日刊IWJガイド「奥さんが臨月の日に女性芸能人と不倫!?呆れた『イクメン』議員が取材拒否で沈黙!日経平均1万6000円割れの衝撃!隠しきれなくなった安倍政権の大失策!株式運用に依存する国民の年金資金の行方は!?」 2016.2.11日号~No.1246号~


■■■ 日刊IWJガイド「奥さんが臨月の日に女性芸能人と不倫!?呆れた『イクメン』議員が取材拒否で沈黙!日経平均1万6000円割れの衝撃!隠しきれなくなった安倍政権の大失策!株式運用に依存する国民の年金資金の行方は!?」 2016.2.11日号~No.1246号~ ■■■
(2016.2.11 8時00分)

 おはようございます!IWJ記者の原です。

 高市早苗総務大臣がテレビ局の電波停止の可能性に言及したり、丸川珠代環境大臣が年間被曝線量の除染の長期目標を1ミリシーベルト以下に定めたことについて「何の根拠もない」とトンデモ発言をしたり、北方領土問題を担当する島尻安伊子・沖縄北方担当相が北方領土の一つである歯舞(はぼまい)群島について「はぼ・・・なんだっけ?」と無知をさらけだしたり、末期症状としか思えぬ安倍内閣なわけですが・・・

 さらに今、育児休暇を取得すると宣言して話題を呼んだ自民党の宮崎謙介衆院議員が、妻で同党の金子恵美衆院議員の出産直前に、自宅に別の女性を連れ込んだ疑惑が報じられ、波紋を呼んでいます。恥も外聞もない安倍総理とその仲間たちによってこの国のモラルや品位は台無しですよ。ね?ネトウヨの皆さん?

 そんな自民党のトンデモ議員のニュースの裏で、9日のたった1日で900円超も下がった日経平均株価はひき続き大幅続落し、昨日の終値は前日比372円05銭安の1万5713円39銭でした。本日も日刊IWJガイドは安倍政権の看過できない不祥事や年金問題、さらにはマジでもうまったく目が離せなくなった米国の大統領選、そして本日の岩上さんによる注目インタビューなどを一挙ご紹介いたしますので、今日も最後までお付き合いください!

【目次】

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■妻が臨月の日に女性芸能人と不倫!?呆れた「イクメン」議員、取材拒否し沈黙!(山本愛穂)
┠■■日経平均1万6000円割れの衝撃!隠しきれなくなった安倍政権の大失策!株式運用に依存する国民の年金資金の行方は!?
┠■混沌とした米大統予備選の行方~「既成政治」への不満で求められる思いきった「格差是正」と「強いアメリカの復活」、日本では4月24日総選挙!?(ぎぎまき)
┠■米国が日本の核武装化を目指していた!?本日14時より、岩上さんによる共同通信編集委員・太田昌克さんインタビュー第2弾!
┠■岩上さんの注目インタビューと講演のお知らせ!!
┠■■緊急事態条項導入のホンネは「お上品に人権や民主々義を原則のとおりに守っていて、戦争ができるか」!?
┠■わとはぷ~What happened today?
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.11 Thu.**

【Ch5】12:50~「とみおか子ども未来ネットワーク 設立4周年記念シンポジウム『今の復興政策が原発避難者に何をおよぼすのか』~未来予測から見える真の問題とは~」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「特定非営利活動法人とみおか子ども未来ネットワーク」が主催する、シンポジウムを中継します。

【Ch4】13:00~「憲法と『建国記念の日』を考える集会 -『個人より国家』を私たちは許さない!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「フォーラム平和・人権・環境」が主催する、集会の模様を中継します。講演者は、上杉 聰さん(日本の戦争責任資料センター事務局長)。報告者は、金優綺さん(在日本朝鮮人人権協会)。

【Ch1】14:00~「岩上安身による共同通信社・編集委員・太田昌克氏インタビュー 後編」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※岩上安身による、共同通信社・編集委員・太田昌克氏インタビュー 後編を中継します。

【IWJ_KUMAMOTO1】16:00~「参議院選挙・熊本選挙区におけるあべ広美氏と『市民連合』との合意書調印と記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kumamoto1
※市民団体・政党・市民連合の意見交換会、合意書調印と記者会見が予定されています。「安全保障法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」主催。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.12 Fri.**

【IWJ_OSAKA1】18:00~「改憲と戦争を許さない!~市民の総力で参院選に勝利しよう~」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「オール関西 平和と共生」主催の集会を中継予定です。講師は、慶応義塾大学名誉教授の小林節氏、京都精華大学専任講師の白井聡氏、元・衆議院議員の辻恵氏。

【再配信・Ch1】20:00~「岩上安身による升永英俊・弁護士インタビュー ~緊急事態条項について」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281877
※2016年1月11日に収録した、「岩上安身による升永英俊・弁護士インタビュー ~緊急事態条項について」を再配信します。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】17:45~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第171回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1

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 まずは不祥事だらけの安倍・自民党問題について、山本愛穂記者がお伝えします!

