■■■ 日刊IWJガイド「『アベ政治を許さない!』プラカードの考案者・澤地久枝さん呼びかけの抗議行動が全国展開! 一方の安倍総理は日中韓首脳会談で『大変率直な意見交換を行うことができました』とご満悦! 明日、岩上さんが北海道に飛びます!」 2015.11.4日号~No.1148号~ ■■■
(2015.11.4 8時00分)
おはようございます! IWJに入って2カ月が経ちました、城石愛麻(きせき えま)です!
月曜日にご挨拶したばかりなのに、またかい! という感じですが、今週日曜日に、スタッフ一同待ちに待った「フレンドリーラン」が控えており、出場させていただく城石は走りながら日刊IWJガイドを執筆…というわけにもいかないので、急遽、担当日を変更してご挨拶させていただきます。
次の月曜日は、徹夜もいとわず黙々と記事を書き続ける姿が印象的ながら、たまに渋い声で、「あ、はだ『か』のゲンが…」などと、素でつぶやいてしまう、青木浩文記者が、フレンドリーランの様子をお伝えするはずです!
さて、連日お知らせしている岩上さんの北海道入りが、いよいよ明日に迫ってきました。明日、5日は、札幌で元陸上自衛隊の末延隆成氏のインタビューを収録し、その後ワインバーΦ(ファイ)でトークカフェ&お食事会をします。
トークカフェの残席は立見のみ! お食事会の残席も非常にわずかになっておりますので、参加を希望される方は、ご予約をお急ぎください!(ご予約される際には、下記のフォームよりお願いいたします)
また、6日には函館に移動し、講演をいたします。違憲の安保法制に原発再稼動。函館のみなさんは海峡を隔ててすぐ目の前にある大間原発の存在が気になっていることと思います。
・2015/10/06 「国は、自治体には原告適格がないと主張。原発事故被害の深刻な現実を見ているのか?」 ~函館市大間原発訴訟裁判報告集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/268901
「原発と戦争」リスクをずっと訴え続けてきた岩上さんとしては、再稼働にも戦争法にもやきもきしっぱなしですが、講演では、来夏の参院選で自民党とその追随勢力が議席の3分の2を取れば、必ず実行されるであろう「明文改憲」の怖さについても論じることになりそうです! 本当は日本中のみなさんにこれを聞いていただきたいところですが、そうもいかないので、函館およびその近くにお住まいのみなさんは、ぜひ、お見逃しなく!
こちらの講演会は、主催の方のご厚意により、参加無料・ご予約不要の出血大サービスになっておりますので、「北海道って言ったって広いんだから…」なんて言わずに、函館近郊以外の北海道各地にお住まいの方も、駆けつけてくださいね。
ご予約・詳細はこちらから↓↓
【トークカフェ in ワインバーΦ】
日時: 2015年11月5日(木)18時~20時30分
場所: ワインバーΦ(ファイ)
参加可能人数:着席25名、立見10名まで
※先着順になります
会費: 着席・2000円(ワンドリンク込) 立見の方は500引きの1500円(ワンドリンク込)
※トークカフェの申し込みはこちらから。
http://bit.ly/1NfJWnz
***トークカフェ後***
【お食事会】
現時点でのお食事会の予定は以下です。トークカフェのあと、同じ店で行います
日時: 2015年11月5日(木)20時30分~
場所: ワインバーΦ(ファイ)
参加可能人数:着席25名
※先着順になります
会費: 3500円
※お食事会の申込はこちらから。
http://bit.ly/1PWpxWv
【講演会 これから日本はどこに向かうのか~改憲前夜~】
日時:11月06日(金)18:30~20:15(うち講演は90分)
※参加料無料、ご予約不要
場所:北海道国際ホテル(北海道函館市大手町5-10)
主催:北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラム)
お問い合わせ先::htu-hakodate@bz01.plala.or.jp
0138-51-2254
■澤地久枝さんが呼びかけ! 「『アベ政治を許さない』ポスターを全国一斉にかかげよう」国会前抗議行動! 全国各地でも同時にプラカードを掲げ、緊急行動!
朝晩の冷え込みが続く中、久しぶりに汗ばむ陽気に見舞われた昨日3日、国会前で「『アベ政治を許さない』ポスターを全国一斉にかかげよう」抗議行動が行われました! 国会前では「アベ政治を許さないTシャツ」も売られていて、着ている人の姿がたくさん見られたようです。IWJからは、川島アンナ記者が現場の様子を中継いたしました!
コンビニで印刷できる「アベ政治を許さない!」プラカードを考案した澤地久枝さんはこの日の呼びかけ人として、長野県の阿智村で抗議に立ちました。また、同じく呼びかけ人の鳥越俊太郎さんは新潟県で、小林節さんは高知県で、金子兜太(かねことうた)さんは埼玉県秩父市で、それぞれ抗議行動をしました!
この日は、国会前だけで、主催者発表800人の人が集まりましたが、全国20カ所以上で行われた抗議全体を含めると、非常に多くの人が参加したものと思われます!
