参院選公示日の2013年7月4日(木)8時半過ぎより、沖縄県那覇市の沖縄県庁前で、沖縄選挙区から立候補した沖縄社会大衆党の糸数けいこ委員長が街頭演説を行なった。糸数氏は、TPPや基地問題での安倍政権の政策を批判し、平和憲法の堅持を訴えた。
(IWJテキストスタッフ・松田/奥松)
参院選公示日の2013年7月4日(木)8時半過ぎより、沖縄県那覇市の沖縄県庁前で、沖縄選挙区から立候補した沖縄社会大衆党の糸数けいこ委員長が街頭演説を行なった。糸数氏は、TPPや基地問題での安倍政権の政策を批判し、平和憲法の堅持を訴えた。
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糸数氏は「公約は政治家の命」と強調しつつ、「米軍普天間基地の県外移転を願った1票は、先の衆院選で裏切られた。私は、しっかりと県民の声を国政に届けていく」とアピールした。また、「軍隊は国民を守らないということを、沖縄は、先の戦争の経験で知っている」と述べて、国防軍創設などを謳う自民党の改憲案を批判した。
子育て世代に対しては、「低賃金などの理由もあり、子育てがしづらい状況だ。出生率全国一の沖縄で、認可外の保育園を増やすなどしていく」とした。また、「アベノミクスは、外国投資家や大企業に利益が向くだけ。物価上昇で、庶民は暮らしが圧迫されていく」と語り、消費増税反対を明確に打ち出した。
TPPについては、「沖縄のサトウキビなどの農業が多大な損失を被り、離島は無人化してしまう」と危機感を訴えた。基地問題についても、普天間基地の即時閉鎖を打ち出し、「安倍政権は、沖縄県民や離島の切り捨て政策を進めている。沖縄から、はっきりとノーを突きつけたい」と支持を呼びかけた。