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■妻が臨月の日に女性芸能人と不倫!?呆れた「イクメン」議員、取材拒否し沈黙!

 おはようございます。山本愛穂です。

 先週の金曜日、どうも調子がおかしいなと思い病院にいったところ、ウィルス性の腸炎と診断されました。物々しい名前ですが、ノロウィルスが代表格で、1月~2月にかけて流行する、インフルエンザの対抗馬のようなものです。そんなわけで、高熱にうなされ、5日間仕事からも遠ざかっていました。寒暖差の激しい日も続いていますので、皆さまもどうか体調にはくれぐれもお気を付けください。

 さて、TPPの調印に、日銀のマイナス金利の採用、株価の暴落、GPIFの株式運用損失などなど、今後の日本を左右するような非常に重大なニュースで溢れています。しかし、そのニュース以上についつい目がいってしまうのは、安倍内閣の閣僚を始めとする自民党議員の失言と失態のオンパレードです。

 ひょっとしてこれは、アベノミクスの大失敗から日本国民の目をそらすために、安倍内閣の閣僚の面々自ら失態を演じてみせる高度な「スピン」パフォーマンスかと疑いたくなりますが、どうやら、単に素でこんなものらしい。熱が再び出てきそうです。

 「歯舞」が読めなかった島尻安伊子沖縄・北方担当大臣には、昨日10日、高橋はるみ北海道知事が「ぜひ何回も何回も頭の中で言って、覚えて頂きたい」と苦言を呈しました。当然の憤りですよね。担当相として、いかにしっかりと仕事したか、ということが問われる以前に、必要最低限の知識すらもちあわせていない、ということが明らかになったわけですから。島尻大臣には、不正な「政治とカネ」疑惑もあり、刑事告発もされています。IWJは島尻大臣を告発した上脇博之教授らにインタビューもしていますので、ぜひ、アーカイブでその黒い疑惑をご確認ください。

※2015/12/04 普天間「県外移設」の公約破棄だけではない!裏金作り?カレンダー配布?偏向ラジオ放送!?沖縄担当相の島尻安伊子参議院議員に浮かび上がった疑惑の数々!ついに刑事告発される!

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277484

 「年間1ミリシーベルト(基準値)は科学的根拠がない」と発言し、さらに放射能汚染を懸念する人々を指して「反放射能派」と表現した丸川珠代環境大臣は昨日の衆院予算委員会で、当時の環境相だった民主党の細野豪志議員に問題を追求され、「記録を取っていない。あいまいな記憶で申し訳ない」と逃亡。「細野氏は大変難しい中で、大臣を務めたと思う。細野さんの努力を否定するわけではない」と質問者におもねるような意味不明のゴマスリ発言をし、ようやく「福島県の方に誤解を与えたとすれば、申し訳ない」と謝罪しました。

 謝罪はしたけれども肝心の発言そのものについては撤回していません。頭を下げてはみせるが、それは上辺だけ、本音は発言通り、ということなのでしょう。

 「年間1ミリシーベルト」というのは、国際放射線防護委員会(ICRP)が決めた国際基準です。最低限度の基礎知識を学ばずに「年間1ミリシーベルトは科学的根拠がない」などと勢いよく放言できる丸川珠代氏には「環境大臣に就任する根拠がない」と言っておかなければなりません。前出の島尻大臣と同じく、あまりに不誠実で不勉強すぎます。福島の苦しみと向き合うには極めて不適切な人物だと言わざるを得ません。

 また、放送法を曲解し、「政治的に公平ではない場合、電波停止もあり得る」と、メディアに対する恫喝ともとれる発言をした高市早苗総務大臣。昨日の衆院予算委員会で安倍総理は、「法令について従来通りの一般論を答えた」と述べ、あろうことか高市大臣の発言を追認しました。

 さらに安倍総理は、「一般論として答えたことを、気にくわない番組に適用するかのようなイメージを広げるのは、かつて『徴兵制が始まる』とか、『戦争法案』と同じ手法だ」と不快感をあらわにしました。またお得意の逆ギレです。安倍政権になってから、官邸が「気にくわない番組」に対して、再三圧力をかけてきた事実はまるでなかったかのようです。