国会前で行われた抗議行動では、木内みどりさん司会のもと、「10、9、8、…3、2、1」とカウントダウンがあり、参加者皆の「0ーーー!!!」で一斉に「アベ政治を許さない!」ポスターが掲げられました。
「国会の前で叫んでるんですよ!!アベは、やめろーーーー!!」木内さんのコールが続きました。「木内さんの司会するイベントは、明るくて親しみがもてる」との感想も聴こえてきました。
スピーチには、落合恵子さん、鎌田慧さん、池田香代子さんなども登壇し、見どころたっぷりでしたが、この抗議行動の外では、右翼の街宣車が17台も押しかけたと言います。スピーカーの音量を目一杯あげて、「安保法制は必要だー」とがなりたてた声は、メインステージまで届いたそうです。
※「アベ政治を許さない」ポスターを全国一斉にかかげよう
http://www.ustream.tv/recorded/76885258
■2000万人署名がスタート! 参議院選挙までに集めきる! 「戦争させない・9条壊すな! 「総がかり行動実行委員会」が呼びかけ
「アベ政治を許さない!」全国一斉抗議行動では、「戦争法廃止」を求める2000万人署名が呼びかけられていましたが、こちらは、総がかり行動実行委員会が主催となって呼びかけているものです。
長年、平和運動に関わってきた「総がかり実行委員会」の実績や組織力が、この夏の安保法制反対運動の大きな下支えとなってきたのは言うまでもありません。
その「総がかり実行委員会」の呼びかけで、昨日3日から「戦争法の廃止を求める統一署名」がスタートしました。2000万人ってすごいですよね。人口の5人~6人に一人といったところでしょうか。それだけの数を集めると宣言するだけでも驚きなのに、なんと、2000万人の署名をたった半年間で集め切るという目標を掲げています。
※2000万人「戦争法の廃止を求める統一署名」に、ご協力ください
http://sogakari.com/?p=1095
昨日行われた「2015年秋の憲法集会~止めよう!戦争法の発動」の最後に登壇した、同実行委員会の事務局の高田健さんが「半年間で集めきりたい」とその意気込みを語りました。なぜ、半年間という期限を儲けているのか。それは、もちろん、来年の参院選を目指してのこと。夏に見せた安保法制反対、安倍政権反対の運動を再結集したいからだと高田さんはスピーチしました。
「半年間でやろうというのは、ものすごい闘争になると思います。でも集め切りたい。大きく盛り上がった反対運動を再び結集したい。参議院選挙は負けるわけにはいかないんです。でも、今までのままで行けば確実に負けます」
高田さんは参議院選挙に勝つには、野党共闘の実現が必至だと訴えます。そして、それを実現するには、市民もまた運動を再び盛り上げる必要があると。集会では「総がかり実行委員会」の菱山南帆子さんも司会を努められましたが、お二人には、今年9月、IWJの事務所で岩上さんがインタビューを行っていますので、ぜひ記事やアーカイブをご覧ください!
※2015/09/10 「運動は敗北の歴史だが、その黒星の積み重ねこそが憲法を守ってきた」高田健氏に岩上安身が緊急インタビュー!(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/262979
※2015/09/10 「憲法改正されたらもう一度変えてみせる。私は1億人に1人になっても闘う」――「総がかり」菱山南帆子さんが岩上安身のインタビューで決意表明! 安保法案「廃案になるかもしれない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/263251
講演のパートでは、日本国際ボランティアセンター事務局長の長谷部貴俊さんも登壇し、自衛隊による「駆け付け警護」の危険性とその不毛さを訴えました。「駆け付け警護」は「紛争に巻き込まれたNGO職員を自衛隊が救出できるようにするため」と、政府が集団的自衛権の行使の理由付けの一つとしたもの。
しかし、NGO職員からは「自衛隊が来たら、逆に自分たちは殺される」と反対意思が表明されています。中には、もし、自分を助けに自衛隊が駆け付け警護に来ることになれば、遺書に「自衛隊だけは派遣しないでください」とまで書くと訴えているスタッフもいるほどです。
この日の集会は中継ではなく、録画だったため、アーカイブをご紹介することはまだできませんが、長谷部さんのお話を含め、現在、記事にまとめていますので、アップされたらぜひご一読ください!
(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.11.4 Wed.**
【Ch4】6:30頃~「撤去の『強制執行』が行われる可能性のある経産省テントの模様」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※撤去の「強制執行」が行われる可能性のある、経産省前テントの模様を、6時30分頃より中継します。
【Ch4】15:00~「民主党 枝野幸男幹事長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※民主党 枝野幸男幹事長による定例会見の模様を中継します。
【録画配信・Ch5】16:00~「ドキュメンタリー映画『遺伝子組み換えルーレット―私たちの生命のギャンブル』日本語版 完成記念上映会&トーク」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※ドキュメンタリー映画『遺伝子組み換えルーレット―私たちの生命のギャンブル』上映会後に行われた、完成記念トークを録画配信します。
【録画配信・Ch6】17:00~「被爆70年 広島・長崎は、なんだったのか? ―今を戦前にしないために」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※2015年10月17日収録の、日比谷公会堂で開催された集会の模様を録画配信します。
【IWJ_OSAKA1】17:30~「SEALDs KANSAI 自由と民主主義のための大阪緊急街宣アピール」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※大阪梅田ヨドバシカメラ前で行われる「SEALDs KANSAI」主催の緊急街宣アピールを中継します。
【再配信・Ch1】20:00~「『国民主権、基本的人権を制約する憲法改悪の企みが迫っている!』~自民党の憲法改正案についての緊急鼎談・梓澤和幸弁護士×澤藤統一郎弁護士×岩上安身 <前半>」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272308
※梓澤和幸弁護士と澤藤統一郎弁護士、IWJ代表の岩上安身により行われた、自民党の憲法改正案についての緊急鼎談の前半部分を再配信します。約1時間半の配信となります。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.11.5 Thu.**
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。
【Ch未定】18:30~「宇都宮健児×内田聖子×奈須りえが徹底検証 ~大田区民泊条例案と国家戦略特区」
※「フェアな民主主義」主催のイベントを中継予定。宇都宮健児氏、内田聖子氏、奈須りえ氏らが登壇します。
【再配信・Ch1】21:00(予定)~「『国民主権、基本的人権を制約する憲法改悪の企みが迫っている!』~自民党の憲法改正案についての緊急鼎談・梓澤和幸弁護士×澤藤統一郎弁護士×岩上安身 <後半>」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272308
※梓澤和幸弁護士と澤藤統一郎弁護士、IWJ代表の岩上安身により行われた、自民党の憲法改正案についての緊急鼎談の後半部分を再配信します。約2時間の配信となります。
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(前半の続き)
■従軍慰安婦問題は「将来の世代に障害にならないようにすることが重要だとの認識で一致した」――日中韓首脳会談後に安倍総理が自信を見せる! 一方の韓国では、「慰安婦問題では特に進展はなかった」と報道!
