■■■ 日刊IWJガイド・ウィークエンド版「いま、本当に財政状況がピンチです・・・このままではIWJは年を越すことができません!定額会員へのご登録と緊急のご寄付・カンパをなにとぞよろしくお願いいたします!/米大統領選でトランプ氏がまさかの当選!岩上さんは今週、絶好のタイミングで田中宇氏と孫崎享氏にそれぞれ単独インタビュー!」2016.11.12日号~No.1520号~ ■■■
(2016.11.12 8時00分)
おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。
11月9日(水)に投開票が行われたアメリカ大統領選で、大方の予想を覆し、まさかまさかの勝利を収めた共和党のドナルド・トランプ氏。そのトランプ氏は昨日11月11日(金)、ホワイトハウスでオバマ大統領との初会談に臨みました。
選挙戦で過激な「暴言」を振りまき続けたのとは打って変わり、一転して神妙な面持ちでホワイトハウスに現れたトランプ氏。会談は大統領執務室で2人きりで行われ、外交政策や内政など、非常に多岐にわたる内容を話し合ったといいます。
※トランプ氏、一転和やか オバマ氏と会談「大きな敬意」(朝日新聞、2016年11月11日)
http://digital.asahi.com/articles/ASJCC2JZVJCCUHBI009.html
一方日本では、昨日からTPP承認案が参議院で審議入りしました。本会議で同法案の趣旨説明を行った安倍総理は、「今後あらゆる機会をとらえ、米国ならびに他の署名国に国内手続きの早期の完了を働きかける」などと述べ、TPPの早期承認をめざす姿勢を改めて強調しました。
※TPP、参院で審議 首相「米に早期手続き働きかける」(朝日新聞、2016年11月11日)
http://digital.asahi.com/articles/ASJCC35D9JCCUTFK001.html
安倍総理のこの発言は、そして与党政府による拙速なこの国会運営は、本当に理解に苦しみます。新しく米国の大統領になるドナルド・トランプ氏は、選挙期間中から「TPP反対」を繰り返し主張しており、そのため米国がこれからTPPを承認する可能性は、ほぼゼロに近いからです。
米国が批准しない条約を、日本一国だけが突出して批准しようとしているのは、いったいどういうわけなのでしょうか。いったん「指示」を受けたら、「御主人様」が変わってしまっても忠実に履行しようとする、「忠犬ハチ公」のような行動様式なのでしょうか。
トランプ氏はTPPについて過去に、「特別な利害関係をもつ奴らが、アメリカをレイプするために、この協定を結ぼうとしてきた」とまで述べています。そうなると、TPPをどの国にも先んじて承認しようとする日本は、トランプ氏にとっては「レイプ犯」ということになってしまいます。安倍総理は「日米同盟」の重要性を繰り返し主張していますが、これでは米国の新大統領の最も重要なポリシーに正面から異を唱え、喧嘩を売っているように見えてしまいます。安倍総理の外交センスはいったいどうなっているのでしょうか!? 理解に苦しみます。
この米大統領選に関しては、IWJでは今週、投開票日の前日である11月8日(火)には国際情勢解説者の田中宇氏に、そして投開票日の翌日である11月10日(木)には元外務省国際情報局局長の孫崎享氏に岩上さんがそれぞれ単独インタビューを行いました!いずれも絶妙のタイミングで行われたこのインタビューの内容は、後段の<★岩上さんによるインタビュー1週間総まとめ★>の中でふり返りを行っていますので、気になる方は先へスクロールして読み進めてください!