 しかし高市氏には、大衆操作に長けたヒトラーの「政治手法」を評価し、それを現代選挙戦に応用しようという『ヒトラー選挙戦略』(千代田永田書房 1994年)なる「ナチス本」の推薦文を書いていた過去があります。この本は自民党関係者の書いたものでした。この衝撃的な事実を、IWJはもちろん記事化していますし、岩上さんによるインタビュー内でこの事実を知ったノンフィクション作家・保阪正康さんは驚きの余りしばらく絶句されていました。

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(2)】高市早苗総務大臣と「ネオナチ団体代表」とのツーショット写真:騒動の背後では、歴史書き換え「情報発信」計画が進行中?(前編)

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/169824

・2014/11/13 「昭和一桁」と重なりあう、現代日本の軍事国家化 今こそ、昭和史から教訓を引き出すべき時 ~ノンフィクション作家・保阪正康氏に岩上安身が聞く

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/205612

 これらのアーカイブはサポート会員さんであればいつでもご覧いただけます!是非サポート会員に登録し、安倍内閣の「暗部」をお確かめになってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 こんな、頭を抱えたくなるニュースが連続する中、また新たなニュースが飛び込んできました。自民党の宮崎謙介衆議員が、妻の金子恵美議員の出産入院中に、女性芸能人と不倫をしていたとの報道です。

 不倫報道を出したのは、ここのところスクープを連続している週刊文春。2月18日号。宮崎議員といえば、「イクメン」議員を標榜し、日本の男性国会議員として初の、1か月の「育児休暇」を取る意向を示していたあの議員です。

 宮崎議員は、現在では明確な規定のない、国会議員の育児休暇の制度化を目指し、有志議員とともに勉強会「男性の育児参加を支援する若手議員の会」に熱心に取り組んでいたとされています。本人も、ブログで出産に立ち会ったことや、陣痛を軽減させるサポートをしたことなどを書き込み、出産や育児に積極的な姿勢を強調していました。

 しかし、週刊文春の報道によれば、宮崎議員がグラビアアイドルの女性と不倫していたのは、妻が入院していた臨月の頃だといいます。報道が事実だとすれば、出産直前の不倫報道によるイメージダウンは免れないとともに、「イクメン」ぶりは単なるイメージ戦略だったのかと思わざるを得ません。なお、宮崎議員は、この件に関する取材を避け、沈黙を続けています。近々、会見が行われるとの情報もありますが、その際には先日の今井絵理子氏の出馬会見のようなメディアコントロールが行われないように、我々IWJは会見への参加を求めて粘りまくる所存です。

 宮崎議員の不倫に関する見解はさておき、個人的には、男女問わず育児休暇が取得しやすい環境を整えることに賛成ですし、議員の方々には、保守やリベラルに関係なく、超党派で議論してほしいと考えています。一方で、「育児」や「出産」が単なる政治戦略として利用している場面に出くわすと、居心地の悪さを感じずにはいられません。

 こうした表面では育児に積極的な「イクメン」を全面に打ち出しながら、裏で不倫する宮崎議員は、安倍政権の裏表戦略にも通じるところがあると思います。

 例えば、「一億総活躍社会」を掲げる安倍政権は、女性の積極的「活用」をうたっており、この宮崎議員の育休取得の動きには安倍首相も同調し、エールを送っていたといいます。しかし、自民党の改憲草案の蓋を開けてみれば、一目瞭然のように、実際には安倍政権は、選択的夫婦別姓を認めないなど、とても男女平等を目指しているとは思えません。また、言論の自由を規制するツイートを発信するなど、高市「電波停止」大臣にも通じる強権姿勢もかいまみえます。

※ツイートはこちら

https://twitter.com/kensuke_kyoto/status/355714299055964160

 ファシズムは言論の自由の制限から、その第一歩を踏み出します。

 自民改憲草案の危険性については、岩上安身共著の『前夜 増補版』をぜひ一度お読みください!
↓前夜購入サイトは、こちら!↓

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 また、岩上さん、澤藤統一郎氏(弁護士)、梓澤和幸氏(弁護士)が改憲草案の条文を検証していく以下のアーカイブが秀逸です。
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前夜 ~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く

http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

※サポート会員になっていただくと、こうした過去の全ての番組のアーカイブを無料でご覧いただくことができます。財政難の折、ぜひサポート会員へのご登録変更をご検討いただきますようおねがいいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 こうした連日の茶番が繰り広げられる裏側で、いったい今、何が着実に進められようとしているのか――。