「様々な課題・懸案がある中において、3年半ぶりに日韓中のサミットが開催できたことは、これは3か国にとっても、また地域にとっても画期的なことであったと思います」――。
日中韓3カ国首脳会談が、11月1日、韓国・ソウルの青瓦台(大統領官邸)で行われ、安倍総理は韓国の朴槿恵大統領と、中国の李克強首相と会談をしました。会談後、総理は今回の手応えを、冒頭のように述べました。
民主党政権時代の2012年5月、北京で行われたのを最後に、2008年来毎年行われていた3カ国首脳会談は、開かれていませんでした。2012年8月、韓国の李明博大統領が竹島(独島)に上陸、9月には日本が尖閣諸島の国有化をし、日中・日韓関係の悪化が表面化したためです。
約3年半ぶりとなる今回の3カ国首脳会談の実現を受けて、安倍総理は帰国後の11月2日、『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジテレビ)の「安倍首相が緊急生出演。日中韓首脳会談の内幕。成果と残された課題は」というタイトル番組に出演し、韓国の朴槿恵大統領との会談の手応えを次のように語っていました。
「(従軍慰安婦問題は)将来の世代に障害にならないようにすることが重要だとの認識で一致した。交渉を通じて(解決への)一致点を見だすことができるとの認識である」
…ずいぶんと、自信たっぷりですね。
さらに総理は番組で、会談後のエピソードとして、「青瓦台を出て行く時も、『せっかくですから、外に焼き肉を食べに行きます』ということを申し上げたら、(朴大統領が)ちょっと驚かれてですね、『焼き肉がお好きなんですね』と言われて」と語り、コメンテーターやアナウンサーが追従笑いを見せる、と言ったフジお決まりの安倍ヨイショ場面もありました。
しかし「会談後の食事」については、ちょっとした笑い話もあります。韓国の人民日報は、「この日の会談は昼食の時間の直前(11時45分)に終了したが、昼食会もなかった。その代り、安倍首相はソウル市鍾路区仁寺洞の飲食店で随行員たちと食事を済ませた」と報じており、「歓迎行事がなかったこと」を伝えています。
安倍総理が焼き肉を食べたかどうかは現時点では不明ですが、「外に食べに行く」という言葉の裏側には、公式のレセプションが開かれなかった、という事実が張り付いています。
今回の首脳会談の様子を、日本の大手新聞各紙はどのように伝えているかというと、「『歴史を直視し、未来に向かう』とし、会談の定例化を再確認したことには意味がある」(朝日新聞)、「安倍外交は、日中、日韓関係が改善できないため、他の地域に比べてアジア外交が不十分だった。ようやく外交環境が整ってきたと言える」(毎日新聞)などとしており、大方今回の会談の成果を認めています。
また、読売新聞は、「日本、中国、韓国は、東アジアの平和と繁栄に重い責任を持つ。歴史や領土を巡る対立を乗り越え、対話を重ねて、その役割を果たすべきだ」としながら、懸案の南シナ海での米中衝突に関連して、「日本は米国と協調し、中国に自制を粘り強く促す必要がある」と締めくくり、圧力を促しています。
「対話を」と言いながら、他方で「米国と協調して」「強く促す」と、日米同盟頼みで圧力を求める。読売の支離滅裂さは相変わらずです。
今回の首脳会談、海外ではどのように報じているでしょうか。
首相官邸の発表で、安倍総理の発言として「慰安婦問題については未来志向の協力関係を構築していく上において、将来世代に障害を残すことがあってはならない」としている部分に関して、ニューヨーク・タイムズでは、”After one-and-a-half hours, they produced no breakthrough, simply agreeing to support talks already underway between their governments(1時間半の会談を経て、両国政府の間ですでに話し合われている内容を再確認するにとどまり、それ以上の打開は何もなかった)と報じています。
イギリスのBBCでは、”They also agreed to improve their economic co-operation(経済協力を改善していくことに同意した)”と報じた一方で、”China and South Korea say Japan has not done enough to atone for its troops’ brutality in World War Two(中韓は、日本が第二次世界大戦中の日本軍による暴力に対する償いを十分に行っていないと言う)”と、中韓両国のスタンスを明確に論じています。
中国共産党の機関紙『人民日報』の国際版”Global Times(環球時報)”は、李首相が安倍総理に、対し、”we hope Japan … abides by its promises and really faces up to and reflects on history, and deals with relevant issues in a responsible manner(歴史を直視し、関連した問題を責任あるやり方で扱ってほしい)”と述べたことを報じています。
日中・日韓関係の間に横たわる、重大な懸案事項のひとつ、従軍慰安婦問題について、進展の「成果」を認めるような報道は、海外ではありません。韓国の『朝鮮日報』によれば、韓国政府関係者の「慰安婦問題では特に進展はなかったが、両首脳が興奮して『破局』を宣言しなかったことだけでも意味がある」という発言を伝えています。
3国が「会談を開いた」という事実に一定の意義は認めつつも、歴史認識問題についてはさしたる進展は見られない、ということを心にとどめておいた方が良さそうです。
■遺伝子組み換えの危険性に迫る! 全米で注目を浴びたドキュメンタリー映画の日本語版が完成!上映会後のゲストトークを本日配信!
