【特別寄稿】オリンピックという祭のあとに残るもの ~巨額の負債、廃墟化、「五輪は儲かる」の嘘(森 桜 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会・共同代表) 2014.3.27

記事公開日:2014.3.27取材地: テキスト動画

特集 新国立競技場問題

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 「オリンピックはもうかる」という通説があるが、ほんとうにそうなのか。

 五輪が終わった後、開催地や競技場はどうなっているのか。5つの例を見てみよう。


【特別寄稿】新国立競技場、いったい何が問題なのか?(森 桜 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会・共同代表) 2014.3.19

記事公開日:2014.3.19 テキスト

 2020年の東京五輪のメイン会場となる新国立競技場が今、大問題になっている。神宮外苑の国立競技場を建て替える計画で、8万人の観客席に開閉式屋根をかけ、スポーツだけでなくコンサートにも使える多目的施設にするという。この案は2012年の国際デザイン・コンクールで決まった。審査員は建築家の安藤忠雄さんら10人。世界各国から46点の応募があり、イギリスの建築家、ザハ・ハディドさんの案が選ばれた(図1-2)。現在はザハ案を25%縮小し、日建設計などの4社JVにより設計作業が進められている(図1-4/図2)。