 呆れたくなるような失言や失態を、笑っていられるのは今だけだった…なんていうことにならないように、IWJはメディアに対する脅しや圧力にも屈せず、馬鹿バカしく見えるニュースにもまどわされず、安倍政権の最も危険な本質をにらみすえて、お伝えしてまいります。

 皆さま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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 続いては、自民党議員のお馬鹿発言・お馬鹿行動の裏で進行する日経平均株価の大幅下落問題の恐怖について、佐々木記者がお伝えします。

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■日経平均1万6000円割れの衝撃!隠しきれなくなった安倍政権の大失策!株式運用に依存する国民の年金資金の行方は!?

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也です。

 子どもの頃からテレビで流れてくる「消えた年金」のニュースなどを見るにつけ、「自分の世代は老後に年金はもらえないんだろうな~…」などと、なんとなく感じてはいましたが、ここ最近、「こりゃ絶対ないな」と確信に変わりつつあります。

 「日本はリセッション(景気後退)入りした」――と海外で報じられ始めて、もう1年以上が過ぎようとしています。安倍政権と日本の御用マスメディアは、その実態を必死に隠してきましたが、もうごまかしようもなくなりました。

 昨日10日、東京株式市場は、およそ1年3か月ぶりに1万6000円を割り込み、終値も1万5713円39銭となりました。たった2日間で約1200円もの下げ。マスメディアははっきりと書きませんが、これ、「株価の大暴落」です。「恐慌」に突入したのではないか、とすら思います。たいへんな事態です。

 NHKは、世界経済の先行きへの懸念や外国為替市場で円高ドル安が進んでいることなどを理由にあげたうえで、最後に市場関係者の声として「マイナス金利の導入で、業績への影響が懸念される銀行で株価の下落が際立っている」などと伝えています。

 そうであるならば、NHKははっきりと、安倍政権の失敗を指摘し、批判すべきでしょう。

 マイナス金利の導入で円安を誘い、日経平均を押し上げ、景気を拡大させる――という安倍政権の目論みは、完全に破たんしています。

 そして、安倍政権の大失策は、これにとどまりません。僕らの年金資金が、とんでもない危機に晒されているのです。

 GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が保有する国民の年金資産は135兆円。これまでGPIFは安全性を第一に、債券中心の運用を行い堅実に利益を出していたが、安倍政権は2014年10月31日、堅実な債権での運用を減らし、リスクの高い株式市場での運用を大幅に拡大したのです。

 当時、長妻昭・民主党代表代行は、このリスク拡大によって、リーマンショック時の株価下落で、26兆円が損失するという衝撃的な政府試算を出させ、国会で厳しく追及しました。IWJも、この問題を追及しています。

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・2015/01/29 「リーマン並の株価下落で年金資金26兆円消失」の衝撃 民主・長妻代表代行がGPIFリスク問題で政府を追及~損失のツケは国民へ!?

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/228600

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 そして、結果は長妻氏の懸念通りとなりました。

 安倍政権は自らの支持率、そしてアベノミクスの存在価値を、日経平均株価、ただ一点のみを拠り所としています。その日経平均株価を維持するために、僕らの年金資金が使われました。日経平均が下がれば、GPIFがすかさず買い支える、そのイタチごっこの「官製相場」で、アベノミクスの成功を取り繕っていたのです。

 その結果、現在、年金資産の4割以上、約60兆円が国内外の株式市場に投入され、相場の影響をダイレクトに受けています。

 GPIFは今年1月、2015年7~9月期に7兆8899億円もの損失を出したと公表しています。そこへ来て、今回の株価暴落。さらには、円高によって海外株でも損している可能性も指摘されています。その損失額は、10兆円から16兆円以上と分析する専門家もいます。

 しかし、そんな状況でも政府は、「長期的なリスクはむしろ減っている」などと大見栄をきっています。なぜ堂々と、こんなことが言えるのでしょうか?

 年金問題を長年にわたって追及してきた長妻昭・民主党代表代行は、昨年12月9日に行った岩上さんのインタビューで、その「カラクリ」を明らかにしました。なんと、安倍政権は、国民の知らない間に、リスクの「定義」をこっそり書き換えたというのです…!!

 いくら損失が出ても、リスクが下がったと言える、その詐欺的な手口とは――!?

