日刊IWJガイド・日曜版「東京五輪2020のテーマは虐待と人権無視!? 汚水のお台場・大腸菌が最悪の『レベル4』で、パラトライアスロン大会スイム中止!しかし前日、その汚水の中でトライアスロン五輪予選は実施!?」2019.8.18日号~No.2530号~(2019.8.18 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~ 東京五輪2020のテーマは虐待と人権無視!? 汚水のお台場・大腸菌が最悪の「レベル4」で、パラトライアスロン大会スイム中止!しかし前日、その汚水の中でトライアスロン五輪予選は実施!?」
┠■【中継番組表】
┠■NHKが昭和天皇の平和条約発効記念式典の「おことば」秘話を公開! 昭和天皇は「反省」のことばにこだわっていた!
┠■れいわ新選組の舩後靖彦参議院議員が極右思想団体である「モラロジー研究所」において講演会を行っていた!? 障害者への差別意識は、「大東亜戦争の日本が弱体化するために GHQ が導入した教育や文化が要因」!?
┠■8月1日より始まったIWJの第10期。8月のご寄付・カンパは前半15日を経過して月間目標額のわずか5%にとどまっており、衝撃的なスタートとなってしまいました! ピンチです! 皆様からの緊急のご支援をよろしくお願い致します!
┠■岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!
┠■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!
┠■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!
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■はじめに~東京五輪2020のテーマは虐待と人権無視!? 汚水のお台場・大腸菌が最悪の「レベル4」で、パラトライアスロン大会スイム中止!しかし前日、その汚水の中でトライアスロン五輪予選は実施!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会も兼ねたパラトライアスロンのワールドカップは2019年8月17日、会場となるお台場の水質悪化のためスイムが中止となり、ランとバイクの二競技だけを競うこととなりました。

 同大会の公式ホームページの発表によれば、お台場のスイム会場内で16日の午前5時と午後1時に採取された検査で、午後1時に採取されたサンプルから大腸菌のレベルが国際トライアスロン連合(ITU)が決めた上限の2倍を超える数値が示されたとのこと。水質リスクが「レベル4」という判定がなされ、17日早朝にスイムの中止が決定したとのことです。

※ITUパラトライアスロンワールドカップ(東京/2019) デュアスロンで実施(「ITUワールドトライアスロンオリンピッククオリフィケーションイベント(2019/東京)」公式ホームページ、2019年8月17日)
https://triathlon-tokyo-2019.org/2019/08/17/news0817-1/

 国際トライアスロン連合のホームページによれば、「レベル4」というのは水質が最悪の状態。同基準では海水等において大腸菌は100 mlあたり500(ufc/100ml)を上限と定めていますが、16日のお台場はその上限の2倍を超えていたことになります。

※ITU TRIATHLON WATER QUALITY STATEMENT
https://www.triathlon.org/uploads/docs/Triathlon_Water_Quality_Statement_+_Matrix.pdf

 他方、16日には同じ会場で健常者によるトライアスロンの五輪予選が予定通り午前7時半にスタートされています。理由は前日の15日に行われた水質検査に問題がなかったからというもの。しかし、大腸菌の基準値上限2倍越を示していたのは16日に採取された水質サンプルです。結果として「大腸菌のレベルが基準値上限の2倍を超えた」、もしくそれに近い悪質な水の中で、選手たちが競技を行っていた可能性は否定できません。いったいこれは何の罪なのでしょう。選手の人権を何だと思っているのでしょうか。

※エリート男子7時30分スタート!(「ITUワールドトライアスロンオリンピッククオリフィケーションイベント(2019/東京)」公式ホームページ、2019年8月16日)
https://triathlon-tokyo-2019.org/2019/08/16/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E7%94%B7%E5%AD%907%E6%99%8230%E5%88%86%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%EF%BC%81/

 お台場のスイム会場の水質については、8月11日に実施された水泳オープンウオータースイミングの五輪テスト大会の時にも、「トイレみたいな臭いがする」などの苦情が出ており、そのリスクが不安視されていました。

