日刊IWJガイド「俳優の津川雅彦氏が『保育園に落ちた日本死ね!』のブロガーを個人攻撃!?/経歴詐称はショーンK氏だけじゃない! 安倍総理、麻生副総理、高市総務相にも経歴詐称の疑いが/『証拠は山ほどある』東電元幹部らの有罪認定は可能だ!/安倍内閣の経歴詐称と自民党の『政治とカネ』疑惑を追及!/『IWJの未来にお力添えを』小野由紀子からのIWJご支援のお願い」~2016.3.22日号~No.1286号~


■■■日刊IWJガイド「俳優の津川雅彦氏が『保育園に落ちた日本死ね!』のブロガーを個人攻撃!?/経歴詐称はショーンK氏だけじゃない! 安倍総理、麻生副総理、高市総務相にも経歴詐称の疑いが/『証拠は山ほどある』東電元幹部らの有罪認定は可能だ!/安倍内閣の経歴詐称と自民党の『政治とカネ』疑惑を追及!/『IWJの未来にお力添えを』小野由紀子からのIWJご支援のお願い」~2016.3.22日号~No.1286号~■■■
(2016.3.22 8時00分)

 おはようございます。IWJで記者をしているぎぎまきです。

 温かい陽気が続くようになり、昨日、東京では桜の開花宣言が。あちらこちらで薄紅色に彩られた風景が広がり始めています。待ちわびていた春。でも心が踊る、というところまで達しないのは、気の休まらないニュースが後を絶たないからでしょうか。。。

 今後、ますますIWJのような独立系メディアの存在が一層重要になってくる。。。そうした危機感を感じずにはいられない日々ですが、その話はのちほど。

 これまでは、主に記者スタッフが登場していた本ガイドですが、このところ、事務班やハドル班、Web班のスタッフの声もお届けするようになり、読者の方から好評をいただいています!IWJの内部では、誰が、どんな仕事をしているのか、私たちもお伝えする必要性を感じていました。IWJの「仕組み」ですね!今日は、会員の皆さまとIWJをつなぐ、いわば「玄関口」を守っている会員管理チームの小野由紀子さんから皆様へご挨拶です!

■「IWJの未来がかかっている!ウェブサイト改善のためにお力添えを」――「会員管理班」小野由紀子からのIWJご支援のお願い

 おはようございます。普段、会員の皆さまの会員登録や会費に関するお問い合わせなどの対応を担当しております小野由紀子と申します。

 本日、この日刊IWJガイドをお読みいただいている方の中には、私とメールでやり取りさせていただいた方もいらっしゃるかもしれません。お世話になっております。いつも本当にありがとうございます。

 私たちの班では、会員の皆さまやご利用者の皆さまからのお声に、直で触れることが多いため、そのお声を社内で共有し、どうにか反映していけないものか、検証していくという責任も負っていると思っております。

 皆さまからよくお寄せいただきますのが、「ウェブサイトの使い方がよくわからない」といったお声です。

 昨日Web班の伊藤チーフからもご挨拶させていただいたように、アーカイブの改造プロジェクトを進行中です。私のようなWeb技術の門外漢にはまったくわからないのですが、Webサイトを根本的に作り変えるには、かなりの資金と相当な労力がかかるそうです。なんとか会員の皆さまにわかりやすく、使いやすいサイトにしていきたいのですが、それはデータの量も膨大になっている現在、そんな一朝一夕にできる生やさしいものではなさそうです。そんな中でも、日々の報道業務とは別に、平行して、できることからコツコツと、サイトの改良やアーカイブの整理を続けているのです。

 その上、現在、厳しい財政難に直面しています。万が一、IWJが倒れるようなことになったら、一昨年からコツコツ続けているアーカイブの改造プロジェクトの努力も水の泡と消えてしまいます。

 皆さまにはこれまでお支えくださったこと、心から感謝しておりますが、ここで重ねてお願いをさせていただきたいと思います。

 どうか、IWJの会員が増えますよう、7月期末をめざしてやりかけのアーカイブ改造プロジェクトがひと区切りの完結に至りますよう、ご支援をいただければと思います。

※【岩上安身のツイ録】IWJの財政が悪化!このままでは7月末には3千万円の大赤字の見通し!皆様、ご寄付・カンパでの緊急のご支援をお願いします!IWJのピンチをお助けください!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290545

 現在、多くの方からご支援をお寄せいただいています。心より感謝申し上げます。皆さまよりいただきました、励ましのメッセージを一部ご紹介させていただきます。

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・いつも真実の情報の提供に感謝しております。辺野古から10分ほどの所に住んでおります。これからの日本が沖縄が何処に進むのか不安だらけですが、大手メディアが真実を伝えない中、IWJさんを頼りにしております。少額で申し訳ありませんが、ゆうちょへ本日¥5,000-振込しました。これからも宜しくお願いします。