 続きはぜひ、長妻氏へのインタビューアーカイブを、ご覧ください!IWJのサポート会員であれば、いつもで全編ご覧になることができます。この機会に会員に登録していただき、そして、この安倍政権の卑怯な手口に息をのんでいただければと思います。

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・2015/12/09 「損失のツケは増税で国民が払わされる」!?GPIFというバクチで消える国民の年金~「ミスター年金」長妻昭・民主党代表代行が岩上安身のインタビューで安倍政権の「大失策」を徹底批判!

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/278021

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 佐々木記者でした!続いては、ヒートアップする米国大統領選と日本における衆院解散総選挙の可能性について、ぎぎまき記者がご報告します!

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■混沌とした米大統予備選の行方~「既成政治」への不満で求められる思い切った「格差是正」と「強いアメリカの復活」、日本では4月24日総選挙!?

 「世界の富裕層の62人が世界人口の半分である35億人と同じ額の富を所有している」

 2016年1月、貧困問題に取り組むNGO団体オックスファムが、最新の報告書で明らかにした世界の経済格差の状況は、まさに「格差極まれり」。1%の人間に99%の富が吸い取られる「スーパーネズミ講」システムが、具体的な数字として発表されました。

 テレビのニュースでこの見出しが報じられた時、テレビ画面に向かってはしたない言葉で怒鳴りつけてしまった私ですが(あまりにもはしたないので何と言ったかは内緒です)、まさにこの狂った経済システムを「狂ってるぞ!」と真っ正直に正面から訴えているのが、11月に行なわれる米大統領選の候補の一人、民主党のバーニー・サンダース候補です。「さあ皆さん、荒療治の心構えができていますか?」と思い切った格差是正改革には、公立大学の授業料無償化や国民皆保険の導入、富裕層への増税などを掲げています。

 サンダース氏は立候補を表明した昨年4月当時、現対抗馬のヒラリー・クリントン氏に50ポイント以上の差をつけられていました。元大統領夫人、国務長官もつとめたヒラリー・クリントン氏とは知名度で圧倒的な開きがあったのです。

 しかし、2月9日に行なわれたニューハンプシャー州での予備選ではクリントン氏を堂々と抑え、勝利が確実。年配層に人気のあるクリントン氏とは違い、若年層の支持者が多いサンダース氏は、30代に限って言えばクリントン氏を70%もリードする支持率があるそうです。米国の有権者が、思いきった過去との決別を目指していることを意味している-そう言っていいのではないでしょうか。サンダースの勢いに、そして彼を押し上げる米国民の民意からますます目が離せません。

【注目の米大統領予備選】第2ラウンドのニューハンプシャー州は予想外の展開に! 民主党は、サンダース氏支持が61%で、クリントン氏30%にダブルスコアでリード!!

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286486

 一方で、既成政治をぶっこわせ!という点では、共和党も同じで、オバマでは生ぬるい「強いアメリカをめざせ!」とさらなる右傾化を狙う3人の候補者が僅差の戦いを見せています。

 9日のニューハンプシャー州で勝利を確実にしたトランプ氏は演説の中で、「米国を再び偉大な国にしていこう」と訴え、「イスラム教徒の入国禁止」、「不法入国者の強制送還」の政策を掲げています。人種差別的発言も憚らないトランプ氏ですが、「アメリカの立て直しに必要」「信念の男だ」と支持者からの声が集まっています。

 まだまだ混沌とした状況が続く大統領予備選。11月の大統領選は、米国が再び世界のリーダーとしての地位獲得へと邁進するのか、行き過ぎた新自由主義を前に富の配分へと舵を切るのかの戦いになりそうです。

 日本にも大きな影響を及ぼす大統領選を前に、もちろん日本では7月の参院選。そして、急に浮上した「4月24日総選挙」の可能性。2月8日、枝野幸男民主党幹事長は「4月24日投票だろうと思っている」と発言し、自民党の下村総裁特別補佐もテレビ番組の中で、年内の総選挙は「90%ぐらいある」とコメントしています。

 え?枝野さん、4月総選挙の可能性を認識した上で野党共闘に足踏みしてるって、もう、頭から闘いを諦めているということでしょうか。。。。「野党共闘」で野党のお尻をどんどん叩かなければいけません!!!!
ということで、改めて気合を入れるために関連記事をご紹介します!

2016/01/22 「みんなで勝てる候補者を!」民主党・福山哲郎議員の訴えに、「それって共産党は黙って降りろってことだろ!?」と会場大ブーイング!
「ミナセン」市民選対勝手連シンポジウム

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283716

 そしてIWJでは本日、熊本県から、あべ広美さんと「市民連合」との合意書調印と記者会見の模様を中継します!