※未浄化下水広がる“肥溜めトライアスロン”に選手は戦々恐々(日刊ゲンダイ、2019年8月16日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/260318

 今年8月の東京はすでに9日が猛暑日となり、それ以外の日もほぼ35度に近い最高気温を記録しています。2020年のオリンピックは7月24日~8月9日、パラリンピックは8月25日~9月6日に開催。来年同様の気候の中で、屋外競技をやることの危険さは以前より指摘されていたことでしたが、本番が近づき、テスト大会等の開催が行われるにつれ、問題が次々と明らかになってきています。

 競歩選手で20キロの世界記録保持者の鈴木雄介氏は、皇居前を周回する東京五輪のコースには「全く日陰がない。脱水になってもおかしくない」として、コース変更を求めました。

 陸連強化委員長などを歴任した澤木啓祐氏は、「日陰のない皇居前を4時間も歩けば、たとえゴールしても後遺症が心配です。体温が下がらず、脳に悪影響を及ぼすこともある」などと訴えているそうです。選手の人権は水中でも陸の上でも踏みにじられています。これでは虐待です。

※競歩選手がコース変更直訴 東京五輪で死者出ると識者危惧(日刊ゲンダイ、2019年8月10日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/260078

 8月13日には馬術競技のテスト大会が、海の森クロスカントリー会場で行われました。競技時間は午前10時から11時過ぎまで。気温は30度以上、湿度は約80%という高温多湿で、選手のみならず馬も苦しんだとのこと。人間だけでなく馬までも「虐待」に等しい扱いを受けることになります。選手からは、午前6時もしくは5時スタートなど競技開始時間の前倒しを要望する声が上がったそうです。

※人馬とも限界 馬術も東京五輪開始時間前倒しの声(日刊スポーツ、2019年8月13日)
https://www.nikkansports.com/sports/news/201908130000377.html

 猛暑の危険にさらされるのは選手ばかりではありません。観客にもその危険は及びます。競技会場内では、ミストシャワー、日よけ・送風機等の設置、道路の遮熱舗装、保冷剤・扇子の配布などの暑熱対策がテストされていますが、どれも限定的な効果しか出ていないとのこと。これも炎天下、観戦の耐久レースのようなことをやらされて虐待の一種ではないかと思います。

 さらに、競技会場内以上に観客にとって危険なのが、最寄り駅から競技会場までの道のりとのこと。会場まで続く混雑や行列などの道のりに、ミストシャワー、日よけを整備することは予算上かなり困難。7月30日に行われた理事会では、理事の一人が「最後は観客の自己責任になるのではないか」と、述べたことが報じられています。ふざけるのも大概にしろ、と言いたくなります。熱中症が続出することは火を見るより明らかなのに、「自己責任」とはどういうことなのでしょうか。「主催者の責任」を観客の「自己責任」へと責任転嫁しただけのことです。

※ミスト、冷却グッズ…テストで不評 酷暑の五輪、対策大丈夫?
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019080702000158.html

 「人命・健康軽視」とも批判され始めた東京2020オリンピック・パラリンピック。本番が近づくと、人権無視の虐待オリンピックとなりそうなことが明らかとなってきました。いったい何のために、誰のために開催するのか、今一度クールな頭で見直す必要があるのではないでしょうか。

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◆中継番組表◆

**2019.8.18 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・IWJ_Youtube Live】14:30~「<緊急開催!>グローバル気候マーチカフェ ~大人も科学者もアーティストも参加!ドイツFFF成功の秘訣とは~」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 8月9日に収録した「認定特定非営利活動法人 FoE Japan」主催のグローバル気候マーチカフェを録画配信します。内容は、気候変動についての講演、9月20日に予定されているグローバル・アクションに向けての意見交換、ほか。
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【シリーズ特集・前線の兵士、銃後の庶民。体験者が語る戦争の記憶 9・IWJ_Youtube Live】17:00~「『米軍機が上空から撒いたビラに日本地図が描かれ、広島のところに「?」マークが…』 ~竹本成德氏講演『「被爆の実相」~ヒロシマを今、私自身のことばで~』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2013年8月に収録した講演会「『被爆の実相』~ヒロシマを今、私自身のことばで~」を再配信します。これまでIWJが報じてきた戦争体験関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%88%A6%E4%BA%89%E4%BD%93%E9%A8%93