・いつも貴重な情報をありがとうございます。IWJの皆さんの頑張りにいつも励まされています。わずかしか寄付できませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

・個人のジャーナリストの方々の活動に感謝しています。市民運動に参加しているので、よく岩上さんの名前は目にします。去年の夏の、国会前の中継は本当にありがたかったです。些少ですがカンパを送ります。12日に2000円振込みました。これからもお願いします。

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 皆さま毎日、忙しくお過ごしのことと思います。情報はあっという間に流れていきます。

 テレビをつけるとIWJとはまったく異なる方向での報道が目につきます。真っ当な疑問を声にしただけでもスタジオに異様な空気が漂っているのが、画面を通してでも伝わってきます。

 まだ会員でない方は、まずは月額1,000円の一般会員でも結構です。ひとつのインタビューを見ていただくだけでもボリューム満点で、ご満足いただけると思います。

 (※一般会員ですと配信から1か月が経過したインタビューをご覧いただく場合、一般会員特別価格50円でご購入いただく必要がございますが、おトクです!)

 すでに一般会員になっていただいている方には、ぜひこの機会にサポート会員へのお切り替えをご検討ください!サポート会員はIWJのこれまでの動画・記事のすべてをご覧いただけます!

 画面操作など、わからないことがございましたら、お気軽にメールやお電話でご連絡ください。私ども会員管理のセクションが対応させていただきます。IWJをご存知でない方への、ご紹介や会員登録のプレゼント等、ご要望やご相談がありましたら、一度ご連絡いただけましたらと思います。何とぞよろしくお願いいたします!

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※お問い合わせはこちら
shop@iwj.co.jp

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※ご寄付・カンパのお振込先は、以下の口座になります。

【城南信用金庫(1344)】新橋支店(022)普通472535
【ゆうちょ銀行(9900)】〇〇八(008)普通3080612
【みずほ銀行(0001)】広尾支店(057)普通2043789
【楽天銀行(0036)】第一営業支店(251)普通7068848

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 小野さんでした!

 余談ですが、シェフである小野さんのお兄さんは、一度、IWJ事務所に手作りカレーの差し入れをしてくださいました。IWJにはカンパや寄付の他にも、そうして、スタッフの食生活を心配する方々から、野菜やお米、おかずやお菓子など、ありとあらゆる食材が届きます。皆さまから届くお心遣いは、私たちスタッフの大きな原動力となり、健康を支えています。ありがとうございます!この場を借りて、改めて御礼を申し上げます。

 では、各記者がお届けするニュースの前に、本日の日刊IWJガイドの目次をお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■「IWJの未来がかかっている!ウェブサイト改善のためにお力添えを」――「会員管理班」小野由紀子からのIWJご支援のお願い(会員管理班・小野由紀子)
┠■【中継番組表】
┠■「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)で俳優の津川雅彦氏が「保育園落ちた日本死ね!!!」ブロガーを個人攻撃!(ぎぎまき)
┠■経歴詐称はショーンK氏だけじゃない! 安倍総理、麻生副総理、高市総務相にも経歴詐称の疑惑が・・・。留学経験を公式プロフィールからいつの間にか削除! ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏も警鐘!(平山茂樹)
┠■「証拠は山ほどある」東電元幹部らの有罪認定は可能だ!東電元取締役らによる業務上過失致死傷被告事件に関する起訴状提出についての記者会見(城石裕幸)
┠■「政治資金」で自民党に内紛勃発!佐藤ゆかり議員を自民・枚方市支部長が3月22日に民事提訴へ!刑事告発も準備中!IWJが双方に直接取材、浮かび上がった佐藤議員の「杜撰な政治姿勢」(原佑介)
┠■3月26日と27日、神戸学院大学・上脇博之氏に2日間「連日」インタビュー! 上脇氏が刑事告発した8議員の正体とは~「第4号」自民党・野村哲郎参議院議員(ぎぎまき)
┠■5時間半に及んだ孫崎享氏インタビュー!&今後のインタビュースケジュール
┠■わとはぷ~What happened today?ー新幹線500系が運行開始した日ー(ぎぎまき)
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◆中継番組表◆

**2016.3.22 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】11:00~「手遅れ死亡事例調査”第10弾” -経済的事由による手遅れ、死亡事例調査- 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「全日本民主医療機関連合会」主催の記者会見を中継します。報告内容は「2015年経済的事由による手遅れ死亡事例調査」結果について。

