2023年2月3日(金) 午後6時より、東京都八王子市の船森公園において、第412回の原発反対八王子行動が行われた。
参加者は2022年5月に、東電が水中ロボットを入れて撮影した福島第一原発1号機の写真を前に説明した。元設計者で三菱重工(当時)の森重晴雄氏らが、鹿島建設の耐震判断が偽装ではないかということで、この写真を元に経産省に審査請求を行っているとのことである。
- 福島原発事故ZOOM定例学習会第1回『1号機耐震偽装と原子炉倒壊の危機』(2023.1.22、Youtube(森重晴雄氏))
またその格納容器の写真を前に、
・コンクリートが溶けた状態だが鉄筋は溶けていないので、1100度~1700度の高温のものが上から落ちてきて、周囲のコンクリートをバラバラにしてしまった。報道では水蒸気爆発と表現されていた。
・デブリは比重が10程度はあるので、ポンプや排水溝のグレーチングのような物が、デブリと一体となって隙間から入り込んで、周囲の壁を溶かしてしまった状態。
・上からの鉄筋と下からの鉄筋が完全に離れてしまっており、格納容器自体も、2000度~3000度の高温下での熱膨張によって25cmほども上下に伸びた状態になっており、震度6強の地震で倒壊する可能性が指摘されている
と説明した。
- もし大地震起きたら…「大丈夫なのか」と規制委員長が懸念 福島第一原発1号機の圧力容器土台の損傷判明で(2022.5.25、東京新聞)