日刊IWJガイド・土曜版「日本に三権分立は存在するのか!? 東電刑事裁判の判決の朝、大谷直人最高裁長官が安倍総理と会っていた! 砂川裁判のときのマッカーサー駐日大使と連絡を取り合いながら米国の望む判決を出した田中耕太郎最高裁長官の姿が重なる!」2019.9.21日号~No.2564号~(2019.9.21 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~<本日の録画配信・1>「シングルマザーが生きやすい社会は誰もが生きやすい社会! 無償労働・ケア労働をしながら有償労働ができることが、人間本来の働き方! 岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏インタビュー (3/3)」を公共性に鑑み、全編フルオープンで録画配信します!
┠■【中継番組表】
┠■20日の大臣定例記者会見、高市早苗総務大臣はIWJ記者だけ指名せず、質問は3人で打ち切り! 菅原一秀経産大臣は10分で打ち切り! 一方、台風被害が深刻な森田健作千葉県知事は10月17日まで会見の予定なし!! 理解しがたい説明責任の回避!!
┠■日本に三権分立は存在するのか!? 東電刑事裁判の判決の朝、大谷直人最高裁長官が安倍総理と会っていた! 砂川裁判のときのマッカーサー駐日大使と連絡を取り合いながら米国の望む判決を出した田中耕太郎最高裁長官の姿が重なる!/本日午後3時より、2014年に収録した、砂川裁判と日米密約交渉について書かれた『検証・法治国家崩壊』の著者・吉田敏浩氏への岩上安身によるインタビューを再配信します!/岩上安身による海渡雄一弁護士へのインタビューが9月28日に決まりました!
┠■<本日の録画配信・2>「処罰されないヘイトスピーチ」「朝鮮学校への高校無償化排除」に抗議の声! メディアの嫌韓煽動がはびこる中で、多民族が共に生きられる日本社会を! 本日午後5時より、9月7日に行われた「関東大震災96周年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」を録画配信します!
┠■10月2日、東京・渋谷での「緊急(ファンドレイジング)座談会」が決定しました! ゲストは新聞労連委員長で朝日新聞記者の南彰氏、元朝日新聞記者で立憲民主党の公認で参院選に立候補した山岸一生氏、東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏の3氏が決定!
┠■IWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への 支援金の募集を始めました。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
┠■消費税率の引き上げに伴う会費の価格改定のお知らせ! この機会にぜひ年払いでのお支払いをご検討下さい。
┠■岩上安身からのご支援のお願い! 9月も3分の2をすぎた段階ですが、あと42%集まらないと、第10期の6分の1に相当する8、9月分の目標額が未達となってしまいます! 控訴審の費用もかかります! 日本の言論の自由・表現の自由を守る独立系メディア、IWJへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!
┠■<今後の岩上安身によるインタビュー>9月14日と15日、岩上安身は、日本のメディア状況に危機感を抱き、メディアの根本問題を指摘する滋賀県立大・河かおる准教授へ録画インタビュー/河かおる准教授が訴えるChange.orgキャンペーン「『多種多様』がどうしてダメなの?! 外国人学校に幼保無償化を適用してください!」にもぜひ、ご協力ください!/9月27日には、元外務省国際情報局長の孫崎享氏に岩上安身がインタビューします。孫崎氏には、嫌韓騒動の空騒ぎの間に進む日本の兵器爆買いや、イラン敵視政策を強める米国とイスラエル主導の中東情勢について詳しく語っていただく予定です/9月28日、福島原発告訴団弁護団・刑事訴訟被害者参加代理人弁護士・海渡雄一氏へインタビューします!
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■はじめに~<本日の録画配信・1>「シングルマザーが生きやすい社会は誰もが生きやすい社会! 無償労働・ケア労働をしながら有償労働ができることが、人間本来の働き方! 岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏インタビュー (3/3)」を公共性に鑑み、全編フルオープンで録画配信します!
 
 おはようございます。IWJ編集部です。

 ラグビーワールドカップ2019日本大会で昨日20日、日本代表がロシア代表を30対10で下しました。

※38歳トンプソン「これがW杯」偉業4大会連続出場(日刊スポーツ、2019年9月20日)
https://www.nikkansports.com/sports/rugby/news/201909200001270.html

 本日午後7時より、8月20日に録画した「岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏インタビュー 3/3」を全編フルオープンで録画配信します!

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【録画配信・IWJ_Youtube Live】19:00~
シングルマザーが生きやすい社会は誰もが生きやすい社会! 無償労働・ケア労働をしながら有償労働ができることが、人間本来の働き方! 岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏インタビュー 3/3
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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 本日お届けする、岩上安身による渡辺照子氏へのインタビューは、の3編の最終編です。

 先の参院選に比例区でれいわ新選組より立候補した渡辺照子氏は、元派遣労働者でシングルマザー。れいわ新選組が参院選に擁立した様々な「当事者」の一人です。

 8月7日に行われた1回目のインタビューでは、渡辺氏は、出産のため大学を2年で中退しなければならなかったことや、配偶者が2人の子供を残して失踪してしまい、シングルマザーとなってしまったこと、さらに子供2人を抱えて一時期はホームレスだったことも明かしました。渡辺氏はその後、実家で親と同居しながら働いて子育てをし、働き過ぎで倒れて入院してしまいました。退院した後も鬱となったと、これまでの苦労を語りました。