本日は16時よりCh5で、10月31日に行われたドキュメンタリー映画『遺伝子組み換えルーレット――私たちの生命のギャンブル(日本語版)』完成記念上映会後のゲストトーク部分を配信します!
「遺伝子組み換え作物は危険だ」とよく言われていますが、では、何がどう危険なのか。2012年に米国で公開され、大きな波紋を呼んだこの映画は、医学・医療関係者や政府の食品安全審査に関わる関係者など、多くの証言と科学的根拠をもとに、浮かび上がらせています。
モンサントが誇る「危険な」農薬「ラウンドアップ」や、遺伝子組み換え食品によって、実際に自閉症やアレルギー、出生障害に苦しむ子どもや女性らの訴えも、映画は映し出しています。「重度のアレルギーだったが、遺伝子組み換え食品をやめたらすぐに良くなった」という多くの証言には、正直驚かされました。遺伝子組み換え作物や農薬が人体に及ぼす影響についても、そのメカニズムをしっかり解説してくれています。
米国ではこの映画を機に、「遺伝子組み換えの表示義務づけ」の市民運動が加速しました。そうです、「遺伝子組み換えでない」という表示が当たり前の日本とは違い、米国では表示が義務づけられていないのです。米国人は、遺伝子組み換え食品を食べたくない、と思っても、選ぶことができないのです。
しかし今、TPPで大幅譲歩を重ねる日本に対して、この「表示義務撤廃」の圧力が迫っています。この映画が米国で公開されたのは2012年ですが、現在に至っても、「表示義務づけ」を求める米国での住民投票はほぼ負け続けています。モンサントをはじめとするアグリバイオ企業が、「表示をすると食品の値段が上がる」といったコマーシャルを大量に流して、住民を誘導し、大量の資金を投じてロビー活動を行っているからです。日本よりもはるかに遺伝子組み換え食品に反対する運動が活発な米国でさえ、このありさまです。日本も、一度、表示義務を撤廃してしまえば、簡単には元に戻せません。
IWJは、以下のようにこの問題について精力的に報じ続けていますが、日本では、TPP反対のJAですら「ラウンドアップ」を積極的に販売している状況ですから、遺伝子組み換えに警鐘を鳴らす報道は、大手メディアからはほとんど発せられません。この映画では、実は米国政府の多くの研究者が「遺伝子組み換えは危険」と結論付けていたのに、政府がそれを隠したことや、危険性を研究したり報じようとすると、政府と食品会社から猛烈な圧力がかかる実相も、映し出しています。
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・【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】JAは本当に日本の農業を守る気があるのか――日本農業新聞に掲載を拒否された「幻の原稿」を緊急アップ!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/264723
・2015/05/09 「動物実験では遺伝子組み換え作物で若くして腫瘍発症。人間も同じに」遺伝子組み換え技術で生まれた子宮頸がんワクチンの危険性~岩上安身による西尾正道氏インタビュー第三弾・前編
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244874
・2015/05/09 「がんを作り、抗がん剤を売る」農薬、遺伝子組み換え、放射能、ワクチン…企業利益のためにリスクが隠ぺいされる日本
~岩上安身による西尾正道氏インタビュー 第三弾・後編
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/245504
・2015/05/02 「遺伝子組み換え作物を世界で一番食べているのは日本人です」――日本の農業と食をめぐる危機的状況、TPP参加でさらに悪化も~ジャーナリストらが警鐘
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244341
・2015/02/18 世界中の「ミツバチ大量死」 原因はネオニコチノイド系農薬と米ハーバード大が特定! ~日本は規制なし、農水省は「実態調査中」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/233754
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今、私たちにできることは、この映画のように、警鐘を鳴らす専門家の声や、被害に苦しむ多くの声なき声を、可視化して伝えることではないでしょうか。
ということで、IWJではおなじみのPARC(アジア太平洋資料センター)の内田聖子さんが呼びかけ人となり、日本未公開だったこの映画の字幕付けと版権獲得のための資金をクラウド・ファウンディングで募り、見事、目標達成額を達成。TPPや食の安全について警鐘を鳴らし続けている印鑰智哉(いんやく ともや)さんや、「サルでもわかるTPP」でおなじみの安田美絵さんを翻訳監修に迎え、日本語版を完成させました。
本日の配信では、映画本編は流すことはできませんが、その後の内田さんと、印鑰さん、安田さんの3人のゲストトーク部分をお送りします。
遺伝子組み換えの危険性を訴えるこの映画をふまえて、「では、日本ではどうなのか?」というポイントを焦点に、興味深いトークを繰り広げました。日本は米国と違って遺伝子組み換えの表示があるから大丈夫、と思っている方、実は全然大丈夫ではないんです。
トークでは、日本の遺伝子組み換え表示の「欺瞞」や、食品の安全検査の「抜け道」、すでに巷に溢れている遺伝子組み換え食品の実態など、「食品安全大国」などとは恥ずかしくて言えないような、日本の恐るべき「食」の真実を明らかにしています。ぜひぜひ、ご覧下さい!
