~ シネマトークカフェ vol.26「シッコ」 in 川越 ~
このイベントのHPでの受付は終了しました。当日、直接会場までお越し下さい。
盛況だった前回、1月に開催された「モンサントの不自然な食べもの」に続く、
川越でのシネマトークカフェ第二弾です。
今回もTPPをテーマに、映画と岩上安身のトークで問題点を考えます。
先日、正式に日本の交渉参加が決まったTPPは、
日本人の生活のありとあらゆる面に影響を及ぼす可能性があります。
100円の牛丼に喜んでいる間に、労働賃金はさらに下がり、
失業が増大、デフレはさらに進み、格差が広がるのではないかと危惧されています。
農水省によると、TPPによって、現在約40%程度の食糧自給率は
14%まで低下してしまうと予測されています。
懸念されるのは、医療の問題です。
公的医療保険がカバーする範囲が段階的に縮小され、
医療の二極化が起こるのではないかとの指摘もあります。
富裕層向けには手厚い医療サービスが提供されるが、
民間保険に加入できない低所得者は、
平等に医療を受けることが困難になるかもしれません。
TPPが目指すのは、グローバル資本の制度のために、
日本国内の諸制度を米国式に改造してゆくこと。
公的医療保険がまともに機能しない世界、それはまさに現在の米国の姿です。
マイケル・ムーア監督が米国の医療の実態を赤裸々に描いた
映画「シッコ」の世界は、近未来の日本の姿かもしれません。