【IWJ検証レポート】多国籍企業が世界中で免れた課税額は1年で最大25兆円!? ~課税逃れを取り締まる新たな条約の発効見通しも、国内の実態は一向に明らかにならない安倍政権下の日本の惨状 2018.4.2

記事公開日:2018.4.2 テキスト

 度重なる消費税増税にも関わらず、一向に財政難が解消しないのはなぜだろうか?

 忘れてはならないポイントであるにもかかわらず、なぜか論じられることが少ない問題点である。

 大きな要因の一つとして、多国籍企業による課税逃れがあげられる。国境を越えて事業展開する多国籍企業は、本来なら各国ごとに収益に見合った税を納めるべきであるが、現実には、タックスヘイブン(租税回避地)と呼ばれる、税額を最低限に抑えた地域にペーパーカンパニーや銀行口座を持つことで、税負担をまぬがれるやり方が横行している。


パラダイス文書が暴く富裕層・多国籍企業の露骨な租税回避!航空券税によるグローバル経済の制御に一定の成果も~場当たり的で不公正な税制改正に対抗する視点――青山学院大学で「税と正義」を考えるシンポジウム 2017.12.3

記事公開日:2017.12.9取材地: 動画

 2017年12月3日(日)13時より、東京都渋谷区の青山学院大学にて、シンポジウム「税と正義/パラダイス文書、グローバル・タックス、税制改正」が行われた。