それにしても、安倍総理はなぜこれほどまでにTPPに固執するのでしょうか!? 結局のところ安倍総理の本性が、「保守主義者」などではなく、公正な再分配を否定して、一部の特権層にのみ富を集中し、そのあげく国の経済をボロボロに破壊してしまう「新自由主義」の信奉者だからではないでしょうか。
農産品の関税だけでなく、知的財産権、言語、さらには憲法まで空洞化させ、「米国化」してしまうTPPは、「新自由主義」の究極形態とも言うべきものです。2010年12月に設立されたIWJのこの6年間の歴史は、TPP、そして「新自由主義」との戦いの歴史であったと言っても過言ではありません。
IWJでは今、その「戦いの歴史」として蓄積してきたTPP関連の動画アーカイブを、公共性に鑑み、定額会員の方以外にもフルオープンで公開しています。
10月31日に行われたオークランド大学教授・ジェーン・ケルシー氏への岩上さんによるインタビューを筆頭に、これらの動画アーカイブをご覧いただければ、「新自由主義者」としての安倍総理の「野望」の内実が、よくお分かりいただけると思います。ぜひ、ご覧ください!そして、ぜひ、ツイッターやフェイスブックといったSNS、さらには「口コミ」で拡散してください!
※【フルオープン公開中!】TPP強行採決直前に緊急来日!「TPP協定をやる意味がわからない!」オークランド大学のジェーン・ケルシー教授に岩上安身が単独インタビュー!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/342666
※【フルオープン公開中!】食の安全から「予防原則」は排除され、ISDでは「仲裁ムラ」が暗躍する―政府がひた隠すTPPの真実!国会参考人に選ばれた岩月浩二弁護士と三雲崇正弁護士に岩上安身が緊急インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/341954
※【フルオープン公開中!】TPP承認案が週明けにも衆院通過!? 再び「強行採決」狙う安倍政権!〜「日本は遺伝子組換え食品の人体実験場になる」!? 山田正彦・元農水相が岩上安身の緊急インタビューでTPPの衝撃事実を次々暴露!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/341768
※【フルオープン公開中!】TPPで「聖域」撤廃か 自民党の「嘘」を鈴木宣弘教授が糾弾 「このままでは“限界列島”に」~岩上安身による東京大学・鈴木宣弘教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/106294
※【フルオープン公開中!】「TPPは現代の植民地政策」 米韓FTAの惨状からTPPを考える ~岩上安身による郭洋春氏(立教大学経済学部教授)緊急インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/59749
このように過去の動画アーカイブを大盤振る舞いしているように見えるIWJですが、今、財政状況は本当に本当に本当に大ピンチを迎えています!昨日の本間龍氏へのインタビューの中で岩上さんも言っていましたが、このままの財政状況が続けばIWJは年を越すことができないかもしれません。
IWJはもちろん電通やワタミのような「ブラック企業」ではありませんので、スタッフは週2日はきちんと休みを取り、深夜に残業をした場合は法律にのっとってきちんと残業代の支払いが行われています。「ブラック」とも言うべき猛烈な働き方をしているのは、ジャーナリストでありIWJの編集長であると同時に、IWJの経営者でもある岩上さんただひとりです。
私は経営の内部事情まではよく分からないのですが、ここにきて、スタッフの人件費が経営を圧迫しているのは事実のようです。それでも、一昨日の11月10日には、スタッフに対して予定通り給与の振込がありました。
岩上さんは今回、スタッフに給与を支払うため、自分の貯金を崩し、IWJに対して500万円の貸付をしたのだそうです。給料日、通帳に記帳して口座への振込が確認できた時、私はほっと胸を撫で下ろすとともに、経営者として私財を切り崩してまでIWJを存続させよう、スタッフを食べさせようとする岩上さんに対し、感謝と申し訳なさでいっぱいになりました。
しかし、それでもIWJの財政状況は本当に待ったなしです。来月もさ来月も同じことが続けば、当然岩上さんの貯金は底をついてしまいます。2011年3月11日の福島第一原発事故以来、途絶えることなくずっと継続してきた東電会見の中継も、中止が真剣に検討されています。それほど今、IWJの財政状況は危機に瀕しているということです。
毎年年末に開催しているIWJ恒例のイベント「饗宴」に関しては、岩上さんは今年は「見送り」の決断をしました。正式な発表については、追って岩上さんが会員の皆様に向けてメールなどのかたちでお送りする予定ですので、今しばらくお待ちください。
しかし、我々は泣き言ばかり言っているわけではありません。岩上さんは、全スタッフに向けて、「IWJは経営的な危機にあるが、危機はマンネリを見直す大事なチャンスでもある!今回の危機を単なる危機に終わらせてはいけない。目に見える形でポジティブな変化をもたらそう!!」と、ハッパをかけています。誰もが真剣に、このピンチに臨んで仕事の見直しをすべく、目の色を変えて頑張っています!
