日刊IWJガイド「民主党が『野党共闘』に水を差すような行為、なぜ!? 新潟選挙区で出馬表明した森ゆうこさんが苦言! ~辺野古新基地建設で裁判所が国と沖縄県に和解案を迫る!? 関西からドラム隊が出張、官邸前で『GPIF株式運用損害』抗議!」2016.2.2日号~No.1237号~


■■■ 日刊IWJガイド「民主党が『野党共闘』に水を差すような行為、なぜ!? 新潟選挙区で出馬表明した森ゆうこさんが苦言! ~辺野古新基地建設で裁判所が国と沖縄県に和解案を迫る!? 関西からドラム隊が出張、官邸前で『GPIF株式運用損害』抗議!」2016.2.2日号~No.1237号~ ■■■
(2016.2.2 8時00分)

 おはようございます!IWJのぎぎまきです。

 年が明けてあっという間に2月に突入しました。

 昨日は東京もまだまだ冷え込みが厳しく、暖かい春よ早くこい~!と肩をすくめながら空を見つめましたが、あぁ、でも春になったら参院選ももう目の前かと、一日一日がカウントダウンの今、ついつい気ばかりが焦ってしまいます。皆さんはいかがですか。

 冒頭は私、ぎぎまきから新潟選挙区における野党共闘について一言。そのあとは、各記者が登場し、今日も豊富なラインアップでお届けします。

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■新潟選挙区から出馬表明した森ゆうこさん、Twitterで民主党批判!「野党共闘を良く分かってない」業を煮やしているのは有権者だけじゃない!(ぎぎまき)
┠【中継番組表】
┠■沖縄の民意を裁判で封殺しようという安倍政権の「異常」と、裁判所が和解案を迫るという「異様」(佐々木隼也)
┠■「21年間、まじめに年金を収めてきた。それでも、月に12万円しかもらえない。パートが25万円でできる場所があるなら、安倍さん、教えてください」~出張関西100人のドラム隊
『GPIF株式運用損害』官邸前抗議(山本愛穂)
┠■「自民党の狡猾な選挙戦略」――ロシアの通信社「スプートニク」がIWJの宜野湾市長選関連インタビュー記事を紹介!(佐々木隼也)
┠■地球は本当に温暖化しているのか!?
DVD「地球温暖化と原発ルネッサンス~岩上安身による横浜国立大学教授・伊藤公紀氏インタビュー」全5巻、好評発売中!(平山茂樹)
┠■お知らせ~「岩上安身の直近のインタビュー・講演」
┠■わとはぷ~What happened today?
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■森ゆうこさんがTwitterで民主党批判!「野党共闘を良く分かってない」!業を煮やしているのは有権者だけじゃない!

 今夏の参院選まで残り5ヶ月あまり。どうにか「オール野党」に弾みをつけ、市民も一丸となって迷わず選挙に邁進したいところですが、野党共闘の足並みが未だ揃う気配がまだまだありません。

「民主党は野党共闘をよく分かっていないのではないか」

 ついに市民からだけではなく、参院選に出馬表明した候補者からも、民主党への不満が飛び出しました。。。!

 発言元は、森ゆうこ元参議院議員。もともとは自由党、その後、合流した民主党から出馬して当選した方です。すでに一人区の新潟選挙区から生活の党推薦で立候補を表明し、有権者に向けた街宣活動を開始していました。同じ選挙区から立候補を表明していたのは森ゆうこさんだけではありません。ほかにも、維新・共産がそれぞれ候補者を擁立。「これは野党候補が乱立か?」という心配の声も聞こえていましたが、決してそういうわけではありません。

 SEALDsや総がかり行動、学者の会、ママの会からなる「市民連合」の新潟版の音頭で、着々と野党共闘の動きが進んでいました。1月26日、森ゆうこさんら3候補者は市民団体の呼びかけで同じテーブルを囲み、誰か一人を統一候補として立てて闘うことに同意。つまり、3人のうち一人を統一候補として選び、自分が選ばれなかった場合は、潔く身を引く覚悟を全員が示していたのです。狙いは安保法制廃止を旗印に、オール野党で与党候補に勝つ!それが一にも二にも、参院選を闘う意義であることを全候補者が理解していた「本気」のあらわれです。

 なのに!しかぁし!

 民主党新潟県連が、現衆議院議員の菊田真紀子氏を鞍替え出馬させる決定をしたことが、28日に報じられました。これは、野党共闘の動きに水を差すような行為ではないのか。森ゆうこさんにとっても「寝耳に水」だったことを自身のTwitterで明かしています。

?森ゆうこさんの1月31日のツィート
http://twilog.org/moriyukogiin/date-160131

 森ゆうこさんは先の衆院選で菊田議員を応援し、比例復活へと手を貸した方でもあります。菊田議員の出馬は裏切り行為に等しくはないのか。民主党はなぜ、話し合いの場を持たないのか。なぜ、足並みが揃っていないという内実を何の危機感も持たず、露呈するのか。本当に不可解なことばかりです。

 鞍替え出馬は「異例ではなく、異常」。そうも批判した森ゆうこさんに、IWJは近々、お話をうかがいたいと思います。これまでの経緯と今後の展開、そして今の胸の内をお聞きできればと思っていますので、ぜひ、続報をお待ちください!