【Ch5】13:00~「選挙市民審議会・第一部門会議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「公正・平等な選挙改革にとりくむプロジェクト」主催の「選挙市民審議会」第一部門会議を中継します。

【IWJ_OSAKA1】14:00~「大阪市内の大手コンビニで連続して起きた『ブラックバイト』事件と二つの学生アルバイトユニオンの合同団体交渉による事件解決の報告記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※会見内容は、事件報告、団体交渉の経緯、協約内容についての報告。参加者は、当事者の大学1年生Bさん、ブラックバイトユニオン事務局長・坂倉昇平氏、関西学生アルバイトユニオンより学生数名。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【Ch4】18:00~「宙づりにされた核 福島から世界へ ―どのような未来のエネルギー政策があるのか、総括と提言」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※『フランス発「脱原発」革命』(2012年)の著者であり、Global Chanceの創設者でもある原子核物理学者ベルナール・ラポンシュ先生の来日を記念し開催されるイベントを中継します。「日仏会館」主催。

【Ch5】18:00~「シンポジウム『安保関連法施行~私たちができること、しなければならないこと』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「東京弁護士会」、「第一東京弁護士会」、「第二東京弁護士会」主催(共催:日本弁護士連合会、関東弁護士会連合会)のシンポジウムを中継します。登壇者は、濱田邦夫氏(元最高裁判事)、柳澤協二氏(元内閣官房副長官補)ほか。

【IWJ_KYOTO1】18:30~「『下流老人』の著者 藤田孝典 講演会『若者・高齢者の貧困の連鎖と対抗法』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「安心年金つくろう京都の会」、「『年金裁判』に勝利し年金制度をよくする会」主催の講演会を中継します。

【Ch6】18:30~「イラク戦争開戦から13年 ~この戦争を知らずして日本の未来は決められない~」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」、「社会思想史研究会」共催の緊急トークセッションを中継します。スピーカーは、綿井健陽氏(映像ジャーナリスト、映画監督)、佐藤真紀氏(日本イラク医療支援ネットワーク)、高遠菜穂子氏(イラク支援ボランティア)、志葉玲氏(ジャーナリスト)。

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◆中継番組表◆

**2016.3.23 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch1】13:00~「岩上安身によるジャーナリスト鳥越俊太郎氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※ジャーナリストの鳥越俊太郎氏に岩上安身がインタビューします。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【Ch未定】18:00~「日本外国特派員協会主催 原子力規制委員会 田中俊一委員長 記者会見」
※「日本外国特派員協会」主催の、原子力規制委員会 田中俊一委員長 記者会見を中継します。

【録画配信・Ch6】19:00~「新聞労連プロデュース『日本の安全保障と沖縄』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※3月14日に収録した、「新聞労連」企画のトークイベントを録画配信します。出演はジャーナリストの安田浩一氏ほか。

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■「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)で俳優の津川雅彦氏が「保育園落ちた日本死ね!!!」ブロガーを個人攻撃!

 さて、冒頭でIWJのような独立系メディアの存在が今後、一層重要になるのでは、と書きましたが、自民党が放送局を呼び出し番組内容に干渉したり、高市早苗総務相が「電波停止」に言及するなど、安倍政権になってから一気に、報道の自由に対する政治的圧力が目立つようになりました。もちろん、皆さんの多くも危機感を感じていると思います。

 3月20日、関西で放映されている「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)に登場した俳優の津川雅彦氏が、保育園の待機児童問題で「保育園落ちた日本死ね!!!」を書いたブロガーに向かって、「死ねって書いた人間が??ばいいよ」(??は規制音)と発言したのです。??の中身は、皆さん、お分かりになると思います。規制音を入れれば発言したことにはならないだろう、匂わすセリフなら問題ないはずだ、と言わんばかりのこのテレビ局の姿勢には驚きます。
公共の電波を使って規制音を入れなければ流せない発言を放置するとは、どういうことでしょうか。この「そこまで言って委員会」こそ、番組の政治的な「公平・中立」が保てているといえるのでしょうか。

 政府に対する怒りを荒々しい言葉でブログに綴った個人の行為とは異なり、津川氏が行ったのはテレビという電波を使った、個人攻撃に他なりません。安倍総理の支持者が多く出演することで知られるこの番組は、津川氏の「死ねって書いた人間が??ばいいよ」という爆弾発言をあえて放送し、さらには、発言後、スタジオが爆笑の渦に包まれるという流れで、個人ブロガーをターゲットに誹謗中傷したのです。これは公共の電波を使った言葉の暴力ではないでしょうか。

