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【IWJブログ・特別寄稿】日本軍「慰安所」制度と朝日の「慰安婦」報道検証について(能川元一 大学非常勤講師) 2014.11.18
特集 戦争の代償と歴史認識
◆ はじめに ◆
みなさんご承知のように、8月5日と6日の両日にわたって『朝日新聞』が自社の「慰安婦」問題報道を検証する特集を掲載したことをきっかけに、政界とマスメディアでは「朝日バッシング」の嵐が吹き荒れました。
問題なのは、このバッシングの過程で、「慰安婦」問題に関する内外の認識ギャップが一層深刻になったことです。
日本軍「慰安所」における性行為の強制そのものを否認する、あるいは女性たちへの人権侵害が起きたことは認めても日本軍、日本政府の責任は否定する政治家やメディア(以下、こうした主張をする人々を「慰安婦」問題否認派と呼びます)は、『朝日』の誤報が国際社会に「誤解」を与えた結果として日本の国際的な評判を傷つけたと考え、『朝日』が過去の報道の一部を撤回したことにより「誤解」を解くチャンスがやってきたと考えています。
慰安婦問題、朝日「誤報」で高揚する「右派メディア」の主張を徹底論破~岩上安身によるインタビュー 第452回 ゲスト 哲学者・能川元一氏 2014.8.15
特集 戦争の代償と歴史認識
※サマリー記事を追加しました(8月29日)。
旧日本軍による従軍慰安婦の「強制連行」を巡り、朝日新聞は8月5日付けの記事で、「済州島で慰安婦狩りをした」と証言した故・吉田清治氏を取り上げた記事について、「一部に事実関係の誤りがあった」と認める報道を行った。吉田氏の証言については、従来から「証拠がない」として疑問視する声があがっていた。
【IWJブログ】慰安婦問題・朝日の吉田証言訂正への反応を概観する 〜女性の意思に反して、性行為を強要した「広義の強制性」は消えない 2014.8.15
特集 戦争の代償と歴史認識
歴史修正主義がはびこっている。この傾向は1990年代から目立ち始め、今日、公人の口からも堂々と語られるようになった。
NHK会長の籾井勝人氏が、2014年1月25日のNHK会長就任記者会見において、従軍慰安婦は「どこの国にもあった」と発言した。それに続くかのように、NHK経営委員の百田尚樹氏が2014年2月の東京都知事選の応援演説で「南京大虐殺はなかった」などと公然と断言した。
【岩上安身のニュースのトリセツ】「慰安婦は合法」の詭弁!安倍内閣閣僚の歴史認識を問う 2014.8.14
特集 戦争の代償と歴史認識
※本稿は、6月6日発行のメルマガ「IWJウィークリー第5号」の「ニュースのトリセツ」の一部に加筆したものです。
橋下発言以降一変した、安倍内閣閣僚の歴史認識
橋下市長の慰安婦をめぐる発言に対し、大阪を中心に、各地で市民団体による抗議行動が行われています。5月27日に行われた外国人特派員協会での会見をもって幕引きをはかろうとした橋下氏ですが、同氏への批判は下火になる気配がありません。IWJはその模様を報じ続けてきました。
「取り消せ!」「謝れ!」「辞めろ!」澤藤弁護士、橋下市長を批判 ~自民党の憲法改正案についての鼎談 第9弾 2013.5.20
2013年5月20日(月)16時より、岩上安身、澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士による「自民党の憲法改正案についての鼎談 第9弾」が行われた。今回は、まず、橋下徹大阪市長(日本維新の会・共同代表)の、慰安婦に対する発言が取り上げられた。