 9月9日に録画配信した中編では、労働問題に詳しい渡辺氏に、「2018年問題」について、おうかがいしました。政府は2013年に「労働契約法」を、2015年に「労働者派遣法」を改正しました。これにより、派遣労働者など有期雇用の労働者は、2018年から雇用期間に期限のない「無期雇用」への転換を企業に申し込めるようになりました。

 しかし、人件費の増大などを懸念する企業は、無期雇用への転換などへの権利が生じる前に、「有期雇用」の人を雇い止めにし、「非正規で働く人の安定雇用」とは全く正反対のことが行われています。これが「2018年問題」です。

 渡辺氏は2001年から派遣労働者となり、2015年8月26日には、労働者派遣法改正案を審議している参議院の厚生労働委員会に「宇山洋美」の仮名で参考人として登壇しています。しかし、2017年には16年8ヶ月勤務した派遣先企業から一方的に雇い止めを通告されてしまいました。

 本日お届けする後編では、「改正」派遣法に定められた4項目の雇用安定措置が、現実には問題だらけで実現性のないものに過ぎず、派遣労働者にとっては全くセーフティーネットの機能を果たしていないことを明らかにしています。

 そして渡辺氏は、人間として本来、当然の行為である、育児・家事・介護という無償労働・ケア労働をしないで働くことだけに特化した「ケアレスマン」を是とする価値観や企業の働かせ方を批判しました。

 その上で渡辺氏は、無償労働・ケア労働をしながら有償労働ができることが、人間本来のあるべき働き方だと述べ、「シングルマザーが生きやすい社会は他の人も生きやすい社会になる」と結論づけました。

 前編、中編はすでに録画をアーカイブにアップしていますので、是非、以下のURLよりご視聴ください。

※2人の子供を抱えて一時はホームレスも経験!? 元派遣労働者でシングルマザー、様々な事情を抱える「当事者」候補の一人!「 岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏 インタビュー 1/3 2019.8.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455036

※失業や不安定雇用は 個人の問題ではなく社会問題だ! 2015年参議院厚生労働委員会に派遣労働当事者の参考人として登壇も! 岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏インタビュー 2/3 2019.8.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455681

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◆中継番組表◆

**2019.9.21 Sat**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】14:00~「~公正な社会を考えよう~ 『国連勧告と琉球・沖縄の人々の権利とは』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「OKINAWA-KOGANEI(沖縄の基地問題を考える小金井の会)」主催のイベントを中継します。これまでIWJが報じてきた沖縄基地問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%96%E7%B8%84%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E5%95%8F%E9%A1%8C
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【タイムリー再配信 423・IWJ_Youtube Live】15:00~「集団的自衛権とともに安保法体系に呑み込まれる日本~岩上安身による『検証・法治国家崩壊』著者・吉田敏浩氏インタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2014年7月に収録した、岩上安身による吉田敏浩氏へのインタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた吉田敏浩氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%90%89%E7%94%B0%E6%95%8F%E6%B5%A9

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/156320
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】17:00~「関東大震災96周年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 「一般社団法人ほうせんか」「関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し追悼する会」主催の追悼式を録画配信します。これまでIWJが報じてきた関東大震災虐殺事件関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E8%99%90%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】19:00~「シングルマザーが生きやすい社会は誰もが生きやすい社会! 無償労働・ケア労働をしながら有償労働ができることが、人間本来の働き方! 岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏インタビュー 3/3」YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 8月20日に収録した、岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏インタビューを録画配信します。これまでIWJが報じてきた渡辺照子氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E7%85%A7%E5%AD%90

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◆中継番組表◆

**2019.9.22 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・大阪 IWJ_Youtube Live】15:00~「緊急集会『どうする日韓どうなる米朝』―登壇:金光男氏(在日韓国研究所所長)、矢野宏氏(新聞うずみ火編集長)、中北龍太郎氏(弁護士)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 9月16日に収録した、「戦争あかん!ロックアクション」主催の緊急集会を録画配信します。これまでIWJが報じてきた日韓関係関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%97%A5%E9%9F%93%E9%96%A2%E4%BF%82

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

失業や不安定雇用は 個人の問題ではなく社会問題だ! 2015年参議院厚生労働委員会に派遣労働当事者の参考人として登壇も! 岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏インタビュー 2/3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455681

東京電力 定例会見 2019.9.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457554

東電刑事裁判 判決言渡し「記者会見」(司法記者クラブ) 2019.9.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457548

新勧告は「現在の勧告(2007年勧告)をわかりやすく明確にするため記述を補足した」!? 勧告案の作成に携わった本間俊充氏が疑問に答える!~9.19国際放射線防護委員会の勧告(案)に関する第2ヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457544

埋め立て承認撤回の“執行停止”抗議 野党合同ヒアリング ―議題:前回の宿題返し、及び、埋め立て用土砂(岩ずり)の価格を業者に漏らしていた疑惑について、防衛省、外務省、国交省、総務省より
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457552

菅原一秀 経済産業大臣 定例記者会見 2019.9.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457607

高市早苗 総務大臣 定例記者会見 2019.9.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457608

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■20日の大臣定例記者会見、高市早苗総務大臣はIWJ記者だけ指名せず、質問は3人で打ち切り! 菅原一秀経産大臣は10分で打ち切り! 一方、台風被害が深刻な森田健作千葉県知事は10月17日まで会見の予定なし!! 理解しがたい説明責任の回避!!