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/94697
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【シリーズ特集・日韓関係悪化の起源 ―徴用工・従軍慰安婦・植民地の記憶 4・IWJ_Youtube Live】20:00~「『人類学者は「人種」という言葉を使わない』科学的無知に基づく人種差別の愚かしさ ~岩上安身による篠田謙一氏インタビュー第2弾!」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2015年5月に収録した、岩上安身による国立科学博物館・人類史研究グループ長・篠田謙一氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた人種差別関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E4%BA%BA%E7%A8%AE%E5%B7%AE%E5%88%A5

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/245971

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◆中継番組表◆

**2019.8.19 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
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【シリーズ特集・日韓関係悪化の起源 ―徴用工・従軍慰安婦・植民地の記憶 5・IWJ_Youtube Live】19:00~「岩上安身による国立科学博物館・人類史研究グループ長・篠田謙一氏インタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2015年7月に収録した、岩上安身による国立科学博物館・人類史研究グループ長・篠田謙一氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた篠田謙一氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%AF%A0%E7%94%B0%E8%AC%99%E4%B8%80

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/252671

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

350回目の首相官邸前抗議!原発は津波が原因でメルトダウンしたわけではなかった!? 過渡現象記録装置が示す真相~8.16 再稼働反対!首相官邸前抗議
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455487

「酒もドラッグもなしに特攻するなんて!?」トランプ大統領が安倍総理の英語をネタに神風特攻隊を揶揄!旧日本軍が人間を兵器にするためシャブ漬けにした史実を安倍総理は「愛国」とすり換え!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455444

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■NHKが昭和天皇の平和条約発効記念式典の「おことば」秘話を公開! 昭和天皇は「反省」のことばにこだわっていた!

 昨日8月17日夜9時から、NHKが「NHKスペシャル▽昭和天皇は何を語ったのか~初公開・秘録“拝謁(はいえつ)記”」を放送しました。「拝謁記」は、戦後初めて民間から初代宮内庁長官に就任した田島道治(たじま みちじ)氏が、在任中の5年近く、600回にわたる昭和天皇との対話を詳細に書き残した記録です。

 NHKは番組放送前からホームページ上に詳細な内容を紹介し、放送日の放送開始2時間前にはニュースとして報じていることからも、力の入れようがうかがえます。

※昭和天皇「拝謁記」戦争への悔恨(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/emperor-showa/?tab=1

※昭和天皇 拝謁記「象徴天皇」初期の模索明らかに(NHK、2019年8月17日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190817/k10012039281000.html

 番組は、1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約発効を受け、記念式典が行われた5月3日の「おことば」をめぐって、草案を書いた田島氏と、「おことば」に戦争への反省を入れたかった昭和天皇、朝鮮戦争特需での経済成長を優先し、明るい未来へ向けた宣言にしたかった吉田茂首相をドラマ形式で描いています。

 岩上安身は番組を見ながら次のようにツイートしています。

 「9時からNHK、『昭和天皇拝謁記』を見始める。『反省の言葉を入れたかった』という昭和天皇。そうした本音の言葉が明らかにされたのは、戦後初めて。これまでの歴史を塗り替える史料。昭和天皇は、早めに退位し、重荷をおろして、『ひとりの人間』になりたかった。天皇の本音も明らかに」

※岩上安身のツイート(2019年8月17日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1162699888183795712

 「サンフランシスコ講和条約発効とともに、おことばを述べることになる。そこに反省という言葉を入れることに、昭和天皇はこだわった。南京虐殺事件についても、東京裁判で明らかになった事実を踏まえ『ひどい』と非難した。『反省』すべきことは、張作霖爆殺事件まで遡る」

※岩上安身のツイート(2019年8月17日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1162701262778859520