IWJはこれからも、新聞やテレビといった既存大手メディアが堕落と凋落の一途をたどるなかで、市民の皆様が本当に必要とする情報をお伝えする「インターネット独立メディア」であり続けたいと思っています。無料サポーターの方はぜひともこの機会に一般会員にご登録ください!また一般会員の方は、サポート会員へのお切り替えをお考えください!
IWJの配信はユーストリームとツイキャスのサービスを使っていますが、中継の際はCMが入ってしまったら、画像が乱れてしまうこともあります。ですが、IWJでは会員の皆様向けに、Vimeo(ヴィメオ)というサービスを使って、きれいなかたちで動画をアーカイブ化しています。会員にご登録いただければ、いつでも好きな時に、画質のよい動画をご視聴いただけますので、ぜひ、IWJの定額会員にご登録ください!
※IWJ定額会員へのご登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
IWJの活動は、定額会員の皆様からの会費だけでなく、市民の皆様からのご寄付・カンパによって成り立っています。後段の<★お知らせ★>でも改めてお伝えいたしますが、皆様からお寄せいただいた貴重なご寄付・カンパは、IWJのWebページの改良といったかたちで活用させていただいています。
IWJの定額会員数はいま、5,858名様となっています(11月10日時点)。もしこの6,000名弱の会員の皆様が仮に一人一万円ずつ緊急のご寄付・カンパをお寄せくだされば、IWJはこの財政危機をきっと乗り越えることができるでしょう。たしかにピンチではありますが、皆様の支えがあれば、必ず乗り超えられると我々は確信しています!
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★本日の「日刊IWJガイド」は1週間のふり返りを行うウィークエンド版をお届けします。
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■【アップした記事一覧】
┠■<★岩上さんによるインタビュー報告★>『原発プロパガンダ』著者・本間龍氏に岩上さんがインタビュー!「電通社長が官邸に呼び出されていた」!?本間氏が明かした独自スクープに注目!(原佑介)
┠■<★岩上さんによるインタビュー1週間総まとめ★>トランプ氏の当選を見事的中!岩上さんが国際情勢解説者の田中宇氏に単独インタビュー!/トランプ大統領の誕生で世界はどう変わる? 岩上さんが元外務省国際情報局局長の孫崎享氏に単独インタビュー(平山茂樹)
┠■<★IWJが報じた1週間総まとめ★>TPPを徹底批判!岩月浩二弁護士による国会参考人質疑の模様をアップ!/議員会館前で行われたTPP反対と座り込みと抗議行動を連日中継!/民進党最大の支持母体・連合の神津里季生会長を定例会見で直撃!(平山茂樹)
┠■<★お知らせ★>Web班より「Web改造プロジェクト」の進捗状況に関するご報告――IWJのWebサイトは、皆様からのご寄付・カンパのおかげでこんなに使いやすくなっています!(前園由美子)
┠■わとはぷ~What happened today?(平山茂樹)
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◆中継番組表◆
**2016.11.12 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【Ch5】12:30~「第2回 豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi5
※出席は、平田健正氏(放送大学和歌山学習センター所長)、駒井武氏(東北大学大学院環境科学研究科教授)、内山巖雄氏(京都大学名誉教授)ほか。
【IWJ_AOMORI1】13:30~「2016年 反核燃 秋の共同行動 - むつ行動 集会とデモ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
※「2016年反核燃秋の共同行動実行委員会」主催による集会とデモを中継します。
【録画配信・IWJ_SF】 14:00~「サンフランシスコ・第52回月例11日反原発抗議集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※同日収録の「No Nukes Action」主催による反原発抗議集会を録画配信します。
【再配信・Ch1】17:00~「トランプ米大統領誕生で世界はどう変わる!? 元外務省情報局長 孫崎享氏に岩上安身が訊く! 前編」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※11月10日収録の岩上安身による孫崎享氏のインタビューを再配信します。
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◆中継番組表◆
**2016.11.13 Sun.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_SUKOYAKA】9:15~「第6回『国際大使館フレンドリーラン』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=culture3
※元外務省国際情報局長の孫崎享氏が大会委員長を務める国際大使館フレンドリーランを中継します。IWJスタッフは今年も「チームIWJ」を編成し、1チームでトータル20kmの駅伝に参加します。
(中継は断続的になりますので開始ごとにアナウンスいたします。)
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
連合トップに直撃質問! 将来、安倍政権の暴走を止めなかったのは連合だ、と指を差される覚悟は!?