 弁護士であるあべ広美さんは、参院選・熊本選挙区で、「安保法反対」を掲げる野党統一候補として、昨年末に立候補表明していました。あべさんの表明を受け、共産党は、立候補予定者を取り下げ、全国に先駆けて野党共闘を実現。注目を集めていました。そこで、市民連合が今回、初となる公式推薦を決定したということです!

 IWJでは、関西スタッフが熊本に急行し、合意書調印と記者会見の模様を中継しますので、ご注目ください!また、IWJのこうした取材活動には、取材経費がかかっています。どうか継続的な活動ができるよう、会員登録し、ご支援ください!ご寄付・カンパもお願いしております!どうぞご支援よろしくお願いします!

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 ぎぎ記者でした!熊本での中継、ご注目ください!

■米国が日本の核武装化を目指していた!?本日14時より、岩上さんによる共同通信編集委員・太田昌克さんインタビュー第2弾!

 さて、本日は岩上さんが、核問題に詳しい共同通信編集委員の太田昌克さんに第2弾となるインタビューを行います!

 北朝鮮が「初の水爆実験に成功した」と発表したのは、2016年1月6日のことでした。太田さんは実験直後の1月8日、岩上さんの第1弾のインタビューに応えました。

 各国から非難を浴び、制裁措置を受けながらも、なぜ北朝鮮は核開発を止めないのでしょうか。太田さんは、朝鮮戦争で300万人を殺戮した米軍の空爆への恐怖、広島と長崎に続いて原爆を投下される懸念、1962年のキューバ危機にみる大国(米・ソ)に弾かれる小国の立場などを挙げ、「北朝鮮も、日本と韓国が慰安婦問題で手を結んだので焦ったのかもしれない」との見方を示しました。

 さらに太田さんは、1962年、キューバ危機が緊張を迎える中で、沖縄の米軍基地から核ミサイルが発射寸前のところまで進んでいたという自身のスクープについて解説します。

 「返還前の沖縄には1300発の核兵器があり、核搭載の巡航ミサイルを配備した基地が4ヵ所あった。1962年10月、キューバ危機で緊張が高まる中、沖縄の読谷村の基地に核ミサイルの発射命令が届いた。手順に従えば発射すべきところを、疑問を抱いた指揮官が『折り返し確認』をしたことで、命令が間違いだったことが判明、事なきを得た」

 まさに危機一髪・・・。太田さんが暴いたこの衝撃的な事実に対し、米軍の準機関紙「星条旗新聞」に反論記事が掲載されましたが、岩上さんのインタビューの中では、この記事に対する再反論も。これは本邦初の反論ですので、貴重な証言となります!

 本日のインタビューでは、前回お聞きできなかったお話・・・驚くべきことに日本に核武装させたかった米国の思惑などについて、じっくりとお話をうかがう予定です!岩上さんによる太田昌克さん第1弾インタビューは、一昨日、詳細記事を追記してアップしました!

 これらのIWJ独自コンテンツは、サポート会員さんであればいつでもご視聴いただけますし、お時間がない場合はいつでも詳細記事をお読みいただけます!会員登録がお済みでない方はこの機会にサポート会員へご登録いただき、また、一般会員の皆様は、よろしければサポート会員へのお切り替えをぜひ、ご検討ください!

※2016/01/08 「核」のプロフェッショナルが「沖縄発の核戦争が勃発する直前だった!」というスクープの裏側を語る!~岩上安身による共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー(前編)

http://iwj.co.jp/wj/member/archives/43382

※会員登録はこちらです!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■岩上さんの注目インタビューと講演のお知らせ!!

 本日の太田昌克さんインタビューに続き、以下、確定している岩上さんによるインタビューや岩上さん出演のイベント情報を列挙します!他にもアポイントメントの調整をさせていただいている方がたくさんいらっしゃいます。確定次第、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

・2月11日(木)14時~ 太田昌克さん(後編)
※共同通信社編集委員・論説委員で、『日本はなぜ核を手放せないのか~「非核」の死角』(岩波書店)、『日米<核>同盟~原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)などの著書がある太田氏に、2018年に期限を迎える日米原子力協定(包括協定)など、日本の原子力政策について岩上さんがお話をうかがいます。大好評を博したインタビューの、その続編です。

・2月13日(土)13時30分~ 水島朝穂さん
※早稲田大学法学学術院教授で憲法学が専門の水島氏に、自民党の憲法改正草案、とりわけ緊急事態条項の危険性について、水島氏の共著の『「有事法制」を診る』を参考にしつつ、岩上さんがお話をうかがいます。水島氏は、緊急事態条項について、安保法制を補完するものであると、その本質を見抜かれています。必見です!

