWJガイド、2020.3.25日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39846
 
 農業の生産現場だけでなく、加工、流通のすべての場面で、自国民・外国人を問わず、労働者が業務に携わることができなくなる事態が現実に発生し始めているのです。この問題は甘く見ない方がいいと思われます。

 AFPの記事では、イタリアとフランスで、「スーパーマーケットのレジ係が新型コロナウイルスに感染」し、「一部の労働者が感染予防措置や防護具が不十分だとして職場を放棄」した例や、米国で「高級スーパーのホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)で職場放棄が起きた」例が紹介されています。

 FAO、WHO、WTOの事務局長らは、関係する人の健康を守り、食料品のサプライチェーンを維持するために、「食料の生産・加工・流通に携わる労働者を保護する必要」を訴えたとの事です。

 2月から3月にかけて、自動車産業等のサプライチェーンの破壊によるグローバル経済へのダメージが注目されましたが、人間の生存そのものに直結する農産物・食料品のサプライチェーンの破壊がもたらす影響は文字通り、はかり知れません。

 日本の食料自給率は2018年度、カロリーベースで37%に過ぎません。

※日本の食料自給率(農林水産省HP)
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html

 この事態を受けて、岩上安身は、以下のようにツイートしています。

 「食料の値段が高騰する可能性が。日本の食料自給率を考えたら、寒気がする事態」

※岩上安身のツイート(2020年4月3日)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20200403#more-78201

【3】政府が大企業に1000億円出資、投資総額は4000億円に! 一方、中小企業には5000億円規模の支援で、1件3億円の実質無利子・無担保の融資! 速やかな適用を!

 コロナで影響を受けた大企業の支援のために、政府が1000憶円を出資する検討をしていることが報じられました。

※政府、政投銀通じ大企業向け出資枠 1000億円規模で調整(日本経済新聞、2020年4月2日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57579430S0A400C2MM8000/

 この投資は、日本政策投資銀行の「特定投資業務」という枠組みを通じて行われる予定で、同銀行の資金や民間銀行の融資をあわせると4000億円規模の投融資が想定されているとのことです。

 記事によれば、1社あたり数十億円から数百億円の規模で、対象業種は特定しないとのことです。渡航制限により旅客数が急減した航空会社や、サプライチェーンの分断で工場の稼働停止を余儀なくされた自動車関連など、幅広い企業が対象になる模様です。

 一方、日本の雇用の約7割を占める、中小企業や小規模事業者への支援についてはどうでしょうか。

 政府が3月10日にまとめた金融支援策1.6兆円のなかで、中小企業を対象に実質無利子、無担保で融資する5千億円超の新制度の創設などが謳われていました。

※金融支援1.6兆円に 政府対策第2弾(日本経済新聞、2020年3月10日)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO56574510Z00C20A3MM8000/

 4月2日の時点では、中小企業への具体的支援策として、融資限度額3億円の無利子・無担保融資をはじめ、最大2.8憶円の借入債務を保証する「セーフティネット保証」と「危険関連保証」(併せて5.6億円保証)や、1000万円を限度とする設備投資等の補助金などを経済産業省から示されています。

※新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ(経済産業省HP、2020年4月2日)
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf

※経済産業省の支援策(経済産業省HP、2020年4月2日時点)
https://www.meti.go.jp/covid-19/

 中小企業や小規模事業者は、日本人の職場の大半といってよいわけですから、これらの支援策が申請企業に対して速やかに適用され、確実な効果をあげることが望まれるのは言うまでもありません。

 特に、鍵を握るのは、在宅テレワークの推進です。現実には、大企業はともかく、大半の中小企業、個々の従業員の人達に業務用レベルのPCや通信設備を賄える投資余力がありません。これは学校についてもいえることですが、業務の内容、授業の内容を在宅で、オンラインでできるようにするには、政府や自治体からの補助金・助成金が不可欠です。融資で在宅テレワークのための設備投資の負担を背負わせるのは、中小企業主には荷が重すぎます。

 コロナ問題が持ち上がる前から、政府・自治体は「働せ方改革」としてテレワーク推進を進めてきましたが、中小企業への支援が少な過ぎます。これでは、実効性がありません。政府、自治体、そしてメディアも、中小事業者に在宅テレワーク推進のため何をすべきか、真剣に考えるべきであると思われます。

■米軍内で広がる新型コロナウイルス! 日米地位協定にもとづく米軍人の日本国内への自由な出入りを懸念するIWJ記者の質問に河野太郎防衛大臣は「米側が日本の検疫と同様の措置をとっている」と、やはり米任せであることが明らかに!