 「昭和天皇は、軍部の専横を『下克上』とまで評す。もっと早く潰すべきだったが、満州事変、日中戦争、太平洋戦争まで、大権をふるい、首相を交代させればよかったと思うが、東條英機が首相になる頃には、もはや止められなかった、という」

※岩上安身のツイート(2019年8月17日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1162703187712733184

 「おことばについて、『事志と違い』という言葉を入れたかった天皇だが、宮内庁から反対の声が上がる。聖戦の詔勅は天皇の御名御璽で発せられている。その結果責任を問われる。結局、『勢いの赴くまま』と変えられる」

※岩上安身のツイート(2019年8月17日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1162704882115047424

 「天皇は、朝鮮戦争の勃発と、再軍備について、『旧軍閥の復活はダメだ』としつつも、『憲法9条を改正して再軍備した方がよい』と、軽武装、9条護持、経済成長路線を進む吉田茂に『意見』しようとするが、象徴である天皇として控えるべきであると、田島宮内庁長官に諌められる。揺れる天皇」

※岩上安身のツイート(2019年8月17日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1162706570838339584

 「昭和天皇自身が、最もこだわった『反省』の一連の言葉が、宰相吉田茂から、削除してもらいたいと申し入れが。退位論がまた出る、反省は戦争責任論につながるという。不満を露わにするが、跳ね除けられない天皇。田島宮内庁長官も、吉田の主張を受け入れるべし、として、結局は昭和天皇はそれをのむ」

※岩上安身のツイート(2019年8月17日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1162709115560316928

 「道義的責任を認めて詫びる、という部分が削られ、退位説を退けて、その結果、天皇から官僚から庶民に至るまでの、戦争の責任をうやむやにしてしまった。悔やまれるのはその点だ。戦争責任をうやむやにする事で、今に至り、ぬけぬけと歴史修正主義者が跋扈する時代を招いてしまった」

※岩上安身のツイート(2019年8月17日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1162710564725936131

 昭和天皇が、意志を貫き通し、反省の言葉を入れ、自らの戦争責任にも触れ、サンフランシスコ講和条約の折に退位・譲位していたらどうなったか。少なくとも戦前を賛美し、歴史的事実を捏造する歴史修正主義者が今のように跋扈することはなかったことでしょう。安倍政権も成立しなかったに違いないと思われます。

 明仁上皇が天皇在位中から「反省」という言葉をたびたび用い、現在の徳仁天皇もまた、8月15日、日本武道館で行われた政府主催の全国戦没者追悼式で「反省」の言葉を述べられています。しかしながら、同式典に出席した安倍総理は一切「反省」という言葉を用いていません。昭和天皇の胸の内に秘め、公的には表明できなかった思いを息子の明仁上皇、孫の徳仁天皇は、それぞれに引き継いで、彼らを取り巻く政治家が「反省」の色もない、完全アウェイの中、なお「反省」と「平和への思い」を語り継ごうとしているのでしょうか。

■れいわ新選組の舩後靖彦参議院議員が極右思想団体である「モラロジー研究所」において講演会を行っていた!? 障害者への差別意識は、「大東亜戦争の日本が弱体化するために GHQ が導入した教育や文化が要因」!?

 先の参院選でれいわ新選組から出馬し当選した、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者である舩後(ふなご)靖彦参議院議員のラジオでの発言が取り沙汰されています。

 舩後議員は、8月14日の午後10時からTBSラジオで放送された「荻上チキ・Session22」の特集、「重度障害者の『れいわ新選組』・木村英子議員、舩後靖彦議員に聞く」に出演しました。

※【インタビュー全文字起こし&音声配信】特集「重度障害者の「れいわ新選組」・木村英子議員、舩後靖彦議員に聞く」▼2019年8月14日(水)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)(TBSラジオ、2019年8月15日)
https://www.tbsradio.jp/399025

 舩後議員は同番組で、参院選に出馬することとなった経緯、ALS患者として取り組みたい課題などについて発言しました。その中で、番組のパーソナリティである荻上チキ氏からの「現在の安倍政権について、どういう風にご覧になっていますか?」という質問に対し、以下のように答えました。