 毎週火曜日と金曜日、各省庁では大臣の定例記者会見が行われます。昨日20日、IWJは総務省、経産省、外務省の大臣会見に参加し生中継しました。

※高市早苗 総務大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457608

※菅原一秀 経済産業大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457607

※茂木敏充 外務大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457609

 このうち高市早苗総務大臣の会見は、IWJ記者を含めて4人が質問のため手を挙げましたが、IWJ以外の3人の記者の質問だけ受けて会見は打ち切られ、IWJ記者には質問する機会を与えられませんでした。
 
 また、菅原一秀経産大臣の会見は、最初から10分と時間を区切られ、IWJを含めて多くの記者が手を挙げ続けているにもかかわらず、5人目の質問が終わったところで会見は打ち切られました。
 
 記者の質問がすべて終わるまで記者会見を続けるという、「開かれた会見」を求める声は、安倍政権の閣僚には届かないようです。IWJ記者を意識して逃げる傾向が見てとれる点も気にかかります。そんなにIWJ記者の質問がうとましいのでしょうか?
 
 また、IWJは千葉県での台風15号の被害への対応について、森田健作知事の記者会見の予定を千葉県に問い合わせました。しかし、9月13日から10月10日まで定例県議会が始まっているため、議会終了後の木曜日(最短で10月17日)までは定例会見の予定はないとの回答でした。理解しがたいほどの説明責任の回避です。
 
 IWJは今後も閉ざされた記者会見の扉をこじあけ、権力者に迎合しない質問をなげかけてまいりますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■日本に三権分立は存在するのか!? 東電刑事裁判の判決の朝、大谷直人最高裁長官が安倍総理と会っていた! 砂川裁判のときのマッカーサー駐日大使と連絡を取り合いながら米国の望む判決を出した田中耕太郎最高裁長官の姿が重なる!/本日午後3時より、2014年に収録した、砂川裁判と日米密約交渉について書かれた『検証・法治国家崩壊』の著者・吉田敏浩氏への岩上安身によるインタビューを再配信します!/岩上安身による海渡雄一弁護士へのインタビューが9月28日に決まりました!

 昨日もお伝えしましたが、9月19日、2011年の東京電力福島第一原発事故の責任を問われ、東京地裁に強制起訴されていた元東電の役員3人に対する判決が出され、勝俣恒久・元会長、武黒一郎・元副社長、武藤栄・元副社長の3人の被告いずれに対しても無罪が言い渡されました。

 驚くべきことに、この東電刑事裁判の判決があったその朝、大谷直人最高裁長官が、総理公邸で安倍総理と会っていました。面会時間は15分です。

※首相動静(9月19日)(時事ドットコム、2019年9月19日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091900314&g=pol

 当然、この日に判決がある東電刑事裁判のことが話題になったはずです。

 9月の面会は、この1度だけです。

 8月は1日に面談しています。17:03~17:18までの15分間、大谷直人最高裁長官が安倍総理と面会しています。

※首相動静(2019年8月)(時事ドットコム、2019年9月19日)
https://www.jiji.com/jc/v2?id=ssds201908_31

 5月、6月、7月の面会はゼロです。東電の判決が近い8月1日と9月19日当日に、合計30分も大谷直人最高裁長官と安倍総理が公邸で会っているというのは異常な事態ではないでしょうか。

 そもそも、なぜ、三権分立している司法の長と行政府の長が会う必要があるのでしょうか。そこで何を合計30分も打ち合わせる必要があるというのでしょうか。それぞれ、独立した権限の下に法に則って判断・行動すればいいはずです。

 この事態について、沖縄弁護士会に所属する弁護士の小口幸人氏は、次のようにツイートしています。

 「東電無罪判決の日の朝、最高裁長官が首相官邸を訪問しているなんて…、砂川事件のときの田中最高裁長官の件を想起せざるを得ない動きです。まさか、判決を先行して伝えたり、控訴審・上告審の話をしたりなんてことはないと思うのですが… 国会で、この日のやり取りをしっかり明らかにしてほしい」

※小口幸人氏のツイッター(2019年9月20日)
https://twitter.com/oguchilaw/status/1174843845822967810

 続けて次のように大谷直人最高裁長官と安倍総理の説明責任を問うています。

 「仮にやましいやり取りがなかったとしても、
・こんなタイミングで呼ぶ総理も、
・こんなタイミングで行く最高裁長官も、
余りに軽率で自覚が足りないと言わざるを得ない。だいたい、裁判官って、疑われるようなことはしないが鉄則じゃなかったのか。両名とも、直ちに説明責任を果たしてほしい」

※小口幸人氏のツイッター(2019年9月20日)
https://twitter.com/oguchilaw/status/1174845347157274624