 昨日、IWJは河野太郎防衛大臣定例記者会見に参加し、昨日のこの日刊IWJガイドでもお伝えした、米軍内で広がる新型コロナウイルス感染と日米地位協定について質問を行いました。

※米海軍空母「セオドア・ルーズベルト」で新型コロナウイルス感染者が93人! 150人から200人との報道も! 米国務省は感染者を公表しないよう命令!?(日刊IWJガイド、2020年4月3日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39916

IWJ記者「在日米軍についておうかがいします。

 横須賀の米海軍『ロナルド・レーガン』で乗組員2人が新型コロナウイルスに感染したことが報じられています。

 『HispanTV』というスペイン語放送は、米国務省が安全保障上の理由で感染者数を公表しないよう指示したと報じています。

 米空母『セオドア・ルーズベルト』では、航海中に3人の感染者から短期間で90人以上に感染が広がったとの報道もあります。

 米軍は日米地位協定によって、日本による検疫もなく、米軍基地から直接日本国内に自由に出入りできるはずです。

 防衛省は、在日米軍内の新型コロナウイルス感染者の情報を詳細に共有されているのでしょうか?

 また、外務省が米国からの入国を拒否している状況にあって、米軍人が自由に日本国内に出入りできる状況を、大臣はどのようにお考えでしょうか?」

河野太郎防衛大臣「在日米軍内の感染者も、日本の保健所と情報の共有はできております。

 また、在日米軍が米軍施設に出入りする場合には、米側が日本の検疫にもとづいて、同様の措置を、現在とっているところでございます。

 在日米軍としても、この新型コロナウイルス感染の防止は課題ですので、そこはしっかりとやっております」

 河野防衛相の回答からは、在日米軍による新型コロナウイルスの日本国内への持ち込みが、全く米側任せだということが明らかにわかります。

■<本日の再配信>新型コロナウイルスによる歴史的大暴落の影響と震源地・中国の現状~岩上安身によるインタビュー 第989回 ゲスト エコノミスト田代秀敏氏(前編)前半

 今年3月25日に収録した、岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビューを2分割し、本日と明日、午後8時から再配信いたします。

 このインタビュー直前には、小池百合子東京都知事が記者会見を行い、「オーバーシュート」「ロックダウン」などのカタカナ言葉を多用し、「現在は重大局面だ」として、夜間や週末の外出自粛や、平日の自宅での勤務を要請しました。

※感染爆発の重大な局面!! 都内で新たな感染者41名!都知事、都市封鎖(ロックダウン)の可能性示唆!~3.25小池百合子都知事 記者会見 ―福祉保健局長ほか 2020.3.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/470885

 田代氏は、「東京を封鎖すれば空前の不況が来る。廃業、倒産に追い込まれる会社は結構出る」と指摘し、それにもかかわらず、具体的対策を先延ばしし、国民に何も示さないことを批判しました。田代氏は、医療対策も事業者対策も全て中途半端である点について、「バブル崩壊後の経済政策に似ている」とも指摘しています。

 また、米国が新型コロナウイルス対策で、積極的な経済対策を取ったことについて、田代氏は、「ゼロ金利をとって(株価が)大暴落した。政府が『最後のカードを切った』ことで、市場は『そこまでひどいのか』と。そこで慌てて、無制限の金融緩和を言い出した。これで大暴騰が起きた。でもこれ以上の手がない」と解説し、米国経済の先の見えない状況を指摘しました。

 続きは是非、本日午後8時からの再配信をご視聴ください!

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【タイムリー再配信 599・IWJ_YouTube Live】20:00~「新型コロナウイルスによる歴史的大暴落の影響と震源地・中国の現状~岩上安身によるインタビュー 第989回 ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 前編(前半)」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
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 再配信は冒頭のみオープンで、その後は会員限定となります。この機会に是非、会員へのご登録もお願いいたします!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは、サポート会員にお切替えいただいて、あるいはかつて会員だった方は再開して、ご支援ください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■留学生も日本人も苦学生! 大学は財政難! オンライン授業は実現できない! 元UNHCR職員のIWJ会員米川正子氏よりメッセージをいただきました!

 元UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)職員としてコンゴ民主共和国やルワンダで仕事をし、現在NPO法人RITA-Congo(コンゴの性暴力と紛争を考える会)共同代表として難民や紛争と平和に関する研究や活動を行い、IWJへも何本も寄稿してくださっているIWJ会員の米川正子氏より、IWJへメッセージが届きました。

 IWJは4月2日のこの日刊IWJガイドで、東京大学が全部局でオンライン授業を開講する方針を発表したとお伝えしました。

※4月1日、日本の感染者は最多の265人に!! エイプリルフール狙いか? 石川県の谷本正憲知事は自粛疲れの都民を狙って金沢への「息抜き」観光を誘いアピール! 東大は全部局オンライン授業! 延期した途端に、コロナの終息見えない中で来年の五輪予算獲得を誓う鈴木大地長官の見識!?(日刊IWJガイド、2020年4月2日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39913

