「私が内部告発した時には、私以外の全員が犯罪者でした」 ~最高裁事務総局の社会支配と戦う市民集会 司法の闇に光を! 2013.6.1

記事公開日:2013.6.1取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・富田/奥松)

 「日本の警察から、今の50代以上の管理職者が姿を消すまでは、冤罪はなくならない」──。

 2013年6月1日(土)13時から、東京都豊島区の豊島区民センターで行われた市民集会「司法の闇に光を!」で、元警察官の仙波敏郎氏は、このように発言。ほかのスピーカーもまた、日本の司法の「闇」に迫る議論を展開した。

■ハイライト

  • 基調報告 西岡正士氏(討論Bar “シチズン”)
  • パネリスト 仙波敏郎氏(元愛媛県警警察官)、八木啓代氏(健全な法治国家のために声をあげる市民の会 代表)、辻恵氏(弁護士、弁理士、前衆議院議員)
  • 司会 藤島利久氏(街カフェTV)
  • 主催 CNM市民ネットメディアグループ
  • 共催 主権者国民の告訴・告発・裁判を考える会

 司会の藤島利久氏による紹介を受け登壇した仙波敏郎氏のスピーチは、「日本の警察は世界一優秀と言われ続けてきたが、かつて私が内部告発に踏み切った時は、私以外の全員が犯罪者だった」との、衝撃的なひと言で始まった。

 仙波氏は、現職警察官として初めて、警察内の裏金づくりを告発したことで有名。「当時、警察の管理職が約6000人いたが、彼らは概して裏金を懐に入れていた」。領収書偽造による、その裏金の総額は、全国で年間約400億円にも上り、私的な飲食に使われていたとのこと。「そういう犯罪行為に、間接的にも手を染めなかったのは私だけ」と胸を張った仙波氏は、「だからこそ、現職時代に計60回講演を行い、あちこちで警察の実態を明かしてきたのに、何らペナルティーを受けなかった」とした。仙波氏は、2009年に愛媛県警を定年退職している。

 仙波氏は「警察が、当人(容疑者)をいったんクロと決めると、検察庁はほぼそれに従う。裁判所も、その通りの判決を下す」とも述べて、総勢30万人の、日本最大の権力組織である警察は、規模を維持するためにも、裏金を使うためにも、「犯人をつくる必要がある」と強調した。「容疑者がメディアに顔を撮影されたら有罪」という暗黙の了解が、警察には存在するという。

 スピーチ終盤で、仙波氏は「日本の警察から、今の50代以上の管理職者が姿を消すまで、もうしばらく我慢してほしい」と発言。「それは、(少なくも)あと10年は日本から冤罪がなくならいことを意味する」と説明を加えた。そして、「警察から迷惑な行為を受けた場合は、ぜひ私に相談してほしい。何らかの助言ができると思う」との言葉を残し降壇した。

 次に、八木啓代氏が「検察がちゃんと調べないなら、自分たちで調べる」との姿勢で知り得た情報を基に、中身の濃いスピーチを披露した。

 テーマは陸山会事件。八木氏は、その当時、首相有力候補だった小沢一郎氏(生活の党代表)に対する訴追には「根拠がない」とした郷原信郎弁護士の指摘を紹介する一方で、「日本では、検察は独立した権力。ある意味で与党や野党よりも強い」とも語った。その上で、「2009年8月に、民主党が衆院選で圧勝するも、小沢政権ではなくは鳩山政権が誕生した」などと、近年の民主党の歴史と合わせて、陸山会事件を解説。「2010年10月に、小沢氏の強制起訴が決まったあと、民主党は、管政権下でマニフェストを全面撤回。その後の野田政権下で原発再稼動、TPP参加、消費増税といった、小沢・鳩山政権では決して向かわなかったであろう方向へと動いた」と話した。

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