そして映画がぜひ観たいという方は、DVDをPARCのHPで販売していますので、ぜひお買い求めください! また、多くの人にこの映画の内容を伝えたい、という方は、こちらもPARCのHPから上映会の申込みができます。1万円で、人数や入場料金の有無は問わずに上映会を開くことができ、さらにPARCのHPで告知もしてくれるそうです。
【PARCのDVD販売・上映会申込みページはこちら!】
http://parc-jp.org/video/sakuhin/gmo.html
■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ
11月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューアポ中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!
【インタビュー】
・11月5日(木)15:00~(録画)
元自衛官・末延隆成氏インタビュー
・11月12日(木)14:30~
社民党党首・吉田忠智氏インタビュー
・11月14日(土) 13:00~
ジャーナリスト・浅野健一氏インタビュー
・【録画】11月17日(火)
カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー
※来日したウォルフレン氏にインタビューを行います。こちらは録画で撮影し、後に全文日本語字幕を付けて配信しますので、それまでお待ちください!
・2015年11月19日(木)13時~
木村朗氏・植草一秀氏・川内博史氏クロストーク
・11月24日(火)16:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー
・11月26日(木)15:00~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー
・12月4日(金) 15:00~
阪口徳雄弁護士・上脇博之教授 インタビュー
【講演情報】
・11月06日(金)18:30~20:15(うち講演は90分)
これから日本はどこに向かうのか~改憲前夜~
※参加料無料
場所:北海道国際ホテル(北海道函館市大手町5-10)
主催:北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラム)
お問い合わせ先::htu-hakodate@bz01.plala.or.jp
0138-51-2254
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本日は上記リストの中から、岩上さんが11月24日(火)にインタビューする共同通信編集委員の太田昌克氏について、ご紹介いたします。
新刊『日本はなぜ核を手放せないのか~「非核」の死角』(岩波書店、2015年9月)をはじめ、『日米<核>同盟~原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書、2014年8月)、『日米「核密約」の全貌』(筑摩選書、2011年11月)など、「核」に関する力作ノンフィクションを多数発表してきた太田氏。今回のインタビューでは、「核」を巡って、岩上さんがトコトンお話を聞く予定です。
広島、長崎への原爆投下、第5福竜丸事件、東海村JCO臨界事故、そして福島第一原発事故と、日本はこれまで数多の核災害を経験してきました。にもかかわらず、日本が原発を手放すことができないのは何故なのでしょうか。
その理由として考えられるのが、戦後、日本が国策として推進してきた核燃料サイクルです。この核燃料サイクルの過程で生まれるのが、原発で一度使ったウラン燃料(使用済み燃料)から抽出されるプルトニウムです。日本は、核兵器に転用可能なプルトニウムを保持するためにこそ、原発政策を続けようとしているのではないでしょうか。
この、原発と核兵器をつなぐ問題を追い続けてきたのが、太田昌克氏です。なぜ、世界で唯一の被爆国である日本が、これほどまでに核にこだわるのか、岩上さんが徹底してお聞きします。どうぞ、ご注目ください!
また、太田氏のインタビューを視聴する前に、ぜひチェックしていただきたいのが、1988年に締結された日米原子力協定(包括協定)に対し、日本側の実務者として携わった元外務省科学審議官・遠藤哲也氏に岩上さんが行ったインタビューです。
交渉の舞台裏から、実現のメドが立っていない核燃料サイクルの展望などについて、岩上さんが根掘り葉掘り話を聞いています。こちらもあわせて、ぜひ、ご視聴いただければ、と思います。
※2014/02/12 核燃料サイクルと「核技術抑止」政策のこれから 日米原子力協定の交渉担当者・遠藤哲也氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/124876
また、2014年1月、米国が日本政府に対して行なったプルトニウムの返還要求に関しては、その意味についてTwitterで連投した文芸評論家の加藤典洋氏に岩上さんがインタビューしていますので、こちらもあわせてご視聴ください!
※2014/02/04 日本から「中庸」は消えるのか 米国からのプルトニウム返還要求について考える ~岩上安身による文芸評論家・加藤典洋氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123524
■「自民党トンデモ改憲草案」その怖さを学び、広め、来夏の選挙に備えましょう! 『前夜 増補版』予約受け付け中!
これから北海道でも岩上さんがその危機を訴えに行くことになりますが、自民党の「明文改憲」が現実のものに迫りつつあります。
この草案、「憲法9条」が変えられてしまうだけでなく、公務員による拷問を「絶対に禁止」している今の憲法を書き換え、「絶対」をなくしてしまっている(つまり「たまにはやるよ」ということですね)など、国民が主権者である日本の本質を徹底的に変えてしまうものです。
この問題、岩上さんはツイッターなどでもずっと警鐘を鳴らしており、これまでに澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士とともに鼎談を行ってきました。
・「明文壊憲」で戦力保持・公務員による拷問が可能な国へ!? ~岩上安身、澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士による「再鼎談」自民党改憲草案の徹底解剖、再び!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272582
その鼎談内容をまとめた『前夜』は、みなさまの大変なご好評をいただき、売切れとなっておりましたが、先日、同じ三人による再鼎談を行いまして、『増補版』を発売することが決まりました! お求めは、12月20日まで、今しばらくお待ちください!