神津里季生会長「仮定の質問にはお答えできません」暴走止める気ゼロ!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/344710
電通強制捜査で罰金や責任者の処罰の可能性!元東京地検・落合洋司弁護士に訊く~元博報堂社員で『電通と原発報道』著者の本間龍氏と元東電社員の一井唯史氏に岩上安身がインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/344859
■<★岩上さんによるインタビュー報告★>『原発プロパガンダ』著者・本間龍氏に岩上さんがインタビュー!「電通社長が官邸に呼び出されていた」!?本間氏が明かした独自スクープに注目!
おはようございます。テキスト班の原です。
昨日は、岩上さんが『原発プロパガンダ』著者・本間龍さんに「続編」となるインタビューを行いました!
元博報堂社員として、広告業界の裏表を知り尽くしている本間さんですが、電力会社による異常な広告(プロパガンダ)問題だけでなく、広告会社に蔓延するブラック労働問題など、どうしてもうかがわなければならない話題がありすぎて、今日、締めくくりまでたどり着けないと判断。
本来は「後編」と位置づけていたインタビューでしたが、インタビュー開始直前に、パワーポイントの表題を急遽「続編」と変更。つまり、近日中に「続々編」が行われることとなりました。
長時間労働が自殺の原因であると労災認定された電通新入社員の高橋まつりさん。その後、電通は残業時間の上限を70時間から65時間へと引き下げたり、社員の退社を促すため22時に全館消灯したりするなどの緊急対策を打ち出しました。
度重なる是正勧告を受けていたにも関わらず、反省せずに再度事件を引き起こした電通に対し、「このブラック企業がっ!」と批判が高まりました。また、今月7日には電通労働基準監督署による強制捜査も行われています。
残業時間の引き下げや22時消灯など、電通のとった緊急対策は、国民の批判や当局の捜査をやりすごすためのものと思っていましたが、本間氏は昨日のインタビューの中で、なんと、「電通の石井社長が密かに官邸に呼び出され、安倍総理が『一連の事件によるイメージ悪化はオリンピック業務に支障を来す恐れがある。これ以上の事態の悪化は絶対に防げ』と厳命した」という独自スクープを披露してくれました!
電通の緊急対策は、「オリンピック業務に支障を来す恐れ」を回避するためにとった「小手先」のポーズに過ぎず、その裏では官邸の意志が働いていた、社員ら働く人間の人権を考えての「22時消灯」ではなかった、ということです。
では、なぜ電通のイメージ悪化が「オリンピック業務に支障を来す」のか。そこには東京五輪の成功と、電通が暗躍して集まった4000億円という莫大な五輪スポンサー料なども絡んでくるわけですが、これ以上はネタバレになってしまうので、ぜひ、近日中にアップする動画アーカイブをご覧ください!
インタビューでは、原発の危険性が電力会社の「プロパガンダ」によって隠匿されてきた歴史にも触れています!これを見聞きすると、マスメディアがいかに「原発広告」という「賄賂」を握らされ、プロパガンダマシンに成り下がったか、よくわかります。前回の岩上さんによるインタビューでは、新潟県知事選をめぐる「原発プロパガンダ」についてもお話をうかがっていますので、合わせてご覧ください!