・2月15日(月)【司会】19時~20時 山本太郎氏・小林節氏 対談
※「<政治>こそ、山本太郎の天職だ!~小林節さん(慶應義塾大学名誉教授)VS山本太郎さん(政治家)」と題したイベントの司会を岩上さんが務めます。イベントの模様は、IWJで中継します!

・2月16日(火)15時~ 鳩山友紀夫元総理
※元総理の鳩山友紀夫さんに、総理時代、普天間基地の「県外移設」をあきらめるきっかけとなった外務省の役人によるペーパーが、「虚偽」の内容だったことについて、岩上さんがお話をうかがいます。この「世紀のスキャンダル」について、鳩山氏は2月4日の講演で明らかにしました。その模様はこちらのIWJ記事でぜひ予習を!→(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285911

・2月17日(水)15時~ 樋口陽一さん
※東京大学名誉教授で、日本における憲法学の権威であり第一人者である樋口氏に、立憲主義が危機に瀕している現在の状況や日本国憲法改正草案の危険な内容などについて、岩上さんがお話をうかがいます。

・2月18日(木)14時~ 中野晃一さん
※上智大学教授であり、立憲デモクラシーを牽引し、SEALDsのよき理解者であり、「市民連合」結集の立役者でもある中野晃一さん。各地のデモや集会で野党共闘の必要性を訴えている中野氏に、岩上さんがお話をうかがいます。中野さんは、今の民主党の態度をどう見ているのでしょうか?

・2月23日(火)13時~ 高山佳奈子さん
※京都大学大学院教授で、国際刑事法が専門の高山先生は、「学者の会」の記者会見の際、岩上さんのインタビューに応えて、「マスコミの経営幹部と政権トップが会食を重ねることは、刑法上、贈収賄を構成する」と発言された方です!その時の記事は以下の通り(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388
)。岩上さんによるインタビューがようやく実現します!

・2月26日(金)19時~ 蓮池透さん(後編)
※北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表で、新刊『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』を出した蓮池氏に、1月27日に引き続き、岩上さんがお話をうかがいます!

・3月1日(火)14:00~ 是枝裕和さん(映画監督)
※「ワンダフルライフ」「誰も知らない」「そして父になる」などで知られる是枝監督。「クローズアップ現代」のやらせ問題に関するBPO放送倫理検証委員会の委員も務め、「BPOは政治家たちの駆け込み寺ではない」などと自民党による報道圧力を批判されています。岩上さんとのインタビューが一度、決まりかけたのですが延期。その待望の実現です!

・3月3日(木)15時~ 施光恒さん(後編)
※新刊『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』が話題沸騰中の九州大学准教授・施光恒氏。1月26日に「前編」のインタビューを行いました。施氏は、岩上さんのインタビューに応じて安倍政権が「成長戦略」の名の下に進めている「グローバル化=英語化」を厳しく批判。3月3日には岩上さんによる続編のインタビューをお届けします!

■緊急事態条項導入のホンネは「お上品に人権や民主々義を原則のとおりに守っていて、戦争ができるか」!?

 梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士、そして岩上さんが12回にわたって鼎談し、日本国憲法と自民党憲法改正草案を逐条で比較し読み解いた『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』。昨年2015年12月16日には、新書一冊分のボリュームを追加した「増補改訂版」が刊行されました!自民党がまっさきに新設を目指す「緊急事態条項」の危険性にも詳しく言及しています!

 今日は、著者のひとりである澤藤さんが、直近のブログで、「緊急事態条項は、日本国憲法の3本の柱を壊してしまう」と題し、「緊急事態条項」の危険性に警鐘を鳴らしていることをご紹介いたします。ずばり、緊急事態条項は戦争準備のためだと、澤藤さんが見抜いています!