 この記事について、大学でのお仕事もされている米川氏は、「大学によっては、苦学生(日本人、留学生ともに)が多く、かつ財政難で実現できないところがある」とご指摘し、次のような情報を提供してくださいました。

 「そもそも携帯は持っているものの、PCを持っていない学生もいます。

 携帯で参考資料を見ることができても、小さすぎるため、オンライン授業を行っても学習の意欲が下がる可能性が高いと懸念を抱いています。

 ある大学では、学生の約40%が留学生で、中国、ベトナム、ネパール、ミャンマーなどのアジア諸国出身が圧倒的に多く、そのほとんどの来日目的は就労です(欧州からの「リッチな学生」と異なる)。

 日本人学生の中でも苦学生が多く、PCを購入できる経済的余裕がないと思われます。

 大学でもwifi以外の設備とスペースが十分に整っていません。このように財政難がある地方大学はいくつかあると聞いています」

 政府は、こうした実情をきちんと調査し、政策に反映すべきではないでしょうか。

 米川正子氏によるIWJへの特別寄稿もあわせてご一読ください。

※【特別寄稿】米川正子
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%B1%B3%E5%B7%9D%E6%AD%A3%E5%AD%90

■【スタッフ募集・在宅テレワーク、地方在住者には都内で借り上げ社宅も!】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します!地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能。コロナ感染リスクが高い東京の「通勤ラッシュ」も避けられます!! ぜひご応募ください!

 IWJではテキスト班、動画班、事務ハドル班などの一部で、コロナウイルスショックに見舞われる前から、在宅テレワークでの働き方を進めています。

 テキスト班は、リサーチや記事執筆、岩上安身のインタビューのパワーポイント作成や、この日刊IWJガイドの執筆などを在宅でお願いしています。

 動画班では、お住いの地域での中継スタッフをお願いします。動画編集が得意な方であれば、在宅でYouTubeのIWJアカウント「Movie Iwj」用の動画編集をお願いいたします。

 事務ハドル班は、岩上安身のインタビューのアポイントやIWJの日々の中継の手配、取材交渉などを、在宅でお願いいたします。

 首都圏近郊にお住まいであれば、週のうち何日かは事務所に出勤、残りは在宅テレワークという働き方も可能です。東京から離れた、通勤はまったく無理な地方の方も、在宅テレワークで働くことが可能です。

 また、IWJには借り上げ社宅という制度もあります。都内のIWJの事務所の近くに会社が借り上げたワンルームマンション等に、住居費の半額を支払って住み、通勤時間ゼロで仕事をすることができます。

 東京は家賃が高く、安い家賃の物件を探そうとすると、都心からかなり離れないと見つけられません。そのために他の都市圏では考えられないほどの超長時間の遠距離通勤が「当たり前」とされているのです。

 しかも、通勤時間帯では、他の地方では考えられないほどのラッシュとなり、「換気の悪い、密閉空間」に閉じ込められるわけで、コロナ感染のリスクがきわめて高い状態にさらされ続けることになります。その点からも、満員電車のラッシュは避けるに越したことはありません。

 地方にお住いの方でも、また、首都圏でも都心までは遠距離で毎日通うのは大変、という方でも、ぜひご応募ください!

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 進路として、報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! ポストドクターの方も含めて、報道に興味ある学生の方は、上記応募フォームより、ぜひご応募ください!

■【スタッフ募集・動画班・ウェブ班】動画班・ウェブ班の柱となる撮影・編集の経験者を募集します! 時給1400円~にアップしました! 映像編集ソフト(Premiere, Aftereffect)やhtml、cssの知識、WordPressの実務経験ある方を歓迎します!

 現在、IWJではYouTubeに力を入れています。動画班では、撮影だけでなく、動画の編集経験者も募集しています。

※Movie Iwj
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos

 映像編集ソフト(Premiere,Aftereffect)での実務経験のある方を歓迎します。IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトのスキルがあればなお可です。

 経験・技術のある方は、これまで時給1300円からのスタートでしたが、時給1400円からのスタートにアップしました!

 また、ウェブ班でもYouTube動画のサムネイルデザインなどを行っています。

 ウェブ班で必要なスキルは、html、cssの知識およびWordPressでの実務経験ですが、IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトが扱える方は歓迎します。php、javascriptなどが使える方も歓迎します。

 面談の際に、履歴書と成果品(作品)を持参してください。

 取材内容を把握し、必要なカットを無駄なくつなぐ編集センス、視聴者の目を引く効果的なサムネイルデザイン、発言者のセリフを伝える字幕、場面を盛り上げる効果的な音楽などでIWJのYouTubeアカウントを盛り上げてください!