 そして、先月30日に行なわれた民主党の党大会での、岡田克也代表による「市民連合ってよく分からない」発言もしかり。え、だって、岡田代表はよく分からないといいますが、「市民連合」はそもそも、枝野幸男幹事長、福山哲郎議員が主導で進めてきた、野党と市民団体の会合から生まれた動きでもあるはず。一体、民主党内のコンセンサスはどうなっているのか。

 先月末には、前原誠司元民主党代表が生活の党の小沢一朗代表や政治学者の山口二郎法政大教授と会食した事実も明らかになっています。こうしたチャンスを、党として、今後の選挙にどう生かしていこうとしているのかもさっぱり見えません。統一感のなさが露呈した民主党の党大会の様子は、ぜひ青木浩文記者によるまとめ記事をご覧ください!

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2016/01/30 「ちょっと『市民連合』ってよくわかりませんので…」って岡田代表、まさか!?―自民党への「転身」が噂される鈴木貴子議員の何様な発言、そして鈴木宗男氏の「男の勝負」とは!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285069
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 そんな中、一方では、民主、共産、維新など野党5党が2月4日に非公式会談を開くと報じられています。難航する野党共闘について協議するとか。呼びかけたのは、枝野幸男民主党幹事長。これで統一候補の調整が勢いづけばいいですが、要注目です!そして、2月18日(木)、「市民連合」の立役者でもある中野晃一・上智大教授に岩上さんがインタビューする予定です。詳しい内容は後段の「岩上安身の直近のインタビュー・講演」をご覧ください!

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.2 Tue.**

【Ch4】15:30~「東京・生活者ネットワーク 新春の集い・第1部『右傾化する日本政治』―地域から市民政治を拡げる 講師:中野晃一さん(上智大学 国際教養学部教授)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「東京・生活者ネットワーク」主催の「新春の集い」第1部を中継予定です。講師は上智大学 国際教養学部教授の中野晃一氏。

【Ch5】18:00~「TPP調印式に大抗議! STOP TPP!! 官邸前アクション」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※各界参加者、国会議員からのスピーチ等が予定されている、「STOP TPP!! 官邸前アクション実行委員会」主催の抗議行動を中継します。

【IWJ_KYOTO1】18:30~「『同志社平和の会』2015年度第3回学習会 教科書問題学習会~パート3~『育鵬社版『公民』教科書を読んで』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「同志社平和の会」主催の学習会を中継予定です。講師は、同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科教授の岡野八代氏。

【再配信・Ch4】20:00~「日本外国特派員協会主催 津田敏秀・岡山大学教授 記者会見『福島第一原発事故後の小児甲状腺がんについて』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/269511
※2015年10月8日に行われた「日本外国特派員協会」主催の津田敏秀・岡山大学教授 記者会見を再配信します。津田教授は「1986年に起きたチェルノブイリ原発事故のあとに甲状腺がんの発症が多発したケースが、福島に重なる事態は避けがたい」と警告。政府へ早期の「対策立案」を強く求めました。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.3 Wed.**

【Ch未定】13:00~「『アベ政治を許さない』ポスターを全国一斉にかかげよう」
※澤地久枝氏の呼びかけによる「アベ政治を許さない」ポスターを全国一斉にかかげる抗議行動の模様を中継します。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【録画配信・Ch6】19:00~「ストッププルトニウム神奈川連絡会2016年総会・記念講演『東京湾に浮かぶ原子炉 ―横須賀の原子力空母への防災対策はできるのか―』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※2016年1月26日に行われた「ストッププルトニウム神奈川連絡会」主催の記念講演を録画配信します。講師は「非核市民宣言運動・ヨコスカ」の新倉裕史氏。

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(前半の続き)…

 さて、次はこちらも「異常」で「異様」なニュースを一つ。沖縄出張取材から戻ってきた佐々木隼也記者から、米軍基地建設をめぐる最新ニュースをお届けします!

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■沖縄の民意を裁判で封殺しようという安倍政権の「異常」と、裁判所が和解案を迫るという「異様」

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也です。先日は、宜野湾市長選のため、1週間ほど沖縄出張取材をさせていただきました。

 そんな沖縄、辺野古新基地強行をめぐり、新たな動きです。

 沖縄県が、国を相手に2件目の提訴に踏みきりました。

 仲井真前知事が、沖縄県民との約束を裏切って辺野古の埋め立て工事を「承認」したことに対し、翁長現知事が、辺野古新基地反対という強烈な民意を背景に、その承認を「取り消し」ました。以後、あくまで辺野古に新基地建設を求める国と沖縄県との対立は激化しました。

 最初に国が県を訴えた「代執行訴訟」、県が国を訴えた「抗告訴訟」に続き、3件目となる闘いが始まりました。

 そもそもは、翁長知事による承認「取り消し」を、石井啓一国交大臣が効力停止としたこと(国による地方自治への関与)に対し、沖縄県が国の第三者機関「国地方係争処理委員会(係争委)」に審査を求めていました。

