岩上安身による森ゆうこ参議院議員 ぶら下がりインタビュー 2010.9.14

記事公開日:2010.9.14取材地: テキスト動画独自
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(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)

 2010年9月14日(火)、東京都千代田区にある参議院会館森ゆう子事務所にて、岩上が、民主党代表選のあと、森ゆうこ参議院議員ぶら下がり取材を行った。森議員は、小沢一郎の選対メディア担当として、マスコミとの折衝で数々の問題に直面したこと、今回の代表選の実体、ネットメディアの印象と将来性などを語った。

■ハイライト

 冒頭、岩上が、選対メディア担当だった森ゆう子議員に、今回の代表選について、仕組みや、経過について訊いた。森議員は、「既存のマスメディア以外から、ずいぶん支援をもらった。言い訳はしない、約束を守る、ぶれない、小沢議員や輿石議員も、そういった性格だ。ただ、最近の現状を見ると、もう少し反論があってもいいとは思う」と答えた。

 岩上が「民主党代表選挙のシステムは、国会議員、党員、サポーター票で選挙される。この仕組みについて詳しく聞きたい」。森議員が「5月末までに党本部に登録された34万2493人が党員・サポーター票があり、今回、22万9030票の投票数があった。NHKは、菅首相が党員・サポーター票では有利だ、などと事前に報道した。しかし、この情報は事前に、知り得ることはできない。そして、党員・サポーター票には、実質には3つに分けられ、県内在住者有権者総数、新潟県連有権者数、県外都道府県連有権者数だが、すべての名簿は開示されていない。自分の党員サポーターしかわからない。県連事務局、党本部くらいしか把握できない。それで、NHKにどうやって党員・サポーター数を調べたのか、と質問したら、『根拠はない。各支局で聞き取り調査をした』との返答だった」などと語った。

 岩上は「マスコミの事前アナウンスされた情報は、投票コードに影響を与えたのではないか。最後の最後まで結果はわからなかったと思う」また、「民主党の投票制度は管理が甘すぎるという批判もある。ハガキや投票名などの機密漏洩、管理のずさんさが指摘されているが」と言うと、森議員は「党員・サポーターがとても力があるので、たしかに改良すべきだと反省している。自分の党員サポーターからもとても心配されていた」などと釈明した。

 岩上は「代表選まで、マスコミ内に誘導尋問的な取材記者がずいぶんいたと、聞いている」、すると森議員が「たしかにそういった誘導質問があった。しかし、そのときは、どういった根拠でその数字を言っているのか、逆に質問し、それは恣意的な世論操作ではないか、と指摘した」と笑った。

 次に、岩上はマスメディアについて質問した。「今回、メディアはまるで横並びは想定内だが、既存メディアとネットメディアのギャップについてはどう思うか」、森議員は「中立公正で、無色透明な報道は存在しない。しかし、事実無根なことを流されることは許されない。検察審査会不要論と小沢議員は言った、というので、その事実を証明しろ、とその放送局を追い返した。事実誤認や、認識不足、嫌がらせ質問などは多かった」と話した。森議員は「最初は、恣意的だと思っていたが、時間が経つにつれて、マスメディアの彼らは何も知らないということが、わかってきた。小沢陸山会事件でも、政治と金というキャッチコピーしか知らない、説明できない」。

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