「消費税増税はデフレを20年以上長引かせることになっているので全くいただけません。現在、自民党ホームページにも改革などの左傾化した言葉があるそうですがご存知ですか?総理の祖父の岸元総理は、上司にアカと言われ激怒したそうです。それを知っているはずの安倍総理があえて左傾化した言葉を使うのは勇気あることだと思いますし、その根底には安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思いがあるような気がします。もしそうならその点については評価致します」

 舩後議員は、安倍政権の消費増税はデフレを長引かせるとして批判しながらも、自民党のホームページには「改革などの左傾化した言葉がある」とし、「その根底には安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思いがあるような気がします」と評価しました。

 船後議員のこうした安倍政権に対する評価は果たして妥当なものなのでしょうか。モリカケ疑惑や年金の「2000万円」問題の隠蔽、安保法制の強行採決など、ここ数年の安倍政権の政治運営は、とても野党に対して柔軟な態度で接しているとは言えないでしょう。

 そもそも、安倍総理や自民党が「改革などの左傾化した言葉」を使用しており、それが野党や左派に対する「柔軟な態度」であるという認識自体に疑問を呈せざるを得ません。「左傾化した言葉」などという言葉を用いるものは、自身がはるかに右寄りに立ってものを申していることを示します。

 「改革」、とりわけ「構造改革」とは、もともとは市場の失敗に対し国家が大きな政府となって対処するという左派の考え方を示す言葉でした。しかしながら、1980年代以降、日本で言えば特に中曽根政権や小泉政権における新自由主義の席巻の中で、福祉国家こそが諸悪の根源であり、市場や競争によって対処すべきという全く逆の「構造改革」論が登場することとなりました。自民党や安倍政権の使う「改革」という言葉は、左派に対する「柔軟な態度」ではなく、むしろ新自由主義が左派から「奪った」言葉であるという方が適切です。

 また、舩後議員は6年間の議員生活に向けての抱負を以下のように語りました。

 「全ては教育にありと考えています。日本の30年前を考えれば、時代も変容し、国際障害者年や障害者自立支援法が生まれ、そして重度障害者が国会議員になった。その時代背景によって変化する事象や慣例もあると思います。全ては教育にあり。私は、10年20年後に未来を創造して、代わる障害者に対する偏見を教育で変えたいと思います。さらに子供の頃から、潜在意識の領域、さらに深く無意識の領域にまで存在する『差別意識』を除外する倫理・道徳教育は必要と考えています。重度訪問介護の不備も喪失した人々の潜在意識の領域ならびに無意識の領域に重度障害者には生産性がないという確定した思いがあるからです。かと言ってその方々を責めているわけでは全くありません。大東亜戦争の日本が弱体化するために GHQ が導入した教育や文化が要因と考えていますが、具体的には掴みきれていません」

 ここでは、舩後議員は、障害者への差別意識は、「大東亜戦争の日本が弱体化するために GHQ が導入した教育や文化が要因」であると発言しています。

 差別意識を除去するには教育しかない、と信念にも近い言葉を述べながら、その根本原因が「大東亜戦争の日本が弱体化するために GHQ が導入した教育や文化が要因」と述べているのには、あぜんとするのを通り越して、言葉を失います。GHQ 以前、即ち戦前の日本には歴然として身分差別がありました。男女差別はもちろん、平民ではなく新平民とされた部落差別も厳然と存在し、障害者差別も当たり前のように存在していました。それらの差別は、近代以前の日本の伝統にもとづくものであり、日本という社会は有史以来差別を当たり前のように内包し、それを自力で改められなかった社会である、というのが歴史的事実です。GHQ が好きか嫌いかは別として、GHQ のもとで新憲法が作られ、そこに平等と普遍的人権が書き込まれて初めて、様々な差別を「よくないものだ」とたしなめる基準が日本社会に生まれたのです。それにもかかわらず、「差別当たり前」だった1945年以前の日本社会の実情をまったく理解しないトンチンカンな GHQ 批判には、何を寝ぼけたことを言っているのか、と驚きを超えてめまいすら覚えます。