 しかし、なんと係争委は、昨年12月24日、この沖縄県の申し出を審査の対象外として却下を決定!沖縄県はやむなく、「係争委の決定に不服」として、今回の提訴に踏みきりました。

 しかしなぜ、沖縄県民の大多数の、強力な「辺野古NO!」の民意の実現に、国がここまで暴力的に立ちはだかるのでしょうか?安倍政権は、民主主義や地方自治の根底を覆してまで、県を裁判で訴える、などということができるのでしょうか。

 この問題について、本土のマスメディアは「辺野古移設」と報じますが、沖縄では「辺野古新基地建設」と報じられています。

 沖縄にある基地は、沖縄が連合軍に占領され、収容所に入れられているあいだに勝手に造られたもので、沖縄が返還されてからは、新たな基地建設は沖縄県民の強い意志によって、阻止されてきました。これまでに存在した米軍基地は、敗戦による占領の継続だったのです。

 しかし今、強行されている工事は、沖縄返還後、それも日本政府の手によって、初めて、新たに、同盟国とはいえ、外国軍の駐留のための基地が建設されようとしているものです。しかも日本の予算で!
在来の米軍基地とは、まったく質的に異なる話です。

 敗戦は終わっていない、これこそ再度の敗戦、敗戦の永続化ではないか、と改めて思います。永続敗戦レジームを唱えた白井聡さんの慧眼、改めて岩上さんによるインタビューでご確認いただきたいと思います(サポート会員の方はいつでもご覧いただけます。ぜひご登録を!)。これは日本人全員に対する恥辱だと思います。

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・2015/12/17 岩上安身による京都精華大学専任講師・白井聡氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279084
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 埋立地が多い沖縄県(意外ですよね)において、辺野古の大浦湾は、天然の砂浜と海が残る貴重な「美ら海(ちゅらうみ)」です。僕も出張取材で現地に足を運ぶ機会をいただきましたが(出張取材のために臨時のカンパをお寄せくださった方々、ありがとうございます!)、本当に綺麗な場所でした。

 そんな場所に、それも他国の軍隊のための「新基地」を建設しようとしているのですから、戦時中、戦後と、米軍や日本軍に蹂躙されてきた沖縄県民としては、決して許せるものではありません。辺野古の現地の海の様子、ぜひ、以下のURLからご覧ください。

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・2016/01/20 【沖縄】辺野古海上での抗議の模様(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283663
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 しかも、安倍政権は県民への十分な説明や同意なしに、暴力的に埋め立て工事を強行している有様です。沖縄の自民党議員や、宜野湾市の佐喜真市長ら自民党系の首長たちも、辺野古反対という県民との約束を反故にし、裏切りました。

さらに、安倍総理のブレーンら若手議員の勉強会では、作家の百田尚樹氏が、「普天間飛行場はかつて田んぼで、何もなかった」という、悪意ある完全な「デマ」を吹聴する始末です。

 そんな安倍政権の姿勢に、沖縄県民が「YES」と言うはずがありません。以下のアーカイブの記事・動画も、ぜひ、ご覧になってください!

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・2015/06/30 「沖縄の歴史も知らず、簡単に沖縄のメディアを潰せると思うな」――反撃の狼煙上がる!百田尚樹氏に「絶対潰さなあかん」と名指しされた沖縄2紙の記者が語った「覚悟」!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/251181#idx-2

・【IWJ特別寄稿】島尻大臣研究:島尻安伊子・沖縄担当大臣は自民党の「伝統的得意技」沖縄バラマキ振興策の旗振り役(ジャーナリスト・横田一)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277816

・2015/12/04 普天間「県外移設」の公約破棄だけではない!裏金作り?カレンダー配布?偏向ラジオ放送!?沖縄担当相の島尻安伊子参議院議員に浮かび上がった疑惑の数々!ついに刑事告発される!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277484
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 なぜここまでして、安倍政権は辺野古の新基地が欲しいのでしょうか?

 それは、元宜野湾市長の伊波洋一さんが、昨年末12月21日に行った岩上さんによるインタビューで、明らかにしています。

 インタビューで伊波さんは、ウィキリークスが「辺野古は中国との戦争に必要な第3滑走路だ」という米国の意図を暴いたことを紹介。その背景に、「日本は一度壊滅させられて、米国の援軍が北海道に来てから制空権を奪還し、滑走路も復旧していく。それから中国と本格的に戦争を行う」という米国の戦略――「エアシ―バトル構想」があることを指摘しました。

 しかも伊波氏によると、米国は最近になって「戦争では中国に勝てない」と悟り、本格戦争は避け、局地的な戦争に限定させる「オフショア・コントロール戦略」に舵を切りだしていることも、指摘しました。ここで言う「局地戦」の戦場となるのは、沖縄、日本列島です。

 そして、驚くべきことに、また、怒髪天を衝くほどに腹立たしく、恐ろしいのは、このオフショア・コントロール戦略では、最後には中国のプライドに配慮し、「中国に花をもたせて終わる」、つまり中国軍の勝利で終結させ、「戦後」のことを考えて、中国の都市インフラを破壊しないようにする、というのです!
米国は戦況をそのようにコントロールするというわけです。

 辺野古の新基地建設や集団的自衛権の行使容認は、すべてこうした米国の戦略に則ったものだ――伊波氏の指摘は、背筋がゾッとするどころの話ではありません。これは根拠のない話ではありません。オフショア・コントロール戦略の理論家のハメスという人物を、わざわざ日本の防衛省は、教えを乞うために日本に招聘しているのです!
自滅のためにわざわざこんな馬鹿げたことを準備する、正気の沙汰ではありません!