ご予約は、こちらのフォームへお願いいたします↓
※『前夜・増補改訂版』予約フォーム
http://goo.gl/forms/K1GiAd3VHN
■改憲草案、草案翻訳プロジェクトに手を貸していただける方も絶賛募集中です!
『前夜』をお読みいただいた方は、いや、まだお読みいただいていない方も、「自民党改憲草案」が、ただならぬ危険をはらんだものであることを、なんとなくご理解いただいているのではないでしょうか?
大手メディアは、この問題についてほとんど触れておらず、このままでは、多くの人が危機意識も持たないままに、来夏の参院選へ突入してしまうかもしれない…この現状、なんとかならないだろうか、と考えたIWJでは、この草案を翻訳するプロジェクトを始めることにしました!
「ぜひ、翻訳すべきだ!」と勧めてくださったのは、先日岩上さんのインタビューに答えてくださった、間宮陽介先生です! 先生の後押しを受けて、動き始めたIWJですが、社内のスタッフだけでは、とても、この無駄に長い「改悪憲法草案」を、一定のクオリティのもと翻訳し、世界に発信するのは難しい…
ということで、これをお読みいただいているみなさまにお願いです! 英語がご堪能な方、ぜひお力を貸していただけないでしょうか? 詳細はまた別途お知らせいたしますが、とりあえず「手貸せるよ!」という頼もしいお声をお待ちしております!
【自民党改憲草案英訳ボランティアご応募はこちら↓】
https://docs.google.com/forms/d/132Gti-gN_dk7GyJlk9TFey9TOCWMaLx6EULgQScK5E8/viewform
■来夏の参院選に向け、安保法制賛成・反対議員を全リスト化しました! 便利な検索機能付きですので、ぜひご活用ください!
『前夜』で自民党改憲草案の酷さを学び、翻訳で世界に広めたら、次は、来夏の選挙に結び付けなければなりません。
この改憲草案を実現したい議員は誰だろうか? 一つの指標として、この夏、安保法制に賛成した議員を、完全リスト化しました! こちらのリストは、県別・政党別に検索できるようになっており、かなり便利です。
お持ちのパソコンで、ブックマークなどしていただき、いつでも開けるようにして、来年の夏まで、いや、この先ずっと、あの「戦争法案」に賛成票を投じ、国民の民意を踏みにじった議員たちを記憶にとどめておいてやりましょう!
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・【特設ページ】絶対忘れない!「強奪された票決」~次の参院選では「明文改憲」が現実に…安保法制・秘密保護法 賛成反対議員リスト&検索
http://iwj.co.jp/feature/anpo-giin/
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この特設ページは、参議院選挙に向けて、さらに情報を追加していく予定です。そこでみなさまにお願いがあります! このリストの「特記事項」に掲載できる各議員の情報を募集しています。些細なものから、とにかく投票行動の参考になる情報を、どんどんお寄せください!
情報提供は下記のフォームよりお願い致します。
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・安保法制・秘密保護法 賛成反対議員リストへの情報提供フォーム
https://form.jotform.me/52192429254456
※いただいた情報は、IWJできちんと裏取りをしてからアップ致します。確証を得られない場合は、掲載できない場合もありますので、ご了承ください。
■真実を伝え続けるIWJをお支えください! 会員登録・カンパをお願いします!!
安保法制に関連するデモ取材に総力をあげてきたために赤字へ転落したこと、IWJの中継の生命線でもある「TVUパック」が使用期限を迎え、更新のために198万円もかかること、もっともっと報道に力をいれなければならないこのタイミングで、前途を塞ぐ大きな壁は、「財政難」です。
※TVUパックの写真とカンパのお願いページはこちら!
http://iwj.co.jp/wj/open/tvu
連日会員登録とカンパをお願いしてきまたが、これを読んだ方々から、「アルバイトをしたお金で、来年はサポート会員に登録できます」など、感謝してもしきれないほどの温かいご支援をいただきました。本当にありがとうございます!
ですが、まだまだ財政難から脱するにはほど遠く、今日もみなさまに、ご支援のお願いをさせていただきます。
会員登録がまだの方は、登録をお願いします! IWJのコンテンツの中には、先日の田中宇氏インタビューなど、会員さんしかご覧いただけない動画やコンテンツが多数あります。手前味噌ですが、他のメデイアが報じていない貴重な資料ばかりですので、会員登録をして損はありません。
※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
また、すでに登録しているよ、という方、もし可能でしたら、どうぞご寄付・カンパでの応援をなにとぞよろしくお願いいたします!
※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
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ちなみに、IWJの一般会員は、1カ月で千円、1年間のおまとめですと、1万円になります。年間支払のほうが、2千円もお得です。また、サポート会員だと、1カ月3千円、1年で3万円なので、こちらは6千円もお得です!