・津川雅彦氏が「保育園落ちた日本死ね」の筆者に暴言
http://lite.blogos.com/article/167930/

 現政権にモノ申す個人にここまで風当たりが強いことに、私は恐怖を感じます。そういえば、IWJが毎日のように取材で訪れる議員会館では今、「原発反対」「戦争反対」という類のメッセージが書かれたシャツを着ていると、入館を断られることが当たり前になりました。理由を尋ねると警備員は「強いメッセージ性を持つから」といいますが、女性に対し平気で「脱いでください」とまで言うんですね。

 私自身、こうした場面を今まで何度も目撃しています。今年の1月の終わりには大型商業施設イオンモールで「アベ政治を許さない」というシールを鞄に貼っていた客が入店を断れられたというニュースも目にした記憶があります。

 こうした、政府に反論する言論を許さないという風潮が、報道やテレビの現場だけではなく、私たちの身の回りの生活レベルまで近づいてきています。安倍政権のメディアに対する行き過ぎた介入に裏付けられた、「忖度」や「自粛」が私たちの身の回りにも蔓延していると言わざるを得ません。

※2016/02/29 「これは政治権力とメディアの戦争だ!」 田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、金平茂紀氏、岸井成格氏、青木理氏、大谷昭宏氏らテレビ関係者が高市総務相「停波」発言に怒りの抗議会見!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289637

※2016/02/12 電波停止は「テロの呼びかけ」があったような場合――政権批判は「テロ」扱いに!? 高市早苗総務相の不自然な釈明! 会見ではマイナンバー法の「抜け穴」についてノーコメント!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287006

 こうした、反論を許さず、議論にも応じず、やりたい放題の安倍政権に「改憲の発議なんてさせてたまるか!」と、「市民+野党」が「自公」に対し、戦いを挑むのが今夏の選挙です。衆参ダブル選も囁かれているなか、野党共闘の動きがここへきて活発化しています!昨日21日には、青森県でも無事、野党統一候補が決定!これで、先日の新潟に続き、9人目の野党統一候補の出馬となりました。また、産経新聞による世論調査では、夏の参院選で投票するとしたら比例代表ではどの政党に投票したいか、という問いに対し、民進党が21.1%、これに共産、社民、生活を加えると30%超えという結果に。

・世論調査 主な質問と回答(3月)
産経・FNN合同世論調査
http://www.sankei.com/smp/politics/news/160321/plt1603210018-s.html

 もちろん、市民も野党共闘の動きを懸命に盛り上げています!

 さて、次は経歴詐称で話題を呼んだ、コメンテーターのショーンK氏以上に、詐称疑惑がハンパない安倍政権について、平山茂樹記者がお伝えします!

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■経歴詐称はショーンK氏だけじゃない! 安倍総理、麻生副総理、高市総務相にも経歴詐称の疑惑が・・・。留学経験を公式プロフィールからいつの間にか削除! ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏も警鐘!

 おはようございます。IWJで主にテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

 世間では今、テレビ朝日「報道ステーション」やフジテレビ「とくダネ!」などにレギュラーコメンテーターとして出演していたショーンK(ショーン・マクアードル川上)氏の経歴詐称問題が、連日のように大きく取り上げられています。

 ハーバード大学でMBA(経営学修士)を取得したことや、全世界7ヶ所で経営コンサル会社を運営していることなど、あらゆる経歴が嘘だったとのこと。今回の経歴詐称が発覚したことをうけ、ショーンK氏はメディアへの出演をすべてキャンセルしました。

 一方、政界には、ショーンK氏と同じように経歴詐称の疑惑が持ち上がりながらも、そのことに知らぬ顔をし、何事もなかったかのように権力の座に居座っている人々がいます。しかも、それが、現役の閣僚、さらには総理大臣なのですから、笑い事ではすまされません。

 経歴詐称の疑惑が持ち上がっているのは、他ならぬ安倍総理です。安倍総理の公式ホームページには、自らの経歴に関して、次のように記されています。

——————————-
1977年 成蹊大学法学部政治学科卒業
1979年 株式会社神戸製鋼所入社
——————————-

※自民党 安倍晋三 プロフィール(【URL】http://www.s-abe.or.jp/profile

 しかし、安倍氏がまだ自民党の幹事長だった2004年当時、公式ホームページのプロフィールには次のように記されていました。

——————————-
1977年 成蹊大学法学部政治学科卒業
引き続いて南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学
1979年 株式会社神戸製鋼入社
——————————-

※「あべ晋三事務所」公式HP(【URL】http://tokyo.s-abe.or.jp/profile/profile.bak

 このように、現在のプロフィールからは、かつて存在した「南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学」という経歴が削除されてしまっているのです。