 この岩上さんによる伊波洋一さんへのインタビューは、ぜひ多くの方に観ていただき、危機感を共有していただきたいと本当に強く願います。

 参院選後、改憲勢力に3分の2の議席を取られ、憲法が改悪されて、「公共の秩序」の名の下で言論統制されるようになったら、今、岩上さんをはじめIWJがリスクを取って皆さんにお伝えしている情報は、本当にお伝えできなくなってしまうかもしれません。文字通り、目も耳も口も我々は奪われます!

 そんなことはあってはならない、と我々は思っています。そんな愚かな破滅は、絶対に回避させなくてはならないと思います。どうぞ、IWJをご支援ください!

 IWJのサポート会員であれば、いつでも、貴重な情報の詰め込まれたインタビューや記事の全編をご覧になれますので、この機会に会員登録をお願いします!
すでに一般会員の方は、サポート会員への切り替えを、ぜひぜひ、ご検討くださいますようお願いいたします。

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・2015/12/21 「中国のミサイル1400発で日本は一度壊滅させられ、中国に花を持たせて戦争を集結させる。それが米国の戦略」~岩上安身による伊波洋一・元沖縄県宜野湾市長インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279853

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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 そんな、米国の冷酷で身勝手な戦略に、尻尾を振って付き従う安倍政権。宜野湾市長選の取材で、保守議員で辺野古新基地容認で、米政府関係者と何度も協議をした経験のある呉屋県議も明らかにしていましたが、米国側もびっくりするほど、辺野古に関しては日本側が前のめり、という有様です。

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・2016/01/21 【宜野湾市長選】元自民党・保守の呉屋宏沖縄県議が4年間の佐喜真市政を痛烈批判!「工事まで最低30年」地主の同意ないディズニー誘致の非現実性(聞き手:IWJ記者・佐々木隼也)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283661
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 そこには、以下の動画記事で山本太郎議員も指摘していますが、「辺野古基地事業の8割にあたる730億円分を、防衛省の天下り先企業が受注している。そのうち10社は、自民党に献金している企業である」という、「利権」と「カネ」にまみれた、官僚や財界の近視眼的な呆れた欲望も渦巻いています。

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・2016/01/13 【沖縄】「辺野古基地事業費の8割、730億円分を防衛省の天下り先企業が受注し、うち10社は自民党に献金している」~政府が辺野古に固執する「理由」を山本太郎議員が沖縄で暴露!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/282297
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 そんななか、辺野古をめぐる裁判で、国が県を訴えた「代執行訴訟」では、1月29日、裁判長が「県と国双方に和解を求める」という異例な勧告が出されました。

 沖縄県によると、「裁判所の指示により、現段階で具体的な内容は言えない」が、「根本的な解決案」と「暫定的な解決案」の2案が示されたといいます。

 ここまで書いたように、沖縄県民は、暴力と裏切りにまみれ、再び戦場に差し出されるための新基地建設に、反対しています。

 岩上さんも、一昨日Twitterで、「和解とは?半分だけ基地を作るとか?ありえない。。」と、この和解案という「異様さ」を指摘しています。IWJは、これからも、この「異様さ」を可視化し、指摘し、批判していきます。

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 後ほど、佐々木記者からもう一つ、報告が!ロシアの「スプートニク」がIWJの記事を取り上げたという嬉しいニュースについてです!

 が、その前に、昨日、官邸前で行われた「GPIF株式運用損害」抗議行動について、山本愛穂(まなほ)記者から報告です

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■「21年間、まじめに年金を納めてきた。それでも、月に12万円しかもらえない。パートが25万円でできる場所があるなら、安倍さん、教えてください」~出張
関西100人のドラム隊 『GPIF株式運用損害』官邸前抗議

 おはようございます。山本愛穂です。

 昨日は、首相官邸前で行われた、「出張 関西100人のドラム隊 年金返せ抗議『GPIF株式運用損害抗議』」を取材しました。

 関西100人のドラム隊は、大阪や京都市内、高浜原発前などにおいて、ドラムを叩きながら抗議アピールを行う活動をしています。今回は、代表のNさんが、車にドラムを20台詰め込んで東京へ、「出張」。NさんのTwitterを見た東京、神奈川の市民が全員ドラムを用いながら、「年金守れ」、「株式賭博で年金捨てるな」などと、GPIFの株式運用損失への抗議を行いました。

 GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人は、公的年金のうち、厚生年金と国民年金の積立金の管理や運用を行っている機関です。約140兆円の運用資産がある世界最大級の運用機関で、その資産とは勿論、私たち国民が月々支払っている積立金です。