 小口氏が述べている「砂川裁判のときの田中最高裁長官の件」というのは、1959年12月16日に砂川裁判(在日米軍違憲訴訟)で一審の違憲判決を破棄した田中耕太郎最高裁判事を指しています。このとき、田中耕太郎裁判官は、砂川裁判の公判中にマッカーサー駐日大使と連絡を取りながら、米国が望む一審破棄判決を出しました。このプロセスは、米国側の公文書で明らかになっています。

 このときの法理が「国家の存立に関わる高度に政治的な問題については裁判所は違憲審査を回避する」という日本の統治行為論のベースとなって、現在も日本の民主主義を内側から大きく蝕んでいるのです。

 統治行為論や砂川裁判の問題点については、『知ってはいけない隠された日本支配の構造1・2』の著者・矢部宏治氏、ジャーナリストの吉田敏浩氏に岩上安身がインタビューし、詳しくお聞きしていますので、ぜひご覧ください。

※「戦後再発見双書」プロデューサーが語る、日米関係に隠された「闇の奥」~岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー 2014.10.13
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/181723

※集団的自衛権とともに安保法体系に呑み込まれる日本~岩上安身による『検証・法治国家崩壊』著者・吉田敏浩氏インタビュー 2014.7.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/156320

 本日、午後3時から、この2014年の岩上安身による吉田敏浩氏インタビューを冒頭のみオープンで、その後は会員限定配信再配信します!

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【タイムリー再配信 423・IWJ_Youtube Live】15:00~
集団的自衛権とともに安保法体系に呑み込まれる日本~岩上安身による『検証・法治国家崩壊』著者・吉田敏浩氏インタビュー
YouTube視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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 また、こうした日本の統治行為論を組み込んだ、米国による隠れた日本支配の全体構造については、同じく矢部宏治氏のインタビューをぜひご覧ください。

※旧安保と新安保は同じ!米軍占領統治が今も続く日本の闇の核心!~新刊『知ってはいけない2』『天皇メッセージ』著者・矢部宏治氏への、2.7岩上安身によるインタビュー! 2019.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441535

※「日米安保体制に指一本触れるな」はCIAからの巨額資金提供と引き換えに自民党結党時に合意された密約だった!?~新刊『知ってはいけない2 』 岩上安身による 作家・編集者 矢部宏治氏インタビュー(第2弾) 2019.2.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/442568

 日本の司法の根幹にある「統治と支配」と「人権軽視」の問題に関しては、以下のインタビューをご確認ください。

※日本の司法の根幹にある「統治と支配」と「人権軽視」!日本の司法水準は近代以前!~岩上安身による元東京高裁判事・明治大学法科大学院・瀬木比呂志教授インタビュー 2018.5.9https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420338

 IWJは19日、「判決言渡し『地裁前行動』」と、裁判報告会を生中継し、判決後の地裁での記者会見を録画配信しました。録画のアーカイブは、以下のURLよりご覧ください。

※東電刑事裁判 判決言渡し「地裁前行動」(東京地裁前) 2019.9.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457546

※東電刑事裁判 判決言渡し「裁判報告会」~東京電力・勝俣恒久元会長、武黒一郎元副社長、武藤栄元副社長の旧経営陣3人の無罪を受けて 2019.9.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457550

※東電刑事裁判 判決言渡し「記者会見」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457548

 上記3本の記事は公共性に鑑み、1週間全編公開いたします。こうした活動が続けられるのも、ご支援くださる皆様のおかげです。感謝しますと同時に、重ねてご支援をお願い申し上げます。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、この東電刑事訴訟の判決を受け、岩上安身は福島原発告訴団弁護団・刑事訴訟被害者参加代理人弁護士・海渡雄一氏へ9月28日にインタビューを行うことが決まりました。海渡弁護士にはこの刑事訴訟の経緯について、詳しくお話をうかがう予定です。

■<本日の録画配信・2>「処罰されないヘイトスピーチ」「朝鮮学校への高校無償化排除」に抗議の声! メディアの嫌韓煽動がはびこる中で、多民族が共に生きられる日本社会を! 本日午後5時より、9月7日に行われた「関東大震災96周年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」を録画配信します!

 IWJも毎年取材している追悼式。今年も9月7日、荒川河川敷で、関東大震災時に虐殺された多くの朝鮮の人々への追悼式が行われました。

 9月に入って早々、週刊ポストは「韓国なんて要らない」という信じがたいタイトルでヘイト特集を組みました。週刊文春も「嫌いだけど好きな韓国」というどっちつかずなタイトルで読者の顔色を伺っていました。日本の既存メディアは全精力を傾けて韓国・文在寅政権の揚げ足取りに奔走し、現在進行形で盲目的な嫌韓煽動を続けています。

 メディアはおろか、司法・行政のレベルでは、幼児教育や高校の無償化から朝鮮学校の排除を続け、朝鮮にルーツを持つ人々の生活をより一層脅かしています。ヘイトクライムが助長されるようなヘイトスピーチが飛び交っても、2016年に公布されたヘイトスピーチ対策法には処罰規定が存在しないため、現実には野放しに近い状態が続いています。

 IWJも取材した「日韓連帯アクション0907」では、在日韓国人3世だと語る女性が手を震わせながら、日本で普通に生きることの難しさを訴えました。

※緊急にも関わらず、渋谷ハチ公前に約300人も集まった!在日韓国人、高校生、韓国メディアが日韓連帯への思いを熱く語る!! ヘイトスピーチなんてありえない!! ~9.7日韓連帯アクション0907(東京) 2019.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/456652