 安倍氏の事務所は、なぜこの経歴を削除してしまったのでしょうか? 安倍氏の「経歴詐称」疑惑について、最初に報じたのは「週刊ポスト」2004年2月13日号でした。「週刊ポスト」は、当時、南カリフォルニア大学広報部に取材し、以下のようなコメントを掲載しています。

 「シンゾウ・アベは78年の春期、夏期、秋期のみ在籍しています。その間は本学の正規の学生であるが、専攻はまだありませんでした。取得したコース(講座)は全部で6、そのうち3つは“外国人のための英語”です、政治学は入っていません。1コースは4単位ですから取得単位は24。卒業できる数字ではありません」

 つまり、安倍氏が南カリフォルニア大学に在籍したのは「2年」ではなく「1年」であり、しかも政治学は専攻しておらず、卒業もしていない、というのです。これを、「南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学」と記載するのは、あまりに「水増し」し過ぎではないでしょうか。安倍氏の現在のプロフィールからこの留学に関する記載が消えているのも、経歴を「詐称」していたことの自覚があったためではないでしょうか。

 IWJではこの件について、安倍氏の事務所を直撃取材しようとしましたが、あいにく、昨日は祝日で誰とも連絡がつながらず。明日以降、取材を継続し、記事としてまとめますので、どうぞご注目ください!

 このような「経歴詐称」が疑われるのは、安倍氏だけではありません。麻生太郎副総理に関しても、過去のプロフィールに記載されていた「学習院大学卒業後、スタンフォード大学大学院、ロンドン大学政治経済学院に留学」という、華々しい海外留学の経歴が、現在のホームページではなぜか丸ごと削除されてしまっています。こうした麻生氏の「経歴詐称」疑惑に関しても、IWJはしっかり追及し、記事としてまとめます。

※麻生太郎 プロフィール(【URL】http://www.aso-taro.jp/profile/index.html) ※現在のホームページ
※麻生太郎 プロフィール(【URL】http://www.aso-taro.jp/profile/profile.html) ※過去のホームページ

 さらに、高市早苗総務相に関しても、「経歴詐称」の疑いが指摘されています。現在のホームページに記載されているプロフィールには「米国連邦議会Congressional Fellow(金融・ビジネス)」とあります。この「Congressional Fellow」(議会立法調査官)という経歴は「詐称だ」と指摘するのは、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏です。鳥越氏は2月26日に行われた、高市総務相の「停波」発言に抗議する会見で、次のように述べています。

 「私は、高市早苗さんがテレビの世界に入ってきて、名前を売りだした頃のことをよく知っています。高市早苗さんはアメリカのパトリシア・シュローダーという下院議員の議会立法調査官、Congressional Fellowをやっていたという触れ込みで、日本に帰ってきて『朝まで生テレビ』に出て名前を売りました。それで、気がついたら総務大臣になっている。

 しかし、よく調べてみると、議会立法調査官ではなくて、見習い待遇で無給で無契約の、コピー取り、お茶くみだったというのが現実なんです。これは、経歴詐称ですよ。これで名誉毀損で訴えられたら受けてたちます。経歴詐称をしている人が、テレビ局の電波を止めるとか、言う資格があるのでしょうか」

※2016/02/29 「これは政治権力とメディアの戦争だ!」 田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、金平茂紀氏、岸井成格氏、青木理氏、大谷昭宏氏らテレビ関係者が高市総務相「停波」発言に怒りの抗議会見!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289637

 鳥越氏のこの発言を、IWJのカメラはしっかりと捉え、ハイライト動画としても記事中にアップしています。定額会員の方は、会見の全編動画をご覧いただけますので、ぜひ、この機会に会員にご登録ください!

※IWJ定額会員のご登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 鳥越氏には、3月23日(水)13時から、岩上さんが単独インタビューを行います。この高市氏の「経歴詐称」疑惑を含め、安倍政権によるメディアへの政治的圧力に関して岩上さんがじっくりお聞きする予定ですので、どうぞご注目ください!

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 うーーーーん、さすが。「息を吐くように嘘をつく」と評判の自民党と安倍総理。さらに「開き直り」を得意技としているのでたちがわるい。23日の鳥越俊太郎さんのインタビューでは、岩上さんがその辺もたっぷり掘り下げてくれると思いますので、ぜひ、配信をお見逃しなく!