 その積立金が、新年を迎えた1月から15日までの間に、株価の大幅安などを受けて、7兆円以上の損失をした可能性があると報じたのは、1月20日の日刊ゲンダイです。さらに、GPIFは、2015年7-9月期の運用損益も、7兆8899億円の赤字を出しているのですが・・・

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・2015/01/20 「消えた年金」再び?! 年金運用の株式投資シフトで損失リスクが2倍に―― 塩崎厚労相、あくまで「安全かつ効率的」な運用だと強調
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/226280
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 IWJが取材した昨年1月20日に、塩崎厚労相はアベノミクスの一環として、株式運用を25%から50%に引き上げたリスクについて、安全だと謳っていましたが、結局は、このザマです。さらに、こんな巨額の損失を出しているのにも関わらず、今後、GPIFによる株式の直接投資解禁が、検討されているというのですから、驚きです。国民の年金の資金を焚き火にくべる落ち葉くらいに考えているんでしょうか、安倍政権の面々は!?

 民主党の山井和則・衆議院議員は、昨年12月のヒアリングで、「GPIFによる直接投資が可能になれば、さらに恣意的な『企業支配』が可能になり、政権の意向に沿わなければ、企業経営も打撃を受けることになりかねない」と警鐘をならしています。

 こちらのアーカイブも、ぜひご覧ください!
一ヶ月以上が経過しているので、サポート会員の方なら全編、ご覧になれます!(一般会員の皆さまは、配信してから1ヶ月以内の動画はフリーでご覧になれます。それを過ぎるとアーカイブに格納されます)

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・2015/12/10 国民の年金が安倍政権の人気取りと企業支配に利用される!? 厚労省がGPIFによる株式への直接投資「解禁」に向け、検討開始
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/278184
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 今日のデモは、リスク軽視の巨額の損失と、さらにGPIFの株式投資を進めようとする安倍内閣に「いい加減にしろ!」と声を上げたものでした。月曜日15時からという時間帯ながら、寒空の下、最大で15名ほどが参加。参加者には、実際に年金で生活しているという60、70代の人が半数を占めていました。

 中継では、実際に年金をもらっている世代の参加者の方にもインタビューしましたが、病気になられて亡くなられた家族のお話をされる方、まじめに21年おさめても、月12万円で暮らしていけないなど、実感が伴うお話から、政府への怒りが、痛いほど伝わってきました。

 今日も取材をしながら感じましたが、毎日TwitterやSNSで日本国内のニュースを追っていると、本当に辟易としてきます。これは権力によるハラスメントなのではないか、と思ったりもします。もううんざり、と思って、国民が目をそらし、抵抗できないほど無気力になれば、権力にとっては思うツボなのでしょう。そう考えると辟易とかうんざりしている場合ではないし、自分に今できることをどうにかやっていきたいと日々考えています。

 例え参加者が少人数だったとしても、こうした市民の「生」の声を届ける抗議活動を、今後もIWJではしっかりと追っていきます。

この日のアクションも、当日の朝、徹夜明けの岩上さんがタイムラインに出ているのを見つけてスタッフのメーリングリストにポストし、それを早起き組のスタッフがピックアップして私に現場直行の指令が回ってきた、という流れでした。いつもIWJでは、気を抜くことなく、必要とあらば、緊急出動も怠りません(ですが、アクションを起こそうという市民の方々は、なるべく事前にご連絡ください!お早めに!)。

 関西ドラム隊による首相官邸前抗議の動画も、近日アップいたしますので、ぜひご覧いただければと思います。

 皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

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実はIWJのスタッフの一員に加わってすぐに渡米取材の機会が回ってきた山本愛穂記者にとって、昨日が初の東京での取材となりました。本来は事務スタッフの一員ですが、仕事ののみこみが早く、中継しながらスチールも撮り、インタビュー取材もするというアクロバティックな一人3役を、難なくこなしてくれました。

 さて、再び佐々木記者の登場です!これまで大手メディアの記事を引用していた「スプートニク」がなぜ、IWJという小さなメディアの報道を引用せざるをえなかったのか。その理由とは!?

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■「自民党の狡猾な選挙戦略」――ロシアの通信社「スプートニク」がIWJの宜野湾市長選関連インタビュー記事を紹介!

 ふたたび、IWJ記者の佐々木隼也です。よろしくお願いします。

 先日、IWJの会員の方から、「IWJの記事がロシアの政府系メディア(通信社)『スプートニク』に引用されていますよ」、との情報提供をいただきました。

 早速見てみると、1月27日付の「宜野湾市長選、何をもってして民意と呼ぶ?審判は参院選で」と題する記事で、市長選での政府・自民党の選挙戦略を分析する文脈で、以下のように紹介されていました。

 「政府側の作戦については、他にも指摘する声がある。今月19日のIWJのインタビューに対し『ママの会』の新垣依恵さんは、自民党は今まで『すごく学んでいる』と指摘している。一昨年の知事選の際に米軍は静かにしていたが、今回はその逆だった。秋口からわざとらしいくらい米軍機が普天間の住宅上空を低空飛行し、住民の恐怖を煽ってきたという。そこで住民は『もう辺野古でもどこでもいい、今すぐこの基地をどけてくれるのなら、その候補にお願いしたい』という心理状態に陥るというわけだ。」

【スプートニクの記事はこちら】
http://jp.sputniknews.com/opinion/20160127/1501977.html

 元となったIWJ記事はこちらです。

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・2016/01/19 【宜野湾市長選】「ディズニー構想という偽のニンジン」自民党が宜野湾市民に仕掛ける狡猾な選挙戦略とは!?「ママの会」新垣依恵さんインタビュー(聞き手:IWJ記者・佐々木隼也)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/283290
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 引用されたのは、不肖、わたくし佐々木準也の記事でした。自分の手柄自慢のようで、すみません!
でも、若手の駆け出し記者としては素直に喜びたい思いもあります。「スプートニク」さん、ありがとうございます!