 舩後氏は、7月3日のれいわ新選組の出馬会見でも、「1919年、世界で最初に人種的差別撤廃提案を国際連盟委員会において主張した日本が、なぜ、障害者、さらには人間の価値を生産性のみで捉え、優生思想や障害者差別が色濃い国になったのでしょう」と問いかけ、「戦後欧米の労働生産性が高いものを尊ぶ文化、金もうけがうまい人を尊敬する風潮が流入したからだと私は考えます」と発言しています。

※41歳の夏の「異変」から20年… ALS患者・舩後靖彦氏が「史上初」の国会議員になるまで(J-CASTニュース、2019年7月22日)
https://www.j-cast.com/2019/07/22363147.html?p=all

 舩後氏が言うように、日本における障害者差別や優生思想の要因を、「GHQ が導入した教育や文化」に置くことは果たして適切なのでしょうか。

 日本において、「悪質な遺伝性疾患の素質を持つ者」の増加を防ぐため不妊手術を推進し、一方で「健全な素質を持つ者」には中絶や不妊を制限した「国民優生法」が成立したのは、太平洋戦争下の1940年です。日本における障害者差別や優生思想は、近代国民国家の確立や資本主義体制の導入、そして戦時下のファシズム体制の中で強化されていったという側面もあるのではないでしょうか。

 舩後議員は2018年7月に、極右思想団体である「モラロジー研究所」において講演会を行っていることが明らかになっています。

※舩後靖彦議員Facebook(2018年6月21日)
https://www.facebook.com/yasuhiko.funago/posts/788992974631297

 モラロジー研究所とは、1926年に創設された社会教育団体であり、ソクラテス、イエス、釈迦、孔子、そして天照大神による最高道徳を説いています。日本会議に連なる団体のひとつであり、歴史修正主義を唱える団体であることは間違いありません。

 舩後議員の「大東亜戦争の日本が弱体化するために GHQ が導入した教育や文化」という文言には、こうした歴史修正主義的な思想がはっきりと投影されていると思われます。舩後議員は安倍総理と15年来の友人であることも明らかになっており、今後政権とどのように距離を取るのか注視する必要がありそうです。

※ALS舩後さん、首相と十数年前の絆「優しい人だった」(朝日新聞、2019年8月2日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM7Z7V5WM7ZUTIL04S.html?iref=pc_ss_date

 一方、れいわ新選組の山本太郎代表は、同じく日本会議に連なる日本母親連盟の2月26日の講演会において、同連盟の「歴史の指導要領を改定し、国が一部費用を負担して「近代史の専門家」を学校に外部招聘する」というマニフェストを以下のように批判しました。

 「『南京大虐殺はなかった』『従軍慰安婦はデマ』といった歴史修正主義的な主張を展開する、日本会議系の保守系諸団体は、近年、そのような主張をする『保守系論壇人』を『近代史の専門家』と名乗らせ、行政内部や学校現場に派遣する活動を活発化させている。政策の『近代史の専門家』がどのような人々を指すのか判然としない」

※山本太郎氏、日本母親連盟を支持者の面前でぶった斬り!(ハーバービジネスオンライン、2019年2月28日)
https://hbol.jp/186874

 山本代表は、同連盟の関係者の非科学的な言動や、ニセ科学と指摘されている「ホメオパシー」との関係についても指摘し、参院選において同連盟からの支援は受けないと断言しました。

 仮に舩後議員が歴史修正主義的な思想を持っているとすれば、以上のような山本代表との考え方とは一線を画すと言えます。舩後議員の思想や発言について、今後も引き続き調査する必要がありそうです。

 岩上安身は、日本会議の性質について、戦史・紛争史研究が専門の山崎雅弘氏にインタビューを行っています。

※安倍総理はなぜ日本国憲法を忌み嫌うのか――『日本会議 戦前回帰への情念』著者、戦史研究家・山崎雅弘氏に岩上安身が訊く!「自民党改憲草案は『国家神道』の封印を一つ一つ解くものだ」
2016.11.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/348288