自民党は「受信料徴収を義務化する」ことを検討しているそうです。NHKの財政基盤をさらに強固にし、国策宣伝放送局としての位置付けを揺るぎないものにしようという意図を隠そうともしません。マスメディアに対する与党からの圧力は、もはや目に余る域に達しつつあります。
先日、ある会員さんから、「気持ちの悪い」情報をいただきました。
平成27年(2015年)4月に、コスメブランドを展開するDHCが「テレビ局・DHCシアター」を開局したというチラシが送られてきたのだそうです。私は、この番組の存在について全く知らなかったのですが、チラシの宣伝文句には、「現在の日本で起きていることや目を背けてはならないこと知られていない真実を、一切ねじ曲げることなく発信し続ける公正な放送局です」とうたっており、出演者には百田尚樹氏、田母神俊雄氏、櫻井よしこ氏などが、名を連ねています。
多様な思想信条の持ち主がいるであろう化粧品の消費者に対して、このような宣伝チラシを無差別に送りつけてくるとは……大変気味の悪い思いをしたと、このメールを送ってくださった会員の方は述べておられました。
「南京虐殺はなく、従軍慰安婦はウソ」などと公然と大嘘をつく百田尚樹氏を鳴り物入りで宣伝していながら、「真実を、一切ねじ曲げることなく発信」とは、いったいどの口が言っているんでしょうか? DHCという会社は、どんな政治的意図をもってこんな「テレビ局」を開局したのか、こちらも問いただしたくなります。
日本の報道と言論が、これまで以上に歪められていきそうな気配に強い危機感を覚えます。であれば、IWJはこれまで以上に奮闘しなければ! 皆さま、応援をよろしくお願いいたします!
■IWJを中からお支えいただける方、大募集中です!
「会員登録しました!」「カンパしました!」「IWJを応援しています」という大変嬉しく心強いご支援をいただいていますが、「スタッフ」として、IWJを支えてくださる方も絶賛募集中です!
これまでの、事務スタッフ、経理・総務スタッフ、テキストスタッフに加え、「中継・動画編集スタッフ」の募集もいたします!
<中継・動画編集スタッフ>
IWJの記者や中継市民の皆さんが、日々取材してきた映像を、動画編集ソフト(adobe Premiere)で編集したり、サーバーへアップロードしたりする作業をメインに担当していただきます。
動画編集の経験や知識をお持ちの方はもちろん大歓迎ですが、そうした経験がなくても、映像やIWJのコンテンツに興味がある方なら大丈夫です! 経験豊富なIWJスタッフが親切にレクチャーいたします。自主性と向上心を持って、学び成長できる方をお持ちしております。
また、動画編集だけでなくカメラを持って、記者会見やシンポジウム、デモの現場などに取材に行っていただくこともあります。こちらも、ビデオ撮影の経験や知識をお持ちの方は大歓迎ですが、「ホームビデオぐらいしか使ったことないなぁ…」という方でも心配いりません! 映画やドキュメンタリーに興味があって、ビデオ撮影に挑戦したいという情熱をお持ちの方を募集します。あとは、体力と運転免許があれば、云うことなしです!
◆応募条件
※「【職種5】-中継・動画編集スタッフ-」を御覧下さい。
<一般事務および会員管理スタッフ>
電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのインタビューのアポ取り、スケジュール管理、イベント開催の準備などを行うのが、一般事務の仕事です。IWJの屋台骨を支える、とても大切なお仕事です。
IWJでは現在、特にこの一般事務の人手が不足しています。一般事務がしっかりしていないと、IWJの足腰は立ちません。少しでも事務の仕事にご関心をお持ちの方がいれば、ぜひ、ご応募いただきたいと思います。
一方、会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなどPC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています。
◆応募条件
※「【職種1】 -事務スタッフ-」を御覧下さい。
<経理・総務スタッフ>
IWJでは、経理・総務スタッフも募集しています。経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。
◆応募条件
※「【職種3】-経理・総務スタッフ-」を御覧下さい。
<テキストスタッフ>
IWJでは、記者およびテキストスタッフも募集しています。IWJと聞くと、動画配信が中心のメディアという印象を持っている方が多いかもしれません。しかし、IWJではブログやメルマガなどのテキストにも力を入れています。インターネットメディアとしては、配信しているテキスト量はナンバーワンであると自負しています。
IWJのテキストスタッフの基礎となる仕事は、現場に行って取材をし、それを原稿にまとめることです。さらにそこから派生して、Twitterを使ったリアルタイム実況、メルマガ用原稿の構成・編集、各種リサーチ資料の作成、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成なども行っていただきます。
もちろん、すべてを一人でこなさないといけない、というわけではありません。本人の適性に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。
勤務形態は、在宅でも可能です。地方在住の方でも、パソコンさえあればお手伝いいただくことが可能ですので、どうぞふるってご応募ください。
◆応募条件
※「【職種2】 -テキストスタッフ- (記者・ライター・リサーチャー・編集者etc)」を御覧下さい。
各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!
※【 スタッフ応募フォーム 】
■孫崎享さんが大会委員長を務めるフレンドリーランまで、あと4日! ~走者紹介第4弾!!
さてさて、11月に入って一番最初にやってくる大きなイベントと言えば、フレンドリーランです! これまで3回にわたってIWJの代表選手を務めるスタッフたちの意気込みをお伝えしてきました。
第4弾としてお伝えする今日、意気込みを語るのは、この二人です!
IWJの記者たちが取材し記事にしたものを、みなさんにお届けするため、日々Webにアップしている、IWJの心臓部・Web班の一ノ瀬和太と、会員さんの中から「我こそは、脚力に自信あり!」と手を上げてくださった、「チビた」さんです!