■「証拠は山ほどある」東電元幹部らの有罪認定は可能だ!東電元取締役らによる業務上過失致死傷被告事件に関する起訴状提出についての記者会見

 おはようございます。中継動画班の城石裕幸です。

 2月29日、東京電力の勝俣恒久・元会長、武藤栄、武黒一郎・両元副社長の旧経営幹部3人が、検察官役の指定弁護士により業務上過失致死傷の罪で強制起訴されたことを受け、IWJでもおなじみの河合弘之弁護士、海渡雄一弁護士、福島原発告訴団・団長の武藤類子氏が都内司法記者クラブで記者会見を行いました。

 会見の冒頭、武藤類子氏は「私たちの告訴から4年が経つ中で、裁判が開かれることになったのは感無量だ」と感想をのべました。

 また、海渡雄一弁護士はこの会見で、東京電力が事故以前に巨大津波が来るというシミュレーション結果にもとづき防潮堤を建てる計画が有りながらコスト上の問題で放置していたのは「れっきとした過失致死傷に値する」として元幹部らの有罪判決の可能性を強調し、「画期的な訴訟になる」と話しました。

 質疑応答では産経新聞記者が、2009年に強制起訴制度が導入されて以降、有罪が確定したのは9件中2件だけという事実を指摘して「有罪にできると確信する理由は?」と質問。海渡雄一弁護士の「2007年12月時点でやると決まっていた津波対策を経済的理由でやらなかったという証拠が存在している。非常に簡単な話だ」という答え、また河合弘之弁護士の「すでに有罪にし得る証拠が複数存在する」という答えを引き出した。にもかかわらず、産経の記事ではこれらの重要な発言に一切触れず、「低コスト電源である原発の再稼働は経営の安定に不可欠」と、原発礼賛のコメントに終始しました。

 大手既存メディアが報じないなら、と岩上さんは海渡雄一弁護士へインタビューを敢行。この際、あの温厚な海渡弁護士が、「新証拠について司法記者クラブで何度も話しているのにもかかわらず、報じられない」と、不満をあらわにしていました。

 この会見の記事は近日中にアップする予定ですのでご期待ください。
2016/2/29「証拠は山ほどある」東電元幹部らの有罪判決は可能だ~東電元取締役らによる業務上過失致死傷被告事件に関する起訴状提出についての記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289643

 また、IWJでは3月10日、岩上安身による海渡雄一弁護士へのインタビューの中継配信を行いました。こちらもあわせてご覧ください。記者クラブメディアが報じない、東電の責任についての新たな証拠について、くわしく海渡弁護士が語っています!必見です!

【スクープ速報!】「想定外の巨大津波」は実は想定の範囲内だった!震災から5年、東電が「巨大津波」を予測できていた「新証拠」を福島原発告訴団・代理人の海渡雄一弁護士が岩上安身のインタビューで証言!「何度も司法記者クラブで話したが、新聞は記事にしなかった」衝撃の事実をIWJで公開!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291231

 では次は原佑介記者の登場です!自民党の佐藤ゆかり議員と自民・枚方市支部長によるガチンコ対決についての直撃取材をしました!!

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■「政治資金」で自民党に内紛勃発!佐藤ゆかり議員を自民・枚方市支部長が3月22日に民事提訴へ!刑事告発も準備中!IWJが双方に直接取材、浮かび上がった佐藤議員の「杜撰な政治姿勢」

 おはようございます。記者をしております原です。

 自民党で今、「内紛」が勃発しているのをご存知でしょうか?争点となっているのは、佐藤ゆかり衆議院議員の「政治資金問題」です。

 佐藤氏側が地元業者から受け取った企業献金200万円を政治資金収支報告書に記載していないのは違法であるとして、自民党枚方市支部の出来成元(でき・しげちか)支部長が佐藤議員側の刑事告発も辞さないとぶち上げていましたが、本日!出来氏が佐藤議員を相手どり、まずは「民事提訴」に踏み切ります!

 両者の言い分は徹底的に食い違い、平行線をたどっているのですが、IWJは約1カ月にわたって出来氏、佐藤議員事務所、自民党本部、大阪府連などに直接取材を行い、ようやく事件の「全体像」が見え始めてきました。

 今回、かなり派手な立ち居ふるまいを演じた佐藤議員。もし、佐藤議員側の「政治資金」に関する主張が「虚偽」であれば、政治資金規正法違反や公職選挙法違反になる可能性もあり、となれば、ちょっと議員辞職ものではないかと思えます・・・。

 立て続けに起こる自民党議員の不祥事問題。こんな人たちが国会議員で本当にいいのでしょうか?選挙で誰に票を入れるか、慎重に考えるうえで、皆さんにはぜひ佐藤議員の政治資金問題も考えてもらいたいのですが、詳細は記事化しましたので、ちょっと人物像が複雑ではありますが、どうぞご覧ください!本日、出来氏の民事提訴後に司法記者クラブで行われる記者レクも録画で取材予定ですので、このご報告もお待ちください。

 相次ぐ自民党議員の政治資金問題の中でも、「内部告発」という珍しい展開をむかえる佐藤議員の政治資金問題。今後の展開にご注目ください!