 また、歴史修正主義の問題について、明治大学・山田朗教授にもインタビューを行っています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。

※関東大震災での朝鮮人虐殺は偶然ではない!王妃暗殺、日清・日露戦争を経て朝鮮を支配した近代日本の〈成功〉体験がさらなる暴力を生んだ!? ~8.28 岩上安身による明治大学・山田朗教授にインタビュー 2018.8.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430339

※日露戦争での軍国美談は軍トップの失策の責任回避のためにつくられた!? 一方でイギリスの支援なしには戦えなかった現実は都合よく忘却!~9.12 岩上安身による明治大学・山田朗教授インタビュー第2弾 2018.9.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431278

※弾薬不足の責任は問われず「弾がなくても勝てる」と開き直り!? 日露戦争の「成功」体験と暴力的な朝鮮統治が人命の極端な軽視と虐殺の正当化までする民族差別の温床に!!~9.26岩上安身による明治大学・山田朗教授インタビュー第3弾 2018.9.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432356

■8月1日より始まったIWJの第10期。8月のご寄付・カンパは前半15日を経過して月間目標額のわずか5%にとどまっており、衝撃的なスタートとなってしまいました! ピンチです! 皆様からの緊急のご支援をよろしくお願い致します!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 8月1日から、新たにIWJの第10期が始まりました。現在、IWJを支えてくださっている会員の方は、8月15日時点で5137名様。まだまだ会員の皆様からの会費だけではIWJの活動をまかないきれず、経費の半分はご寄付・カンパに頼らざるをえない状況です。

 IWJでは前期となる第9期より、活動経費を見直して緊縮財政を敷き、1年間の予算を大幅に引き下げた上で、1ヶ月のご寄付・カンパの目標額を450万円とさせていただいています。

 しかしながら、8月は前半の15日を経過して、8月15日現在のご寄付・カンパは32件、24万4000円と、目標額のわずか5%にとどまっています! いきなりのピンチ! 第10期は衝撃的なほど厳しいスタートとなってしまいました。

 現在、日本と韓国の間では輸出規制の応酬となり、大手メディアは両国の国民感情の悪化を煽るかのような報道を続け、日韓関係は泥沼化しています。

 米国のトランプ政権は中東での民間船舶の航行の安全を守るとの理由で、実質的には対イラン包囲網となる有志連合を呼びかけ、中東では緊張が高まっています。日本の自衛隊がこの有志連合に参加することになれば、イランを敵視するイスラエルやサウジアラビア、米国とイランとの戦争に、日本が巻き込まれることになります。

 そして、安倍政権が前のめりとなっている憲法改正、その中でもことさら危険な緊急事態条項は、こうした戦争に日本が巻き込まれることを容易にしてしまいます。

 また、日本政府は少子高齢化に対し、長年にわたり対策を怠り続け、それが現在の閉塞的な経済状況を生み出しています。

 IWJはこうした国内外の諸問題を、すべて互いに関連しあうものであるという視点に立ち、これまで報じてまいりました。独立メディアであるIWJは、権力に一切忖度せず、公共性・公益性・緊急性のある報道を貫きます!

 どうか、今期も引き続き、IWJヘ皆様からのご支援をよろしくお願い致します。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ここに、7月中にご寄付くださった方々のお名前を、感謝を込めて順次掲載させていただきます。

―――――――
YOSHISATO OTAKE様
板倉 博様
N.N.様
M.T.様
Y.T.様
佐藤様
K.K.様
チビた (田中和彦)様
Y.K.様
O.T.様
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 皆様、本当にありがとうございます!

■岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!