※2016/10/13 40年間で2兆4000億円もの「電気代」が原発プロパガンダに消えた!? 日本のメディアを牛耳る巨大広告代理店「電通」の実態に迫る!~岩上安身が『原発プロパガンダ』著者・本間龍氏に訊く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/338266
また、この「プロパガンダ検証シリーズ」は、11月25日に辻田真佐憲さんインタビュー(後編)、12月上旬には早川タダノリさんインタビュー(第3弾)と続きますので、こちらもご注目ください!
★岩上安身による『大本営発表』著者・辻田真佐憲氏インタビュー(後編)
[日時]2016年11月25日(金)16:00~
[UST]【IWJ・Ch1】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
[CAS] http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
★岩上安身による『神国日本のトンデモ決戦生活』著者・早川タダノリ氏インタビュー(第3弾)
[日時]2016年12月上旬を予定
[UST]【IWJ・Ch1】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
[CAS] http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
政府・財界・マスメディア・広告代理店らが一体となって、いかに情報操作を行っているか、わかっていたつもりでも、改めて徹底的な調査にもとづく実態を知らされると、あ然とします。本当に我々の身の回りはプロパガンダだらけです!
真のジャーナリズムとは、こうした故国宣伝費に頼らず、茨の道を歩みながら、プロパガンダの包囲を破り、風穴をあけ、事実・真実を伝えることなのだと、改めて思い知らされます。「広告宣伝費」という名前の「賄賂」を受け取らずにジャーナリズムを貫徹することの意義を、改めて考えさせられます。
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原記者でした!続いては再び平山より、今週の岩上さんによるインタビューとIWJの報じた内容のふり返りをお届けします!
■<★岩上さんによるインタビュー1週間総まとめ★>トランプ氏の当選を見事的中!岩上さんが国際情勢解説者の田中宇氏に単独インタビュー!/トランプ大統領の誕生で世界はどう変わる? 岩上さんが元外務省国際情報局局長の孫崎享氏に単独インタビュー
【1】ズバリ的中!米国の新しい大統領は共和党のドナルド・トランプ氏に!米大統領選投開票日の前日、岩上さんが国際情報解説者の田中宇氏に単独インタビュー!
11月8日(火)、アメリカ大統領選挙の投開票日前日という絶好のタイミングで、岩上さんが国際情勢解説者の田中宇氏に単独インタビューを敢行。田中氏はインタビューの中で、米国と日本の既存メディアによる異常なまでの「トランプ叩き」の実態を指摘しつつ、「トランプ氏が勝つだろう」との予想を披露。結果的に、田中氏のこの予想はズバリ的中することになりました!
田中氏によれば、米国では既存メディアだけでなく、富裕層、特に注目すべきはIT長者たちがこぞってクリントン氏を支持し、貧困層や弱者の声を代弁して人気を膨れ上がらせていったトランプ氏をこぞってバッシングしていたといいます。
ウィキリークスが暴露した情報によれば、なんと検索最大手のグーグルの検索結果が、ヒラリー氏が有利になるよう設定されていたとのこと。これは別の見方をすれば、米国の昔ながらの支配階層である軍産複合体や「金融権力」だけでなく、新興のサイバーリバタリアン達の利益をも、ヒラリー氏は代弁していたことになります。
今後、トランプ大統領のもとで米国、そして世界はどのように変化するのか。未来を占ううえでも必見のインタビューです!ぜひ、下記URLより動画アーカイブをご視聴ください!
※2016/11/08【トランプ勝利の予測的中!】米国マスコミの異常な「トランプ叩き」は仕組まれた罠だった!?米大統領選挙の裏の裏までせまる!岩上安身が国際情勢解説者の田中宇氏に単独インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/344317
【2】トランプ氏が「まさか!」の勝利をはたした米大統領選の結果を徹底分析!中東は、日米安保は、そしてTPPはどうなる!? 岩上さんが元外務省国際情報局局長・孫崎享氏に4時間半のロングインタビューを敢行!