 さて、しかし、喜んでばかりもいられません!「スプートニク」は、こうした引用をする際には、朝日新聞や産経新聞など、メジャーな報道機関の記事から引っ張ってくることが常でした。日本で言えば、共同通信や時事通信に相当するロシアを代表する通信社ですから、そうした姿勢は当然といえば当然なのかもしれません。

 しかし今回は、独立ネットメディアであるIWJの記事を引用せざるを得なかったわけです。ということは何を意味するのか。裏返してみると、宜野湾市長選における政府側の選挙戦略について、突っ込んだ指摘や言及を行うメディアが、日本のマスメディアから姿を消した――という、うすら寒い日本のメディアの現状を表していることになりますね。

 IWJの姿勢は従前となんら変わりません。どんどん変わっていくのは周囲の他のメディアの方です。岩上さんは、この状況を、「潮干狩りに熱中していたら、潮が満ちて、僕らだけが取り残されたようだ」と例えたりします。

 権力の風向きに敏感に、さささーっと身を引いていったメディアのなんと多いことか。日本を代表する報道番組に、安倍さんと国民の血税で高級料理をたらふく食べる「寿司友」の御用記者らが次々、キャスターやコメンテーターのポストにありついています。日本の言論状況は確実に情報操作シフトに向かっています。

 しかし、我々は真っ当な取材をして真実をお伝えするという「死に物狂いの潮干狩り」を、今日もこれからも続けたいと思います!もちろん、皆さんのそれだけに、僕らもこれまで以上に襟を正し、奮闘していかなければ、と覚悟を新たにしています。

 ちなみに、このインタビューを受けていただいた新垣さんに昨日、追加取材をしたところ、宜野湾市長選が終わって直後、「夜も眠れないくらいの騒音・爆音をまき散らしていた低空飛行や、夜間の整備音が、はたと止んだ」そうです。

 新垣さんへのインタビューではほかにも、「ディスニー構想」などに見られる、自民党の「狡猾」な選挙戦略の実態を、明らかにしています。「実現不可能な夢で若者を惹きつけて、選挙で勝ったら反故にする」という自民党の戦略が、今後、本土の選挙でも繰り返されていくのではないか、と新垣さんは危惧していました。

 ぜひこのインタビューもご覧になってください! 宜野湾市長選の二の舞を防ぐ手立てを、多くの方で考え、共有していただければなと思います。

 インタビュー全編は、今ならIWJの一般会員でも、ご覧になることができます。こうした出張取材ができ、そこで可視化した声なき声が拡散し、ロシアの通信社によってさらに拡散するに至ったのも、すべては、会員の方、またはカンパやご寄付で、IWJの財政を支えてくださるみなさまのおかげです。お礼申し上げます!

 今後も、参院選を含めて重要な選挙が控えています。IWJとしては同様に、各選挙を追い、そこで安倍政権が行う「手口」と、それに対する市民の抗議の声を、可視化し、世界中に拡散していきたいと考えています。しかしそのためには、IWJの危うい財政事情を、さらに危うくすることになります。

 現状、会員数の伸びや、カンパやご寄付が少々低迷気味です。このままでは、そうした粘り強い取材も、今後は難しくなるかもしれません。どうか、みなさまのご支援が頼りです。すでに会員の方、カンパやご寄付をいただいた方も、ぜひ、まわりの方に、IWJのこうした取材活動と厳しい状況を拡散していただければ幸いです。皆さんの応援こそが、力になります!

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 最近、顔ぶれ豊かな記者が登場するガイドを読むのは楽しい、という声をいただくようになりました。IWJの記者と言っても私のように、野良犬が紛れ込んで、いつしか取材をさせてもらえるようになったケースもありますが、しっかりと勉強を重ねてきた知性派の一人が、平山茂樹記者です。平山記者からは「地球は本当に温暖化しているのか!?」という問いに真正面から「NO」と反論する伊藤公紀・横浜国立大学教授のDVDについて紹介します!

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■地球は本当に温暖化しているのか!? DVD「地球温暖化と原発ルネッサンス~岩上安身による横浜国立大学教授・伊藤公紀氏インタビュー」全5巻、好評発売中!

 おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。

 昨日から2月に入りましたね。2月は1年で最も寒い季節。先週は西日本を中心に猛烈な寒波が襲い、1月24日(日)には、沖縄県名護市でみぞれが観測されました。沖縄で雪が観測されたのは、39年ぶり史上2回目のことだそうです。

 こうした「大寒波到来」といったニュースに接するたび、巷間広く流布されている「温室効果ガスによって地球は温暖化している」という言説に対し、疑問を抱かざるを得ません。

 昨年2015年12月12日、COP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)は、各国首脳による2週間にわたる協議の末、2020年以降の新たな温暖化対策の法的枠組みとなる「パリ協定」を採択しました。この「パリ協定」は、「世界の気温上昇を2度未満に抑えること」を目標として定め、196の国と地域に対し、CO2をはじめとする温室効果ガスの削減目標の作成と報告を義務づけています。

 しかし、そもそも本当に地球は温暖化しているのでしょうか。この問いに対し、真っ向から「No!」と反論するのが、岩上さんがこれまでに5回にわたりインタビューした、横浜国立大学教授の伊藤公紀氏です。

 伊藤氏や、2013年1月19日に岩上さんがインタビューした九州国際大学教授で『”原発依存”と”地球温暖化論”の策略』の著者である中野洋一氏は、「地球温暖化」言説の流布は、原発の推進と表裏一体の関係にあった、と述べています。それは、原発を推進する電力事業者や経済産業省などが、「原発は、発電時にCO2を排出しないクリーンなエネルギーである」という常套句を、これまでたびたび使ってきたという事実からも分かります。

 「地球温暖化論」が、イギリスのサッチャー政権における「新自由主義」的経済政策において、原発を推進するため、いかに政治的に利用されてきたか、という点については、岩上さんによる中野氏インタビューのアーカイブ動画をぜひ、ご覧ください。

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2013/01/29 「原発産業は地球温暖化論を政治的に利用している」 岩上安身による中野洋一氏(九州国際大学教授)インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/55666
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 こちらは、今から3年前のインタビューですが、サポート会員であればご視聴いただけます。今振り返っても、重要で正確な指摘がぎっしり詰まっています!
一般会員の方は、ぜひ、この機会に、サポート会員へのお切り替えをご検討ください。

※サポート会員へのお切り替えはこちらから
https://iwj.co.jp/ec/mypage/changerank.php

 中野氏が示した”イデオロギー”としての「地球温暖化論」という考えを、伊藤氏は、岩上さんのインタビューの中で、膨大な実証的なデータを提示しながら、例証していきました。

 例えば伊藤氏は、「地球温暖化問題」に対して様々な啓発活動を行い、ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元米副大統領の講演の様子などをおさめたドキュメンタリー映画「不都合な真実」を、「科学的な質が大変低い」と批判しました。同映画の中で紹介されている、「永久凍土の上に建つアパートの崩壊」「アフリカ・キリマンジャロの氷河の消滅」「米本土に上陸するハリケーン数の増加」などのエピソードは、実は科学的には地球温暖化と何の関係もない、というのです。

 さらに伊藤氏は、「地球温暖化」のイメージの代表として、誰もが一度は目にしたことがある、雑誌『サイエンス』に掲載された「流氷に乗るホッキョクグマの親子」の写真が、実は合成であることを喝破しました。

 このように、目からウロコの事実が満載の岩上さんによる伊藤氏へのインタビューシリーズを、IWJではDVD化しました。1枚1,890円と、大変お求めやすい価格となっております。この機会にぜひ、DVD「地球温暖化と原発ルネッサンス~岩上安身による横浜国立大学教授・伊藤公紀氏インタビュー」をお買い求めください!

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・『「気候変動には温室効果ガス以外にも多くの要因がある」――岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー 第1弾』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=196

・『「温度上昇はCO2が原因でないことが証明された」破綻する地球温暖化論――岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー 第2弾』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=197

・『様々な「温暖化が原因」の嘘――岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー 第3弾』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=198

・『「科学の基礎は疑うこと。疑わなくなったら単なるドグマです」CO2削減を主張するナオミ・クライン氏の論拠に疑問――岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー
第4弾』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=199

・『「技術には社会に適合した土着性がある。原発は米国向き。日本は石炭、天然ガス、地熱の有効利用を」――岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー 第5弾』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=200
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 IWJでは、これら岩上さんによるインタビュー・シリーズの他にも、「IWJブログ・特別寄稿」として、フリーライター・キリエさん(@KiryeNet)の原稿を掲載しています。主に海外メディアの記事を中心にリサーチし、「地球温暖化論」を唱えているIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告に対して疑義をさしはさむものです。キリエさんの特別寄稿第2弾も、まもなく公開予定ですので、どうぞご注目ください!

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・【IWJブログ・特別寄稿】『ホッキョクグマが可哀想だなんて、もう泣いたりはしない』(フリーライター・キリエ @KiryeNet)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/236742
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■岩上安身の直近のインタビュー・講演などのお知らせ

 毎回好評をいただいている、岩上さんによる各界知識人の方々へのインタビュー。今後も、「あの人にお話を聞いてみたい!」という方にお願いをして、貴重なインタビューをお届けします!

