【岩上安身のツイ録】清宮は涙とともに「野球の神様が『次がある』と…」と言った――全国高校野球選手権・西東京大会を終えて。 2017.7.30

記事公開日:2017.7.31 テキスト
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(岩上安身)

 西東京大会決勝、早実対東海大菅生の一戦。試合開始の1時間前、午前11時過ぎ。既に球場入りしている早実OBの後輩から、すでに満員で当日券はとうに売り切れ、入場制限が始まっているとの連絡が入る。前売り券は手元にあっても内野席に入れない可能性も。大急ぎで行かなくては。

 無事、入場できたが、神宮球場は本当に満員の観客で埋めつくされている。スタメン発表。早実は中1日で2年生エース雪山が連投。東海大菅生はエース松本が先発。一回表、菅生の攻撃。試合開始。

▲午後1時、試合開始。

▲試合前の清宮の素振り。

試合開始。先攻は東海大菅生。菅生、2番、ショートへの内野安打。3番ヘは初球デッドボール。早実、ピンチ! 4番センター前!タイムリー! 一点先取される!

▲試合前の整列。いよいよ甲子園行きの切符をかけた運命の決戦が始まる。

 5番ファーストフライ。二死。6番ショートゴロ、チェンジ!

▲菅生は先頭ライトフライ。

 一回裏、早実の攻撃。1番橘内。ショートゴロ。2番雪山、大飛球だったが、ライトのファインプレイでアウト。二死、清宮。ファーストゴロ。チェンジ。

▲打席の清宮。第1打席は残念。

 2回表、菅生の攻撃。先頭の8番打者の打球、ショートへ。打球は抑えたがファースト間に合わず。9番犠打で2塁へ。1番、粘る打者をサードゴロ、チェンジ!

 2回裏の攻防。先頭打者の野村。センター前へクリーンヒット! 西田、犠打成功。小西、三振。二死。打者は福本。ここまで不振の続いていた福本だが、右中間に三塁打! 一点返す!生沼、3塁へゴロ、菅生ファインプレーでアウト! チェンジ。1ー1。

 3回表。菅生2番がセカンドゴロ。3番、センター前。4番を迎える。センターへ大飛球、フライアウト。二死。二盗。後続もセンターフライ。チェンジ。

 3回裏。先頭打者の9番野田、センターフライ。先頭へ戻り橘内。見逃し三振。2番雪山。三振。チェンジ。

▲曇ったり、日が差したりだが、日がさした時の差した時の暑さはすごい。凍らせたペットボトルを首に挟む。

 4回表。菅生の6番打者がセンターフライ。一死。7番打者ショートゴロ。二死。8番、セカンドゴロ、チェンジ!

 4回裏、清宮には敬遠気味のフォボール。野村! 三遊間を抜いてレフト前へクリーンヒット! 1、2塁。西田、粘ったが三振。小西セカンドフライ。二死、福本、サードゴロ、二者残塁、チェンジ。

 5回表、ピンチをしのいだ菅生の攻撃。先頭は9番打者、ショートゴロ。トップバッター、ライトへのファウルフライ。2番打者、セカンド深いところ、ジャンピングスローも外れ、内野安打。次打者の3塁ゴロを生沼がファーストへ悪送球! その間に一点!バッター3塁へ。

 菅生の攻撃続く。内野守備の差が出た。動揺する早実ナインに、菅生の4番が左中間にクリーヒット! 追加点、その次の5番にもセンター前。4ー1とリードされる。バッテリーエラー。二盗。セカンドゴロで、長いイニングが終了! 三点とられた! どう取り返すか!?

 5回裏、先頭は8番サードの一年生生沼。先ほどの悪送球エラーを帳消しにする打撃が望まれたが、ライトフライに終わる。次は野田。ショートゴロ、しかしショートが悪送球エラーで出塁。先ほどは早実にエラーが続いたが、今度は菅生。バッターボックスには橘内。ライトフライ。これが進塁打となってランナー3塁。雪山。しかし雪山セカンドゴロに終わり、ランナーを返せず。チェンジ。

 6回の表。菅生の攻撃。7番から。初球をセカンドゴロ! 8番ショートフライ。投手松本に代打出さず。三振!流れは切った!

 早実は円陣、先頭は清宮。たかーいキャッチャーフライに終わる。野村、ライト線痛打! 三塁打! 清宮と野村で打撃が続いていれば、と思わず前打席の清宮の凡退が惜しまれる。この後バッテリエラーが出て野村が生還! 4ー2。その後凡退。流れにどうしても乗れない早実。

▲試合は終盤へ。

 7回表、菅生の攻撃。センター前。次打者レフトフライ。3番はファーストゴロ。ランナーは2塁。三盗! フォアボール、キャッチャーそらし、ランナー2、3塁。試合が決まるピンチに、ライナーでライトへ。頭上を抜けたか! というあたりを小西が背走してキャッチ!

 試合の流れを変えるビッグプレーのあと、チェンジした7回裏。先頭福本、センター返し! 生沼、犠打成功。しかし野田、センターフライ。橘内、ライトフライ。残念、ここでもともと勝負強いのだ、橘内に連打が出ていたら…。チェンジ。

 8回裏。雪山ファーストゴロ、清宮登場。ライト前ヒット。絶好のチャンスに野村がまさかのショートゴロ、ゲッツー。最高のチャンスを逃す。

 9回表。零封して、最後の裏の攻撃につなげたい。が、ファーストゴロに、ピッチャーのカバーが間に合わず、エラー、ファーストランナー、一挙に生還。菅生に追加点。二死ながら、走者二盗。ライト線へクリーヒット! 一点追加。6ー2。ピッチャーライナー。

 9回裏、西田ライトフライ、代打福嶋三振。福本センターフライ。ゲームセット! 早実、甲子園出場ならず。清宮も新記録108号ならず。早実と清宮の夏
終わる。

▲試合終了。

 試合後、応援席の前に整列した両校。すでに涙が止まらない選手もいる。本当に悔しい敗戦。この夏の悔しさをプレーした者も、応援した者も、きっと長く長く忘れることなく、胸に刻むことだろう。

 早実は、本当に残念だった。が、東海大菅生はやはり強かった。投手力の厚み、守備の堅さ、打線のつながり。ほんのわずかずつ、東海大菅生が早実を上回った。その差が出た試合だったと思う。

 東海大菅生は、西東京の隠れた実力校。この夏の甲子園行きを賭けた西東京大会で、今年を含め4年連続決勝に進出し、昨年まで3年連続、準優勝に終わって甲子園行きを逃し続けてきた。スポットライトは早実に、そのライバルの日大三高に当たるが、菅生には当たらない。そうした悔しさを晴らし、4度目の正直で、西東京の勝者となって、甲子園の土を踏む、というリベンジのテーマを抱えていた。その意志は貫かれ、見事に日大三高と早実を自らの手で下して、栄冠に輝いた。菅生の、甲子園での活躍を祈りたい。

 またここまでの早実の試合についても別途ツイ録記事化した。ぜひ、こちらもお読みいただきたい。

※2017年7月30日のツイートを並べて加筆しました。

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