共和党のドナルド・トランプ氏が「まさか!」の勝利を果たした米大統領選の結果について、11月10日(木)、岩上さんが元外務省国際情報局局長の孫崎享氏にインタビューを行いました。16時30分から21時過ぎまで、約4時間半にも及ぶ長ロングインタビューとなりましたが、ユーストリームとツイキャスであわせて常時約1,000人の方にリアルタイムでご視聴いただくなど、非常に注目度の高い中継となりました。
このインタビューが行われているそのさなか、トランプ氏が選挙期間中から熱心に反対していたTPPの承認案が、衆議院本会議で自民・公明の与党と日本維新の会の賛成多数により可決されてしまいました。
もともと、アメリカからの強い要請によって始まったTPP。しかし、そのアメリカがもはや「TPPには反対」と態度を明確にしているのです。トランプ大統領のもとで、アメリカ議会がTPPを承認する可能性はほぼゼロに近いでしょう。にも関わらず、TPP承認案を本会議で可決させてしまった安倍政権について、孫崎氏はインタビューの中で「まったく理解できない。これは、トランプ氏に喧嘩を売るようなものだ」と斬って捨てました。
孫崎氏には他にも、トランプ氏の外交・安全保障政策、沖縄の米軍基地に対するスタンス、混迷が続く中東情勢に対する見方など、非常に幅広い内容で岩上さんがお話をお聞きしています!動画アーカイブは準備が整い次第、IWJのホームページにアップしますので、どうぞご注目ください!
また、こちらのインタビューは、さっそく本日17時からCh1で再配信を行います。「リアルタイムで見逃した!」という方は、ぜひ本日の再配信をご視聴ください。
★トランプ米大統領誕生で世界はどう変わる!? 元外務省国際情報局長・孫崎享氏に岩上安身が単独インタビュー 前編
[日時]2016年11月12日(土)17:00~
[UST]【IWJ・Ch1】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
[CAS] http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
■<★IWJが報じた1週間総まとめ★>TPPを徹底批判!岩月浩二弁護士による国会参考人質疑の模様をアップ!/議員会館前で行われたTPP反対と座り込みと抗議行動を連日中継!/民進党最大の支持母体・連合の神津里季生会長を定例会見で直撃!
【1】強行採決されてしまったTPP承認案! 岩月浩二弁護士による国会参考人質疑の模様をアップ!無知・無理解のまま世紀の売国条約にサインしてしまう安倍政権!
11月4日に衆院特別委員会で与党と日本維新の会により強行採決されてしまったTPP承認案と関連法案。強行採決は、10月28日とも11月1日ともささやかれ、IWJもこの1週間、ずっと神経を尖らせていました。
10月31日に行われた参考人質疑では、「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」共同代表の岩月浩二弁護士が野党側の参考人として招かれました。岩月弁護士は、TPPでもっとも危険な「毒素条項」と言われるISD条項の危険について触れつつ、推進しようとしている日本政府自身がその内容をきちんと理解していない可能性を指摘。しかし与党は、こうした岩月弁護士の警告も無視して強行採決に踏み切ってしまったのです。
IWJではこの岩月弁護士の参考人質疑を、岩月氏の陳述と議員からの質疑の抜粋というかたちで全文掲載し、アップいたしました。強行採決をした与党と日本維新の会が、いったいどんな重要な警告を無視したのか、ぜひ、下記の記事よりご確認ください。
※2016/11/06【国会ハイライト】TPP審議の「前提」が覆る!岩月浩二弁護士が参考人質疑で「政府による重大な誤訳」を指摘!「ISD」を「ISDN」と言い間違い!?無知・無理解のまま世紀の売国条約にサインしてしまう安倍政権 2016.11.6
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/344007
【2】特別委員会で強行採決されても、市民は「TPP反対」の声をあげ続ける!議員会館前で行われた座り込みと抗議行動を連日中継!