 これまでに岩上安身とIWJは、緊急事態条項の危険性を広く知らせていくために、様々な分野の識者へのインタビューやイベントに取り組んできました。

 IWJでは、岩上安身が、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士と鼎談形式で2012年発表の自民党改憲草案を逐条的に読み解いた『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』を販売しています。緊急事態条項の危険性を詳しく、わかりやすく解説した貴重な書籍です。岩上安身の直筆サインも入っていますので、ぜひ、以下のURLよりお買い求めください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 また、2015年12月20日にIWJ主催で開催されたシンポジウム「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」のDVDも販売しています! こちらも、岩上安身の直筆サイン入りのDVDをご用意しています。ぜひ、『前夜』とあわせてお買い求めください!

※饗宴VI DVD
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

 どうか皆様、緊急事態条項の危険性について拡散していただけるよう、ご協力をお願いいたします!

■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!

◇<Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「#ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました!>

 「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」でも大きなテーマに掲げているのが、緊急事態条項の危険性の問題です。

 自民党の改憲4項目の中でも緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、一般世間にいまだに周知されていません。

 緊急事態条項は参院選では表立った争点にはなりませんでした。今回の改選で改憲勢力による3分の2議席確保はぎりぎりで阻止できましたが、安倍晋三総理は投開票が行われた7月21日夜、「国民民主党の中には、少なくとも議論はしていくとの考え方を持っている方がいるだろうと思う」と発言しており、緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性は十分にあります。少しでも、この危険な条項について警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティを開きます。

※ #ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/

 こちらは会の趣旨に賛同する方であれば、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティです。ぜひご参加ください!

◇<サポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookに、非公開グループ「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました>

 以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで、Facebookで非公開のコミュニティグループを始めることにしました。

 このグループは、岩上安身をはじめ、IWJスタッフとサポート会員との交流、そしてIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、一般会員の方や、まだ会員登録されていない方は、この機会にぜひ、サポート会員へのご登録をお願いいたします。

※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。

※種別変更のご申請、お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

 現在、岩上安身のFacebookには1000人近い方から友達リクエストをいただいており、お待ちいただいている状態となっています。友達承認はIWJ会員の方を優先とさせていただいております。友達申請の際にはIWJ会員番号とご登録時のお名前をお知らせください。

※岩上安身のFacebook
https://www.facebook.com/iwakamiyasumi

■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!

 IWJではテキスト班スタッフ、動画班スタッフ、事務スタッフを募集しています。

 テキスト班はIWJのサイトにアップされる記事や毎朝発行しているこの日刊IWJガイドの編集者、記者として働き、同時に記事のリサーチ、執筆、編集を担当していただきます。また、岩上安身のインタビューのためのパワーポイント作成も重要な仕事になります。

 IWJは政治、経済、社会、外交など広範なテーマを扱っています。テキスト班では、文章力、読解力を備えた優れた人材を求めているとともに、こうした分野に広く関心を持っている方を歓迎します!
専門的な知識が必須なわけではありませんが、世の中に対して幅広く関心を持ち、意欲的に学ぶことが、テキスト班スタッフとして大事な心構えです。

 しかしご承知のように、昨今はどの業界でも人手不足が叫ばれています。IWJは皆様にご寄付・カンパをお願いしている厳しい状況ではありますが、コンテンツのクオリティを維持するため、テキスト班の時給を1300円からのスタートに改定しました。

 動画班はカメラマンとして岩上安身のインタビューや、現場に出向いて中継、録画取材を行うほか、動画の編集を担当していただきます。IWJがYouTubeにアップしているハイライト動画を、今以上にインパクトと拡散力を持ったものに変えていきたいと思っていますので、動画編集作業の得意な方は大歓迎です。動画班の時給は、1100円からのスタートになりますが、編集スキルのある方、経験者はより高い時給からのスタートと、優遇いたします!

 事務スタッフは、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、スケジュール管理、イベント開催の準備やその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。事務スタッフの時給は、1100円からのスタートになります。

 いずれも残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。IWJには「サビ残」や「残業代未払い」はありません!

※【岩上安身のツイ録】まずは賃金不払い労働や残業代不払いをなくすべき!! ブラック企業撲滅、労基法の再強化、そしてタックスヘイブンを利用する租税回避者に追徴課税を! 2019.7.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452547

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、國府田響)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/