■【スタッフ募集・テキスト班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方:時給1500円~にアップしました!/日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他:時給1300円~

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任を持って携わっていただける方の時給は、これまで1350円からのスタートとしていましたが、新年より1500円からのスタートと、大幅にアップすることにいたしました!

 パワポ作成には書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集しています。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業は、パワポ作成の担当にかかわらず、すべてのテキスト班スタッフの共通の仕事となります。パワポ作成には関われないが、他のテキスト班の業務は可能という方は、時給1300円からのスタートになります。

■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者:時給1100円~/記事執筆できる方:時給1200円~

 IWJではカメラを持って現場へ行き、中継と取材を行う記者を募集しています。機動力が求められますので、運転免許をお持ちの方、特に運転に慣れている方は大歓迎です。体力のある方であれば、男女は問いません。

 動画未経験の方は時給1100円からのスタートになります。また、取材した動画に添える記事も書ける方は、時給1200円からのスタートとなります。

■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円~/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円~

 事務班は電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、イベント開催の準備など、IWJの中核となる岩上安身のスケジュール管理という、まさに屋台骨となる重要なお仕事です。

 ハドル班は岩上安身以外の記者・カメラマンの中継のアポ取りや取材の手配をしたり、再配信や録画配信の予定を立てるのが主なお仕事です。こちらのお仕事の希望者も募集しています。IWJのヘビーユーザーで過去のコンテンツをよく知っているという人には有利な職種です。

 時給1150円からのスタートですが、特にスケジューリングの実務経験のある方、企業の秘書・マネージャー業種の経験のある方は、時給1200円以上からのスタートと、さらに優遇します!是非ご応募ください!

■【スタッフ募集・その他条件】IWJなら通勤ラッシュは避けられます! 残業代未払一切なし! 無駄な朝礼、会議なし! 在宅テレワークもあり! 地方出身者のための借り上げ社宅あり! 週休2日、「裁量労働制」「みなし残業」「固定残業」を排し、深夜の残業代割増できちんと支払われます! 契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します!

 コロナウイルスが蔓延して、日常生活においても感染が心配な日々が続きますが、IWJでは、スタッフが一律に定刻に出社退社するという制度になっていません。創業期からですが、機能的に仕事をするために無意味な通勤ラッシュを避けて時差通勤を徹底しています。また、体調が悪いが欠勤するほどではないという時などは、職務内容にもよりますが、柔軟に在宅テレワークに切り替えることも、かねてより実践しています。

 そしてもう一点、残業代不払いは一切なし! 同時に無駄な会議もありません! ホウレンソウや引継ぎ等は、おおむねメーリングリストやメール、LINEなどですませています。スタッフが総勢顔をそろえて延々と無駄な会議をやることも、意味のない形式だけの朝礼をすることもありません。無駄な時間は使わず、集中して業務に取り組み、チームワークを発揮するというのがIWJのポリシーです。

 すべての班に共通して、スタート時はアルバイトとなりますが、実績次第で契約社員、正社員への昇格が可能です。正社員の定年は65歳で退職金も会社として積み立てています。

 また、通勤交通費や業務中に移動した交通費、および仕事上必要になった経費やカメラ・PCなど必要な備品も会社が別途支給します!

 なおIWJでは、全職種で、残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。

 メディア業界はどこも、「裁量労働制」(注)をとっているところがほとんどですが、この裁量労働制は過労死に至るほどの長時間労働の根源です。NHKや電通でも長時間労働の果てに過労死・過労自殺などの痛ましい事件が起こっていることは、みなさんご承知の通りです。

 IWJでは、記者職・編集職であっても、裁量労働制はとっていません。長時間残業はさせず、6時間ごとの休息もとらせ、週2回の休みも必ずとらせています。IWJでは「サビ残」や「残業代不払い」などは一切ありません!

(注)「裁量労働制」は何時間働いても一定時間の労働と「みなす」制度です。専門職など労働者の裁量で時間管理するとされますが、経営側に都合の良い「定額働かせ放題」になりがちなのが実態です。「みなし残業」も、何時間残業しても一定時間の残業と「みなす」制度です。「固定残業代」というのも同じです。要するに労働者を長時間「働かせホーダイ」にし、その賃金を支払わずにすませるトンデモない制度なのです。

 裁量労働制の問題については、岩上安身による明石順平弁護士へのインタビューをご覧ください。

※「低賃金・長時間労働」その結果としての「過労死」の元凶は「残業代不払い」!! ~「裁量労働制」が労働者を殺す!~岩上安身によるインタビュー
第979回ゲスト『人間使い捨て国家』著者・明石順平弁護士 前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465264

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXmrohCgSv4wxA-iWUk227Ber03r14GPhDoJgu4xyFyxKiCA/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、磯貝哲男、木原匡康、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】