2017年1月12日、東京の参議院議員会館にて「山城博治さんらを救え!」記者会見と集会が開催された。鎌田慧氏(ルポライター)や落合恵子氏(作家)、福島みずほ議員(社民党)らが登壇し、沖縄で基地に反対する市民らの長期勾留の不当性を訴えた。
(取材・文:阿部洋地)
特集 高江ヘリパッド
※1月14日テキストを追加しました!
2017年1月12日、東京の参議院議員会館にて「山城博治さんらを救え!」記者会見と集会が開催された。鎌田慧氏(ルポライター)や落合恵子氏(作家)、福島みずほ議員(社民党)らが登壇し、沖縄で基地に反対する市民らの長期勾留の不当性を訴えた。
■ハイライト
沖縄・高江の米軍新規ヘリパッド建設の反対し、抗議を続けていた沖縄平和運動センター議長・山城博治氏らが逮捕・起訴され、不当に長期勾留されている。山城氏は弁護士以外との接見さえ許可されておらず、弁護士として山城氏に接見した福島議員は山城氏の体調について、「白血球の数がどんどん下がってカミソリでヒゲも剃れない」状態であると報告した。
IWJは米軍ヘリパッド建設に対する抗議行動の模様を現地から発信し続けている。以下の記事から抗議の様子をあわせてご覧いただきたい。
この日の記者会見では鎌田氏が「山城博治さんらを救え!」キャンペーンで集まった署名数を報告した。2016年12月25日から開始された署名キャンペーンは、2017年1月12日現在で1万6528筆(そのうちインターネット以外が2987筆)の署名が集まったという。署名は今もインターネットで受け付けている。
日本以外からの署名は66カ国、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、イギリス、フランスなどから集まっており、鎌田氏は「世界的に反響を呼んだ政治弾圧になっている」と報告。現在も署名は集まり続けており、那覇地方裁判所にこの署名を提出するとともに接見の解禁、釈放を要請に行くという。
署名の束を提示しながら、落合氏は、「日々署名は増えています。それは山城さんたちの苦しみや、山城さんたちがおかれている立場は明日の私たちだという危険性、不安やストレスがそこにあるからだと思っています」と署名が増えている理由を語った。
記者会見後すぐに、参議院議員会館の講堂で集会が開かれた。集会では記者会見から引き続き、鎌田氏、佐高氏、落合氏が出席し、日本共産党の仁比聡平参議院議員、民進党の近藤昭一衆議院議員、社会民主党の福島みずほ参議院議員らが登壇し講演した。
集会では弁護士でもある福島みずほ参議院議員が、2016年12月20日に山城博治氏に接見した時の様子を報告した。
「(山城氏は持病で)白血球の数がどんどん下がっている。(医者から)血が止まらなくなると大変だからカミソリでヒゲを剃らないように言われていて、ヒゲを剃れないんだと、こんな格好でごめんなさいと(山城氏から)言われた」と語り、「どうゆうことなんだ」と語気を強めた。
「(山城氏は)非常に重い病気を克服して辺野古、高江に戻りました。病気が再燃するんじゃないか、本当に健康を害するんじゃないか、致命的なことになるんじゃないか、と心配しています」と生命の危険すらもたらしかねない不当な長期勾留を糾弾した。
今回の山城氏らの不当逮捕、長期勾留、及び沖縄の平和運動の弾圧に対し76カ国の環境NGOのネットワークである「FoEインターナショナル」が声明を発表した。以下の記事もご覧いただきたい。
10年以上前に裁判を傍聴していた当局がでっち上げで逮捕した事件を思い出した。その事件は裁判は東京地裁だったが、ある有名な事件を冤罪だと主張する人をでっち上げで逮捕したイカレた事件です。今でも刑期を終えた冤罪被害者は、為政者と近い記事を創作する週刊誌が執拗に記事にしている。
でっち上げで逮捕された人は執行猶予付きの判決になり、週刊SPA!なんかも記事にはした。でっち上げなので執行猶予付きにするしかないんだが、裁判官は出世がかかっているので無罪には出来ないんです。
でっち上げ逮捕された人は拘置所ではクスリの過剰投与で命の危険に晒された。つまりは当局による殺人未遂事件でも有る。そこまでやったのは当局にやましいことがあるからで、冤罪事件もそもそも当局が起こして冤罪被害者をはめたのではないのか。冤罪被害者が少年だけに、その疑いを拭えない。