※2016/03/22「政治資金」で自民党に内紛勃発!佐藤ゆかり議員を自民・枚方市支部長が3月22日に民事提訴へ!刑事告発も準備中!IWJが双方に直接取材、浮かび上がった佐藤議員の「杜撰な政治姿勢」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289612

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 まったく、息を吐くように嘘をつき、打ち出の小槌のように振れば出てくる「政治とカネ」問題。失言も不適切発言も後を絶たず、毎日毎日スキャンダルが後を絶ちません。こんな政党に国を任せていられない、、何をやっているのやら。。。

 佐藤議員の政治資金をめぐる疑惑に続き、次も、しつこく、自民党の「政治とカネ」問題に関連した告知です!

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■3月26日と27日、神戸学院大学・上脇博之氏に2日間「連日」インタビュー! 上脇氏が刑事告発した8議員の正体とは~「第4号」自民党・野村哲郎参議院議員

 さて、来週26日の土曜日と27日の日曜日、2日間にわたって岩上さんが「連日」インタビューする神戸学院大学・上脇博之氏。上脇氏が取り組んでいる「落選運動支援の会」は、「政治資金疑惑」を切り口に、安保法に賛成した国会議員を参院選で落選させるため、次々と刑事告発を続けています。今までに告発した8議員について、連日紹介していますが、今日は「第4号」にあたる、野村哲郎議員(鹿児島県選挙区)を紹介します。

 上脇氏ら「支援の会」が鹿児島地方検察庁に野村議員を告発したのは今年の2月26日。調査した2008年から14年末までの間に、合計6650万円もの膨大な資金が、政治資金規正法違反で流出していたと上脇氏らは追及。「このようなスキームは、長年、農協ぐるみで継続されてきた可能性が高い」と分析しています。詳しくは2日間の「連日」インタビューで語られるインタビューをご覧ください!

■5時間半に及んだ孫崎享氏インタビュー!&今後のインタビュースケジュール

 さて、昨日は岩上さんが元外務省情報局長・孫崎享さんにインタビューしました!久しぶりのことだし、きっと長くなると予想はしていましたが、なんと5時間半にも及ぶ超ロングインタビューとなりました!!!!(驚)

 昨日も皇居まわりを10キロ(!)もランニングしてきたという孫崎さん。インタビュー後、岩上さんとスタッフと一緒に食事をしたのですが、72歳になる孫崎さんは「知力は体力の上に乗っている。頭を使う仕事であっても、仕事をするにはまず運動をして、体力をつけないと!」と若いスタッフにハッパをかけ、「今年もフレンドリーランに出るように」と言われ、さらにうどんをふた玉分召し上がっていかれたそうです!お元気で明るく快活な孫崎さんには本当に驚かされ、そして励まされます!

 インタビュー冒頭は今月15日に発売された、孫崎さんの最新著書『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』を中心にお話をうかがいました。現役時代はCIAの東京支局ともお付き合いがあったという孫崎さん。その貴重な実体験と現実に存在した中東をめぐる大国の「陰謀」を見事に落とし込んだ、孫崎さんにしか書けない小説の「見どころ」をうかがいました。

 昨日、さっそく会員限定で、孫崎さんのサイン入りの『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』の販売を開始!孫崎さんはサインで、中国春秋時代の兵法書・孫子の「ある一節」を書き込んでくださっています!会員登録で販売しておりますので、ぜひ会員登録後、ご購入ください!インタビュー後半では、米国大統領選挙の行方や、米軍の下請け化を深める自衛隊の現状など、多岐にわたってお話をうかがいました。インタビューアーカイブは、一般会員さんであれば1カ月、サポート会員であれば今後もずっと、好きな時にご視聴いただけます!まだ会員登録がお済みでない方は、この機会にぜひ、会員としてご登録ください!

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』販売ページはこちら!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=214

 今後、決定している岩上さんのインタビューを掲載します!

・3月23日(水)13時~ 鳥越俊太郎氏インタビュー

 岩上さんは、鳥越さんとは面識があるそうですが、ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏へ、正面切ってインタビューするのは岩上さんも初めてだそうです。鳥越俊太郎氏は、日本きっての報道人として知られ、先月2月29日には、今月末でNEWS23を降板する岸井成格氏や田原総一朗氏とともに、高市早苗総務相による電波停止発言や、萎縮する報道現場に対し、率先して声をあげたひとりです。

 記者会見終了後、IWJ高橋記者の取材に応じていただき、「IWJは、いつも読んでいる」と話し、岩上さんによるインタビューをご快諾いただきました。どうぞご期待ください!