 残念なことに、日本による朝鮮にルーツを持つ人々の排除は、今に始まったことではありません。1923年の関東大震災時には、根拠のないデマによって多くの韓国・朝鮮人が虐殺されました。デマの煽動、虐殺には当時の日本の軍隊・警察も加担していたことが、公的な資料からも明らかにされています。この痛ましい事件の犠牲者たちは焼かれ、埋められましたが、その多くは現在に至るまで、遺骨も墓もありません。「一般社団法人ほうせんか」は、真相も究明されず、公的責任も取られなかった犠牲者を悼み、多民族が共に生きられる社会をめざして、これまで毎年追悼事業を続けてきました。

 今年で38回目になる追悼式は、在日韓国人2世の李政美(イ・ジョンミ)氏らによる追悼のうたや、風物(プンムル)と呼ばれる伝統芸能が披露され、にぎやかに執り行われました。また、韓国・朝鮮人だけでなく、震災当時犠牲になった中国人労働者の遺族代表が、通訳を交えながら、先代の意思継承や戦争のない平和な世界実現を語りました。

 本日午後5時より、9月7日に「一般社団法人ほうせんか」によって荒川河川敷で行われた「関東大震災96周年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」を録画配信します。

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【録画配信・IWJ_Youtube Live】17:00~
「処罰されないヘイトスピーチ」「朝鮮学校への高校無償化排除」に抗議の声! メディアの嫌韓煽動がはびこる中で、多民族が共に生きられる日本社会を!~9.7関東大震災96周年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式
 YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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 岩上安身は2016年、同年に刊行された西崎雅夫氏の著書『関東大震災 朝鮮人虐殺の記録~東京地区別1100の証言』をもとに、西崎氏に単独インタビューを敢行しました。本書に収録されている虐殺に関する1100もの目撃証言は、具体的で残忍な、聞くに堪えないものばかりです。しかし、これが私たち「日本」の真の姿です。目をそむけることはできません。戦前の日本政府に事件の実態を隠蔽され、悔しい思いをした遺族は、今も遺骨を探し続けています。この歴史をしっかりと伝えていくためにも、西崎氏は「語り部」としての役割を担い続けていきたいと、当時のインタビューで語っています。

※南千住警察署の裏庭で後ろ手に縛られた朝鮮人が次々撃ち殺された――数多の証言から辿る関東大震災・朝鮮人虐殺の『真実』~岩上安身による『ほうせんか』理事・西崎雅夫氏インタビュー 2016.11.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/346096

■10月2日、東京・渋谷での「緊急(ファンドレイジング)座談会」が決定しました! ゲストは新聞労連委員長で朝日新聞記者の南彰氏、元朝日新聞記者で立憲民主党の公認で参院選に立候補した山岸一生氏、東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏の3氏が決定!

 IWJでは10月2日、東京・渋谷で「緊急(ファンドレイジング)座談会」を開催することが決定しました!中継はオープンでの配信はございません。配信方法は改めてご案内いたします。

 現在決まっている座談会のゲストは、朝日新聞記者で新聞労連委員長の南彰氏、元朝日新聞記者で、立憲民主党の公認で先日の参院選に東京都の選挙区で立候補した山岸一生氏、東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏の3名。ホストは岩上安身です。

 座談会のテーマは、日韓問題を含めた「政治権力とメディア」です。

 新聞労連の南委員長は9月6日、「今こそ、『嫌韓』あおり報道と決別しよう」「他国への憎悪や差別をあおる報道をやめよう」「国籍や民族などの属性を一括(ひとくく)りにして、『病気』や『犯罪者』といったレッテルを貼る差別主義者に手を貸すのはもうやめよう」という声明を発表しました。

※「嫌韓」あおり報道と決別を “過ち繰り返さぬ” 新聞労連が声明(しんぶん赤旗、2019年9月6日)
http://jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-09-07/2019090702_05_1.html

 また、山岸氏は朝日の政治部時代、ネット上で「安倍晋三首相が最も信頼する男」とも呼ばれている内閣総理大臣首席秘書官(政務担当)の今井尚哉(いまい・たかや)氏に食い込んでその番記者をつとめていました。

 この座談会に会員の方限定・予約制で、30名様の観覧希望者を募集します。現在応募フォームを準備中です。参加金額など、詳しい内容は近日中にお知らせいたしますのでお待ちください。

【日時】
10月2日(水)15:00~18:00

【場所】
東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷東宝ビル
カンファレンスルーム8階B

■IWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への 支援金の募集を始めました。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 微力ながら取材と支援活動の両立をおこなうIWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への 支援金の募集を始めました。こちらは、通常のIWJの活動費とは別の募金口座になります。集まった支援金はIWJの被災地支援活動の費用に充当する他、責任を持って信頼できる寄付先に寄付いたします。IWJの通常の取材活動費には回しません。

◇台風15号被害者支援募金口座◇

楽天銀行 第一営業部
普通 7068848
株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 これまでにIWJが報じてきた台風15号による千葉での被害については、以下の記事をご覧ください。

