総字数6万字におよぶボリューム満点の第2号、その冒頭を少しだけ公開します！

　他にはない情報を追いかけて、他にもある情報はより深く掘り下げて。岩上安身とIWJ記者が１週間走り回ってまとめた渾身レポートをお届けします！

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┠■【岩上安身のニュースのトリセツ】
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┠■【ニュース STF 〜Saturday to Friday～ 5月4（土）～5月10日（金）】
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＜4日　土曜日＞
｜　・小沢一郎氏✕堀江貴文氏緊急対談
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＜5日　日曜日＞
｜　・「言論しばき VOL.1 『21世紀の都市伝説「在日特権」のウソをすべて暴く』」
｜　・ヒロシマロック世界会議 ～5.5こどものいのち～
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＜6日　月曜日＞
｜　・【再配信】希望の牧場 吉澤正巳 代表 インタビュー
｜　・【再配信】緊急クロストーク 新規制基準「5年猶予問題」とは？
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＜7日　火曜日＞
｜　・甘利明経済再生担当兼TPP担当大臣 記者会見
｜　・差別主義者・排外主義者によるデモに抗議する 第2回国会集会
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＜8日　水曜日＞
｜　・「憲法96条改正」の是非を論じる公開討論会
｜　・5.8男女平等を進める院内集会「均等法を男女雇用平等法に！」
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＜9日　木曜日＞
｜　・自民党の憲法改正案についての鼎談 第8弾
｜　・TPPを考える訪米団報告会見
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＜10日　金曜日＞
｜　・山本一太 海洋政策・領土問題担当大臣 定例会見
｜　・子宮頚癌ワクチン接種について文部科学大臣との面談後の記者会見
｜　・明渡請求訴訟に抗議する大集会
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┠■【大型連載第１弾】
｜　・独立メディア探訪
～「picnic」田原夫妻にインタビュー
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┠■【IWJスタッフの視点から】
│　・「Don’t think. FEEL!!. 要するに『あまり期待するな』」第二弾（古田晃司）
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┠■【緊急特別企画】
｜　・岩上安身の「健康への再挑戦！」
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┠■【読者からの声】
｜　・創刊特大号発行に寄せて
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┠■【編集長編集後記】
｜　（編集長：岩上安身・今週のデスク：佐々木隼也）
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岩上安身のニュースのトリセツ

アベノミクスに陰りが見え始めている？

　ゴールデンウィーク明けの5月7日、日経平均株価が急騰し、4年11ヶ月ぶりの1万4千円台を回復。甘利明経済再生・TPP担当相は、この日午前の記者会見で、「日本のアベノミクス効果が、次第に実体経済に反映しつつある点が評価されているんだと思う」と、手放しで安倍政権の経済政策を自画自賛しました。そして、5月30日・31日には、アベノミクスが日本経済再生、世界経済発展に果たす役割を論じるために、国内外の著名な有識者を招聘した国際会議を開催することを、大々的に発表しました。

• 株価1万4000円台回復 甘利大臣「アベノミクス効果が実体経済に反映」 ～甘利明経済再生担当兼TPP担当大臣 記者会見 2013.5.7

　株式市場が活気を見せているのは確かです。しかし、問題はそのにぎわいの主役は誰なのか。そしてそのにぎわいがいつまで続き、国民に何をもたらすのか、という点です。

　甘利大臣は会見で、「株価は日本経済の象徴」であると述べました。しかし、現在の日本企業の株主構成を見ると、必ずしもそうとは言い切れないことがわかります。2000年以降、上場会社の保有比率は、企業と取引関係のある日本の金融機関や事業法人など、いわゆる「インサイダー」と、個人や外国人など企業と取引関係を持たない「アウトサイダー」の間で、完全に逆転しています。

出典：金融庁金融研究センター「変貌する日本企業の所有構造をいかに理解するか」　2012年3月　p44 「図2　インサイダーとアウトサイダー保有の推移」

　こうしてインサイダーの株式保有比率の変化を見ると、日本経済の復興～高度成長～バブル～その崩壊と長期デフレ不況という日本経済の歴史と足並みをそろえていることがよくわかります。

　以前であれば、企業の株価上昇は、その企業と取引関係のある金融機関や事業法人への恩恵を通じて、経営者や従業員にも、広く利益が還元されたでしょう。しかし、現在の株主構成では、株高の恩恵は、一部の個人投資家や年金受給者にしか波及しないのです。

　さらに注目すべきは…