※2016/02/29 「これは政治権力とメディアの戦争だ!」 田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、金平茂紀氏、岸井成格氏、青木理氏、大谷昭宏氏らテレビ関係者が高市総務相「停波」発言に怒りの抗議会見!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289637

・3月25日(金)13時~ 井戸謙一氏インタビュー

 高浜原発3・4号機の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定に関して、弁護団長の井戸謙一弁護士に岩上さんがインタビューします。

 井戸弁護士には、昨年4月19日、大津地裁が高浜原発3・4号機の運転差し止めを決定した際にも、直後に岩上さんがインタビューをしています。今回のインタビューの予習として、ぜひ、前回の動画アーカイブをご覧ください。

※2015/04/19 「死せる魂」だった司法から微かに見えた「希望」志賀原発を止めた元裁判官・井戸謙一弁護士に、高浜原発差し止め決定から司法の戦争責任まで岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243041

・3月26日(土)・27日(日)14時~ 上脇博之氏インタビュー

 IWJではおなじみの神戸学院大学教授・上脇博之氏への岩上さんによる史上初の試み、「連日」インタビューです! 上脇氏が行う、「政治とカネ」問題をめぐる多数の議員への落選運動について具体的におうかがいするとともに、内閣官房機密費の問題についても迫ります。

 上脇先生、「政治とカネ」で問題を抱えた議員があまりに多いことで、「アタマがパンパンです(笑)」と、(笑)をつけながら、IWJのオフィスにメールをくださっています!2日間におよぶ「連日」インタビューをどうかご期待ください!

・4月4日(月)15時~ 内田樹氏インタビュー

 思想家で神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏に岩上さんがインタビューします。「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人として、安保法制に反対する運動を牽引し、『日本の反知性主義』『日本戦後史論』『日本辺境論』など多数の著書がある内田氏に、岩上さんがじっくりとお話をうかがいます。

■わとはぷ~What happened today?ー新幹線500系が運行開始した日ー

 今日も内容が濃い話題が大盛りでしたが、この「わとはぷ」では超ライト級な話題を一つ。

 先日、私の祖父は99歳の誕生日を迎えました。年に1回程度しか会えない親戚が一堂に会したのですが、ちびっこ達の中に4歳の双子の男の子がいました。

 私は女の子しか育てたことがないので、男の子のやんちゃぶりに振り回されるお母さんたちの姿を見ては、「わぁ、わんぱく大変だなぁ~(涙)」と思っていましたが、それが「双子」ともなればお母さんの顔に笑顔もなく、私が「双子の男子、かわいいね~」と言ったそばから、「どうぞ、持って帰って!!」というセリフが間髪入れずに戻ってきました(笑)。

 でも、その2人が「あれ、帰ったのかな?」と思うほど、部屋が静まり返った時がありました。部屋を見渡してみると、隅っこに座って何やらパソコンの画面を覗き、「脱線した!」「落ちた」「行った!」と4歳児が歓喜の声を上げていたのです。

 興味津々で画面を除いてみると、そこには「プラレール」と呼ばれる電車の模型が映っていて、複雑に組まれたプラスチックの線路をただ、ひたすら走っている。ただ、それだけの動画なんです。なのに、彼らは2時間近くも、電車が走ったり脱線したり、線路を超えたりする姿を見ながら、きゃっきゃきゃっきゃ喜んでいるんですね。

 私にも「見て見て!」と訴えてくるのですが、何がおもしろいのか全く分かりませんでした。小さな男の子はとにかく本当に乗り物が好きですね~。しかも男子の「好き」のレベルは女子に比べて非常にマニアックだなぁと思います。男と女という生き物の違いをはっきりと見た瞬間で、とっても微笑ましかったです。

 ということで、19年前の3月22日は、新幹線500系が運行開始した日。山陽新幹線の新大阪~博多間で、当時世界最速の列車としてデビューしたそうです!

 毎日毎日、本当に気が休まらないニュースが続きますが、選挙に向けてさらに身も心も忙しくなりそうです。どうぞ、疲れた時は無理をせず、ニュースから目を離すのもありだと思います。ニュースを追っていないと世の中のことが分からなくなる、と心配される方もどうぞご安心を。IWJは毎日、重要なニュースを分かりやすくまとめておきますので、一息ついて休憩した後は、過去のニュースのまとめ読みとしても本ガイドを活用してくださいね!

 では、本日も日刊ガイドをお読みいただきありがとうございました。今日も一日、IWJをどうぞよろしくお願いいたします!

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