※台風15号の影響で千葉県各地に停電・断水の被害! 再停電の可能性も! IWJスタッフが支援物資を持って被災地からレポート! 2019.9.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457018

※台風15号の影響で千葉県各地に停電・断水の被害!再停電の可能性も!IWJスタッフが支援物資を持って被災地からレポート!(2日目) 2019.9.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457033

※台風15号の進路は9月8日の段階で、米軍合同台風警報センターが房総半島直撃を明確に予想! 他方8日の気象庁は「暴風域を伴って関東甲信地方または静岡県に上陸し、通過する見込みです」とざっくり予報! IWJは気象庁と千葉県に直撃取材! 2019.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457217

※千葉県で「熱中症」による死亡者が3名と報じられるも、同県南部の停電復旧にあと2週間?! 「報道ステーション」が11日に予定どおり組閣した安倍政権を1999年の小渕内閣と比較して痛烈批判! 2019.9.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457336 

※【IWJ検証レポート】千葉県内の電力不足による熱中症の疑いで3人死亡! 救急搬送された人数は計193名! 現在も入院している人は33人! 東電は177台も電源車を保有しながら16日まで86台しか稼働していなかった!? IWJは千葉県に直撃取材! 2019.9.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457513

 IWJでは2016年4月14日と16日に熊本・大分で発生した「平成28年(2016年)熊本地震」で被害を受けた九州に、「九州緊急特派チーム」を派遣。岩上安身の方針による、「現地で物資などを支援しながら取材もする」という活動を続けました。

※関テレ撮影クルーが被災地で暴挙!「シャッターを切る前に人命を助ける」岩上イズム!IWJが報道と支援を両立させる「理由」 2016.4.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/297933

 大災害は、「報道」とは何か、「客観性」とは何かを問いかけてきます。そこに助けてほしいと訴える被災者が存在するとき、その被災者をカメラを構えて「客観的」に伝えることが報道なのでしょうか。被災者も人間であれば、報道する者もまた人間です。助けを求める人間を前にしたとき、人間としてどう行動すべきか。まず人を助ける。この観点を実践したものが「現地で物資などを支援しながら取材もする」という岩上イズムです。

 熊本・大分大地震の時にもIWJの通常のご寄付・カンパとは別の「緊急募金口座」を開設し、ご寄付を募って支援物資を購入して現地に届けながら取材を行い、残金は現地できめ細かな支援活動を続ける団体に寄付させていただきました。

※【IWJ緊急行動】熊本・大分大地震 緊急取材と関連情報
https://iwj.co.jp/wj/open/kumamoto-eathquake

 今回の千葉県の台風災害の取材に関しても、「現地で物資などを支援しながら取材もする」という岩上イズムが貫かれています。

 IWJが報じた熊本・大分地震二ついては、以下の記事をご覧ください。

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援1】「今は足元しか見えないです。俯瞰ができない…」~4月17日、IWJ九州緊急特派チームが急遽、被災地入り。避難所となった熊本市立月出小学校で、現場指揮を執っていたPTA会長にインタビュー! 2016.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/336959

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援2】「本震」直後の出産!強い余震が続くなか、「もう産むしかない」と決意~4月18日、IWJ特派チームは聖粒会慈恵病院へ支援物資を届け、看護部長と「本震」直後に出産された女性にインタビュー! 2016.10.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/337689

※熊本・大分大地震 総集編 2016.9.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/329950

■消費税率の引き上げに伴う会費の価格改定のお知らせ

 2019年10月1日から、消費税率が8%から10%に引き上げられることにともない、会費にかかる消費税を内税から外税へと変更させていただきたく、下記の通り変更させていただきます。何とぞご理解たまわりますよう、お願いいたします。

 なお、これまでに会費の一括払いなど、すでにお支払頂いている会費に関しては、お値段据え置きとさせていただきます。本変更に伴い追加でのお支払は発生いたしませんのでご安心ください。

・一般会費
月払いでのお支払
1,000円から1,100円(月会費1,000円、消費税100円)
年払いでのお支払
10,000円から11,000円(年会費10,000円、消費税1,000円)

・サポート会費
月払いでのお支払
3,000円から3,300円(月会費3,000円、消費税300円)
年払いでのお支払
30,000円から33,000円(年会費30,000円、消費税3,000円)

 IWJは今日まで会費にかかる消費税を内税とし、2014年に消費税が5%から8%へ引き上げられた際も会費を据え置いてきました。これにより一般会員の一ヶ月の会費1,000円につき消費税が5%の時には、会費を952円いただき消費税を48円お預かりし、8%に引き上げられてからは会費を926円いただき、消費税を74円お預かりしてまいりました。内税方式を続けることで、実質的に会費の値下げを段階的に行ってきたことになります。

 第8期分としてIWJが国に納付した消費税額は578万円にもなりました。零細な会社にとって小さな額とは到底いえない重い負担です。

 今後も活動を続けていくために、内税方式ではなく外税方式に変更し、会員の皆さまに弊社がお預かりしている消費税がいくらなのか明らかにして、外税の形でご負担していただくようにお願いをすることにいたしました。本体価格が実質的に値上げとなりますこと、大変心苦しいのですが、先述してきた通り、財政がきわめて厳しい状況にあることを含めて、何卒ご理解をたまわりたいと存じます。

