「村木事件」や「石川事件」などで検察による自白調書の信憑性が疑われ、取り調べの可視化を求める声が強まっている。
こうしたなか、「取調べの全面可視化を実現する議員連盟」=「可視化議連」の会合が、2011年1月20日、衆議院議員会館で開かれた。
「可視化議連」は2011年1月、小沢一郎氏の資金団体「陸山会」の土地取引をめぐり、当時秘書だった石川知裕議員が政治資金規正法違反で逮捕されたことをきっかけに発足。石川議員は「検事に脅迫・誘導された」として、罪状を否認する方針を固めている。
可視化議連の会長を務める川内博史衆議院議員らは、緊急可視化法案の成立を目指し、取り調べの可視化による弊害について、喧々諤々の議論を行った。