 澤藤さんは、「典型的には戦時を想定した人権や民主々義擁護の例外規定を『国家緊急権条項』と呼びます」と説明し、「日本国憲法にその条項がないばかりか、曲がりなりにもこれまで平和主義を貫いてきた日本では、憲法に国家緊急権条項を入れる必要はありませんでした。しかし、戦争をする国を作ろうとなると話は別です。『お上品に人権や民主々義を原則のとおりに守っていて、戦争ができるか』ということになります」と、その実態を読み解きます。

 「いま、安倍政権が改憲の突破口にしようとしているのは、このような意味での国家緊急権を憲法に書き込もうということなのです。それは、戦争法の制定と整合するたくらみなのです。とうてい、『お試し改憲』などという生やさしいことではありません」

 そのうえで、「日本国憲法を形づくる3本の柱のうち、平和の柱を崩そうというのがアベ政治の悲願」として、「そのための大きな仕掛けが緊急事態条項です。しかも、この緊急事態条項は人権や民主主義に後戻りできない傷をもたらす危うさを秘めているのです」と懸念を示されました。

※澤藤統一郎弁護士ブログ

http://article9.jp/wordpress/?p=6398

 本当にわかりやすいご指摘だと思います。『前夜』の中でも、澤藤さんはわかりやすく自民党改憲草案の恐ろしさをご指摘されています!IWJのサイトでは、岩上さんのサイン入りバージョンをお買い求めいただけますので、まだお読みになっていない方は、ぜひ、この機会にご購入ください!

※【増補改訂版・岩上安身単独サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

 IWJでは、他にも、この緊急事態条項の危険性に関して、岩上さんのインタビューシリーズをアーカイブ動画として公開しています。「自然災害などの非常時にも、国家緊急権はいらない」とした永井弁護士のインタビュー、緊急事態条項の恐ろしさをいち早く訴えてきた升永弁護士のインタビューは、必見です。下記URLから、ぜひご覧ください!

※2015/12/19 2016年最大の喫緊のテーマ!「国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある」~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662

※2015/12/25 「緊急事態条項」への認識を問う! 憲法を「眠らせ」ようとしているのは誰か 民主党は「ナチスの手口」に屈するのか? 岩上安身が岡田克也代表を単独直撃インタビュー!

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280184

※2016/01/11 岩上安身による升永英俊・弁護士インタビュー ~緊急事態条項について(動画)

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281877

 いずれも必見・必読の記事ですが、永井弁護士、升永弁護士のインタビューは会員登録をしていただいた方のみ、全編をご覧いただけます。この機会にぜひ、会員登録をしてみてください!

 ※IWJ定額会員へのご登録はこちらから!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、緊急事態条項の危険性を徹底的に論じつくした「饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!」のDVDも大好評発売中です!きたる参院選を前に、我々国民は、現在の安倍政権が一体何を狙っていて、何を行おうとしているのか、しっかり把握する必要があります。このDVDを、そのためのツールとして、ぜひ、ご活用ください!

※【岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

※DVD「饗宴VI」通常版

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188

■わとはぷ~What happened today?

 本日は「建国記念の日」で祝日です!

 「建国記念の日」を祝日と定めている国は多いそうですが、何をもって建国の日とするかは国により異なり、日本では、実際の建国日が明確でないため「建国神話」が用いられています。

 2月11日は、日本神話の登場人物であり古事記や日本書紀で初代天皇とされる神武天皇の即位日が、日本書紀に紀元前660年1月1日 (旧暦)とあり、その即位月日を明治に入り新暦に換算した日付が今日、ということです。

 つまり、日本書紀の神話的な記述を、明治新国家の制度の中に、「祭日」として刻み込んだのが、「建国記念日」ということですね。古代の神話を歴史的事実として国民に押しつける、というのは息がつまります。

 「日本書紀」の記述が事実なら、天地創造の神から人間の天皇までひとつながりにつながっていて、この国の支配層は天から下ってきた天孫族ということになります。UFOが舞いおりてきて日本を創ったというに等しい、壮大な荒唐無稽さです。「神話」、つまり古代人の想像力の産物を現代において押しつけられてはたまったものではありません。少し考えればわかることです。

 しかし、戦前、日本人はこの神話をおしつけられ、「思考停止」を余儀なくされました。岩上さん以下、IWJは「思考停止」を拒否します!

 ということで、IWJは本日、この日にちなんだイベントを2本中継しますので、ぜひご視聴ください!

※憲法と「建国記念の日」を考える集会 -「個人より国家」を私たちは許さない!

http://www.peace-forum.com/houkoku/20160211chirashi.pdf

※『建国記念の日』反対 2016年2・11集会 ~歴史に学び世界の平和を立憲主義・民主主義を日本に

http://www.maroon.dti.ne.jp/rekikakyo/2016211.pdf

 僕も中継・取材に行ってきます!現場でお会いしましょう!

 それでは今日も1日、よろしくお願いします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/