 IWJとしては、消費税は弱者に負担の大きくなる逆進性の高い税制であり、消費を冷え込ませるとして増税には反対であり、法人税の累進性の再強化とともに、消費税は廃止すべきであると主張してきました。そうした主張は今後も変わりません。消費税が段階的に廃止されていくことになれば、外税部分を縮小し、会費の本体価格(一般会員月1000円、サポート会員月3000円)で価格維持する所存です。

 なお、9月中に年会費を納めていただきますと、今までどおり、一般会費は10,000円、サポート会費は30,000円となります。会費の更新の期限が9月中でない方も、9月中に納付いただけましたら、現在の会費のまま、会員期限を12ヶ月延長いたします(1回まで。2年以上先の分まで先払いというのはご容赦ください)。どうぞこの機会に、月払をお得な年払いに変更することをご検討ください。もちろんこの機会に会員登録を申し込むという方も、現在の価格で受け付けますので、ぜひ、お早めにお申し込みください。

■岩上安身からのご支援のお願い! 9月も3分の2をすぎた段階ですが、あと42%集まらないと、第10期の6分の1に相当する8、9月分の目標額が未達となってしまいます! 控訴審の費用もかかります! 日本の言論の自由・表現の自由を守る独立系メディア、IWJへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!

 9月14日、岩上安身から皆様にIWJの経済的な危機を訴える、以下のようなメールを送信させていただきました。
 
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 IWJは今年の7月末で第9期の会期末を迎え、8月から新たに第10期のスタートを切ることとなりました。「志」はあれど、企業規模で見れば、IWJのような泡沫の如きインターネット独立報道メディアが、変化と消長の激しいメディア環境の中で、とにもかくにもつぶれることなくしぶとく存続し続け、真実を報じ続けてこられたのは、ひとえにご支援してくださる皆様の温かい励ましとご支援のおかげです。まずは、改めて御礼申し上げたいと存じます。本当にありがとうございます。

 しかしながら、第10期に入ってから、ご寄付・カンパによるご支援がふるわず、運営上、非常に厳しい困難に直面しております。8月のご寄付・カンパは129件、107万9,524円と、1ヵ月の目標である450万円に遠く届かず、わずか24%にとどまりました。

 さらに9月1日から9日までのご寄付・カンパは、16件17万679円と、目標額のわずか4%の大変厳しいスタートなっています。

 このままでは、IWJの活動に立ちゆかなくなってしまいます。

 改めて言うまでもないことですが、7、8月と私の持病の腰痛の悪化(過労・ストレスの蓄積が原因と思われます)、それに伴っての連日の発熱(自律神経の失調だと思われますが、内科的な疾患は見つからず、安静とストレスを避けるようにと医師に言われ、インタビュースケジュールを延期してきました。

 私がエネルギッシュに取材や情報発信(記事・番組出演)しているときは、やはり皆様からのご支援も上向くのですが、現在のこのご寄付・カンパの低調さは、私が動けず、オリジナルコンテンツでの情報発信が足りなくて、物足りないと思う方が多いのが、一つの原因であろうと思います。

 体調と相談しながら、もっともっと頑張らねばと心に期している次第です。IWJにしかできないこと、現にIWJしかろくに報じていない事実が少なからずあります。

 実際、私がやりたい、お伝えしたいと思うことは多々あるのですが、少数のスタッフでは、私が頑張りすぎるとアシストするスタッフに負荷がかかりすぎてしまいますし、人手を増やそうとすると支出が増えて、あっという間に収支のバランスが崩れてしまいます。無理をすれば、還暦を超えて持病を抱える私がまたパンクしてしまうかもしれません。

 ジレンマはなかなか解消できません。これは本当に危機的状況です。優秀な人材を入れて体制を強化したいと思いますが、それはまさに皆様のご支援次第です。

 IWJは、特定のスポンサーに頼らない独立メディアであり、会員の皆様の会費によって成り立っています。こうした独立メディアは、世界中、珍しくありません。お隣の韓国では、IWJの設立より少し遅れて「ニュース打破」というネット独立メディアが生まれ、精力的な調査報道を続けています。

 IWJと同じく特定のスポンサーを持たず、市民の会費によって運営され、会員数はIWJの8倍、集まった会費は5倍と、彼我の差を痛感させられています。独立メディアを支持し、ひいては社会の民主化のために力を注ごうとする市民の熱気、分厚さの違いもあると思います。韓国の良きライバルに負けてはいられないと心に期すものがあります。IWJも、インターネットメディアの先行している成功モデルに負けないように、まだまだ質の向上を目指して頑張り続けたいと思います。

 そのためには、市民の皆様のご支援がどうしても必要です!ご寄付・カンパをどうかよろしくお願いいたします!また、まだ無料視聴のみで、有料会員に登録していないという方、ぜひ、本当に今こそご登録ください。IWJは金融機関の取引がなく(もしくはしてもらえず)、スタッフのお給料など、毎月の支払いのために、キャッシュフローが不足する場合は、私個人が私財を投じて立て替えてまいりました。2か月連続でこのような収入減が続くと私一人の乏しい預貯金では支えきれず、私の預金が底をついてしまうのは、早晩、目に見えています。IWJがなくなってからでは手遅れです。一般会員の皆様は、どうかサポート会員への切り替えのご検討をぜひお願いいたします!