チビたさんは、一連の安保法制のデモの際、中継のために国会前まで駆けつけて下さった、IWJがとてもお世話になっている会員さんです。マラソン大会に出場してきた経験も豊富で、出場するときには、なんといつもIWJのTシャツを着て宣伝してくださるんです!
私はまだ、チビたさんにお会いしたことはないのですが、8日、フレンドリーランの場で共にIWJ代表としてタスキをつなぐのを、今からとても楽しみにしています!
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★7年前に体力維持のために何かしら運動をしなければ・・・と思い、始めたのがランニングでした。シューズさえあれば、ひとりでマイペースで気楽にでできてしまうスポーツ。自己流ですが、なんとかそれなりに走れるようになってきました。主に東京マラソンや関東近県のレースに出ていますが、IWJのシャツを着て走らせていただいています。
8月3日の孫崎さんのインタビューの最後で、岩上さんが私の名前を挙げて下さったので、これは、出場しなくては! と思いました。元々スピードがないのに加え、最近膝が少し気になるので思い切り走るのが少々怖いこともあり、決して速くはありませんが、がんばります!
大会当日が良いお天気になりますように。(チビた)
★Web班の一ノ瀬です。IWJでお世話になってはや一年が経ちました。皆様には一度だけこの日刊ガイドでご挨拶をさせていただきましたが、ご記憶でいらっしゃいますでしょうか。
普段は舞台裏のWeb班でモニターとにらめっこの私ですが、どうしたわけか、今回は外に出て走る、ということに相成りました。
運動神経はかなり残念な方で、球技はからっきし、泳ぐ、滑るなどもまあなんとか出来る、という程度ですので、今不安でいっぱいです。
先日の練習会では、浅野さんに先んじてタスキを渡してくださった平山さんの奮闘を無にするがごとく、さんに大きく差をあけられてしまいました。11月8日当日は、汚名返上とまでは行かないと思いますが、IWJのチームの一員として、悔いの残らない走りができればと思っています。
よろしくお願いします!(一ノ瀬和太)
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■わとはぷ~What happened today?
本日11月4日は、ユネスコ憲章記念日です! 1946年のこの日、ユネスコ憲章が発行され、国連教育科学文化機関(UNESCO)が発足しました。
ユネスコ憲章の前文には、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という言葉が記されています。「平和のとりで」を作るために力を入れてきたのが、教育、科学、文化、コミュニケーションの分野でした。
ユネスコの活動の中でも、もっとも有名なのは「世界遺産活動」ですよね。日本にも現在、自然遺産と文化遺産が合わせて18登録されています。
恥ずかしながら、私は日本の世界遺産については、古都京都と古都奈良という、東京の人の「ざ・修学旅行の行き先」と、琉球王国のグスクしか訪れたことがありません。改めて、日本の世界遺産リストを眺めてみて、行ったことのない場所ばかりで驚いてしまいました…。
そこで今日は、私が訪れた数少ない世界遺産の中で、もっとも感動したものをご紹介します。
真っ白な大理石のタイルが朝日に輝き神々しい、なめらかな曲線美がその存在感をさらに際立たせている、「タージ・マハル」です!!!
タージ・マハルは、17世紀インドで、ムガル王朝第5代皇帝シャー・ジャハーンが愛する王妃ムムターズ・マハルのために立てた、霊廟です。つまり、お墓です。ムガル王朝ですから、当時のインドはイスラーム王国の時代でした。あの、思わず触りたくなってしまうなめらかな曲線は、イスラームのモスクに見られるドームですね。
ちなみに、シャー・ジャハーンは、このタージ・マハルを建てるために、膨大な国家財産を使い果たしたため、息子で後の第6代皇帝アウラングゼーブによりアグラ城に幽閉されてしまいました。
タージ・マハルを建てたシャー・ジャハーンには、もう一つ、大きな夢がありました。それは、真っ白なタージ・マハルと向かい合う形で、黒大理石による真っ黒な霊廟を自分のために造ることです。幽閉され、国費も使い果たしてしまったために、それは実現されませんでしたが、もし、造られていたら、圧巻の光景だったでしょうね…。
初めて世界史の教科書でその姿を見たときから、「真っ白なたまねぎを乗せたこの建物は一体なんだ!? お墓なの!?」と興味をそそられまくっていたタージ・マハルですが、実物を見た時には、心を奪われしばらく言葉を失ってしまいました。
数回前の日刊IWJガイドで、「へたな観光地よりも、(市場こそ)その国の生活感が一番直に感じられる」と言っておきながら、こんなことを言うのもなんですが、これだけは言わせてください。「タージ・マハルだけは絶対に見に行くべき!!!」
ちなみに、タージ・マハルのある街・アグラには、このタージ・マハルを眺めるのに最高な屋上を備えたレストランやホテルがたくさんあるので、訪れた暁には、ぜひ足を運んでみてくださいね。
そしてそのときに、少しだけ、タージ・マハルから目を離して、街全体も見てみてください。一般の人たちの住む家やビルには無数のひびが目立ち、タージ・マハルのごとき白さもなく、赤茶けた町並みが目に入ると思います。
ここで暮らす人たちは、私たちのような観光客を見て、どう思っているのかな…。そんなことに、思い至らずにいられません。
いろいろなことを考えさせられたインド旅については、またいつか触れられたらいいなと思います!
それでは今日も一日、よろしくお願いします!!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】