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【スピーチ全文掲載】「何百万という借金をしながら何を学んでいるのか、安倍さんに教えてやります。それは抑圧者の権力に抗い、それと戦う知性です」ーー新宿・歩行者天国で大学4年の栗栖由喜さんがスピーチ 2015.9.7
特集 安保法制
12万人以上の市民が国会周辺を埋め尽くした翌週の2015年9月6日、今度は東京・新宿のショッピングエリアが安保法案に反対する1万2000人の人々でジャックされた。
歩行者天国を利用したこの街宣行動は、学生からなる「SEALDs」と「安全保障関連法案に反対する学者の会」の共催。人々が差す色とりどりの傘と、「戦争反対」「9条こわすな」「WAR
IS OVER」などと書かれたプラカードの山で、雨の歩行者天国は華やかに彩られた。
「貸与の奨学金を受けながら大学へ通っています。私は高校の時から奨学金を貸与しながら学校へ通っているのですが、何百万という借金をしながら何を学んでいるのか、安倍さんに教えてやります。それは抑圧者の権力に抗い、それと戦う知性です」
1万2千人が新宿歩行者天国に集結、伊勢丹から紀伊国屋まで抗議のプラカード――学生と学者が「安保法案」に反対の声 2015.9.6
特集 安保法制
特集 安保法制反対メッセージ
「新宿のホコ天にこんなに人が集まっているのを見たことありますか?」
学生からなる団体「SEALDs」の中心メンバー奥田愛基さんは、伊勢丹新宿店前の歩行者天国を埋め尽くした人々に向かって、こう問いかけた。
「8月30日の島根の(安保法案に反対する)デモの数、750人。超ヤバイっすよ。俺、島根の高校に行っていたけど、750人いっぺんに見たことない。そういうことが全国で起こっている」と語り、安保法案に反対する国民の声が、着実に日本各地に広がっていることを訴えた。