2017年7月27日、民進党の蓮舫代表は国会内で記者会見を開き、「民進党の代表を引く決断をしました」と代表を辞任する意向を明らかにした。
昨日、一日熟考した結果として「どうすれば遠心力を求心力に変えることができるのか。人事ではなく私自身をもう一度見つめ直さなくていけないと思いました」と辞任を決断した理由を説明した。
(取材・文:谷口直哉)
2017年7月27日、民進党の蓮舫代表は国会内で記者会見を開き、「民進党の代表を引く決断をしました」と代表を辞任する意向を明らかにした。
昨日、一日熟考した結果として「どうすれば遠心力を求心力に変えることができるのか。人事ではなく私自身をもう一度見つめ直さなくていけないと思いました」と辞任を決断した理由を説明した。
■ハイライト
自身の二重国籍問題に関しては「今回の判断に入っていません。全く別次元の問題です」と辞任との関係を否定した。また、自身の戸籍を公表したことが「マイノリティーへの差別を助長する結果になったのではないか」とのIWJの質問には「(戸籍の公表は)私で最後にしてもらいたい。誰かに強要されて戸籍を見せる環境を絶対作ってはいけない」と答え、出自による偏見や差別への対応として「戸籍法の改正が必要と判断すれば党の中で議論していきたい」との考えを示した。
安倍政権への国民の不満の受け皿となれなかったことに対しては「一旦引いて、より強い受け皿になる民進党を新たな執行部に率いてもらう、これが最善の策だ」「民進党の為でもない、私の為でもない、国家の民主主義のため、二大政党制の民進党を作り直すことが国民の為になるという判断だ」と民進党の再起を誓った。
今後の政治活動に関しては「一議員に戻ります。もう一回ゼロに戻って、私自身も再スタートをする」と表情を引き締めた。