11月4日(金)に特別委員会で強行採決が行われ、さらに10日(木)に本会議でも、採決が行われてしまったTPP承認案。米大統領選でトランプ氏が勝利し、米国議会がTPPを承認する可能性がほぼゼロとなったにも関わらず、それでもこの世紀の売国条約を率先して批准しようとする安倍政権と自民・公明の与党は、いったい何を考えているのでしょうか。
今週、国会前や議員会館前では、先週に引き続き、TPP承認反対を訴える市民が集まり、座り込みや抗議行動を行いました。IWJではその模様を可能な限り中継しましたので、ぜひ下記URLより動画アーカイブをご視聴ください!
※2016/11/04 TPP承認案・関連法案が、衆院TPP特別委員会で「強行採決」された同日夜、抗議する市民が国会前に集結! ~TPPの強行採決に反対する国会前抗議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/343790
※2016/11/09トランプ氏当選でどうなるTPP!? 「ここで日本がTPPを(本会議で)採決したら世界の笑い者ですよ」――「TPPを批准させない! 水曜日行動」~野党議員による国会報告と意見交換
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/344526
※2016/11/08 「あなたにも社会を変えることができる100ヶ条」第1条は「無力感を克服すること」~「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」池住義憲氏が「自由と平和と公正のために絶対にあきらめない」と訴え!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/344309
【3】衆院補選で「惨敗」しても反省の色なし!? 民進党最大の支持母体・連合の神津里季生会長を定例会見で直撃!歴史を振り返ったとき「安倍政権の暴走を止められなかった」と言われる覚悟があるのかを問いただす!
新潟県知事選で野党3党が推薦する米山隆一氏が「奇跡の大逆転勝利」をはたした一方、東京10区と福岡6区の補欠選挙では、野党統一候補は「惨敗」を喫してしまいました。その理由として、後者では民進党が最大の支持母体である連合の意向に配慮し、共産党との共闘を躊躇したことがあげられます。
なぜ、民進党と連合は共産党との共闘を頑なに拒むのでしょうか。彼らは、このまま選挙に負け続け、安倍政権の「暴走」を許しておくつもりなのでしょうか。IWJでは11月10日(木)、定例会見に臨んだ連合の神津里季生(こうづ りきお)会長を直撃しました。
神津会長はIWJの質問に「民進党が共産党と組んで大きく左旋回することを、大半の国民が歓迎しているとは私は思えない」と答え、民進党と共産党との距離を改めて強調。
また、自民党改憲草案を実現しようとしている安倍政権に対して、将来、日本の歴史上のターニングポイントにおいて「連合は暴走を止められなかった」と、見られることになる可能性を示唆。「そうなってしまった場合の『覚悟』はありますか?」と、問いただしましたが、神津氏は「仮定のお話にはお答えできません」と、まるで他人事の回答に終始しました。
「アベノファシズム」に対し、まるで危機感が感じられない連合に、日本の政治をこのまま左右させておいてよいのでしょうか。神津会長による11月10日の定例会見の様子は、下記URLよりご視聴ください。
※2016/11/10 連合トップに直撃質問! 将来、安倍政権の暴走を止めなかったのは連合だ、と指を差される覚悟は!? 神津里季生会長「仮定の質問にはお答えできません」暴走止める気ゼロ!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/344710
※スクープ!「連合」内部から異論!「野党共闘進めていくべきだ」~安倍政権への「歯止め」が必要だと訴える「自治労」にIWJが直撃取材!明らかになる連合内の「温度差」! 2016.10.27
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/342571
■<★お知らせ★>Web班より「Web改造プロジェクト」の進捗状況に関するご報告――IWJのWebサイトは、皆様からのご寄付・カンパのおかげでこんなに使いやすくなっています!
IWJでは現在、IWJの表看板であるサイトをより見やすく、より検索しやすくするため、「Web改造プロジェクト」を進めています。本日はこの「Web改造プロジェクト」について、Web班の前園由美子スタッフに聞いてみました!
