「(福島第一原発)1号機の格納容器は高温下での熱膨張によって上下に伸びた状態になっており、震度6強の地震で倒壊する可能性が指摘されている」と水中ロボット撮影の写真を前に説明 ~2.3 原発反対八王子行動 2023.2.3

記事公開日:2023.2.5取材地: 動画
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 2023年2月3日(金) 午後6時より、東京都八王子市の船森公園において、第412回の原発反対八王子行動が行われた。

 参加者は2022年5月に、東電が水中ロボットを入れて撮影した福島第一原発1号機の写真を前に説明した。元設計者で三菱重工(当時)の森重晴雄氏らが、鹿島建設の耐震判断が偽装ではないかということで、この写真を元に経産省に審査請求を行っているとのことである。

 またその格納容器の写真を前に、

・コンクリートが溶けた状態だが鉄筋は溶けていないので、1100度~1700度の高温のものが上から落ちてきて、周囲のコンクリートをバラバラにしてしまった。報道では水蒸気爆発と表現されていた。 

・デブリは比重が10程度はあるので、ポンプや排水溝のグレーチングのような物が、デブリと一体となって隙間から入り込んで、周囲の壁を溶かしてしまった状態。

・上からの鉄筋と下からの鉄筋が完全に離れてしまっており、格納容器自体も、2000度~3000度の高温下での熱膨張によって25cmほども上下に伸びた状態になっており、震度6強の地震で倒壊する可能性が指摘されている

 と説明した。

■全編動画

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