・2月4日(木)15時~ 津田敏秀さん
※岡山大大学院教授で「福島の子供の甲状腺がん発症率は20~50倍」と論文で発表した津田氏に、論文の内容や福島県の現状について、詳しくお話をお聞きします。

・2月8日(月)14時~ 本山美彦さん
※京都大学名誉教授で、『金融権力~グローバル経済とリスク・ビジネス』(岩波新書)、『人工知能と21世紀の資本主義―サイバー空間と新自由主義』(明石書店)などの著書がある本山氏に、現代世界を席巻する新自由主義の暴走についてお話をお聞きします。

・2月11日(木)14時~ 太田昌克さん(後編)
※共同通信社編集委員・論説委員で、『日本はなぜ核を手放せないのか~「非核」の死角』(岩波書店)、『日米<核>同盟~原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)などの著書がある太田氏に、2018年に期限を迎える日米原子力協定(包括協定)など、日本の原子力政策についてお話をうかがいます。大好評を博したインタビューの、その続編です。ぜひ「前編」もアーカイブでご視聴ください(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281578)。

・2月13日(土)13時30分~ 水島朝穂さん
※早稲田大学法学学術院教授で憲法学が専門の水島氏に、自民党の憲法改正草案、とりわけ緊急事態条項の危険性について、水島氏の共著の『「有事法制」を診る』を参考にしつつ、お話をうかがいます。水島氏は、緊急事態条項について、安保法制を補完するものであると、その本質を見抜かれています。ドイツへ長期間行ってしまう前に、岩上さんがぜひに!と頼み込んで、ご多忙の渡欧前に、時間を作ってもらいました!必見です!

・2月15日(月)【司会】19時~20時 山本太郎氏・小林節氏 対談
※「<政治>こそ、山本太郎の天職だ!~小林節さん(慶應義塾大学名誉教授)VS山本太郎さん(政治家)」と題したイベントの司会を岩上さんが務めます。イベントの模様は、IWJで中継します。

・2月18日(木)14時~ 中野晃一さん
※上智大学教授であり、立憲デモクラシーを牽引し、SEALDsのよき理解者であり、「市民連合」結集の立役者でもある中野晃一さんは、今のシーンのキーパーソンです。各地のデモや集会などで野党共闘の必要性を訴えている中野氏に、お話をうかがいます。中野さんは、民主党の態度をどう見ているのでしょうか?「市民連合とはよくわからない」という岡田代表の発言をどう思っているのでしょうか?

・2月23日(火)13時~ 高山佳奈子さん
※京都大学大学院教授で、国際刑事法が専門の高山先生は、「学者の会」の記者会見の際、岩上さんのインタビューに応えて、「マスコミの経営幹部と政権トップが会食を重ねることは、刑法上、贈収賄を構成する」と発言された方です!その時の記事は以下の通り(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388)。じっくりインタビューを、とお願いしても、なかなか時間の調整がつかなかったのですが、ようやく実現しました!

・2月26日(金)19時~ 蓮池透さん(後編)
※北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表で、新刊『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』を出した蓮池氏に、1月27日に引き続き、お話をお聞きします。

・3月3日(木)15時~ 施光恒さん(後編)
※新刊『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』が話題沸騰中の九州大学准教授・施光恒氏。1月26日に「前編」のインタビューを行いました。施氏は、安倍政権が「成長戦略」の名の下に進めている「グローバル化=英語化」を厳しく批判。3月3日には続編のインタビューをお届けします。

■わとはぷ!のコーナー

 39年前の2月2日、テレビ朝日で「徹子の部屋」が放送を開始しました。

 39年。。。と言えば、私とほぼ同じ年。開始された当初、放送用VTRの機器やテープがまだまだ高価だった時代、著作権法などの縛りもあって保存が容易ではなく、初期の映像の大半が現存していないといいます。第一回目のゲストは俳優の森繁久彌さん。

 これまでに出演したゲストの数はなんと1万人を超えるといいます!!!すごいですね。まさにお茶の間に愛され続けてきた長寿番組。その司会を39年続けてきたのが黒柳徹子さんです。

 1933年生まれの黒柳さんは御年82歳。昨年末のNHK紅白歌合戦では総合司会も務め、美輪明宏さんが歌う「ヨイトマケの唄」の紹介では、戦争にまつわるコメントを寄せました。軍靴の足音が近づきつつある今、戦果を知る残り少ない一人として、戦後70年への思いを次のように話しました。

 「戦争が終わってから日本人は本当によく働いたんですね。私は戦争が終わった時、小学生だったんですけど、小学生でも、子どもでもみんな働きました。そして、地ならしをするヨイトマケのお母さんたち、みんな働きました。日雇いでお仕事で。お父さんのため、子どものため、お母さんも、みんな働いて、いつか頑張っていれば幸せになれるって思って。私、よくそういう姿をじーっと見てたんです。ですから、『ヨイトマケの唄』を聴くと、あの頃を思い出して背筋がピンとするようなそういう感じがします」

 戦争を知る方の生の声は、今では本当に貴重なものとなりました。今ある平和を絶対に手放さないよう、黒柳さんが口にした戦後の日本の情景を、私もしっかりと胸に刻みたいと思います。

 それでは皆さま、今日も1日、IWJをよろしくお願いいたします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/