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――「Web改造プロジェクト」とは、具体的にどのようなプロジェクトなのですか?
前園「IWJが今まで記事化した約1万8000のコンテンツを分類分けし、記事を見やすくし、検索の機能の向上と、また会員限定コンテンツのログイン環境の改善を目的としたプロジェクトです」
――この「Web改造プロジェクト」によって、IWJのサイトは昔と比べてどういった点が変わったのでしょうか?
前園「新しい検索プラグインを導入し、以前よりも早く、キーワード検索で見たい記事のリストをサムネイル付きで表示できるようになりました。
他にも、記事の上部に表示されている赤い『テキスト』ボタン、青い『動画』ボタン、茶色の『独自』ボタンが表示されるようになったことにより、記者が執筆した読み応えのある『テキスト』記事なのか、じっくりとリアルな現場を感じ取りながら見ていただくことができる『動画』記事なのか、人気の岩上さんのインタビューなどのIWJ『独自』のコンテンツなのかを、ボタンのワンクリックでこちらもリスト表示できるようになりました。
――この「Web改造プロジェクト」を最後まで完了させるには、あとどのくらいの期間がかかるのでしょうか? また、どれくらいの費用が必要でしょうか?
前園「予定では、来年4月頃を見込んでいます。今後、引き続き、サイトのスマホ化やシステムメンテナンス、記事の統合作業にかかる人件費等を合わせるとまだ約300万円の予算が必要となり、最低限の改造プロジェクトのコスト計画で、急ピッチで作業に取り組んでいます」
――「IWJのWebサイトはここがすごい!」「ここに注目してほしい!」というアピールポイントはありますか?
前園「なんといってもIWJの1万8000本というIWJの財産といえる記事数です。TOPページには、新しい新着記事が表示されますが、過去の記事にもIWJならではの取材の成果が刻まれています。
岩上安身さんとIWJスタッフが福島第一原発へ入構取材を行った時のリアルな福島の模様など、大変貴重な資料となるものなど、宝のような映像がひしめいています。これらを、見ないのはもったいない。もっともっと新しい記事だけではなく、過去のIWJのコンテンツを掘り出して、多くのみなさまにご覧いただきたいという思いでいっぱいです。とにかく見ないともったいない!」
※2012/02/20【特別番組】福島第一原発入構取材レポート
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/4302
※2012/05/26 IWJ緊急特別番組 福島第一原発入構取材レポート 第二弾 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/16990
――最後に、IWJのサポーター・会員の皆様にひとことお願いいたします!
前園「IWJのコンテンツをたくさん見ていただけるよう、これからもWeb班一同、全力で改造プロジェクト作業に取り組んでまいります。まだまだ、その作業にはコストがかかります。
IWJの記事をみなさまに提供させていただくためには、みなさまの会員登録、カンパのご支援が不可欠です。今後ともみなさまへのよりよいサービス向上を第一に、勤しんでまいりますので、叱咤激励・ご支援をどうぞよろしくお願いいたします!」
※IWJ定額会員へのご登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※ご寄付・カンパはこちらからお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
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ちなみに前園スタッフは、高校時代は陸上選手として活躍。現在は3児の母ですが、陸上で鍛えたタフネスは健在!11月13日(日)にお台場海浜公園で行われる「国際大使館フレンドリーラン2016」に「Team-IWJ」の選手兼チームリーダーとして参加します!
孫崎享さんが大会実行委員張を務めるこの「フレンドリーラン」では、「Team-IWJ」のメンバー7人が20キロの距離をタスキをつないで疾走します。IWJでは「すこやかチャンネル」でこの模様を中継しますので、ご注目ください!
★第6回「国際大使館フレンドリーラン」
[日時]2016年11月13日(日)9:15~
[UST]【IWJ・SUKOYAKA】
http://www.ustream.tv/channel/iwj-culture3
それでは、本日もよろしくお願いいたします!
※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20161112
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】