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 9月も3分の2が終わり、下旬に入りました。現在、第10期の6分の1に相当する8、9月分の合計のご寄付・カンパは、目標額の58%の達成率です。9月末までにあと42%集まらなければ、8未達となってしまいます! 控訴審の費用もかかります! 日本の言論の自由・表現の自由を守る独立系メディア、IWJへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!

 ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます! 心から感謝申し上げます。

 IWJがこれからも日本の言論の自由・表現の自由を守る独立系メディアとして活動を続けられるよう、これからも皆様からの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■<今後の岩上安身によるインタビュー>9月14日と15日、岩上安身は、日本のメディア状況に危機感を抱き、メディアの根本問題を指摘する滋賀県立大・河かおる准教授へ録画インタビュー! 24日頃に第1部前編の録画配信を目指して鋭意編集中! /河かおる准教授が訴えるChange.orgキャンペーン「『多種多様』がどうしてダメなの?! 外国人学校に幼保無償化を適用してください!」にもぜひ、ご協力ください!/
9月27日には、元外務省国際情報局長の孫崎享氏に岩上安身がインタビューします。孫崎氏には、嫌韓騒動の空騒ぎの間に進む日本の兵器爆買いや、イラン敵視政策を強める米国とイスラエル主導の中東情勢について詳しく語っていただく予定です/9月28日、福島原発告訴団弁護団・刑事訴訟被害者参加代理人弁護士・海渡雄一氏へインタビューします!

 岩上安身は9月14日、15日の2日間にわたり、朝鮮近代史がご専門の滋賀県立大・河かおる准教授への超ロングインタビューを録画で収録しました。

 現在の日本国内では、政治家、メディアから、それらに洗脳された一般の人々まで、宗主国気取りの差別的な言動で韓国を攻撃し続けています。問題になった週刊ポスト(小学館)の「韓国なんて要らない」という特集タイトルや、河野太郎前外相(現防衛相)が、徴用工訴訟をめぐって韓国の南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使を外務省に呼び出して「極めて無礼だ」と強い口調で非難したことなど、その最たるものではないでしょうか。

 日本国内の、この異様な嫌韓煽り報道は、2018年10月30日の韓国大法院(最高裁)での徴用工裁判で、日本の被告企業に賠償を命じる判決に端を発しています。河准教授へのインタビューでは、「メディア」「徴用工」「慰安婦」「歴史認識」の4つにテーマを分けて、現在の日韓の対立の根本原因を探りました。

 インタビューの第1部「メディア」の前編を24日頃をめどに録画配信できるよう、現在鋭意編集中です! 詳細は決まり次第お知らせいたしますので、お待ちください。

◇<河准教授は現在、「『多種多様』がどうしてダメなの?! 外国人学校に幼保無償化を適用してください!」というキャンペーンをChange.orgで行っています>

 安倍政権の看板政策の一つ、幼稚園と保育園が無償化になる「幼保無償化」が10月1日から始まります。しかし、この「幼保無償化」は「すべての子供が対象」といいながら、外国人学校は除外されています。これは朝鮮学校だけでなく、ブラジル人学校、インターナショナル・スクールもすべて適用の対象外とされています。「幼保無償化」は、消費増税の還元とされていますが、日本に住む外国人も、消費税を払っていることに変わりはありません。これはまさに「官製ヘイト」といえるものです。

 このChange.orgでのキャンペーンは、9月24日頃をめどに締め切りを予定しているとのことですので、ぜひ緊急のご賛同、拡散にご協力ください。

※「多種多様」がどうしてダメなの?!外国人学校に幼保無償化を適用してください!
http://chng.it/MzMKDBWwR4

 河准教授がキャンペーンへの賛同を呼びかけた動画は、こちらをご覧ください。

※【Change.orgキャンペーン】「多種多様」がどうしてダメなの?! 外国人学校に幼保無償化を適用してください!?岩上安身による滋賀県立大学・河かおる准教授インタビュー2019.9.14
https://youtu.be/yYfpC1L8Awk

◇<9月27日には、元外務省国際情報局長の孫崎享氏にインタビューします>

 9月27日には、元外務省国際情報局長の孫崎享氏に岩上安身がインタビューします。孫崎氏は9月20日に新著『日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史』(毎日新聞出版、https://amzn.to/32RQFPz)を刊行したばかりです。孫崎氏には、嫌韓騒動の空騒ぎの間に進む日本の兵器爆買いや、日本への中距離核ミサイル配備問題、イラン敵視政策を強める米国とイスラエル主導の中東情勢について詳しく語っていただく予定です。

◇<9月28日、福島原発告訴団弁護団・刑事訴訟被害者参加代理人弁護士・海渡雄一氏へインタビューします>

 上段でもお知らせしたように、東電刑事訴訟の判決を受け、岩上安身は福島原発告訴団弁護団・刑事訴訟被害者参加代理人弁護士・海渡雄一氏へ9月28日にインタビューを行うことが決まりました。海渡弁護士にはこの刑事訴訟の経緯について、詳しくお話をうかがう予定です。

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、神山樹乃、城石裕幸、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/